LIVE REPORT

ももすももす ライヴレポート

ももすももす ライヴレポート

【ももすももす ライヴレポート】 『ももすももすワンマンライブ 〜HUEは鳴き続ける。〜』 2019年12月16日 at TSUTAYA O-nest

2019年12月16日@TSUTAYA O-nest

撮影:Yuri Fujiwara/取材:千々和香苗

2019.12.27

2019年2月にシングル「木馬」でメジャーデビューしたももすももすが、12月16日にTSUTAYA O-nestで初のワンマンライヴを開催。シンガーソングライターとしてスタートを切りった1年間はもちろん、それ以前の活動にも想いを馳せる一夜となった。

1曲目に披露したのはロックナンバー「火星よ、こんにちは」。開演前に会場でBGMとして流れてたFM OH!のラジオレギュラー番組で“打ち込みで変なドラムを考えるのが好き”と話していた通り、独特なビートを刻みながら儚げなメロディーが頭の中を駆け巡った。11月にリリースした2ndシングル「アネクドット」はカップリングの「プルシアンブルー」「シクラメン」も含めて爽快な印象を持ったが、ライヴではエモーショナルな歌声を響かせる「桜の刺繍」や、アップテンポで会場のテンションを引き上げる「隕石」など、より振り切ったパンチの強いパフォーマンスで観る者を魅了する。同シングルに込められた切なく儚い想いもダイレクトに感じられた気がした。

そんな光景を眺めていると、デビュー前の2018年9月に観たライヴのことを思い出した。当時は「うさぎの耳」という1曲のみが公開されていて、何だかミステリアスな雰囲気を持っていた。しかし、“悲しみを表すなら青”というような、誰もが知らず知らずのうちに持っている先入観を一切なしにして喜怒哀楽を表現する楽曲や、音楽が好きという純粋な想いにあふれているところなど、この1年で少しずつその魅力を知ることができた。...と思っていたが、アンコールでMV「アネクドット」の衣装を着て登場し“これを着たらどの曲をやるか、みんな分かってるよね”と予測させていたところ、唐突に以前ボーカルを務めていたバンド“メランコリック写楽”の楽曲「ヨーロッパ返して」をサプライズ演奏してしまう一面もあって、やはり彼女は掴めそうで掴めない存在であることを痛感。そのあとにお待ちかねの「アネクドット」をプレイし、初ワンマンを颯爽と駆け抜けたのだった。

以前、インタビューで“自分が宇宙人だとしたら、地球の食べものって変なかたちをしていると思いません?”と尋ねられ、想像の斜め上を行く感情移入に驚いたことがあるが、きっと彼女は宇宙人の目線に辿り着いてしまうくらい、日々さまざまな人の気持ちに寄り添っているのだと思う。この日のセットリストでは、ソロデビューする前から今この瞬間までの道のりに改めて明かりが灯され、会場を後にするファンの感激としてやられた想いの表情をうかがうに、ももすももすとファンの心はまた一歩近付いていた。

また、アンコール時にサラッと“あっ大切なことを言い忘れてた! 3月3日にアルバムを出します!”という嬉しい発表も。たくさんの新曲や未収録曲も披露され、ひたすら探求心を擽られるももすももすに、ますます期待が高まるばかりだ。

撮影:Yuri Fujiwara/取材:千々和香苗

ももすももす

ももすももす:常々渦巻く思考を独自の詩的な表現で紡ぐシンガーソングライター。学生時代に組んだバンドでも作詞作曲を手掛け、2018年からソロ活動を開始。同年にデモ音源「うさぎの耳」を配信リリースし、19年2月にはシングル「木馬」でメジャーデビュー。

SET LIST 曲名をクリックすると歌詞が表示されます。試聴はライブ音源ではありません。

  1. 5

    5.ベルガモットとドラゴンアイ

  2. 10

    10.海と傷口

  3. 14

    <ENCORE>

  4. 15

    1.ヨーロッパ返して

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