ヤマザキユウキ作曲の歌詞一覧リスト  8曲中 1-8曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
視えないふたり 新曲kittone 新曲kittoneヤマザキユウキヤマザキユウキ安田そうし・ヤマザキユウキ茫、と外を眺める横顔を照らす月明かり 少し開いた窓からそよぐ 夜風が前髪を撫ぜていた まるでこの広い世界でふたりきりのように この部屋にはここにしかない時間が流れている  触れた先から凍えてしまいそうな 半透明な胸の内側を 柔らかな視線が 声が 優しく溶かして  写真や鏡には映らない 瞳の奥にだけ私がいる ひとりでいたのなら気付けなかったよ 言葉って、優しいんだね  遠回りの家路に並んで見上げた流れ星 嬉しくても涙は出ると それも少し温かいと知った してあげられることなんて何もないけど 同じだよって笑う君にまた少し溶けていた  ずっと見ていた夜に浮かぶ月も 君の側では特別に見えて 不確かな日々の全てが愛しく感じて  思い出も未来もなくたって 確かなものだけがここにあると となりにいるだけでちゃんと伝わるよ 心って、あたたかいんだね  写真や鏡には映らない 潤んだ私だけ覚えていて このまま溶け合って水滴みたいに 唯一つになれたなら  いつか消えてしまっても 記憶の中にだけふたりがいる 言葉にしなくてもちゃんと聞こえたよ ねぇ、君って 優しいんだね  優しいんだよ
長い夢kittonekittoneヤマザキユウキヤマザキユウキ安田そうし・ヤマザキユウキ長い夜の隙間を揺れて ただ夢を見ていた まるで春を告げる花のように またどこかで逢える気がしていた  閉じた目を照らす月明かり  心を一つ歌って そっと風に乗って まだ白い空を渡った君を描いている いくつも季節を迎えてやっと辿り着く その行く先なら君が知ってる  薄い紙の上に並ぶ その指先に宿っていたそれは 夜に浮かぶ月のような 美しさで横たわっている  記憶の至る場所で 溢れたインクのように君が深く滲んで 今も胸に息づくまだ浅い夏の 柔らかな香りがその肩を撫ぜる  言葉を一つ歌って その風になって 思い出の側に座って ただ見つめている 果てしない夜に凍えたこの胸にあった 心の在り処を僕は知らない  言葉を一つ歌って その風になって 思い出の側に座って ただ見つめている いくつも季節を迎えてやっと辿り着く その空の青さも知らないままで  長い夜の隙間の先に どこかで逢える気がした
ある夏の記録kittonekittoneヤマザキユウキヤマザキユウキヤマザキユウキ・小田内志徳揺れる水面に溶けた薄月 浅い眠りに差した波の音  途切れたいくつもの声が生まれて 手繰り寄せてはまた消えて 泳いだ手を影が染める  描き出した夜空に咲いた光の雨が 閉じたこの目から溢れ落ちていく 流るるこの涙を何度生まれ変わっても 思い出して  浅い眠りを割いた耳鳴り 酷く頭が痛む夏の夜に  途切れたいくつもの声を辿って ただ夢中で書き続けた もう二度と戻れないとしても  空になった心に花火の音が注いだ 閉じたままの目が捉えた気がした ゆらゆら波を纏う声を繋ぎ合わせて 探していた 微かな記憶  あゝ五月蝿いな 悲鳴にもよく似た 蟲の声が掻き消す波音 思い出も言葉も心も明日もいらない ただ、もう一度  描き出した夜空を咲いた花が鳴らした 物語が終わりを告げるように 流るるこの涙は何度生まれ変わっても 辿り着けるから  空になった心に君の声を注いで 書き残した 真夏の記録
いつかの君へkittonekittoneヤマザキユウキヤマザキユウキ窓際に置いた空のままの花瓶が 役目を終えたような顔をして 外を流れゆく何度目かの 季節を見送った  何も言わずに手渡した花束も 今考えても柄じゃないよな 言葉一つに結べるほど些細なものでも 簡単なものとも思いはしないけど  きっとドラマみたいに 気の利いた再会はないから 今だってこの胸には君がいる 映画みたいに美しい結末なんてないまま こうやって足を止めているんだ  変わらない街のどこにいても その面影を重ねてしまうばかりで 駅前の花屋 好きだったよなあって 口元に溢れた  誰かが言った「あの頃は良かった」なんて くだらない、と笑えないのはいつからだろう ああ、知りたくなかった  いつか全て忘れて 消えていくのがそうだと言うなら この先も思い出にはしたくない 時を超えても褪せない不朽の名画のように いつだってこの心にあるから  ドラマみたいに 気の利いた再会はないから 今日だって想えば張り裂けそうで もしもあの日の君へと 何か一つ言えるなら  きっとドラマみたいに 気の利いた台詞は言えないけど よく聞いて 一度しか言わないから 映画みたいに美しい結末なんてなくても  「君に会えて良かった」
名前を呼んでkittonekittoneヤマザキユウキヤマザキユウキ安田そうし・ヤマザキユウキ一つ声を聞いた、それだけで 季節が色づきはじめたような気がして やがて咲く薄紅より先に 私を染めてしまったの 気づいていないでしょう  私が嵐なら 君はまるで稲妻だ 照らして 心を貫いて  そばにいて そばにいて 強く手をつないで 君となら どこまでもきっと行けそう 行けそう この夜を駆け出して 私をつかまえて 君がつけた名前で呼んで  澄んだ瞳にその眼差し まばたき一つも見逃したくないほどに どんな景色も目に映らない きっと見上げた横顔に見惚れてしまうから はーあ  紅く染めた頬 並べて 言葉にしなくても 心は自然に雄弁に 溢れて止まらない うちあけたいわ この胸の高鳴りを 寄り添うようにそっと重ねて  そばにいて そばにいて もっとよく聞かせて 君となら どこまでもきっと行けそう 行けたら もう二度と戻らない誓いを抱きしめて その心に閉じ込めて  そばにいて そばにいて 強く手をつなげば 二人なら どこまでもずっと行けるよ そうでしょ? 何度でも 何度でも 私をつかまえて 君とならどこまでもきっと行ける 君がくれた名前で呼んで
誰も知らないkittonekittoneヤマザキユウキヤマザキユウキ安田そうし・kittone夜の隙間を抜け出した空 窓を開ければ 流れる浅い夏の匂いがする  いつかの夜空を照らす光の雨や 頬を染め抜く薄紅 散りゆく花弁 拾い集めて一つも残さずに書いている 薄い足跡を辿る  何度も吐き出して 吐き出して 胸も痛いほどに 指先で心の行方を探す  言葉よりも透明で 美しいものが知りたくて 描いた面影浮かぶ あの空の青さは 僕しか知らない  窓際に並べた笑顔はあの日のままで 時間が途絶えたみたいだ 想っていても伝える術を持たないのなら 何もないのと同じだ  何度も吐き出せど 吐き出せど 胸は痛いままで この心は指先だけに宿る  思い出なんて曖昧で さよならだけが消せなくて 見上げた窓から覗く この空の青さは 君には見えない  夜の隙間を抜け出した空 窓を開ければ流れる 季節はまた巡る  言葉だけが透明だ 思い出だけが邪魔なんだ さよなら 涙で滲む 君に向けた詩も 僕しか知らない  君には見えない
春ノ嵐kittonekittoneヤマザキユウキヤマザキユウキ通りに咲く薄紅 風揺れる凛とした横顔 不朽の名画に惹かれるように 視線が他に行き場をなくした  吹き抜けて散らした花が一つ 淡い香りを残してそっと頬を撫ぜる  透明な風に乗って 胸を駆け回る君に この心も奪われそうで 前触れなく吹き荒んで 眩い光放つ其れは 春を待つ僕の元に巻き起こる  通りに舞う薄紅 水溜まり染め上げた花弁 どれだけ考えていても この想いが僕を追い越すばかりだ  月に並べた 目蓋の裏側焦がす君 熱が胸を叩く 頬を紅く染める  壮大な景色だって 側にいてくれないのなら この胸から何も生まれない いつかは全部消え去って 灰となる運命だとしても もう一寸 その笑顔を見ていたいだけだ  信じちゃいなかった 運命も必然もその手の温かさも 抱き寄せて奪い去る、まさに其れは 春を呼ぶ嵐  透明な風に乗って 胸を駆け回る君に 気付いていた もう戻れない 戻れなくていい  透明な風になって 胸を吹き荒らす君に この心を奪われている 気付いてたんだ 僕だって 初めて抱くこの想いを込めて 僕しか知らない名を付けた
君を詠むkittonekittoneヤマザキユウキヤマザキユウキさよなら、またねって いつか来るんだって 目を逸らしては溜め息 傾く陽が照らす 影を長く伸ばした 君をただ見ている  出会いは突然でも ちょっとありきたりだから 映画や小説には とてもなりそうもない  ごめんね こんな時に うまく伝えられないから 空白を埋めるように 口遊むんだ 君を  空を泳ぐ烏 聞こえた 夕方五時を告げる歌 今を飾るに相応しい言葉も 見つけられないでいる  夕映え 並んだ影がまだ二つ 歩き出すのを躊躇った 離れてしまったら二度と元通りには なれない気がした  思えば思うほどに終わりが胸を過る 本音を飲み込んではまた気付かないふり  変わらない街並みは 足りないものばかり思わせるから 変われずにいる僕の前で 笑う君が詩になる  さよなら、またねって 離れてしまったら二度と元通りには  さよなら、またねって 想いを束ねて 最後に君に渡そう さよなら、じゃなくてまた会えるよねって そう確かめるように  夕映え 佇んだ影がただ一つ そっと夜に落ちて消えた
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