LIVE REPORT

ナイトメア ライブレポート

ナイトメア

ナイトメア Zepp Tokyo

2008年03月28日@Zepp Tokyo

取材:ジャガー

2008.03.20

今飛ぶ鳥を落とす勢いでヴィジュアルシーンを席巻する彼らのZeppツアーも、今日を残すのみ。昨年の日本武道館でのライヴは、しっかりと血となり、肉となり、より魂のこもった熱いステージングへと反映されていた。歌声を引き立たせる重厚なRUKAのドラムと、激しくなぶるNi?yaのベースとの絶妙なバランス。そこへやわらかなタッチで舞うような咲人のギター、荒々しく感情的な柩のギターが加わる。力強いリズム隊と対照的な2本のギターが生み出すサウンドは静と動の狭間を行き来し、聴くほどに気持ちを高ぶらせていく。そして、唸り、叫び、思いの丈を歌にぶちまけるYOMI。そればかりではなく、ギターの代わりになるような大きめのちりとりを持って弾いてみたりと、エンターテインメントとしての演出も怠らない。バカになる時もカッコ良く決める時も、同じだけ精一杯になるからこそ、こんなに多くのオーディエンスを惹き付けてやまないのだろう。 ライヴも終盤に差し掛かったところで、“ボロボロになって帰りたい”と言った柩。全身全霊をかけ、最高のプレイを魅せたいという5人の気持ちが強く伝わってきた。その言葉通り、ステージ上を所狭しと動き回るメンバー、それに応戦し激しいヘッドバンキングを繰り返す観客。アンコールでは、10回ほど「the FOOL」をリピート演奏! 回をます度に激しさを増す、その熱演で、最後まで観客を魅了し続けた。ライヴ後は、お世辞にもきれいな姿とは言えないが、メンバー、観客ともに、晴れ晴れとした良い表情を浮かべていたのは言うまでもない。
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