LIVE REPORT

MORISAKI WIN ライヴレポート

MORISAKI WIN ライヴレポート

【MORISAKI WIN ライヴレポート】 『MORISAKI WIN SCREEN LIVE ~Parade to the WonderLand〜』 2020年8月29日 at 無観客有料配信ライヴ

2020年08月29日@無観客有料配信ライヴ

撮影:高橋那月/取材:土屋恵介

2020.09.09

ソロアーティストとして活動をスタートしたMORISAKI WINが、8月29日(土)に初のオンラインライヴ『MORISAKI WIN SCREEN LIVE ~Parade to the WonderLand~』を開催した。

7月1日に配信シングル「パレード - PARADE」でメジャーデビュー、8月19日には1stEP『PARADE』を発表し、MORISAKI WINはソロアーティストとしてのキャリアを本格的にスタートさせた。そんな彼の強力な武器はライヴパフォーマンスだ。ソロとして大切な一歩目を刻むステージを、生バンドととも全世界に向けて配信ライヴというかたちで行なった。

オープニング映像が明けると、生バンドの演奏が始まる。舞台袖のMORISAKIは赤いジャケットの襟を正してステージに駆け上がった。バンドメンバーとアイコンタクトを取り、「パレード - PARADE」がスタート。アーバンなメロウサウンドに乗って、のっけからファルセットやミックスヴォイスを多用しながらグルービーなヴォーカルを聴かせる。スタンドマイク越しの彼は、うっすらと髭を生やしちょっと大人な雰囲気となっていた。もちろん久々のライヴでも彼の軽快なステップは止まらない。ステージ前に乗り出しカメラ越しのファンに向かって、まだまだ歌い続ける想いをしっかりと歌で伝えた。

“みなさんこんばんは、MORISAKI WINです! みなさんお越しいただきありがとうございます。日本から世界に配信しております”と、日本語、英語、ミャンマー語を交えて笑顔で挨拶。国内外でも活動したいというMORISAKIにとって、配信ライヴは実に有効なツールと言っていいだろう。そして、“昔やってた曲です。ぜひ今夜も一緒に踊ってください”と過去のステージで歌ってきた、彼が作詞作曲したナンバーを披露していく。ミディアムポップなラブソング「Shall we dance」をやさしいヴォーカルで歌唱。そこから一気にテンポを上げ、ファンキーなアップチューン「Be Free」をドロップ。バンドメンバーとコミュニケーションを図りながら、ステージで跳ねまくり躍動感あふれるステージを作っていく。それにしても、彼のヴォーカルは力強い。もともと歌の表現力は高い彼だが、ここに来てその輝きにさらに磨きがかかっていることが伝わってきた。

“みなさん楽しんでますか?”と画面越しのファンに語りかけるMORISAKI。すでに汗だくではあるものの、清々しい表情を浮かべている。その現場のいい空気感は、バンドメンバーとの最高のコンビネーションから発せられていた。彼らの間にはすでに阿吽の呼吸が出来上がっており、バンドが本来と違うブルージーなアレンジで演奏し、MORISAKIもそれに乗っかって歌いつつ“違う違う!”とノリツッコミを入れる場面も。まるで音楽を使ったコントのような光景も見られた。そんな楽しいムードからドゥーワップテイストの軽快なナンバー「1. 2. 3」では、自由に伸び伸びと楽しくパフォーマンスする。

ここで自身のSNSを使ってファンのコメントを読み交流を図るゾーンに突入。フロアーに降りたMORISAKIは、Facebook、instagram、YouTubeのファンのコメントを、バンドの演奏に乗りながら読み上げていく。そして、「パレード - PARADE」MV撮影のオフショット映像を挟んでバンドメンバーを紹介し、その勢いのまま「Wonderland」へ。スペイシーなアシッドジャズサウンドで歌う彼の姿は、ソロアーティストとしてのダイナミズムを感じさせる。迫力のあるロングトーン、パワフルなダンスは観応えたっぷり。ステージからジャンプで降り立ったフロアーを大きく使ってのパフォーマンスも圧巻だ。そのままMORISAKIはテンションを落とすことなく「d.s.t.m」へ。カッティングギターのうねるサウンドで、“Don't Stop The Music”というメッセージを力強く歌っていく。黒シューズに白いソックスで音と一体化して踊る姿は、彼の敬愛するマイケル・ジャクソンを彷彿させるものがあった。

ファンキーに盛り上がったあとは「Blind Mind」でディープな世界に突入。深い愛ゆえに混迷していく感情を、美しくエモーショナルなヴォーカルで歌い上げていく。気持ちの入ったパフォーマンスは、かなりの迫力だ。そして、“観てくれてありがとう。次の曲で最後になります。今日はありがとうございました!”とシンプルに語ると、ミッドファンクナンバー「What U Wanna Do」をきれいなハイトーンで聴かせ、本編は終了となった。

SNSに“#コールウィン”のツイートが並び、新しいアンコールのかたちでMORISAKIがステージに戻る。すると彼は「パレード - PARADE」を自身の母国語であるミャンマー語バージョンで歌唱。MCではファンへの感謝を述べ、バンドメンバーを送り出したあと、“最後に僕がここ(ステージ)に帰った来たってことで、この曲を歌いたいです”とギターで「ただいま」を弾き語る。《あのときの約束 今も変わらないまま/君がいるから これからもずっと》《ここが僕の帰るところ》という歌詞は、まさに今の彼の想いそのまま。ファンの“おかえり”の声が聞こえてくるような感じさえあった。感極まる彼は深く息を吸い、“MORISAKI WINでした。ありがとうございました!”と挨拶をして本公演を締め括った。

ソロになってからのインタビューでも早くライヴがしたいと語っていたMORISAKI。しっかりと準備をして本公演に挑んだことが伝わる、気合いみなぎるステージを観せてくれた。音楽を通じてファンを全力で楽しませるエンターテイナー・MORISAKI WINの可能性に、ますますは期待高まるばかりだ。

撮影:高橋那月/取材:土屋恵介

MORISAKI WIN

モリサキウィン:1990年8月20日生。ミャンマーで生まれ育ち、小学校4年生の時に来日、その後中学2年生の時にスカウトされ、芸能活動を開始。08年にダンスボーカルユニット“ PRIZMAX ”(現、解散)に加入し、メインヴォーカルを担当。俳優としても様々な役を演じ活躍する中で、18年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の新作『レディ・プレイヤー1』で主要キャストに抜擢され、ハリウッドデビューを果たす。その後も数多くの映画やドラマに出演。20年にアーティストとしても世界進出を掲げ“MORISAKI WIN”としてメジャーデビュー。18年よりミャンマー観光大使を務め、母国ミャンマーでもドラマの主演やCMに数多く出演し国民的スターとして活躍中。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 1

    1. パレード – PARADE

  2. 2

    2. Shall we dance

  3. 4

    4. 1. 2. 3

  4. 5

    5. Wonderland

  5. 9

    <ENCORE>

  6. 10

    1. パレード – PARADE」(ミャンマー語Ver)

  7. 11

    2. ただいま

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