青木慶則作曲の歌詞一覧リスト  38曲中 1-38曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
青い潜水服HARCOHARCO青木慶則青木慶則青木慶則水族館では 長い休憩と器用な動きで鮮やかな技 僕がグレープを買ってくる間 息を止めていた 青い潜水服  疑問を晴らした男、大人 匂いを隠した女、大人 態勢を変えて赤面 明かせ 掴んだ手を今離せ 離せ  入口で聞いたテクニカルセンター 問い質す原価  横に入る警備員が飲んだ缶コーヒーの液が洩れていた 因果退いた観光地の壁画貰っていた 印鑑ノン兌換工費の役が回ってきた 陰画載った感光紙の絵、気が紛れた  君のお腹はとても綺麗だ 脇の下から魚が見えた 僕がトイレに行っている間 金を数えた青い潜水服  諦めきれない男、子供 熱を冷まさせる女、大人 態勢を変えて赤面明かせ 掴んだ手を今離せ 離せ  出口を塞いだ髭の濃い巡査 現場は刻一刻と  醸し出す特派員が飲んだ缶の底、液が洩れていた インが乗った観音走行へ木が萌えていた 殷我の歌、漢の僧、孔へ記が漏れていた インカの奪還の倉庫メッキが埋もれていた 胃が飲んだ澗の壮行 出来上がっていた 引火した湾岸線の駅が燃えていた 逃したペンギンを探していた警備員が 見た彼女の青い潜水服
雨音に閉ざされてHARCOHARCO青木慶則青木慶則青木慶則雨音に閉ざされ 僕は目を覚まさない 読み終えたばかりの本の中で眠っている  雨粒の重さに蝙蝠が息を切らす サヨナラも告げず落ちて行く 湖の底へ  どこにもいけない 外は雨降りさ 魚になった夢を見て眠っていた 粗目硝子の水面を抜けて 高く高く 飛び跳ねた  地球儀をまわせば今日はどこも雨降りさ 世界の子供達 本の中で眠っている  雨音のリズムに突き動かされるように 靴箱を広げ 飛び出した 雨雲の下へ  行き先知らぬ バスに乗り込んで 遠くまで揺られながら眠っていた 冷たく湿った窓に頬寄せて 僕はまた魚になる  雨音に閉ざされ 僕は目を覚まさない 読み終えたばかりの本の中で眠っている
あらたな方角へHARCOHARCO青木慶則青木慶則階段を蹴っていつもの方角へ 朝靄を駆けぬけて 道の向こうに手を振った君の 幻をみつけた  足早になって横切った公園の 時計は止まっていた 木立のなかでほほえむ僕らの 声もあの日のまま  繋いでいくフィルムのように 思い出がつまったこの街 手つかずの道を探し歩けば そこには君の愛した花ばな  信号を待って見渡した空に 帰りそこねた月が 明日の行き先を尋ねるけど 首を横に振った  地球儀を左に回し よみがえらせる僕の手を 見かねた人がやがて言うだろう 「ごらんよ、朝日の射すこの道を」  塗りかさねた絵画のように 望みが色あせない街 手つかずの道を探し歩けば そこには数えきれない花ばな  階段を蹴ってあらたな方角へ 時計は動きはじめ 道を渡って歩きだす僕は 進む時間のなか
嘘つきHARCOHARCO青木慶則青木慶則人込みを避けては静けさに戸惑う ふいに君へと切り出したのも実は嘘なんだ さよならの代わりは幾らでもあったのに 手をかざしても瞬きをしても本当にはならない  僕はずっと変われない 嘘のまま いつも君のぬくもりと優しさを当てにして 振り返るけど誰もそこにいないんだ  煌々と照らされた名前のないハイウェイ 行けば行くほど見知らぬ町へ吸い込まれていく 何処にもない出口に頷いてしまうそうな夜さ ハンドル握る手をはなしたら自分にさえなれない  僕はずっと変わらない嘘つきだから もしも明日旅先の風景に出会っても こう言うしかない 僕はここにはいないんだ…  僕はずっと変わらない嘘つきだけど 君を偶然見かけて声を掛けた、本当さ 優しい君は今人込みに埋もれた
お引越しHARCOHARCO青木慶則青木慶則明るい気分と共に目を覚ます 天候はおそらく午後から崩れる 窓際でずっと空元気を振りまいては 今日のこともすぐに忘れてしまうよと野良猫に話す  切り絵のような町を抜けて ああ、僕は寂しさを素手でぐっと遠ざける  紙袋をいくつも持って届けるものを届けて 新しい町へ向かう僕を乗せた車の窓ガラスに雨が降る  近頃の僕はいつもにわか雨 投げやりを涙を手の甲に溜めて 例えば夕飯を嗅ぎ分ける子供のように 君に願いをすべて言い当てていればここにはいない  困り顔の月のシルエット ああ、二股の路地が僕にそっと問いかける  取り外し出来ない夢 少し他人に任せて 身にまとえるような気持ちを買い揃えては鏡見て口籠る
親子のシルエットHARCOHARCO青木慶則青木慶則親子のシルエット 西日に溶けて 朱色のドームに吸い込まれていく  いびつな雲を束ねて遊ぶ 家路は遠く だけどずっとここにいる  昔の自分に電話をかけるよ いつかこんな日が来ると教えたい  小さな靴で踏み込むあらゆる道を つないでいくだけで精一杯  親子のシルエット いつか流した 涙のプールの水面に揺れる  永遠という言葉はあっても 時計は進む だからまだここにいる  未来の自分にメールを送るよ 脇目も振らずにただ進めばいい  無邪気な声で指差す飛行機の影 すべてが真新しい世界  親子のシルエット 西日に溶けて 朱色のドームに吸い込まれていく  一日はまるで長い吊り橋 渡り切るまで声を掛け合って  親子のシルエット… 家路は遠い そろそろうちへ帰ろう
悲しみを笑顔でBLUE BOYBLUE BOY村松秀人青木慶則楽しかった思い出に 今 サヨナラを言うよ 悲しいけれど 夢の中だけ君の笑顔が 僕のものなんて もう忘れるよ 忘れるよ  寒い晴れた日にちょっと薄着で 夏の出来事思い出す クリスマス待ち望んでる街は すれ違う人の数だけ 僕をひとりぼっちにさせる  いつの日か 約束したね 「クリスマス 二人でいよう」  楽しかった思い出に 今 サヨナラを言うよ 悲しいけれど 夢の中だけ君の笑顔が 僕のものなんて もう忘れるよ 忘れるよ  君といる時はいつも不思議で 公園でただ座ってても 君は笑えば すぐに怒ったり いつも僕を困らせたけど 会うたび君を好きになった  いつの日か 約束したね 「クリスマス 二人でいよう」  楽しかった思い出に 今 サヨナラを言うよ 悲しいけれど 夢の中だけ君の笑顔が 僕のものなんて もう忘れるよ 忘れるよ  君と一緒にずっといたかった この想いもう遠く消えてく  楽しかった思い出に 今 サヨナラを言うよ 悲しいけれど 夢の中だけ君の笑顔が 僕のものなんて もう忘れるよ 全て捨てよう  時間が過ぎれば きっと笑えるから もう忘れるよ 忘れるよ 大好きだけど 忘れるよ 忘れるよ
神様の両手HARCOHARCO青木慶則青木慶則眠れない夜 まぶたの裏を旅して 遠い国の交差点で 旅券を手に待ちぼうけ 遠吠えのように 響く銃声のなかで 少女の手が僕に迫り 思わず跳ねおきた  そう 今も部屋のパソコンから 世界地図を広げてみても 君の手は掴めない 雲の上では戦闘機が散らばった  翼を背に今 飛び立てたならば 君をこの両手に 抱えて連れ出そう いつになったら人は許し合うのだろう 神様の両手が今にもこの星を振り落としそうなんだ  炎を上げて燃え盛るあの子の家 カレンダーもダイアリーも 二度とめくれはしない 国境に立つドーベルマンは嘶き すぐ巻き添えになりそうな僕らを撥ねのけた  ああ 礼拝堂 ステンドグラス 翳した手に届く光 愛を求め歌えば すり替えられる言葉たち 「武器をもっと」  翼を背に今 飛び立った少女 小さくなっていく 生まれた育った街 いつになったら人は認め合うのだろう 神様の両手はここにいる僕たちの両手だということを
カーブミラーHARCOHARCO青木慶則青木慶則用水路に沿って続く8月の 日影から飛び出せず息を詰まらせていた 他愛もないはずの道の白線に ふっと湧いたためらいの言葉を浮かべてみれば  カーブミラーに歪んで映る僕の全身は頼りなく いろんな言葉を並べ立て君を失っていく 何かを知っている町の子供が無垢な頭を引っ込める 虹色の光の輪に包まれセダンが横切る アーチを描く残像に僕は手を掠めた。  どこかに隠した答えを探すために ブックセンターの椚を見回しお腹が痛くなる 持っているだけの秘密は明日を拒む 眠れない夜に当てずっぽうな道を選ぶように  瞳のなかに映っている空のパノラマは僕を待ちわび 君にうまく言えない曲がり角で眺めるだけさ 何かを知っている町の子供は雲足を追いかけていく とどまる空が僕を見つめた。  東空に見透かされた迷いを今手に取れば 逆さまの気持ち まるで鏡の向こう  カーブミラーに歪んで映る僕の全身は頼りなく いろんな言葉を並べて君を失っていく 何を知っている町の子供はあの頃の僕に似ている 虹色の光の輪に包まれセダンが横切る アーチを描く残像に僕は手を掠めた
きこえるHARCOHARCO青木慶則青木慶則この街のどこか遠くで 君の声が聞こえる 風に流されてしまいそうなほど かすかな奇跡だった 姿は見えないけれど 君の頬にふれて 流れる涙をすくいあげよう きっと今 ここにいるんだろう  昨日ポストに入れた手紙の宛先はない だからどこかの国の切手を貼っておいたけど 返事が届いたのは花屋の角で気が付いた 今日の言葉で君が咲いていたから  残されていたわずかな時間を 僕らはちっとも知りえずに 勝手気ままに生きてた 陽が暮れるのを待っているような日々を  この街のどこか遠くで 君の声が聞こえる 行き交う人波をかき分けながら 雲の流れる方へ 姿は見えないけれど 君の肩にふれて 言えなかったことを打ち明けよう なにもかも 知っていたんだろう  慌てて乗ったバスに行き先の名前はない だからいつもの本を最後まで読み切ったけど 窓の外の景色はあの日のまま止まってるんだ バスが夜空を飛び始めたとしても  限られていた最後の言葉で ちぎれ雲を集めるように 君が僕らに教えた 夜が明けるための道を急ぐよ  君の好きだった歌が ふいに街で聞こえる 急いでる誰かを引き止めながら 音の流れる方へ 姿は見えないけれど 君の肩に触れて 聞けなかったことを打ち明けよう 僕にそっと話してよ  どんなに離れていても 君の声が聞こえる 風に流されてしまいそうなほど 微かな奇跡なんだ 姿は見えないけれど 君の頬にふれて 流れる涙をすくいあげよう 今もきっと ここにいるんだろう
君のママと仲良くなりたいBLUE BOYBLUE BOY青木慶則青木慶則君のオウチに電話をかけたら ちょっぴりダンディーなパパ 長身で、二枚目の君のパパ 「今娘はいません」 「じゃあまたあとでかけます」 あー 敬語をうまく使い分けましょう  君のオウチに遊びにいったら とってもキューティなママ お茶とケーキをごちそうになったあと 「この娘わがままで大変でしょ」 あーよく分かってらっしゃる  君のママと仲良くなりたい 君をずっと守りたいから 君のママと仲良くなりたい これからの僕らのために  水着姿でスイカ割りをしていた 本当はグラマーなママ 周りの誰よりも輝いてる 「ぼっ、ぼくもまぜてください」 あー 君の将来を見た!  広い海と仲良くなりたい 君をずっと守りたいから 青い空と仲良くなりたい これからの僕らのために  白い雲と仲良くなりたい 君をずっと守りたいから 君のママと仲良くなりたい これからの僕らのために  君のオウチに遊びに行ったら 君のパパもママもいない それを知ってて誘ったってことは 「じゃ、じゃあOKってこと…」 あー 君のママに「ゴメンナサイ」  君のママと仲良くなりたい 君をずっと守りたいから 君のママと仲良くなりたい これからの僕らのために  君のママと仲良くなりたい 君をずっと守りたいから 君のママと仲良くなりたい これからの僕らのために  君のママと仲良くなりたい 君をずっと守りたいから 君のママと仲良くなりたい これからの僕らのために  君のママと仲良くなりたい 君をずっと守りたいから 君のママと仲良くなりたい これからの僕らのために  「君のママと仲良くなりたい!」
キャンドルナイトHARCOHARCO青木慶則青木慶則青木慶則流れる人の波に乗り 家路を急ぎ 今日だけは部屋を暗くして  キャンドルが揺らす人の影 呼び覚ます祈り 誰もが息をひそめている  何故ならそれは 街じゅうの明かりを消して 見つめ合う灯火  流れ着いたこの夜の 通りを行けば 溢れ来る人の声 僕らが暮らす地球の声  例えばそれは かぎりなく遠い昔の 誰かの置き手紙  たどり着いたこの街の 夜空はどんな 戸惑いを抱きながら眠るのだろう キャンドルを灯す夜 僕らが暮らす地球の夜
月面HARCOHARCO青木慶則青木慶則月面に今すぐ降り立って僕は手に銀のナイフを クレーターを切り裂いて君の部屋を覗いた 泣き寝入りしている朝方 酷いやつはいるのさ 爪先を揺らし憂鬱を蹴散らした  真面目に生きてはつまらない夜が ふいに窓を叩き、夢を連れ出すから思わず後を追う 君は一人じゃ眠れない  壁面にぼんやり突っ立って 君は後ろ手にナイフを 好奇心で月を切り分けて飲み干した いつでも調子っぱずれの嘘が多い友達 隙を作るたびに君は壊されていく  歯止めの効かない朝はやってくる 寝息より静かに 断れない訳を夢のなかに閉じて、君はそのうち笑い出す  月面を素早く飛び去って君は無重力のなか 爪先を揺らして憂鬱を蹴散らした
言葉にできなくてBLUE BOYBLUE BOY村松秀人青木慶則言葉にできない 思いを胸に 君にいつか届くといいと 何もできず君を見ているだけで どうしても 素直になれなくて  君と僕は別の夢を見てる 勝手に決めつけて 思いこんでた 今は 何も信じられずにただ 君の誤解を消したかった  君といるときの自分が一番いやで いつでも君に強がってみせた Ah  言葉にできない 思いを胸に 君にいつか届くといいと 何もできず君を見ているだけで どうしても 素直になれなくて  始めた頃の2人はいつでも 不安なんてなくて はしゃぎまわった 君は僕になんでも話したね 僕とのすれ違い気づかぬまま  時が過ぎてゆく 2人わかりあってゆく いやな事さえ見えないようにして  言葉にできない 思いを胸に 君にいつか届くといいと 何もできず君を見ているだけで どうしても 素直になれなくて  君の肩を抱きよせていても なぜだか僕はさみしさを感じて  言葉にできない思いを胸に 君はいつか届くといいと 終わりが近づいて来ているようで 不安ばかりつのるだけさ  ラ・ラ・ラ・ラ…
C線上のワーカホリックHARCOHARCO青木慶則青木慶則青木慶則頭を掻きつつ思案にふけっている作家 外では子供の声 何遍でも言葉を書き換えて その意味があるのか 背後に問う  強い風が吹き込んでくる部屋で聞く アトランティックの音 昼過ぎに茹で 食べ残しているパスタ そこにも答えはない  働けよ 働くよ 働けよ 働いてるよ!  さぁどこかへ出掛けよう 在る筈のない噴水で 銀貨を落とした奴の(影と) 一瞬のダンス ハタラカナイ  C線上で動くワルツ  いつでも待ち合わせに早く着く彼は ひたすら煙草を吸う 呆れて解けて本を買い そこにある文字の読みを来る人に問う  挟まれよ 挟まるよ 挟まれよ 挟まってるよ!  それでも さぁ出掛けよう 新しい靴を履こう ところで奴はどこに(潜む)?! 一瞬のダンス ヘヤニイル  C線上で動くワルツ
水中バギーHARCOHARCO青木慶則青木慶則海底で僕は砂を蹴り 青い闇 その先を急ぐ ため込んだ宿題をトランクに詰めて  行く手はでこぼこ道 でもぼくらのバギーはご機嫌さ 目的は城の地図 時間は迫ってる  奇天烈なアイツの話のなかの 言葉どおり 世界は変わる 南極の氷を溶かす王様の 望みどおり 世界が終わる  どうすればいいのか分からないまま 先へ先へと  生物が海を離れ 今、連想ゲームを繰り返す あの頃の面影が水面に浮かんでる  わがままな性格の水中バギー 無理をしてヒートする 迂回する魚たちは横目で 笑っている 呆れている  潮の流れにうまく乗れずに しょげているのさ  変わらない星が浮かぶ 紀元前の夜は今も続く 陸地では人々が僕らを忘れてる
スクラップブックHARCOHARCO青木慶則青木慶則青木慶則頭ン中は余所行きの服を着た彼女が見えるさ 駅に構えた カメラが写す時刻表 そして今日向かう先は良いところ  撮り逃がしてフレームアウト ひとりぼっち街角 あまりにも悔しいので 感情だけで再現 「それでどうにかなるのか」あらお説教 始まったのはどこの人 それでカメラに写す現実のありとあらゆる姿その平面に 言葉吹き込んだ 声は奪えずに けれど辺りに(見えなかった) 隠れた色合いが(次を)示していた  今までの場合は絵空事 本当に生まれてしまうように願っていたくらい 「それでスッキリするのか」あらまたそれじゃ間違いに気づくの? それでカメラに写すある角度とは反対の角度から新しい 言葉貼り付けた 誰も分からない想い スクラップ(ブック)に閉じた 写真が(答えを)表していた
ソングバードHARCOHARCO青木慶則青木慶則壁に並ぶ写真の中には 遠い日の君がいて ずっと先の今日を夢見てた 僕もほら、笑ってる  ソングバードさえずるような 朝靄の向こう側に広がってる街並みは まるで違う世界のよう  このさきは僕が連れて行こう 君はなんて言ってくれるだろう  書き連ねた日記の中から 足音を響かせて 休むことなく今日を生きてきた 僕たちはここにいる  窓際のアゲハチョウ 花びらを軽く蹴って大空へ吸い込まれてく 未来の景色 探るように  この街の陽が暮れる頃 君の手をとって丘へ行こう  そのさきは僕が連れて行こう 君はなんて言ってくれるだろう
地平線の向こうHARCOHARCO青木慶則青木慶則小さな窓の向こう そっと手を振る人 白いカーテン越しに立って 僕を見送るから 昨日をかたどる影 もう 責めはしないさ 旅立ちの日に合わせるように 咲いたクレマチスも  先を急いでいる渡り鳥のあとを追いかけて 空を駆けていこう 滑走路は 生まれた街  地平線の向こうにある もうひとつの太陽の下で せいいっぱい生きてゆこう いつか君を迎える日まで  夕焼け 一番星 ふと見上げながら 胸に残した覚え書きを 少し読み返した 心をふちどる風 もう 待てはしないさ 明日の朝 僕を乗せて行く 飛行機の翼も  迫る雲の渦に 飲み込まれて 突き抜けた時に 空から見下ろした 模型のような 見知らぬ街  地平線の向こうにいる 君が僕を呼んでいるのなら ありったけの力こめて すべての窓を開けてごらん  地平線の向こうにある もうひとつの太陽の下で せいいっぱい 生きているよ いつか君を迎えに行こう  地平線の向こうにいる 君のもとへ吹く風になろう ありったけの力こめて すべての窓を開けてごらん
天気雨HARCOHARCO青木慶則青木慶則少しだけ眠い月をこすって歩くのは曇った午後3時 いつもだったならば向かった駅のまわりのビルを見上げるのに 俯いたまま  いくつもの雲を感じるたびむなしさに押しつぶされそうだ ねぇリラックスしてさらっと今をなんとなくやり過ごせたならば どんなにいいだろう  天気雨 降り出して太陽が 僕を照らすなんてどうかしてるんだ 雲間から得意気な空が見えた たしかに青いけど虹はひとつも見えない  何回もため息がこぼれ、そのたびににわか雨が落ちた 僕はいったい何について苛立ちを抱えて歩いているの? 雨は止んだ  恋しくて涙目になる午後はひとりではないとちょっと言って欲しいんだ 誰のせいにしたって夜は来るから子犬のように僕は首を振って… 虹を追え! 恋しさに焦がれたら人波が僕を包むほど誰かに会いたい 何のせいにしたっていつまでたっても子犬のように息を切らしてはいられない 天気雨過ぎ去った雲間から 夜は見つめるけど星はひとつも見えない
東京テレポートHARCOHARCO青木慶則青木慶則激しく降る雨に洗い流される街の音 肩を濡らしながら駆けていく学生たち  ヴィヴラフォンみたいに歌い踊る横断歩道 五線譜広げ タクトを振り下ろし進もう  キラキラ光る雨粒と銀色の街 羽根を濡らす燕のように  途切れ途切れの声の方へ 耳を傾けて ビルの谷間へ吹く風に乗る  どこにでもいるようで ここにしかいない人の影 どこにでもあるようで ここからしか見えない街の景色  やまない午後の雨 静かに歌うのは紫陽花 深く潜り込む駅も今日は地下シェルター  ピンボールみたいに車が郊外へ放たれ 流線型のバイパスが飛沫を上げる  陽気に跳ねる雨粒は時の旅人 過去や未来 なんでも知っている  雲の上までテレポテーション ふいに見下ろせば まるで湖に沈んだ東京  キラキラ光る雨粒と七色の虹 羽根を拭い燕は飛ぶ  途切れ途切れの記憶たどり 地図がつながれば 東京の空を駆けめぐるあの風に乗る  どこにでもいるようで ここにしかいない人の声 どこにでもあるようで ここからしか聞こえない街の音
夏のヒーローHARCOHARCOYUKI青木慶則最後の花火揺れて落ちた 夕暮れ 帰り道 君は今、涙こらえてる 小さく肩寄せ歩いてる  なぐさめてみても 最後まで 僕を見上げてくれないけど 優しさを忘れずに生きていこうねと  夏は終わり 君の匂い ソーダ水の泡に溶けた また来年きっと会えるように 日に焼けた君は僕の 夏のヒーロー  風が運んだ君の手紙 何度も読み返す 震えてる文字の向こうから 想いは強く伝わるから  確かめてみたい この距離を 引き返すことは出来ないけど 大切に毎日を生きていけるから  浮浪雲に君の祈り 蝉時雨の声に消えた 泥だらけで手もつなげずにいた いつも強がりばかりの夏を越えて  夏は終わり 君の匂い ソーダ水の泡に溶けた また来年きっと会えるように 日に焼けた君は僕の 夏のヒーロー
春のセオリーHARCOHARCO山田稔明青木慶則青白い夜桜に見惚れて 風邪を引いた鼻声のカナリア そんな気分  夢から覚めてもまだ 夢のなか 巡り巡って ここでずっと 待ちぼうけ そんな気分  新しい名前で呼ばれて 振り返る 君は「サン・カン・シ・オン」とそっと呟いた 春の法則(セオリー)  いくつもの思い出を束ねて この街を旅立っていくのは どんな気分?  いつか観た映画さ ほら 憶えてる? 僕が笑って 君が泣いた あの場面 そんな気分  懐かしい景色と出会って 立ちつくす 今 万感こめて君に届けよう 春の便り  僕らは三叉路に立ち 地図を読む ここで出会って また手を降って 旅の途中 そんな気分  木漏れ日の雨にふられて 目を伏せた 春爛漫の街に僕を誘う 花の香り  新しい暮らしにも慣れて ふと思い出す また「サン・カン・シ・オン」と僕は呟いた 春の法則(セオリー)  ここでまた会おう
バルコニーファーマーHARCOHARCO青木慶則青木慶則膝を抱えて泣いているから いつも答えは YES NO YES NO 今日もここから街を見下ろし 春の気配を探している  明くる朝、種をまく まるでゴッホの絵のように 黄金色の陽の光を浴びながら  バルコニーファーマー ときどきは見ているよ 朝になれば 僕の涙をあげるよ  唇を噛み歩き続けた 君の答えも YES NO YES NO 思いがけない夕立ちのなか 脱げたヒールを探している  道ばたにしゃがみ込み 神様にすがるように見上げた空 そこに花が咲いていた  バルコニーファーマー ときどきは見に来てよ 夜になれば 君の涙で育つよ  バルコニーファーマー ときどきは見に来てよ 春になれば 僕も君も笑ってるよ
響き合うぼくらの呼び声HARCOHARCO青木慶則青木慶則コスモスの道を駅まで歩いた 去り行く季節の歌を聴きながら  汗ばむ背中で受け止めた声に 僕はちっとも気付かずに鼻を鳴らした  誰かの手が はずす僕のイヤフォン 振り向けばそこに 得意げな君の顔  響き合うぼくらの呼び声に 重なり始めた街のざわめく音  思い付く言葉をつないでは 君の声を聴きながら、胸に手を当てる  バイパスを越えて届く風よりも ぼくらの話が途切れないように  大きな身振りで黄昏を隠す だけどちょっぴり空回り 肩を落とした  駅の方から 押しよせた人波に 飲み込まれながら 腕を伸ばした二人  響き合うぼくらの呼び声を 遮りつづける列車や車の音  言いかけた言葉を乗せながら イヤフォンの奥ではずっと歌が流れてた  思い付く言葉をつないでは 君の声を聴きながら、胸に手を当てる  響き合うぼくらの呼び声…
二人の距離BLUE BOYBLUE BOY村松秀人青木慶則BLUEBOY初めて出会った頃は 君との会話さえ なかったのに きっかけ覚えてないけど いつのまにか 笑いあってた みんなのウワサに なったけど 君はただの友達なんだ 僕から話かけないで 自分で君を遠ざけた 遠くに君の姿見るたび なぜか不安がつのるよ  二人の距離に すき間ができて 初めて気付いた 君への思い どんな形でも 隣にいたいよ もうあの頃に戻れないなら こんなに近くにいるのに 声もかけられないまま 自分の気持ちに 嘘はないと 思っていても何もできず 数え切れない二人の時間 ひとつひとつが大きかった  二人の距離が もしも戻せたら すぐに好きだよと 言えるのだろう 誰かに何を 言われたとしても いつでもきっと 笑ってられる  二人の距離が もしも戻せたら すぐに好きだよと 言えるのだろう 誰かに何を 言われたとしても いつでもきっと 笑ってられる  二人の距離に すき間ができて 初めて気付いた 君への思い
BLUE SKYBLUE BOYBLUE BOY村松秀人・村上孝治青木慶則この青空の下を (BLUE SKY) 二人歩いていたね あの虹だけが僕たちをつないでいたんだ  人が少なくなった海に飛び込んで 気やすい仲間たちと騒ぎ続けていた 疲れて座りこんでジャンケンをして 僕が負けてアイスを買いに行った 見覚えのある この場所に君と来たんだ この青空の下を (BLUE SKY) 二人歩いていたね 砂に残したあの言葉 二人の約束  砂浜は人でいっぱいだったけど 二人でかまわずはしゃいでいたね ずっと 南の島にいるような気がしてた 君がいるだけで こんな気持ちになれた 髪をぬらした君が いつもよりもかわいく見えて この青空の下を (BLUE SKY) 二人歩いていたね あの虹だけが僕たちをつないでいたんだ  この青空の下を (BLUE SKY) 二人歩いていたね 砂に残したあの言葉 二人の約束 この青空に見えた (BLUE SKY) 君の輝く笑顔 白い波にとけていった 君と僕の夏
文房具の音HARCOHARCO青木慶則青木慶則どこかで聞いた音がする ささやき声よりも静かに 指の中を転がりながら 心に寄り添う 文房具の音  あの人の横顔がちらつく そんな日は 削りたての鉛筆で描いてみる トキメキに寄り添う 文房具の音  できれば小さな贅沢を 僕の手のひらにください 寂しいときも 触れるだけで ホッとする  あの人と初めての約束した今日は ルーズな癖をやめて いつもより早めに出かけよう 文房具を連れて  たとえば小さな冒険を 僕の靴底にください 歩いたぶんだけ 日記のなかで 恋をする  たとえば小さな冒険を 僕の靴底にください 歩いたぶんだけ 日記のなかで 恋をする  もうひとつ小さな贅沢を 僕の手のひらにください 寂しいときも 触れるだけで ホッとする  どこかで聞いた音がする ささやき声よりも静かに 指の中を転がりながら 心に寄り添う 文房具の音
北斗七星HARCOHARCO青木慶則青木慶則電磁波の届かない空 北の果てのあぜ道 荷物をかかえた織姫を包む 停留所のあかり  うつむき顔をのぞき込み 大人になった君の瞳を横切る都会の記憶に そっと息を飲んだ  星が導く 僕たちの幕が開けるよ 草むらに潜むオーケストラが 頷きあって つむぐBGM  北斗七星 君が探してるあいだに 新しい歌をおぼえるよ 今の君に釣りあうように  広げた僕の手のひらに飛び乗る天道虫 背中の小さな羽をしまえずに 息をひそめている  北極星を目印に帰り着いたその夜 誰にも見えない羽をはためかせ 君はまた行くのか  星を乗り継ぎ 僕たちはさまよいながら いつでも時を遡り 帰ってゆける この夜空に  北斗七星 君が探してるあいだに 流星を空に放つよ いつか共に暮らせるように
ほのかな命BLUE BOYBLUE BOY村松秀人青木慶則今日の4時間目 今日の理科室で カエルの解剖 wow wow wow  1クラスで10匹 10クラスで100匹 次々に奪われる ほのかな命  カエルも生きている  目をつぶって思い出す カエルも生きている wow wow wow 小さな卵の中から 顔出すおたまじゃくし 未知の世界が来て 終わりじゃあんまりさ 自分がもしもカエルだったら こんな所で負けてたまるか  全てを知ったら 得にはなるけど 知らなくたっても どうってことないじゃん ずっと自由にさせてあげようよ 僕らの自由のかわりに  今日の5時間目 実験も終わり カエルを思い出す wow wow wow もしも宇宙人が来て 僕らもカエルのように 次々に奪われる僕らの命 自分がついに カエルになって はじめて分かる カエルの気持ち  全てを知ったら 得にはなるけど 知らなくたっても どうってことないじゃん ずっと自由にさせてあげようよ 僕らの自由のかわりに  全てを知ったら 得にはなるけど 知らなくたっても どうってことないじゃん ずっと自由にさせてあげようよ 僕らの自由のかわりに  全てを知ったら 得にはなるけど 知らなくたっても どうってことないじゃん ずっと自由にさせてあげようよ 僕らの自由のかわりに
ホームタウンHARCOHARCO青木慶則青木慶則着慣れたシャツの釦をとめて トースターの焦げあとを眺め 時間を運ぶフォークリフトに ふと別れを告げたくなる朝  風に逆らい飛ぶツバメさえ いつかは帰る愛しき我が家 こんなに長く戻らなければ 街の顔つきだって違ってる  きっと誰も忙しくしてるけど 会いに行ったら、なんて言われるかな  さぁ 帰ろう ホームタウン チケットを探そう ちょっとだけ立ち止まって今日から抜け出そう Wonderful Communication みんな、どうしてる? 僕は元気だよ  背中を向けて手を振りあって 言葉ひとつ 交わさずにいても 枝分かれした道がどこかで つながるときがいつか訪れる  きっと君は信じてくれないんだろう あの夢を預かってること  さぁ 帰ろう ホームタウン リセットをかけよう ゆっくりと目を閉じて今日から始めよう Wonderful Destination みんな、どうしてる? 僕は元気だよ
MY JOURNEYHARCOHARCO青木慶則青木慶則大きな噴水のなか コインの数だけきらめいた光は 多くの願いをくらませる  浮かんだ虹の向こうに 姿を見せる過去や未来 彼らは今日という輝きを見ていた  一度きりの僕の旅は どこへ向かうのだろう 誰かにそっと背中を押され ここまで来たけど  ひとりきりで生まれてから 君を探して歩き回り はぐれる前の二人に戻れたとしても続くよ ジャーニー  目的地を見失って 荷物を下ろしかけたときは ひとつの想いに振り回されていた  正直に生きてみたって 言葉を人に伝えたって 歩幅が合わなきゃ すれ違っていくだけ  思いどおりに描く旅は ガイドブックもなく 胸のコインを使い果たして おなかが減ったよ  地球を何周もするくらい 君を求めて歩き回り こんなにそばにいること 気付けない僕のみじめなジャーニー  羽を休めた鳥の瞳にうつる僕らは さまよってばかりいるのだろう  一度きりの僕の旅は どこへ続くのだろう 鞄よりも大きな夢を探しているけど  ひとりきりで生まれてから 君を探して歩き回り はぐれる前の二人に戻れたとしても続く マイジャーニー
巻き戻す時間HARCOHARCO青木慶則青木慶則青木慶則ロング・ディスカッション 空き箱に詰めながら解決を探る手は泥だらけ 連続の得点は今日みたいに穏やかな感情を保ったままではいられなかった あの日見つかった球場で声上げる 思い出す少し迷った季節 追いかける数人の平常のボルテージ 横になって河川の蒸発目認する  這い上がってみるその景色 新鮮で懐かしい空 ひと足早くゴールしても 物足りなくて呼んでみる切なさ  今から巻き戻す時間 通り過ぎた 何種類かヒント与えて 帰りの支度をする手を離さないで 凍らせて そこに溜めて  ライト・インプレッション 夜風を取りこぼすよ 対策を練る間にスイッチを入れたら料理番組 音量を落として 重ねた食材のスープに昨日を溶かす 隙間家具が肩を寄せあって 僕の一日を塞いでしまったんだ 会うなら午後から 人目の付かない建物の影からきみを確認する  一本道じゃないことも 風を使い分けることも 知っていても知らされなくても 選べない僕は不器用なんだ  そこから繰り返す時間 低い声のストーリーテラーが興奮して 広げた僕の年表を指して区切る どこがいけなかったと決めつける!!  さぁ 今から巻き戻す時間 通り過ぎた平行線を買い戻して 失くして探る空き箱で育った生き物 早く酸素を注入して そこから繰り返す時間 原稿落としたストーリーテラーはアドリブで 自分の過去について語る どこもいけないところはなかったと言い放つ!!
魔法のステップHARCOHARCO早瀬直久青木慶則街の音をリズムに変えて 踊り続けても 「そんなの無理」って皆 口を揃えて言うんだ  前と後ろ 間違えてるって 笑われてるのに 無理矢理 おどけてみせて 踏み鳴らすのさ  魔法のステップ 僕に見せて 転ばないように 泣き出しそうな 空を見上げて 大どんでん返しさ! イバラの道を貫け 手を引いて歩くよ 指きりして 約束してあげる  風の音にメロディ乗せて 唄い続けても 「そんなの嘘」って皆 口を揃えて言うんだ  振り返れば 誰もいないけど 声が聞こえるよ 知らない街の何処かで また会えるかな  魔法のステップ 君のもとへ 連れて行ってよ いじわるそうな 空を眺めて でんぐり返しさ! 星屑数えながら 手を繋いで歩こう 転んだ事 秘密にしてあげる  もつれる足で 君の名を呼んだ 待ちわびてたんだ あの空の向こうで こぬか雨と太陽 ひとつになった  (Uh, it's a magical step in the world)  魔法のステップ 僕に見せて 転ばないように 泣き出しそうな 空を見上げて 大どんでん返しさ! イバラの道を貫け 手を引いて歩くよ 指きりして 約束してあげる
Monday MorningsHARCOHARCO青木慶則青木慶則Monday Mornings 寝ぼけてコーヒーをこぼせば 日照り続きの心に水しぶきが舞う  明け方の夢のなか いわれのない疑いで 身ぐるみを剥がされた そのせいだろう クシャミばかり  1 Minutes 窓をほんの少し開け 2 Minutes 頬にグラノラ付けて 3 Minutes いつも裏返しのシャツ 天気予報 聞き逃す  Monday Mornings あわてて鍵束を手にして かき混ぜたミルクのように 螺旋を駆け下りる  Singing Birds 朝から果てのないお喋り 道端を掃く竹ぼうき 白い霧を晴らしていく  駅まで Stomp Stomp 踊ろう 靴底鳴らして Stomp Stomp 急ごう アップタウン 通り抜け  肩透かしのアイデアを オムレツに綴じて食べ続ける いっそのこと明日は スコッチエッグにしてみようかな  1% そこに望みさえあれば 2% きっとどうにかなるだろう 3% そうさ 飛び込んでみよう 磨いた靴 踏まれても  Monday Mornings 誰もが欠伸を飲み込んで ささやかな週末まで 螺旋を駆け上がる  Singing Birds いつでも果てのないお喋り 絡まるイヤフォンしまえば 無数の足音はリズム  駅まで Stomp Stomp 踊ろう 靴底鳴らして Stomp Stomp 急ごう アップタウン 通り抜け
メニューHARCOHARCO青木慶則青木慶則心がフィットする絹のような人に出会えたのに 言葉がリードする怪訝な夜が僅かな日を吹き消す  暗闇のなかで握り続けた 手のなかに無数の星屑 ひとつも関心が持てないから そっと手を離す  言うことがもうなくなった 壁にかかってるメニューを読み尽くしても 僕らに何一つ選べない いくつもの偶然からたどりついたこの夜を 今は足早に過ぎて少しだけ忘れたい  夜風にリンクする物足りない気持ちを腕を通し 謎めいたいムーンライト 架空の町に溶け込む君を照らす  混乱のなかで見つめ合うには僕らまだ幼いけれど 隠し切れないのは僕の方さ 君に会えたのに  言うことがもうなくなった 色とりどりのメニュー 願いを封じ込めていた月も偽物かもしれない ひとときの曖昧から僕らが手を離すとき 運命はドアを開けてメニューから消えていく  きっかけもなくなった あの月から僕はメニューを読み尽くしても 心は君の名前を探す いくつもの偶然からたどりついたこの夜の ざわめいた星明かりを少しでも見つけたい
Let Me OutHARCOHARCO青木慶則青木慶則鍵を開けて ドアを開けて 怖いくらい透き通る空に 垣間見えた 無窮の世界 あれからずっと遠い眼差し  行き交う人の影に隠れ 張り詰めた糸の上で 身体を休める場所を 何度も見過ごし歩いてる  何もいらない 何も欲しくない 何も分からない 何かに変わりたい 光の中では 暗闇は見えない  言葉の海 潜り込んで 泡のなかで心を開いて 音のない世界に もう一人の自分が見えた  きっとそこは旅の終わり 手足を丸め少し休もう 水草にもたれて 泳ぎ疲れた魚のように  Take A Break 新しい僕と Take A Break お茶を酌み交わし Take A Break 手のひら合わせて Take A Break 目をかたく閉じて  Let Me Out! どんな道順でもたどり着けるひとつの場所 どこにある? 鍵を開けて ドアを開けて 街を越えて 海を越えて 探そう  約束もせず明日は来る 単語帳をめくるみたいに 目覚めることの幸せ 朝が来るたび感じるけど  誰とも会わない 誰も信じない 誰か分からない 誰かに変わりたい 光が当たれば 僕という影が分かる  街を越えて 山を越えて 風のなかで心を開いて 手を伸ばした 無窮の世界 あれからずっと遠い眼差し  きっとそこは旅の終わり 手足を丸め深く眠ろう 岩陰にかくれて 息をひそめた子犬のように  Take A Break 新しい僕と Take A Break お茶を酌み交わし Take A Break 手のひら合わせて Take A Break 目をかたく閉じて  Let Me Out! どんな偶然さえ もしも誰かの時計仕掛けだとしても 鍵を開けて ドアを開けて 街を越えて 山を越えて 進もう
ロングウェイホームHARCOHARCO青木慶則青木慶則大きな橋を渡り 県境を越えたら 夕立がこしらえた 水彩画のなかへ  バックシートに物語ひとつ乗せて 薄紫の街角 見紛う人影を振り払う  遠い日の夢 何度でも膨らませば 紙風船 飛ばす子供のように 息は切れるばかり  ああ 揺るぎない足取りでうちへ帰ろう 常夜灯の虫たちも鳥の群れも 幼い日の空に消えてく  谷間の駅はやがて 黄金色の息を吐く ガラスケースを磨く あの娘も帰る頃  祈りの声が雲に跳ね返されても ぬかるみをよけるように すぐに忘れられたらいいのに  曲がりくねった川に沿って 車を飛ばす 月をめがけて飛ぶ魚も僕も 風にはなれない  遠い日の夢 拾い上げ うちへ帰ろう 赤煉瓦の冷たさと夜の闇が 目くらましを仕掛ける前に
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