Bluebird is DeadMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 百々和宏 | | この街はひどく寒いぜ びゅーびゅー風が吹き付け 金属を擦り減らすノイズ不協和音オーケストラ ギザギザを指でなぞって その痛みを確かめたい みずぼらしい小屋の中 ブルーが胸に迫るんだ 今スグ荷物をまとめて 逃避行に出かけようぜ カゴの中の青い鳥は 幸せを運べないんだ 何がしたい訳でも無いし 何が欲しい訳でも無い 行きたい場所なんて無いけど ここにいたく無いだけさ Bluebird is dead in the cage |
平民貧民大貧民MO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 藤田勇 | | 1か2がくりゃ大ラッキー 3ばっか寄越すなバカ キングとクイーン募集中 でもやっぱジョーカーアイウォンチュー ヤニ臭い部屋に集って 丸くなってカード配って 平民貧民大貧民 平民貧民大貧民 キミは平民 アナタ大貧民 いいヤツこっちに寄越し名 あたしゃ大富豪 左うちわのオレ様を チラ見して貧民ニヤリ まさか企んでんのか? まさか企んでんのか? なぁ オレは大富豪になって プール付きの豪邸に住んで ジャグジーに浸かりながらカクテル飲んで ランボルギーニをぶっ飛ばして 非の打ち所が見つからないくらい マネーメイクスミークレイジーしたいんだ なぁ だから悪いことは言わない どうか考え直して欲しい 革命はごめんだ 革命はごめんだ たかがゲームとあなどるなかれ 気がつきゃアンタもすぐ 平民貧民大貧民 平民貧民大貧民 |
ペチカMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 百々和宏 | MO'SOME TONEBENDER | 少しずつ空が光を取り戻し始める頃 たった今届いたばかりの新聞を広げたんだ このところの景気は緩い坂道を上がっていて テレビでも騒がれてた事件はやっと解決して クリスマスのプレゼントを求める人たちで 街は色づいているんだってさ 今年の夏の暑い日に人力飛行機が 1時間50分かけて50キロ飛んだよ パイロットは脱水症状のままペダルを漕ぎ続けて それまでの最高記録を38キロも更新したんだってさ 街角には恒例の光のオブジェがお目見えして 人気の動物園には冬休みの子供たちが押し寄せて 首都高速の渋滞で足止めを喰らってる 車がヘッドライトの河を作ってるよ そろそろ今日あたり 本格的な寒波に襲われて雪になるらしいよ ストーブを消してコーヒーを入れよう 最後の一杯を眠りにつく前に 笛の鳴るやかんの注ぎ口のフタを開けて まだ夢の中にいるキミを起こさないように 静かな朝のままでいられるように 8月生まれのキミにとてもいい知らせがある 今日は特別な一日になるってさ |
ポップコーンダンスMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 百々和宏 | | ボクはアイスクリーム あの子ユースクリーム 2人ノータラリン すぐにとけちゃう 口にチューインガム 歌うバブルガム ふくらましたら いつか割れちゃう トランポリンで弾けて踊ろう ポップコーンダンス 朝はコーヒーブレイク 昼はヘビースモーク 夜はアルコホリック アンバランスで ボクはミステリック あの子ヒステリック 2人ノータラリン すぐにとけちゃう お花畑で弾けて踊ろう ポップコーンダンス 春はグローイングアップ 夏はブレイクスルー ボクはソーダ水 気が抜けちゃうよ 秋はノスタルジック 冬はメランコリック あの子エキセントリック ボク待ちぼうけ 春夏秋冬弾けて踊ろう ポップコーンダンス 都市伝説の真相究明 ポップコーンダンス 24時間365日さ ポップコーンダンス |
マッドネスMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 藤田勇 | | ベッドの中 悪夢でうなされる 大概デジャブ 予感は現実となる 十中八九霧の中 正体は現さない そいつがいつも オレを苦しめる 思い切り振りかぶって 粉々にしたい 見えるモノ全部 スクラップにしてやりたい ベースボールバットテンダネス 二枚舌 コラージュで目くらまし 愛と正義は 食い合わせが悪いぜ 思い切り振りかぶって 粉々にしたい 見えるモノ全部 スクラップにしてやりたい 反吐が出るほど 最悪な気分だ 針のムシロで 最悪な気分だ ベースボールバットテンダネス |
メタリックブルーMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 百々和宏 | | 荒唐無稽ヤングボーイ ジャンクフードを食う 誇大妄想ヤングガール フェイクまとったフェイス メタリックブルーな街に暮らす 虚弱体質ヤングボーイ しどろもどろなマウス 過剰包装ヤングガール オカルトじみたメイク メタリックブルーな街に暮らす パブロフたちはヨダレたらす 照りつけるサンシャイン 焼け付いたアウトサイド 朽ち果てるインサイド 思考停止で YEAH YEAH パブロフたちはヨダレたらす エサの前でおちゃらけだす メタリックブルーな街に暮らす |
メタルボーイMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 藤田勇 | | 右手はマシンガン 左手がバズーカ ボディは鋼鉄 人造人間メタルボーイ 右目はスコープ 左目からレイザービーム 悪者探して 24時間パトロール 大嫌い 大嫌い 社会のクズが大嫌い 見つけたら即ぶちのめす メタルボーイ アイアンソルジャー デストラクティブポリスメン 右足イナズマ 左足は日本刀 獲物は逃さない 地の果てまで追ったくる 大嫌い 大嫌い 社会のクズが大嫌い 容赦無し 容赦無し 怒りの鉄拳振り下ろす 懺悔しな 懺悔しな あの世でたっぷり懺悔しな 徹頭徹尾ぶちのめす メタルボーイ アイアンソルジャー デストラクティブポリスメン |
You are Rock'n RollMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 百々和宏 | MO'SOME TONEBENDER | ヒトゴロシのキモチを 考えたことがあるんだ 気に食わないヤツも 憎たらしいヤツもいるにはいるし でもやっぱりそれで 人を殺したりはしないさ だってそれはイケナイことだから あたりまえよね あたりまえよね あたりまえよね あたりまえよね そんな時はエレキギター 肩からぶら下げて アンプのツマミは全部フルにして 指血だらけになるまで掻き鳴らして 洗いざらい吐き出してしまうんだ もうそれだけで気分は最高 たったそれだけでサイコー あたりまえよねあたりまえよね あたりまえよねあたりまえよね キミも似たようなこと考えたんなら 一度やってみたらいいさ ノイズにまみれてのたうち回りながら 絶叫して ヒトデナシの唄を歌ってみたらいいさ たぶんそれだけで気分は最高 たったそれだけでサイコー あたりまえよね あたりまえよね あたりまえよね あたりまえよね ロックンロールすりゃいいんだよ ロックンロールすりゃいいんだよ ロックンロールすりゃいいんだよ ロックンロールすりゃいいんだよ |
夜を放つMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 藤田勇 | MO'SOME TONEBENDER | 今夜 僕らを乗せて 夜汽車は走り出した 両肩の重い荷物をシートに降ろして トンネルを抜けて白銀の世界へ 街を背に走る 並んで揺れる吊り革 窓には僕の姿が 頬濡らす雪の雫が風に飛ばされる その奥に見えた遠い街の灯が ガラスに滲んで この冬の日暮れは早い だけど恐れるな 涙溢れてもそれを拭うなよ 真昼の光に夜は照らせない だから旅人よ その闇の中で隠れて ―人眠れ |
ラジカル・ポエジストMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 藤田勇 | MO'SOME TONEBENDER | アーシーを引きずるホームレスの袖から蛾が飛び出してった 目隠しジュークボックスに群がる人 ピーポー 大衆は偉大だ 大衆こそが全てだ オレは針の穴を通って天国行きを待った しかしこのゲームはまだ始まったばかりだというのに もうすでにフユカイきわまりないおふざけに付き合わされている こんなミルキーが続くのならスバイナルタップを観ていた方がまだましだ 最高純度のジャンクロックに身を任せて終点を突き抜けていくロレったポエジー 右なのか左なのか方角は定かではないが 吠えるなら今 ノンセクト ラジカルポエジスト センチメント メタリックK.0. スプラスティック プア アジテーション エコロジカル デイドリームビリーバー ノンカルト ノーエンタテインメント シュールレス ブラックコンバース クールネス クールネス クールネス ミーニング オブ グローリー アールーき方が問題だ お前のその歩き方が 目抜き通りで目玉くりぬかれたレフトハンドはそう言ってる 大衆は偉大だ 大衆こそが全てだ オレはちぎっては投げ掃いては捨て 世界のー部になる ラジカルポエジスト |
LOVE & PEACEMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 百々和宏 | | 123で飛び出せ オレたちシケたロケット花火 ハデに散れたらあの世で国民栄誉賞 4の5の言ってるヒマはない 俺たちの為なんかに明日はない 骨の髄までロックンロールに冒されて 4ビートでトンガって 一発で仕留める LOVE&PEACE 567でご苦労さん ある意味オマエはすでに死んでる 輪廻したならチンパンジーからやり直し 789で腐ってく オマエのまわりハエがたかってる 行儀の悪いB級ホラーのチョイ役 4ビートでトンガって オマエに突き刺す LOVE&PEACE 8910と苦渋の選択 神様に捧ぐハレルヤ 裏切り者とでも何とでも呼んでくれ 1112はチェリーボーイ あの頃の俺たちモラトリアム 願ってる未来はセラヴィかラヴィアンローズ 4ビートでトンガって オマエに突き刺す LOVE&PEACE |
RED HEADMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 藤田勇 | MO'SOME TONEBENDER | 石ころゴムで飛ばして あいつの頭狙って 本当に当たったらゴメン 頭上の僕に気づいておくれ とにかく今朝のニュースが気になるのさ 高いとこから失礼 呼ばせてもらうよマイフレンド 何をしてるのかって? そう聞かれても答えに困るが 東京タワーのてっべんに 吊り下げられたまま 夜通し叫んだ後の 真っ赤な空は 目に染みたぜ |
レノンレノンMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 藤田勇 | MO'SOME TONEBENDER | 乾いた歌声 レノンレノンレノンレノン 春は鉄の薫り 新聞紙の匂い トーストを焼いて ペーソスを塗ろう 他に何かしたい事あるかい? 便利屋も呼んで レノンレノンレノンレノン 月を買いに行こう コーヒーまだかな こんな陽気なら 犬だって吠えるさ 駆け出せば 無限がほらそこら中いっばい 舞ってるよ |
long long longMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 藤田勇 | | ずっと待っていた キミを待っていた ボクを上手に 騙してほしい これが最後でも いいと思うから ボクを上手に 騙してほしい 8月の影を 色濃く落として 容赦はしないで 夏の道連れさ 手がかりもなしに 追いかけ続けて 振り払うように ただ走り続けて ずっと待っていた キミを待っていた 知らない場所へ 連れて行きたいから |
wild fancy summerMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 百々和宏・藤田勇 | | イェー ギンギラ太陽 イエー サンサンなサマー ステッペンウルフ気分で アクセルブンブン吹かして タンデムシートにアロハガール パツキンロン毛なびかせて フォーミー フォーミー そんな妄想ソングを シングアソングフォーミー イエー シーサイドバンバン イエー 波乗り日和 小麦色したサーファーガール チューブの中から投げキッス 胸打ち抜かれてワイプアウト ビッグなウェンズデイやって来る フォーミー フォーミー そんな妄想ソングを シングアソングフォーミー フォーミー フォーミー ボクに妄想ソングを シングアソングフォーミー イエー 夏はセレブレーション イエー 夏はアバンチュール セレブリティのパーティ 目配せしてくる令嬢 チークタイム抜け出して ベッドルームでロックオン フォーミー フォーミー そんな妄想ソングを シングアソングフォーミー フォーミー フォーミー そんな妄想ソングを シングアソングフォーミー フォーミー フォーミー 引きこもりがちのボクに シングアソングフォーミー |
ONE STAR experience versionMO'SOME TONEBENDER | MO'SOME TONEBENDER | 百々和宏 | 百々和宏 | | 気まぐれな若草色が揺れる 風船は雲の白に溶けて 解けない魔法をかけるイメージ 玉乗りピエロ照れ笑い 物憂げに夜をやり過ごして 夢の中 働き者のゾウは大あくび 司会者のチンパンジー イビキかいて おしゃべりなインコも 火傷したライオンも 泣き虫の子グマも 乗り捨てた一輪車も 今夜はとても疲れた様子で 夢の中 スヤスヤと みんな寝静まってひっそりした宇宙 名前もまだ無いちっちゃな星一つ生まれた |
アドワナダイ百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 死にたくない 死にたくない 死にたくない 死んでも 死んでも 死んでも 死にきれない まだ死ねない まだ死ねない まだ死ねない 死にたくない 死にたくない 死にたくない 子供の頃 夢に見たんだ 空を飛んで 葬儀場の上へ 友達みんな 集まってる 遺影の写真 僕の顔だった 死にたくない 死にたくない 死にたくない 死んでも 死んでも 死んでも 死にきれない まだ死ねない まだ死ねない まだ死ねない 死にたくない 死にたくない 死にたくない アドワナダイ!! 黒い服着て みんな神妙として 泣いてるヤツ 我慢してるヤツ 「あ、なんだアイツは平気そうだなぁ」って冷静な僕 天上から確認して 可笑しくなって ツッコミ入れて 死にたくない 死にたくない 死にたくない 死んでも 死んでも 死んでも 死にきれない まだ死ねない まだ死ねない まだ死ねない 死にたくない 死にたくない 死にたくない アドワナダイ!! |
お酒にまつわるエトセトラ百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | なにか楽しいことや ひどく悲しいことが あるたび人は お酒を呑むんです すごくムカつく時も なんだか切ない夜も なだめたり なぐさめてくれるのがお酒です いつでも あなたの そばに居てくれるのがお酒です 桜が咲いたら 夏がやって来たら 娘が初潮を迎えたら とりあえず呑むんです 会社クビになったり 彼女にフラれたり 友達が死んだときにさえ 呑むんです お酒が 人生の ほろ苦さを 教えるのです お酒が 愛と誠を 叩き込んでくれるのです |
クラクラ with 原田郁子(クラムボン)百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 二人で手をつないで 気がふれるまで回りつづけましょ 重力に逆らって はじけとんでしまうくらいのスピードで 僕がクラクラしてるうちに この胸に狙い付けて ひと思いに打ち抜いて欲しいよ アタマにリンゴ乗せて おどけてるけど この胸に狙い付けて 遠慮なしで打ち抜いて欲しいよ 暗殺者みたいに さりげなく打ち抜いて欲しいよ クラクラするよ クラクラするよ クラクラするよ |
高架下の幽霊百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | ハイウェイを見上げる高架下の ブルーのテントが彼のお城 卵とパン焼いてブレックファスト 調子っぱずれな口笛付きで そうこの素晴らしい世界で 彼は毎日空き缶拾いに精を出す アルミニウムはキロ180円 ワンカップ一つの価値もナシ 黄色く濁った彼の目玉ん中 乱反射する都会の中 彼には人間がみんな 人参ぶら下げて走ってるよに見えるんだとよ 誰彼ともなくブツブツと しゃがれ声で話しかける 「なぁお嬢さんオイラをよーく見な コレがブルースさ」 「シスコにロンドン、ベルリンにも行った ミックやキースとは69年からダチコウさ オイラの価値はオマエらにゃ計れねぇ エサもらってもシッポはふらねぇ いきものの掟はやぶっちゃいけねぇ 人間そんなに偉かねぇ 正直者は馬鹿をみねぇ お天道様に顔向けできねぇ」 そんな事を彼は言ってた だけど最近みかけなくなった 駅にも公園にもいない だれか彼を知らないかい? |
SICK JITTA百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | ああやらかした ココはどこ? 君は誰? また永遠の真ん中あたりか 後悔と落胆で へのへのもへじだ うらめしいほど 忘却の彼方 最悪のタイミング また SICK JITTA ねぇ神父さん 今すぐに懺悔したい 性懲りのない 僕も悪いケド 神さまのお戯れ カマをかけられて ちょっと魔が差して 魂を売った 弁解を聞いとくれ また SICK JITTA いわば有名シェフの気まぐれランチさ たぶん超常現象 説明不能のミステリー 最悪のタイミング また SICK JITTA SICK JITTA SICK JITTA..... |
すきにして百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 今日はとてもいい一日だった 偶然と幸運と君が 一緒にいて でも明日になれば 忘れてしまうから だから だから だから 僕のことを すきにして 部屋の明かりを暗くして お酒を呑みながら 語り合う でも朝が来たら 忘れてしまうから だから だから だから 僕のことを すきにして きっと朝が来たら 忘れなきゃならないから 早く 早く 早く 僕のことを すきにして |
砂時計百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | セピア色 回転木馬 がたごとと回る その速さに 怖気づいた 僕を見て 笑う 今はただ おやすみ 砂時計 止めて 朽ち果てた 道しるべと おぼろげな面影 近づいては 遠ざかる めまいにも似た 記憶 今もまだ その胸が 高ぶっているのなら 走れ 走れ 息を切らして 走れ 走れ 光へ向って |
スーパッパ百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | アンタはとんだ欲しがり屋 しょんべんくせー野郎だな どうなってんだよ オツムは のんべんだらり うわの空 ほら どっかへ飛んでった アンタはとうにお終いだ 頭上にハエがたかってる 寄ってたかってエゴまみれ どうせこの世は鬼だらけ まぁ せいぜい頑張って 七転八倒 エブリディ 正気と狂気の フォークダンス どんでん返し ノンフィクション 威勢の良さが チャームポイント ほら どっかへ飛んでった まぁ せいぜい頑張って ほら 杓子定規に 他人行儀に 空は青かった 青かった |
中央沿線午前四時百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 終電乗り過ごして 酩酊激しい午前二時 中野?阿佐ヶ谷?高円寺?今のオレ 消息不明 iPhoneの電池エンプティ さしずめ ハンプティダンプティ 意気揚々で千鳥足 適当な店に フェード イン ドアの向こうは別世界 ここはスナック動物園 カウンターに並ぶ猛獣たち 今のオレ 迷える子羊 飛んで火に入る夏の虫 後悔しても 後の祭り しゃがれ声のママ そのフェイスは マントヒヒ ウチは明細会計セットで3千円 カラオケは別途 1曲2百円 オレはキレイな緑色した鏡月ボトルの中身が 大五郎で無い事だけを祈る 毛むくじゃらのゴリラ マイクを強く握りしめ 感情を込めて歌う その曲は吉幾三 過剰に掛かるエコー 絶妙にズレるメロ でも でも でも 琴線に触れて 涙ポロポロ 郷に入ればナンとやら マイクリレーがオレに届くと カラオケリモコン ピポパして 大五郎をグイと空け おもむろに立ち上がり そっと瞳を閉じて よみがえるあのメモリー 歌い出すあのメロディー 終電乗り過ごして 酩酊激しい午前四時 いつまで続く 宴はエンドレス ドアの向こうは楽天地 ここはスナック動物園 都会のオアシス 摩天楼の蜃気楼 |
天気雨百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 公園のベンチで 物思いにふけってる 風船ガムをかんで でっかくふくらまして 割れて鼻にひっついて ベトベトがとれないよ ラバーソールを かじったよな味がする 公園のベンチで さっきからずっと見てる 池の中の岩の上のカメが でっかくあくびして 首を長くのばして ヘンな顔してるよ キングクリムゾンの レコードジャケットみたいに ヘンな顔 こんな日は いい事が ありそうだって 思ったそばから 天気雨 |
唐変木ブギウギ百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 木偶の坊になって ブギウギ 糞して 小便して 唐変木になって ブ~ギ~ウ~ギ~ |
ともだちにもなれない百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | なまえもまだしらない きみはどこからきたの はやくうちへおかえり ゆうぐれがせまるよ ぼくはずっとひとりで いしころけってあそぶよ みちくさしてるだけだよ かえりたくないだけだよ ともだちにはなれないよ だからもうかえりなよ |
ともをまつ百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | ともだちをまっています かいだんにすわっています はるのかぜがふいています なんだかけはいがしています 夕暮れ時の商店街 この世とあの世がすれちがい うずまき模様のオートバイク 猫の目ん玉がヘッドライト がらがらの商店街 この世とあの世が混ざりあい ともだちをまっています (うどんげの花が咲いております) たよりはなんどもだしてます (猫のしっぽにからまっています) なしのつぶてでくさります いつかはくるとおもいます |
ながいおわかれ百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 最後にキスして さよならのかわりに もう二度と会えない ながいおわかれ 僕の夏はあっけなく終わって 時間まで僕を追い越してった 細く伸びた自分の影 今にも消えてしまいそうだ 幸せの色ってどんな色 その色で君を染めたかったよ あぁ もう行かなきゃ すてきな すてきな 今夜の君 きれいだ きれいだ 夜露に濡れて ずっと ずっと 忘れないでいて欲しい 朝が来れば 僕は きみをおいてとおい雲の上 最後にキスして さよならのかわりに もう二度と会えない ながいおわかれ |
なんだか愉快なぼくたちは百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | なんだか愉快なぼくたちは 夕日を背にして スキップで暖簾をくぐったのだ それはまるで誘蛾灯に 集まる蛾のように 何の迷いもなく ただ一直線に 大事な用事があったのだけれど 30分のつもりで 赤提灯へ なんだか愉快なぼくたちはビールを飲むと いつだって幸せな気分で 何回でも同じ話をくりかえして 前回と 同じ場所で 笑いころげるのさ でも前より 大げさなストーリーになっている なんだか愉快なぼくたちは となりのおじさんの 身の上話に 付き合ってるとき ハタと思い出したんだ 僕らしがないバンドマン お客さんはもう しびれを切らしてる しゃびしゃびのコーンフレークみたいなカラダ引きずって さあ早く ライブハウスへ戻らなきゃ 急げ 急げ バンドマン 走れ 走れ バンドマン 急げ 急げ バンドマン 走れ 走れ テープエコーズ |
ニューシネマ百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 映画を観に行かないかい 駅の外れの 寂れた名画座で リバイバルしてるよ 田舎者のカウボーイ 意気揚々と 都会へやって来た けど 上手く行かない事ばかり チンケな詐欺師と いつか楽園へ行こうぜって 虚勢を張りながら 二人で暮らすけど その目の奥はいつでも 悲しそうなんだ そんな物語だよ 僕は夜の街を歩くとき 真似するくらい 憧れたけど 今は 映画の主人公になんか なりたくないよ 最後には 楽園に着く手前で 死んじゃうから |
箱船百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | つぎはぎだらけ ぼくの船 今夜ひっそり 沖へ出るよ コンパスなしの航海は どこまでつづく 真夏の日差しに焼かれても 汗を拭って舵を切る 北風吹けば風まかせ 航海はつづく がらくたばかり積み込んで 重いいかりは胸に納め さよなら また会おうって 汽笛が むせび鳴く 静かな波間にただよえば 空と海とがあいまいで ぼくは歌うよ 宛名の無い手紙のような歌 もう二度と読み返さない 真夜中に書く手紙のように この空も あの星も この夜だけ ぼくのものって この夜だけ この夜だけ この夜だけ ぼくのものって この空も あの星も この夜だけ ぼくのもの さよなら また会おうねって 僕のギター むせび鳴く |
ハロージャック百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 階段を降りて ドアを開ける カウンターの隅に 滑り込む 寡黙な男に 目配せして 乳飲み子のように 喉を鳴らす 琥珀色した液体で 酩酊の向こう側へ グラスの雫 指で撫でる 気だるい仕草 タバコ燻らす 時計の秒針か ビート刻む 無限の感覚が 辺りをたゆたう 琥珀色した液体を 静脈に打ち込んで |
バターのようだね百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 人生はバターのよう テーブルに忘れ去られた 冷たくしたら固くなって 熱すぎればすぐに溶けてしまうよ 揺るぎないモノが欲しくて 何万キロも歩いてきた 靴を何足ダメにしても グラグラと大地は揺らいでいたよ 旅の途中で何か見つけたのか その答えはノー、そしてイエス でこぼこ道 くねくね道 アップしたりダウンしたりするよ 笑って泣いて 怒って愛して 人生って本当にバターのようだね |
ピンチヒッター百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | いつでもすぐ飛んでくから 声かけてね いつ呼ばれてもいいように ほら 準備万端さ 九回裏 二死 一二塁 ココが運命の分かれどころ 技術と経験がものをいう まさに僕の出番だよ ピンチヒッターとは失礼な チャンスメイクが僕の仕事さ 敵もさる者 ココで勝負に出るべきだ お立ち台に立ってフラッシュ浴びてる その様を 夢想するだけのベンチウォーマーは もう懲り懲り ピンチこそがチャンス チャンスは今 それをモノに出来るのが僕で 君の人生一発逆転 そう まだ僕が必要なのさ 胸のすくよな放物線を描く イメージを 夢想するだけのベンチウォーマーは もう懲り懲り 君がピンチになった時は 声かけてね 君の人生には まだ僕が そう必要なのさ |
ポテトフォーピープル百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 雨が降りそうだから嫌になっちゃうわ くしゃくしゃな髪が嫌になっちゃうわ 誰も知らない夜 逃げ込んだモーテル ここから一歩も動かないって いま 決めた シミだらけのカーテン はがれた壁紙と 机の引き出しに聖書一つ ずぶぬれのアタシに お似合いなシチュエーション できればもっと揺さぶって欲しいけど 新しい曲が出来たわ タイトルはポテトフォーピープル 世界を救うウタ この曲を聴いたら 金の匂い嗅ぎ付けた やつらがアタシを探しまわるでしょ オモチャにして捨てた 男達まで そのうちここへ押し掛けてくるはず そしたらみんなまとめて はねつけてやるわ 世界を救うの モーテルで待ってるわ |
ライフイズブルー百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | 空は青いと 決めつけるなら 僕の心は 群青色さ 星の見えない 夜空は暗く 僕の姿は 黒に消される 夜から朝へ 昼から夜へ なにげない日々 やり過ごしてく オレンジを買って ウチへ帰ろう 靴を放り上げて 明日天気になあれ また夜がやってきて ひとりきり 何度も嗚咽を押し殺して 空は青いと 決めつけるなら 僕の心は 群青色さ このまま黒に染まってくなら 青空の中 とけてしまいたい |
ロックンロールハート百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | オマエが生まれてきたあの時 アタマがなかなか出てこなくて おもいきり締め付けたからこんなにひねくれたんだわって 笑う母親にロックンロールハート 15の誕生日 オヤジは外でオンナこさえてて サウナに行ったきり帰ってこなかった アネキは「幸せ家族ジ・エンド」ってタバコ吹かした そこで僕はここぞとばかりに楽器屋に駆け込んで 一目惚れのギターを買ったよ チャンス到来せいせいするよ バンド組んでギター弾くんだ ジョーンジェットと同じヤツさ ローンはオヤジ持ちロックンロールハート 17の春 授業でイヤイヤ聖書を読まされた 先生は信じる人の元に必ずイエスは現れるって言うけど そんなのまるっきり信用できなかった 逆立ちしても見えっこないよ だって僕の神様はレコードの中 踊ってる いつでもご機嫌 僕を虜にしてくれるんだ 乳首に突き刺さって ビートを刻むよロックンロールハート 他にはなんにも 要らないって教えてくるんだ 気分爽快ロックンロールハート だから音楽だけは 止めないでおくれ アイラブロックンロール、アンドユー? |
ロックンロールハート(イズネバーダイ)百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | もし僕が死んだら 葬式はいらない 仏壇も花もいらない 戒名は必要ない とっとと灰にして 花咲かじいさんみたいに 撒き散らして 欲しい ただこの心臓が 止まるその前に そこそこ楽しい人生だったと 宣言するから 僕に 会いに来て 直接笑って バイバイして 欲しい でも ロックンロールハートはネバーダイ 燃え尽きてしまっても ロックンロールハートはネバーダイ ゾンビみたいに生き返る もし僕が死んだら 涙なんかいらない 思い出話の ひとつふたつみっつ みんなで集まって 酒のつまみにでもして欲しい ロックのレコード 楽器も本も 洋服もバイクも 僕のもの全部あげる ボロボロのギターは どうか オマエにもらって欲しい そうロックンロールハートはネバーダイ オマエがギター弾いたら ロックンロールハートはネバーダイ ゾンビになって 生き返る ロックンロールハート イズ ネバーダイ!! |
ワルツ百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | 百々和宏 | | ビロードのくちびる ポリエステルの指 あの味が恋しくて ワルツを踊ってるよ まっかっかな君 スポーツカーみたい トカゲの伝道師 花火のようにまぶしい ワルツを踊って 奇声を上げる ハイヒールの靴を 両手にぶらさげ 明日が嫌いで 逃げ回っている君 ワルツを踊れば サイコがデリシャス 船酔いみたいに ワルツを踊る |