C'est la vie feat. 七尾旅人Kan Sano | Kan Sano | 七尾旅人 | Kan Sano・七尾旅人 | | これが人生だ なんて… 君は言うよ C'est la vie C'est la vie (小さな子が) おまじないを 唱えるように 何をすれば こんなに 悲惨な毎日 壊れた車が なんども 止まってしまうように 何をすれば ここから 抜け出せるかも わからなくなって このまま 沈みこんでくようで 今夜で 人生が 終わるなら baby 何をして すごそう? 君は言うよ C'est la vie C'est la vie (小さな子が) おまじないを 唱えるように (今夜は) 遠回りも C'est la vie C'est la vie (ねぇぼくらに) 星はかえすよ do re mi 何をすれば ぼくらは わかりあえるの 不器用な犬が なんども 転んでしまうように 何をすれば もういちど 笑わせられるかな わからなくなって このまま 進んでしまうようで ひらめきが 運命を 変えるなら baby 何をして すごそう? 君は言うよ C'est la vie C'est la vie (小さな子が) おまじないを 唱えるように (今夜は) 遠回りも C'est la vie C'est la vie (ねぇぼくらに) 星はかえすよ do re mi どんな日々も どんな声も どんな夜も どんな涙も あー baby これが人生だ なんて… |
rain on you feat. 七尾旅人冨田ラボ | 冨田ラボ | 七尾旅人 | 冨田恵一 | 冨田恵一 | 天気予報 裏切られる DAYS どしゃぶりでも 行き先は変えないで そんなメロディライン ああ まだ 途切れずに きみがくれた 懐かしいカセットテープ 遠い過去の ラジオからの new song どんなメロディライン ああ いまでも 聴こえてる 長い日々が 僕らへだて 引き離してく 遠く 雨 雨 雨の中で 大人になる君 雨 雨 雨の中で 羽ひろげ 駄目だね 忘れなきゃと 瞳を閉じても 雨 雨 雨の中で 輝いて 約束など あてにならないね だけど風が 行き先を変えないよ 揺れるメロディライン ああ それでも 聴こえてる 長い日々が 僕らへだて 引き離してく 遠く 雨 雨 雨の中で 大人になる君 雨 雨 雨の中で うたれては 「晴れるね 明日にはきっと」 根拠はないけど 雨 雨 雨の中で 聴こえてる つかの間の雨上がり 傘を投げ捨ててはしゃぐ 子どもたち 夕立がまた二人の足跡をかき消すよ でも いまでも 雨 雨 雨の中で 大人になる君 雨 雨 雨の中で 花ひろげ 駄目だね 忘れなきゃと 空を見上げても 雨 雨 雨の中で 輝いて どれだけ時は流れ 二人を変えても どれだけ時は流れ 離れても どれだけ時は流れ すべてゆき過ぎても これだけ変わらなかったね 聴こえてる 雨 雨 雨の中で 雨 雨 雨の中で 雨 雨 雨の中で 雨 雨 雨の中で 聴こえてるよ |
いつか七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | いつか 手にしていた かすかに輝くもの これは どこから来たの 遠い彼方 それとも いつか あなたがくれた ちいさな微笑みは ぼくを 変えていった 二度とはもう 引き返せぬほどに いつか 樹々はのびて 新しい実をつけると あなたは 言葉を使わずに 手のひらだけで 教えた いつか 夢見たこと もういちど夢見たなら けして 手遅れじゃないと あなたは 手のひらで 宙に 扉を描く 月明かりのその下を 二匹の犬が歩いて行く どこへ行くの? どこまでも どこへ行くんだ? どこまでも どこまでも どこまでも 横切って消えた いつか 晴れた朝に あなたは ふいに目覚め 初めて 世界を眺める 赤子のように 驚く これは どこから来たの 遠い彼方から それとも 近くから |
天まで飛ばそ七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 天まで飛ばそ 隠した願いを あの子は知らない あの子は知らない 天まで飛ばそ 果たしきれぬ夢よ あの子は知らずに ここから旅立つ 道ばたに みえるだろ 忘れた花が 地図もなく 行くならば 数えてごらん 見上げたなら そこには満天の星 案ずることは もう何もない 天まで飛ばそ 隠した願いを あの子は知らない あの子は知らない 天まで飛ばそ 雨上がりの空に 小さな翼を なんども羽ばたかせ |
蒼い魚七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 泣かないで ひとりきり 夜通し雨がふる時は 泣かないで 雨雲の下 夜通しあなたを思う 心は飛ぶよ かの島へ 涙の雨が降れば 雨つぶ 木の葉に揺れ 河から海へそそぐ ヤマトの岸辺へ 誰かが眠る場所へ 笑ったよ あのひとが 生まれたまんまの顔で 笑ったよ みんなつられて 生まれたまんまのおかしさで 心は呼ぶよ 君の名を その手のひらのなかに見つけたよ 涙の雨がやんで あの子が晴れてゆけば 涙の雨は河にそそぎ 海まで流れた 蒼い魚となって 泣かないで 泣かないで 蒼い魚はまだ泳いでいる 泣かないで 泣かないで 蒼い魚がまだそこに 泣かないで 泣かないで あした またね あした またね 泣かないで ひとりきり |
きみはうつくしい七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | いつかきみはたちあがる どんなに道は険しくとも 雨にうたれ 風にふかれ 果てない壁に 阻まれても きみはうつくしい そしてきみはたちあがる どんなに道は険しくとも 雨にうたれ 風に吹かれ 果てない壁に 阻まれても 折れた翼で 煽られて 夜の彼方に さらわれても 微かなchanges ゆっくりと でも確かに Great little changes 変わってくのは? 泥にまみれ あざけられ 焼けつく痛みに震えても きみはうつくしい きみはうつくしい ゆれるかげ 夜更けのベル 真夜中のワーニングベル ああ気づけば途切れて 誰かが最後に遺したフレーズ 読まれぬまま 流れるメール 誰かが最後に あれから迷子に そう 見逃される 無数のトレイル どこに居たって同じさ いつまでたっても暗がり なにをしたって同じで やり損ね ぎりぎり 気づけばもう引き返せぬ場所 永遠に無駄に見えるトライアル でも ありえない言葉も ありにできる 望めない景色も やがて見える そう思いたいから 息することをやめないで きみがいなけりゃおれは 生きてくことをやめないで きみがいなけりゃまるで 太陽が ぎらぎらと この荒れ野を照らす時 ずっと見ていたいさ ここで 眼の前で いつかきみはたちあがる どんなに道は険しくとも 雨にうたれ 風に吹かれ 果てない壁に 阻まれても 影に追われ 声におびえ 荒ぶる波に さらわれても 微かなchanges ゆっくりと でも確かに Great little changes 変わってくのは? ぼくを忘れ 嵐に呑まれ 崖の上で 揺らいでも きみはうつくしい きみはうつくしい 微かなchanges ゆっくりと でも確かに Great little changes 変わってくのは? 世界よ やがて おしみなき ひかりを Great little changes きみはうつくしい |
Across Africa七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 君はあの大地をゆく 爆風にあおられて しかばねを踏み越えて 恐れを噛み締めながら 幼い手で 掻き分けながら 渡りきれよ このまま 銃弾を かいくぐり Little Lion 風をきる ひろがる炎より はやく はやく かすかな月を目印に変えて Across Africa 必ずもういちど 抱きしめさせて Good-bye Africa 君はまた 荒れ野をゆく 争いのない 場所を探して 渡りきれよ 谷底も この果てなき夜を どうか どうか かすかな月を目印に変えて Across Africa 必ずもういちど 抱きしめさせて Good-bye Africa 子供の頃の君に会えたら やっぱり僕ら歌うのかな 互いの違う言葉で やっぱり君と歌うのかな 国境線の裂け目で 誰も知らないあの場所で 君と歌いたい Nadja アフリカの夜 闇に溶け込んで 声だけを頼りに 誰かが 呼び合う かすかな月を目印に変えて Across Africa 必ずもういちど 抱きしめさせて Good-bye Africa |
崖の家七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | いつか 大きくなって 俺の代わりに どこでも行けよ Little House on the Cliff ここを出るのさ 旅人になれ 親父は そう繰り返してた それなのに 僕は今でも Little House on the Cliff 崖の上の 小さな家 夢は すこしだけあるよ いつかは 叶うといいけど Little House on the Cliff 崖の上の 小さな家 でも ここから離れられないさ あなたを 失った日から Little House on the Cliff 崖の上から 飛び降りて いつか あなたのような 優しい 父親になって Little House on the Cliff 子どもたちと ここで暮らす 夢は そんなのもいいけど そろそろ 旅をしてみるのも Little House on the Cliff 一緒に行こう ドアを開けて アメリカより遠い場所を 東京より遠い場所を アジアの高鳴りより遠い場所を 僕らは歩いて アフリカより遠い場所を ミドルイーストより遠い場所を ロシアやユーロより遠い場所を 僕らは歩いていた |
Almost Blue七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | Almost Blue 夜更けには 蒼くなる こんなにも愛した こんなにも愛した 場所なのに Oh blue blue 本当に 消えてゆくの? こんなにも愛した こんなにも愛した 君なのに Almost Blue Almost Blue 近すぎて 見えないよ こんなにも愛した こんなにも愛した 君なのに Oh blue blue 本当に 失うの? こんなにも愛した こんなにも愛した 君なのに Almost Blue no no no yes yes yes no no no yes yes yes Almost Blue |
DAVID BOWIE ON THE MOON七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 携帯は 大気圏外 きみとしか 話したくない 青い星を 抜け出してきたよ 遠く遠く 抜け出してきたよ DAVID BOWIE ON THE MOON DAVID BOWIE HE IS GONE TO HEAVEN I'll be there for you 永遠をみせるよ I'll be 超えてゆく この全てをあげるよ I'll be there for you 何度でも I'll be きみだけに この命をあげるよ 携帯は 大気圏外 きみとしか 話したくない これからは二人きりだね 邪魔者は もういない DAVID BOWIE ON THE MOON DAVID BOWIE HE IS GONE TO HEAVEN I'll be there for you 経験はうすれて I'll be 忘れてゆく この全てをあげるよ I'll be there for you 何度でも I'll be きみだけに その魔法をかけるよ I was a Starman, a Doggies' Diamond, and a Scary MONSTA, but I'm your Man now 何度でも 何度でも言う(ねえ きみがすきさ) 何度でも 繰り返す(ねえ きみがすきだよ) 何度でも 信じてくれるまで(ねえ きみがすきさ) 何度でも 繰り返す(ねえ きみがすきだよ) I'll be there for you 永遠を 見せるよ I'll be 超えてゆく この全てを あげるよ I'll be there for you 何度でも I'll be きみだけに この命をあげるよ two of us two of us in Galaxy just two of us two of us in Milky Way hey... shooting stars flash by hey... shooting stars fall hey... shooting stars dance by hey... shooting stars glow I'll be there for you |
スロウ・スロウ・トレイン七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | I'm still waiting for you. Slow Slow Train. 最後の電車が去ったこと どこかで信じられぬまま 待ち続けてるホームは 閉じられた水族館のよう ひとりずつ消えてく 酔いつぶれた人たちも もういちど走ってきて 誰もいなくなった この場所へ もし無人島で逢えたなら本音が言える ずっとずっと君を待っている なのにどうして 方舟は来ない 誰かのソングライン 胸をしめつける 逢いたい 真夏のシンフォニー すべて君の胸に 捧げたい 湘南新宿ライン 闇を切り裂いて 走れよ 湘南新宿ライン 闇を切り裂いて 列車はもうやってこないと 諦めていたはずなのに 満ちてゆく夜のなかで 初めて言葉を見つけて いつでも肝心なことを 言い損ねた 悲しませた もういちど走ってきて 誰もいなくなった この場所へ いま無人島で逢えたなら本音が言える ずっとずっとここで待っている なのにどうして 方舟は来ない 誰かのソングライン 胸をしめつける 逢いたい 真冬のモノフォニー すべて君の胸に 捧げたい 湘南新宿ライン 闇を切り裂いて 走れよ 湘南新宿ライン 闇を切り裂いて 果てしないソングライン どこへ連れてゆく 逢いたい 季節 途切れて 空っぽの心は 君を呼ぶよ Over the borderline 闇を切り裂いて 走れよ 湘南新宿ライン 闇を切り裂いて 切り裂いて つり革は揺れ 電車はカーブする 街の光が 窓辺を横切る テールライトは 線路を照らして 離陸してゆくんだ 君のもとへ |
迷子犬を探して七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | Ah おしえて かみさま 迷子になった あの子のゆくえ Ah あの子がこの冷たい 雨のなかで さまよわぬように 街から街へ 君を追いかけてく どこにいるの? 僕らは もういちど 必ず出会う そんなふうに言い聞かせて 路地裏の隅を 街の奥底へ Ah おしえて かみさま 迷子になった あの子のゆくえ Ah あの子がこの冷たい 雨のなかで さまよわぬように Ah 聴こえない でもそのまま 途切れ途切れの 悲しいレディオ Ah 可愛いぼくの子犬を 腕のなかまで 戻しておくれ あの子の場所をぼくに教えてよ 星から星へ 君を追いかけてく 無事でいるの? 僕らは もういちど 必ず出会う どれほどに離れてても おなじメロディを知っているから Ah おしえて かみさま 迷子になった あの子のゆくえ Ah あの子がこの冷たい 雨のなかで さまよわぬように Ah 聴こえない でもそのまま 途切れ途切れの悲しいレディオ Ah 可愛いぼくの子犬を 腕のなかまで 戻しておくれ あの子の場所をぼくに教えてよ Oh Baby Baby Baby Baby Where have you gone? My funny singing Dog Baby Baby Baby Baby Hey Where have you gone? My sweet silly Dog |
Confused baby七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | ああ どこにもない どこにもない この愛は どこにもない きみの代わりなんて どこにもない どこにもない この愛は どこにもない きみの代わりなんて こんがらがってるbaby 抱きしめてあげたいけれど きみは遠すぎる からまってるbaby 助け出したいんだ けれど 僕は遠すぎる きみに遠すぎる とんがりまくってるbaby 根っこは優しいcow girl でも 時々こうなる からまってるbaby 助け出したいんだ けれど きみは完全に メビウスの輪でloopしてる loopしてる Oh! Confused baby Come back to me どこへ消えるつもりなの? Come back to me Confused baby Come back to me 夢をひとつ叶えたら Come back to me どこにもない どこにもない この愛は どこにもない きみの代わりなんて どこにもない どこにもない この愛は どこにもない きみの代わりなんて こんがらがってるbaby 抱きしめてあげたいけれど きみは遠すぎる からまってるbaby 助け出したいんだ けれど 僕は遠すぎる きみに遠すぎる 都会がきみをハイにする? でもあんなふうにならないで Oh! Confused baby Come back to me どこへ消えるつもりなの? Come back to me Confused baby Come back to me 夢をひとつ叶えたら Come back to me ショウウインドウが照り返すたびに その姿を変えてゆくきみ まるでキツネか可愛いオバケ “Don't let me go… Don't let me go… Don't let me go…” 揺れっぱなしのハートで Confused baby Come back to me どこへ消えるつもりなの? Come back to me こんな雨のなかを 爆弾のなかを 傘もささないままで きみは消えていくんだ Come back to me Come back to me Confused baby |
Leaving Heaven七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | あなたは忘れてしまったの? 僕が そばに いたことを どれほど遠く思えても こころは隣りにいた あなたの代わりに生きられるの? 薄汚れた心持て余して あなたの代わりに生きられるのかな たぶん僕には難しいよ 落ちてく翼 いま 天使は 誰かを思い出して ふいにleaving heaven どうして行ってしまったの まだ その時じゃないのに どうして去ってしまったの おれたちを生んでおいて 15のガキみたいに ふてくされて歩く あなたに会いに行く あなたに会いに行く 15の犬みたいに もうすぐいなくなる 体を引きずって あなたに会いに行く 落ちてく翼 いま 天使は 誰かを思い出して ふいにleaving heaven 落ちてく翼 いま あなたは いいわけするためなのかい? ふいにleaving heaven どれほど残酷な雨が あなたの痕跡を消しても ただ あなたとともに生きていく あなたとともに生きていくんだ だれかに 似た鳥が のがれのがれ わかい いなづまに うたれうたれ 地上へちかづく |
火の鳥のうた七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | いま流れ落ちた ひとつぶ涙 永すぎる夜 見逃された声 いま舞い落ちた 金色の羽 耳を澄ませて 静寂のひらめき 誰かを 誰かを 誰かを 探して 野山を 水面を とこしえの果てへ あなたを あなたを あなたを 探して 銀河の彼方へ とこしえの果てへ 「どこで みつけたの きんいろのはね わたしにもみせて ぴかぴかのはね もしも鳥なら それはまるで火の鳥ね」 いま流れ落ちた ひとつぶ涙 遠すぎる空 言いそこねた夢 いま舞い降りた 金色の羽 抱きとめられた 生まれたての花 誰かを 誰かを 誰かを 探して 荒れ野を 嵐を とこしえの果てへ あなたを あなたを あなたを 探して 戦火の彼方へ とこしえの果てへ 「どこで みつけたの きんいろのはね わたしにもみせて ぴかぴかのはね」 |
サーカスナイト君島大空と塩塚モエカ | 君島大空と塩塚モエカ | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | Oh baby 今夜のキスで 一生分のこと 変えてしまいたいよ ここは 楽園じゃない だけど 描ける限りの 夢の中 目の前で 魔法が解けてゆく 焦る気持ちだけが 言葉つなげ 君を抱きしめるたびに 綱の上で揺れる Circus Night Tight rope dancing Baby 今夜だけ 辿り着きたい ピエロ Tight rope dancing Baby 今夜だけ 生き延びたい ピエロ Tight rope dancing Baby 今夜だけ Baby 今夜だけ Baby Tight rope dancing Baby 今夜だけ 生き延びたい ピエロ Oh baby 魔法が解けてゆく 宵闇が 僕らを包んで 天幕の中みたい 僕は冴えないピエロであなたはFearless Girl Circus Night どんなにそれが絵空事でも 飛ぶしかない夜 君がほしい 口づけてしまいたい 幕があがる Circus Night Oh baby 今夜のキスで 一生分のこと 変えてしまいたいよ ここは 楽園じゃない だけど 描ける限りの 夢の中 目の前で 魔法が解けてゆく 焦る気持ちだけが 言葉つなげ 君を抱きしめるたびに 綱の上で揺れる Circus Night Tight rope dancing Baby 今夜だけ 辿り着きたい ピエロ Tight rope dancing Baby 今夜だけ 生き延びたい ピエロ Tight rope dancing Baby 今夜だけ Baby 今夜だけ Baby Tight rope dancing Baby 今夜だけ 生き延びたい ピエロ Oh baby 魔法が解けてゆく |
ミファ七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | ミファ音符みたいな名前だから きみはいつも歌の中に しのびこんでくるのさ ミファ音符みたいな名前だから 空シソファ 気まぐれに 飛んでゆくつもりなの 君が屋上から飛び降りたとき 日本人であることに意味はなくなってしまった あの日から時は過ぎて 僕だけが歳をとり ミファ 在日の女の子 あの日から時は過ぎて 僕だけが歳をとり きみは可憐な花のまま ミファ ミファソラシドレ ミファ |
ダンス・ウィズ・ミー七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 人生は 悪い夢のようにいたずら 吊り橋はぐらぐら揺れ 僕らを試す dance with me 今夜 変えてしまおうよ dance with me 僕と 二人で踊ろうよ 運命はアルテミスの矢 どこへ飛ぶ だけど 嵐のあと まだ花は枯れずに居た dance with me 今夜から 変えてしまおうよ dance with me ずっと 二人で生きようよ この未来地図 頼りない手書きの紙 見覚えのない景色を描き加えよう dance with you きみと きみのよろこびと dance with you きみと きみのかなしみと 踊り続けて ゆくよ 二人でいてくれよ 踊り続けて 時が尽きるまで 二人で生きようよ |
『パン屋の倉庫で』七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 周囲の心配も知らずに あまりにも若い結婚 勤め先のパン屋の 倉庫に住み着いた二人 慣れない街も やがて家になる 真夏の台風のあと 二人は親になる 二人はまだ子供 お金がなくても平気さ パン屋の倉庫で パン屋の倉庫で 七十年代の終わり 確立されない障害者の権利 世間は笑う 何もできやしないさと 若い二人の密かな夢 いつかこの小さな店の みんなで一緒に 世界一のパンを焼く 二人はまだ子供 お金がなくても平気さ パン屋の倉庫で パン屋の倉庫で 最初の息子の僕は タオルにくるまれ イースト菌の匂いを嗅ぐ それが膨らむ音を聴く やがてカタカタをついて立ち上がり 倉庫の隅まで歩いたよ いろんなパンで溢れてた アンパン食パンクリームパン 僕らはまだ子供 お金がなくても平気さ パン屋の倉庫で パン屋の倉庫で アンパン食パンクリームパン カレーパン 丸パン フランスパン 犬パン猫パン ライオンパン 象パン ロバパン ペリカンパン パンはどんどん形を変え 車になって気球になる 赤子を乗せて 地面を離れる 僕らはまだ子供 お金がなくても平気さ パン屋の倉庫で パン屋の倉庫で 二人はまだ子供 お金がなくても平気さ パン屋の倉庫で パン屋の倉庫で |
Dogs & Bread七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | Dogs & Bread パンを一切れ Dogs & Bread 分け与えたら Dogs & Bread どこまでも君はついてきた シリードッグ Dogs & Bread パンを一切れ Dogs & Bread 分け与えたら Dogs & Bread Dogs & Bread パンを一切れ Dogs & Bread きみとかじれば Dogs & Bread 憂鬱さはふきとんだ ファニードッグ Dogs & Bread パンを一切れ Dogs & Bread 分け与えたら もう君は 自分の家にいるような顔して Dogs & Bread パンを一切れ Dogs & Bread 分け与えたら もう君は ぼくの王様みたいな顔して ワーオワー 月に吠える君は 百獣の王のよう Marvelous! ワーオワー ありふれたこの部屋 密林に変わってく Fabulous! ワーオワー 得意げに笑う君 部屋中に夢のように散らばるパン屑 Dogs & Bread |
if you just smile(もし君が微笑んだら)七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | if you just smile if you just smile 運命がどれほどきみを打ち据えたとしても もしもきみが ほほえんだら 古びていた世界が 息を吹き返す気がする if you just smile 星影をたどり 長い長い夜を行く 誰かが気づくまで ここにわたしが居ることを もしもきみが ほほえんだら 古びていた言葉が 息を吹き返す気がする if you just smile どれほどきみが ひとりに思えても 運命がどれほどきみを打ち据えたとしても もしもきみが ほほえんだら ひびわれた道端に 蜜蜂が飛んで 眠る種を編み 雨がなぜてゆき 陽の光そそぎ 瓦礫の欠片を 押し上げるように 頼りないつぼみ 笑いかたを知るまえの子供のように if you just smile |
荒れ地七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 今日も 立ち往生してる 今日も諍いあってる 今日も誰かが死ぬ 今日も誰か生まれる 荒れ果てた道の真上に 轍は続く 明日を目指して 昏い森を 枯れた砂漠を 灼熱の空を 道なき道を 今日も 絡まり合ってる 今日も 疑いあってる 今日も誰かが泣き 今日も誰かが笑う 荒れ果てた道の真上に 轍は続く 明日を目指して 十字路で 道は別れて 君が遠のく 地平線まで YEAH 声を枯らして 君の名を呼ぶ YEAH 声を枯らして 荒れ果てた道の真上に 轍は続く 明日を目指して 昏い森を 枯れた砂漠を 灼熱の空を 道なき道を 生きている ただ生きていく ただ生きてきた わけも知らずに 十字路で 道は別れて 君が遠のく 地平線まで YEAH ただ生きていく わけも知らずに YEAH 轍は続く 明日を目指して YEAH YEAH 明日を目指して 今日も 立ち往生してる 今日も諍いあってる 今日も誰かが死ぬ 今日も誰か生まれる |
Long Voyage「停泊」七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 停泊。 意図せざる航海、停泊。 1619年、オランダ船ホワイトライオン号が、バージニア、 ジェームズタウンに到着。 アメリカ初となる黒人奴隷が、乾いた土を踏みしめた。 意図せざる航海、停泊。 1886年、英国船ノルマントン号が、紀州沖で座礁、沈没。 英国籍の船員たちは救命ボートを使用し難を逃れたが、 日本人乗客25名は全員死んだ。 船長は「英語が解らなかったため」と説明。 意図せざる航海、停泊。 1944年、祖父、南方戦線へ。 トラック島で戦火にさらされた後、サイパンでマラリアに罹患。 玉砕寸前で軍務を解かれ、病院船に詰め込まれて祖国の土を踏んだ。 その頃、あなたのハルモニが朝鮮半島からやって来た。 着の身着のままで。まだとても若く、美しかった。 意図せざる航海、停泊。 1991年、漁船が揺れるソマリア沖。 内戦で中央政府は失われ、 軍部と米国企業が放射性物質の混ざった産業廃棄物を、 海中に注ぎ込んだ。漁民たちは銃を取り、漁船は海賊船に変わった。 2009年、米国のコンテナ船、マースク・アラバマ号がソマリア海賊に襲われ、 米第5艦隊司令部は、駆逐艦を動かした。 交戦の末に捕らえられた一味の少年が18歳なのか、15歳なのかが、 裁判の焦点となった。 意図せざる航海、停泊。 2011年、陸前高田。いつもの入江から沖へと出てゆく舟は、 老いた父を乗せて。 春の訪れをまだ遠くに感じながら、それでも波は優しげに、船底を撫ぜ、 ほんの少しだけ、舳先を空に、近づけた。 2015年、ゴムボートの上で寄り添う小さな家族。 シリアの戦火を逃れ、エジプト、トルコ、ギリシャを経由し、 ヨーロッパの中心を目指す。 本当に辿り着けるか。その国の人々は、私たちを受け入れるだろうか。 意図せざる航海、停泊。 2020年、ダイヤモンドプリンセス号。壮麗な大型クルーズ船。 香港で下船した1人の乗客が Covid-19 に感染。 約3700人が横浜の海上にて長期の検疫体制に置かれ、 うち700人に感染が広がった。 意図せざる航海、停泊。 2021年、東京湾フェリー。闘病中の犬を連れて、横須賀から南房総へ。 全員そろった最後の家族旅行。海風が、茶色い巻き毛を揺らしていた。 意図せざる航海、停泊。 2022年、ロシアによる、ウクライナ侵攻。 キエフ、ケルソン、ドネツク、チェルノブイリ、 クリミア半島から港湾都市マリウポリ、 ハリコフ、オデッサ、ヘルソン、そしてザポロジエ原子力発電所。火の手。 意図せざる航海、停泊。 同年、ゆらゆらと浮かぶクレートの中には、黒毛の子犬が。 商用のために繁殖され、売られ、すぐに捨てられた。 酷使された子宮から、泥砂のように生まれた。この子の意志とは関係なく。 なのにどうしてこんなにも、瞳を輝かせて。 意図せざる航海、停泊。 |
フェスティバルの夜、君だけいない七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | ハロウィーン、クリスマス、お祭りの夜 どこを探しても君だけ居ない ハロウィーン、クリスマス、ゼアハッピーバースデイ どこを探しても君だけ居ない 本当に会いたいのは 本当は君なのに いつもの街 まるで別世界 色とりどりの ファンファーレが 宇宙の塵のように飛び散る 君を探しても見当たらない (もしかして)変装しすぎたのかい? (それとも)最初から来てなかったの? フェスティバルの夜 君だけいない ハロウィーン、クリスマス、お祭りの夜 どこを探しても君だけ居ない ハロウィーン、クリスマス、ゼアハッピーバースデイ どこを探しても君だけ居ない きらめいてるネオンの下 砕かれてくボトルが 宇宙の塵のように飛び散る 君を探しても見当たらない (もしかして)変装しすぎたのかい? (それとも)最初から来てなかったの? フェスティバルの夜 君だけいない ハロウィーン、クリスマス、お祭りの夜 どこを探しても君だけ居ない クランベリー、ラズベリー、ブラックベリーホリデイ どこを探しても君だけ居ない 熱に浮かされた誰かに 燃やされてく高級車の ねじまがったバンパーを避けて アスファルトに視線這わせる 打ち上げられる花火の下 呼ばれることのない名前を呼ぶ 世界中がなにかを祝ってる あの子だけを置き去りにして ハロウィーン、クリスマス、お祭りの夜 どこを探しても君だけ居ない ハロウィーン、クリスマス、ゼアハッピーバースデイ どこを探しても君だけ居ない Calling you どこを探しても君だけ居ない Calling you どこを探しても君だけ居ない 本当に会いたいのは 本当は君なのに 〈Where are you きみはどこ どこどこどこ もう何百年探し続けて どこどこどこだ? もう何億年探し続けて どこどこどこをさがしても あの子だけいない〉 |
リトルガール、ロンリー七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | Little girl, lonely lonely 誰にも言えないことばかり ナップサックただひとつきり 窓を抜け出す 家出少女が宵闇に消えた 遠い遠い帰り道 戻らないと決めた暗がり また薄れてくあのぬくもり Oh, stray girl is gone Little girl, lonely lonely この世は汚いことばかり 甘い言葉 悪くない話 喧騒の向こうへ 家出少女が路地裏に消えた 遠い遠い帰り道 戻らないと決めた暗がり 閉じられかけていく踏切を すり抜け 遠い遠い帰り道 忘れないと決めた始まり あわく降り注ぐ星あかり Oh, stray girl is gone Little girl, lonely lonely 月の端に腰掛けて休み 大人たちの夢物語 鼻で笑うきみ |
ソウルフードを君と七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | クリストファー・コロンブス 15世期の半ば、ジェノバで生まれた探検家 大航海時代の高揚は彼を 未だ見ぬ新大陸へといざなった 過酷を極めた船旅の中で、空腹を満たせないとき、 コロンブスは架空の卵にひびを入れ、船室のテーブルに立ててみせた。 遥か海の向こうでは、 やがてインディオと呼ばれることになる赤い肌の人々が、 岩壁のコンドルたちの卵の表面に、すこしの異変を見つけた。 果てしない暴力や、疫病の兆候を。 コロンブスの上陸後、1492年からのたった 4年間で、 彼らの3分の2が殺された。 1619年 最初の黒人奴隷が新大陸アメリカに降り立った。 奴隷船の船底は苦痛に震える黒い肌で満たされ、 時々誰かが瞬きすれば、宇宙空間に灯る生死不明の星々が織りなす、 数千光年前の約束のよう。 荒波に激しく揺らされるたび、もろい卵の殻のように船体はきしんだ。 しかし故郷を奪われ、言葉を奪われ、名前を奪われても、 彼らのリズムを奪うことは出来なかったという そしてそのフレイバーも SOUL FOOD アルケミストのように フライパンを揺らす 喜びに火を注いで SOUL FOOD アルケミストのように フライパンを満たす 悲しみに塩をふる もういちど ホワイトの農場主が 放り捨ててしまう手羽を 煮立った油のなかで踊らせる ディープフライ それを今じゃ、フライドチキンという SOUL FOOD アルケミストのように フライパンを揺らす 喜びに火を注いで SOUL FOOD アルケミストのように フライパンを満たす 悲しみに塩をふる もういちど 甘いな もうすこし 辛めで 甘いな もうすこし 辛めでいいかな 都会育ちのあの娘のスープ 今日はなんだか懐かしい味 忘れようもない この酸味 悦びと哀しみ 遠い故郷の景色 SOUL FOOD コンクリートのうえで フライパンを揺らす 喜びに火を注いで SOUL FOOD アルピニストのように フライパンを満たす 悲しみに塩をふる もういちど 甘いな もうすこし 辛めで 甘いな もうすこし 辛めでなければ 越えられない この分かれ道 臆せば 越えられぬ あの鉄線の向こう 21世紀のパンデミック 地球儀を塗りつぶす ミネアポリス I can't breathe 無人だったはずの街を、埋め尽くしていく人々 「鍋を出せ」「フライパンを、キッチンナイフを」「もっと強火で」 「ブラックペッパーを」 ああ、そんな声に、海の向こうで誰かが呼応して さあ、食料を運び続けよう SOUL を運び続けるんだ、誰かのもとへ 僕の小さな友だち、アフリカンの父親と生き別れ、 日本のママと暮らすあの子は エリザベス マイディア エリザベス マイディア 君の涙をあっという間にとめる 魔法のひとしずくをスプーンに垂らして フライパンの上の輝く卵にさっと一振り SOUL FOOD 夢にまでみた味 |
入管の歌七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | アクリル板の向こうに 切り離されたパパは 大きくなったねと その壁越しに 私の髪をなぜて だけど私も大人になれば きっとこの場所に 閉じ込められるの 帰る国を失い ニッポンの檻のなか アクリル板の向こうに 切り離されたママは 1日ごとに おかしくなってく 自分の髪を引き抜いて だけど私も大人になれば きっとこの場所に 閉じ込められるの 帰る国を失い ニッポンの檻のなか |
Wonderful Life七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | ああ 誰かが夜空を見上げ 思いがけない 幸運を思う ああ 誰かが夜空を見上げ 思いがけない 幸運を思う時 そのベランダの上 屋上では 飛び降りようか 飛び降りまいか 迷っている男がいて 節くれだった指で 錆びた鉄柵を握りしめ ぼんやりとこれまでの痛みの記憶を反芻している 子供の頃から安堵感を 感じたことがないから 音楽と音楽の間の 静寂が怖かった そばで話しかけてくれる存在の代わりに こんなレコードをかけ続けて 恐怖を紛らわせて Wonderful Life そんな男のさらに上を 薄汚れた渡り鳥 キーキーキーキーと雑音を立てて 静寂を埋めてしまった おかまいなしさ これから終わっていく男のことなんて そして鳥たちの上には 灰色の雲が広がっている 地上の何かが蒸発して あの雲になったというなら さっきのしょうもない精液やよだれや何かも 雲になってしまうんだろうか 魔法のように Wonderful Life 広がっていく雨雲を気にしながら 商売相手にもたれて歩く ひとりのおんな 濃厚接触はいやだけど そうも言っていられない ペストの時代にだって 人々はこう叫んだ 「働くなというなら 食べるものをくれ」って 家ではあの子が待ってる ひとりぼっちで その小さな手のひらだけが わたしの希望 おうちでまってて baby なるべくはやくに お金稼いで そこに帰るよ Wonderful Life おうちでまってる baby ちいさいね、何歳? 父親が死のうとしてることに気づいていない 行かないで 行かないで 行かないでって言ってみることにはきっと意味があるはず なのに知らないんだ 行かないで 行かないで 行かないでくれよ 行かないで 行かないで 行かないで あなたを今も 愛しているのに Wonderful Life おうちでまってる baby ほんとの天使 おうちでまってる baby きみはおれの天使 おうちでまってて baby なるべくはやくに お金稼いで そこに帰るよ Wonderful Life 誰かが夜空を見上げ 思いがけない幸運を思う 誰かが夜空を見上げ 思いがけない幸運を思う時 誰かが夜空を見上げ 思いがけない幸運を思う 誰かが夜空を見上げ Wonderful Life |
未来のこと七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 悪いニュースばかりで 時は止まったまま 世界中の時計が 止まってしまった夜は 空を見上げ 時を測る 時を測るだけ だけど君と 未来のことを話してみたい ふるえる肩を抱きしめていたいよ 遠すぎる夜も僕がすぐそばにいるから 靴をなくして立ちすくむ君 あの頃の二人がいま胸の中よみがえるよ 子供みたいな笑みをもういちど見せておくれよ どんな悲しみ越えてきたの わかりきれない無言の時 遠すぎたとしても君のすぐそばにいるのに 靴をなくして裸足のまま 歩き出したアスファルトは熱を帯びて 雨を待ちわびている 影法師だけ伸びてく 未来のことを話してみたい 明日がどんな不確かに見えても 遠すぎる夜も僕がすぐそばにいるから いま君と 未来のことを話してみたい 見えない橋を渡り切るその前に もしも許されるなら ふるえる肩を抱きしめていたいよ 遠すぎる夜も僕がすぐそばにいるから 君のすぐそばにいるから 悪いニュースばかり 時は止まったまま 音も止まったまま 空を見上げ 時を測る 1秒先の未来へ |
crossing七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | ひと気のない街を走っていく 君の小さな車で 横浜横須賀道路~首都高湾岸線(よこよこ、しゅとこうわんがん) もうすぐ橋に差し掛かる 横浜ベイブリッジ 横浜ベイブリッジ 東京は目の前 仕事は飛んでしまったけど 密室のなか船旅は続く いつでも不完全なふたり いがみあいながら愛し合う 家を知らずに 家の絵を描く 子供のように 言葉が尽き果てた世界で それでも君となら話せる気がする 橋の真上から 電飾で光り輝く船が見える ダイヤモンドプリンセス ダイヤモンドプリンセス 長すぎる船旅 |
Midnight Zoo (天王寺動物園 2011)御手洗礼(七尾旅人) | 御手洗礼(七尾旅人) | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | MIDNIGHT ZOO 真夜中の動物園で 押し殺す 嘆きの中で MIDNIGHT ZOO 真夜中の動物園で 暗闇で鈍く輝く瞳 MIDNIGHT ZOO 真夜中の動物園で 繰り返し 見上げる 架空の空を しのび寄る 誰かの淡い影 開け放たれてく 檻 檻 檻 塀を越えて 走り出せば 夜風が巻き上げる黄金のたてがみ 眠る街は街灯でぼやけて アスファルトの硬さ踏みしめ run baby run MIDNIGHT ZOO 真夜中の動物園で 押し殺す 嘆きの中で 人知れず 真夜中の動物園で 空っぽになった 檻 檻 檻 塀を越えて 走り出せば 時はまだ無情に刻むよ run baby run ビルの谷間 駆け抜ける君 アスファルトの硬さ踏みしめ run baby run 市街を抜け 幹線道路へ 悲鳴に追われても このまま run baby run 封鎖された高速のうえを 銃弾が横切る おちついて baby きりぬけられるさ 銃弾をすり抜け run baby run おちついて baby 見えるはずさ 朝焼けが燃え立つ このまま run baby run run baby run run baby run run baby run |
音痴の聖歌御手洗礼(七尾旅人) & 小塚路花(矢山花) | 御手洗礼(七尾旅人) & 小塚路花(矢山花) | 七尾旅人 | 七尾旅人 | | 祈りは丸めた紙のように ゴミ箱に入り損ねて 窓辺を抜けて 空へ登っていくよ まだここにいるよと 紙屑の星が 誰かを照らす まだここにいるよと 街角で すれ違うだけの背中は まるで切り絵のようで もしも歌えたら きみのことを歌にするよ 歌えたら いつか歌えたら だけどまだ音痴だな 流れ星 この夜に片隅を横切る きみのかげ 電車に乗って 見知らぬ誰かの街で また働くだけ もしも歌えたら きみのことを歌にするよ 歌えたら いつか歌えたら だけどまた音痴だよ 優しい夜 きみはどこまでも歩いていく 大人になるまで 悲しい夜 きみはどこまでも歩いていく 大人になるまで もしも歌えたら きみのこと 歌にするよ 歌えたら いつか歌えたら だけどまだ音痴だな |