LIVE REPORT

内田雄馬 ライヴレポート

内田雄馬 ライヴレポート

【内田雄馬 ライヴレポート】 『YUMA UCHIDA LIVE 2021 「Equal Sign」』 2021年10月17日 at 幕張メッセ イベントホール

2021年10月17日@幕張メッセ イベントホール

撮影:hajime kamiiisaka/取材:榑林史章

2021.11.21

『YUMA UCHIDA LIVE 2021「Equal Sign」』が10月16日と17日に千葉・幕張メッセイベントホールで全4公演開催された。内田のライヴは2020年2月24日に神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで『YUMA UCHIDA 1st LIVE TOUR「OVER THE HORIZON」』追加公演を開催して以来、約1年8カ月振りとなる。最終公演では、最新アルバム『Equal』からの楽曲を中心に全19曲を披露したほか、9thシングルの制作やオフィシャルファンクラブ『Beside YU』の発足を発表。アニメ『この音とまれ!』や『呪術廻戦』などで共演するほかプライベートでも仲の良い榎木淳弥とのドライブ旅を映し出した幕間の映像でも楽しませるなど、自身最大規模の会場で内田と観客がイコールで結ばれた空間になった。

内田雄馬を代表するシングルナンバーでファンを出迎えた序盤。自身が主人公・宵越竜哉役で出演したアニメ『灼熱カバディ』エンディングテーマ「Comin’ Back」ではクールなラップに手拍子が広がり、花園百春役を演じたTVアニメ『あひるの空』エンディングテーマ「Over」ではアツいロックサウンドにペンライトが揺れた。

“どうも内田雄馬です。僕の目をジッと見つめて想いを伝えてください。僕はみなさんのその目に応えていきます!”とダンスで魅せた中盤は、声が出せなくても正しく目で見て楽しめるものになった。「DNA」ではMVでのコラボレーションが話題になったプロダンスチーム・KOSÉ 8ROCKSがゲスト出演し、目の前で繰り広げられたアクロバティックなブレイクダンスは圧巻のひと言。“MV撮影を通して家族のような存在になれた”と言うだけあって息もぴったり。内田は手で“8”のかたちを作る“8ROCKSポーズ”を一緒にキメるなど、KOSÉ 8ROCKSとのステージに嬉しさを爆発させた。また、「Loser」では4人の“うちダンサーズ”も加えた総勢15名によるダンスが大迫力! 前回のパシフィコ横浜でのライヴ以前に発表された曲だが、改めて楽曲の格好良さが再発見できた。

MCではこの一年半を振り返りながら、“今日みなさんの笑顔を見て、頑張ってきて良かった。これが僕たちの幸せだと実感できました”と想いを語った内田。「You Are Special」にはそんなファンへの感謝の気持ちが込められた。ダンスとともに繰り広げたダンスチューンとは一転、アコースティックのサウンドとともに染みる歌声。何も聞かずただ隣に並んで座ってくれているような、内田の朴訥としたやさしさがジワッと胸の奥に広がるような楽曲だった。

ツアーでは自分が挑戦する姿を見せることでファンに勇気を与えたいとして、前回はピアノの弾き語りに挑戦したが、今回はギター&ヴォーカルに挑戦。ジャーンとまずは音を確認するように鳴らし、その後は「BRIGHT SIGN」に合わせて掻き鳴らすように弾きながら歌った内田。ダンスと共に聴かせる曲とはひと味違う、ソリッドな男臭さも魅力だと感じさせた。ちなみにこの日弾いたギターは私物で、ギターを本格的に初めてまだ2カ月くらいとのこと。途中でピックを落とすハプニングもあったようで、そんな姿も実に親近感があった。

ラストには“ここにいる全員で内田雄馬になって騒げ〜!”と2ndアルバム表題曲でツアーのテーマでもある「equal」を披露。うちダンサーズも登場して5人で軽快に踊りながら歌った同曲は、内田が考案したサビのIIダンスを観客も一緒に踊り、文字通り会場全体がひとつの内田雄馬になることができた。

アンコールでは“ここが内田雄馬の生きる意味。これからもいろいろなことがあると思うけど、あなたがいてくれるのなら僕はここに立ち続けます!”と力強く約束。内田雄馬とイコールになることで見えたニューワールド。ここをスタートラインに、向かうべき場所へみんなと一緒に歩きたい。その先にあるのは、今よりもっと素敵なワンダフルワールドだろう。

撮影:hajime kamiiisaka/取材:榑林史章

内田雄馬

ウチダユウマ:2013年に声優デビューし、数々の人気作で存在感を発揮。その一方で自身の出演作品のライヴイベントでは高い歌唱力も披露。歌の活動に期待が高まる中、さわやかにどこまでも突き抜ける声とキレのあるダンスを武器に、18年5月にシングル「NEW WORLD」でアーティストとしてデビュー。19年3月に『第13回声優アワード主演男優賞』を受賞、同年秋からは初の単独ライヴツアーを開催し、追加公演をパシフィコ横浜にておこなった。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

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    <OPENNING MOVE>

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    <MOVE 1>

  3. 12

    10. SHAKE!SHAKE!SHAKE!

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    <MOVE 2>

  5. 19

    <ENCORE1>

  6. 23

    <ENCORE2>

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