近野淳一作曲の歌詞一覧リスト  48曲中 1-48曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
浅春待ちぼうけ近野淳一近野淳一ひらひら舞い踊る桜  旅立ちを見てる  あなたが忘れていった荷物を届けました 薄紅色の便箋も添えて あなたが置いていった荷物はただ待ちます 日増しに乱れる感情押さえて  私だけの世界など私ごと消えてしまえ  そんな日々をその腕が遮った  ひらひら舞い踊る桜の花しとやかに 泣いてごらん嘆いてごらん引き金のようだった 横髪羽織る涙が密かに放たれたのは 内緒にしようあなたのこと引き止めぬように  浅春待ちぼうけ  私だけの世界など私ごと消えてしまえ  そんな意地を撫で上げた手のひらを  ぶら下げて離れていく  行かないで  ひらひら舞い踊る桜の花しとやかに 泣いてごらん嘆いてごらん引き金のようだった 本音を名乗る涙が笑顔に放たれたのは 内緒にしようあなたのこと引きとめぬように  迎春街を染め 清純待ちぼうけ
演者の憂鬱近野淳一近野淳一揺るがないひとつがそこにあるなら 誰かこの僕を見てくれますか 意味がないといけないし 自由でなきゃならないし 「素直になれば」と頂いても  捨てがたい台詞を並べたけれど どれひとつ場面語れやしない 間違いはいけないし ただこなしたっていけないし 「素直になれば」を頂きましょう  ならば  まわれまわれ通り過ぎる人 混ざれ混ざれ凍りついた僕と それは解りかけてるようで 失くしかけてるのさ 揺るがないと誰も見てはくれない  「きりがない」ってのから逃げ出したかった 「柄じゃない」ってのもさ 気に食わなかった 先がないといけないし 先は見せちゃくれないし 「素直になれば」に甘えましょう  ならば  まわれまわれ通り過ぎる人 混ざれ混ざれ凍りついた僕と それは踏み外してるようで 新たな道なのさ 揺るがないと何も見えてはこない  誰かに自分を匿って 自分は誰かを着飾って それでも中身を見せていく  まわれまわれ通り過ぎる人 混ざれ混ざれ凍りついた僕と それは噛み付いてるようで しがみついてるのさ 揺るがないってことに  まわれまわれ通り過ぎる人 揺るがないと誰も見てはくれない
花びら近野淳一近野淳一どうしてもまだ見たいよね またしても ほら お預けさ だったらもういらないよ 安っぽいので満たしきれるから  よしておくれ 手招きは 離しておくれ 飽きたのさ だからもういらないよ 高いのひとつあればそれでいい  心揺さぶる人よ 射抜くべきはあの瞳 ただそれだけ  揺れて 揺れて 花びら 燃えて 枯れて さよなら 嘆いても 嘆いても 世界は止まらない 揺れて 揺れて 花びら 燃えて 枯れてゆくなら あなたの瞳を夢見て 咲き誇るだけ  大事なもの隠してる 騙してるから楽しいかい? だったらもういらないよ それほど 皆 暇ではないから  心踊らす人よ 迫るべきはそのひとり ただそれだけ  恋におちた夕焼け 眠り覚めて朝焼け 飾っても 飾っても あなたはわからない 汚れ無きを定めて 息を切らし願うよ あなたの瞳にわたしが咲き誇ること  ショセンヒトモハナト散ル
児童公園前近野淳一近野淳一ああ、今 春風が世界を始めようとしている  児童公園前の歩道 肌寒さにも慣れた頃 一筋の黄色い風 暖かなにおいがした  冬の中に悲しみを 放り投げた僕は 今 笑顔のまま 新しい悲しみを知る  通り過ぎたあの日々に 帰りたいわけじゃないけれど 置いてきたものがある 目を閉じて探しに行くよ  太陽の足音 新装開店ビルの隙間から 空の下へ近づいてきて 僕は耳をふさいだ  この先にゆくことが 憂鬱なわけじゃないけれど 持ってきたそのすべて 必要ないって知ってしまったんだ  鮮やかな緑で そよ風が描いたのに 立ってる ただ立ってる 僕はどこへいった?  ああ、今 春風が世界を始めようとしている ああ、今 春風が世界を始めようとしているのに
弧ノ儘近野淳一近野淳一最初の悲しみを捨てられず君がいて 最初の輝きを捨てられず僕がいる  密やかに…弧を描くように繰り返す… 世界が変わり続けても 泣かないで…君をあやすこともできず… どうすればいい?  このままじゃいられない 君に会いに行かなきゃ 足をとる…自分との約束が足をとる このままじゃいられない 振り向いて走り出す どうかまだ 花開くことのない傷跡で  最後の悲しみを忘れずに君がいて 最後忘れようともがいてる僕がいる  真夜中に…息を切らしドアを目指す… 世界が変わり始めてる 行かないで…部屋の中に残してきた僕の声が  「このままじゃいられない」 そう一人呟いて サヨナラは弧を描く約束に…  今思えば君が先に変わってくれたんだ  このままじゃいられない 君に会いに行かなきゃ 手をとったあの日から始まっていたことさ このままじゃいられない うなだれて目を閉じる どうかまだ その場所に続いていますように
劣等星近野淳一近野淳一君に何が僕に何が言えたのだろうか 今宵空は瞬きます 星座を担って 君に何が僕に何ができたのだろうか 今宵空に新しく星座をなぞって 頷く 劣等生  できないことほど目立ちたがり屋で 時折よぎる自信すら霞んでしまうけど 選ばれなくても輝き続けよう 皆同じ光としてあるのだから  満たせない夜空に放たれた 誰もが心の隙間 怯えています  君に何が僕に何が言えたのだろうか 今宵空は呼んでいます 星座を歌って 君に何が僕に何ができたのだろうか 今宵空に定められた星座をほどいて 見惚れる 劣等生  やるせない思いで歩いてる 誰もが心の隙間 躓きながら  君に何が僕に何が見えるのだろうか 今宵空は瞬きます 星座を担って 君に何が僕に何ができるのだろうか 今宵空に新しく星座をなぞって 自分自身 描いたのさ 名付けて 劣等星
舞台裏近野淳一近野淳一あなたに近づく薄情の群れ ここで眺めているだけなの?  ねぇ  野心を掲げた 余所者に討ち取られた 男はため息 出るに出られぬ舞台裏  勝利を讃えるあなたの嬉しそうな声が ここでは憂鬱と響いた  あなたに捧げる熱情ひとつ 殻を破れずに胸の奥 華やかな妄想で 中和を  過信を掲げて 余所者に討ち取られた 男は密かに覗きこむ 舞台の袖  あなたが見つめる 無垢な瞳で ここではないどこかを見てる  次の夜は必ず 強奪の意志を纏った  あなたが振り向く その時は来る 愚かな確信さえあればいい
季節外れ近野淳一近野淳一この空も この僕も 誰かの景色さ 届かなくとも 触れなくとも 道は連れてゆく  ここが日曜日 胸の奥底を泳ぐ 秘密のメロディ その誘惑には勝てない気がして 窓を眺めた  季節外れの部屋 わたしは一人 止まった時計のような心をうたうよ 季節流れ何処へいったのだろうか 止まった時計のようなわたしを置いていかないで  この歌 この僕 誰かの景色でしかない 間違いでも構わないから 「どんな色してますか?」  明日 日曜日 全てに鍵をかけられ 歪な安堵を そんな取引に応えるものかと 窓を眺めて  季節外れの部屋 わたしは一人 もういないはずなのに 問いかけないで  季節外れの部屋 わたしは一人 止まった時計のような心をうたうよ 季節流れどこへいったのだろうか 止まった時計のようなわたしを置いていかないで
手紙近野淳一近野淳一手紙を書くよ 君のために 昨日できたメロディに書くよ 心と心とは裏腹に 歪む現実に割れた未来 もうここにいない  冬のはじめ ゆらり出会った 無関心が流行りの僕と それより少し素直な君と 暖かさの中にいた 「今日はこんなことありました」と 君は会うたび差し出してくる僕への手紙 うれしさ隠し 煩わしげに受け取る  ねぇ 今君はひとりではないの? 僕を想ったりしてるけど ねぇ 今僕はひとりではないの? 君を想ったりしていいの?  手紙を書いた 君のために 昨日できたメロディ歌うよ こんな日が続けばと願ったら 大きな影が君を隠した もう声届かない  離れたのに 離れてかない 思い出して そう狂い出して ドアを蹴った  ねぇ 今君はひとりではないよ 僕が想っているのだから ねぇ 今僕はひとりではないよ 君の残像 泣いている そういつまでも  手紙を書くよ 君のために 昨日できたメロディに書くよ 誰も悪くないと頷いて受け入れた今でも 僕の中 まだ君がいるよ  胸の痛み何度殺して 思い出を待ったことでしょう 答えみたいな言い訳拾い 今もまだドアの中
天使と悪魔近野淳一近野淳一そうさ 誰も嫌いさ ニヤリと廊下 笑ってるんだろう うつ伏せて眠った 眠ったように見せている毎日  心が腫れてゆくのを止められない 足跡を辿り その理由を探せば 裏切り者は 君さ  本当の君と天使と悪魔と 嘘偽り混じり現実と 朝になれば 噂話たちが 君を問い詰める  そうさ みんな好きさ おいでよなんて 鉛に呼びかける 俯いて泣いた 泣き顔なんて見せられず 振り払った  その手が後退りしていなくなった 失うことは容易いもので いつしか能力のよう  一人+一人は二人でも 君+君なんてゼロにも満たない  本当の君と天使と悪魔と 嘘偽りもまた真実で 夜はやっと一人になれたねと 君を閉じ込める
落とし穴近野淳一近野淳一また落ちてしまったのかい? いつぞやに似た落し穴 期待を混ぜた確信は ただの過信でしかなかった  大体の予想はついていたんだろう そんなに成長は感じてないから 「大概は妄想に閉じ込めておいで」と 過去は嘆くけど  振り向かないで めぐりめぐる過ちも 頑なに踏みつけた 君の足跡で めぐりめぐる日常と重なれば その姿 厚みを帯びることだろう  やがてほとぼりが覚めれば ふさがれていく落し穴 わずかに余る楽天は 糧となり そして罠となり  散々な光景がついてまわっても 本当は成長を感じてたいから 「大丈夫、反省に閉じ込めておいで」と 聞こえてくるけど  振り向かないで めぐりめぐる栄光も 限界に訪れる 息継ぎ地点で 計り知れぬ日常と頷けば その姿 這い上がり続けるだろう  「また落ちてしまうのかい?」
誓いのバラード近野淳一近野淳一この町のどこかであなたが呼吸をしてる この町の片隅であなたを思い続けてる 運命も身分も無視して  さよならも言わぬまま あなたは去ってった さよならも聞けぬまま あなたを待っていた 運命も現実も無視して  報われない恋でも 恋は恋なんだ 無理して忘れることはない 報われない恋でも 恋は恋だろう 損も得もない  俺はただあなたを 心から愛していると 歌い続けるだけさ 声を枯らすように 思い出が突き刺さる夜が来ようとも あなたをいつでも受けとめられるように  歯を食いしばって 待つだけだ  さよならも言わぬまま あなたは去ってった さよならも聞けぬまま あなたを待っていた  俺はただあなたを 心から愛していると 歌い続けるだけさ 声を潰すように 思い出が突き刺さる夜が来ようとも あなたをいつでも受けとめられるように  歯を食いしばって 待つだけだ
小さな僕近野淳一近野淳一まだまだやれると得意顔 あの頃望みは大きくて まだまだだなあと嘆き顔 今では小さな僕を知る  日が暮れりゃ眠れたはずだろう 日が射した窓辺に寄りかかる 何時の間にここにいて 何時の間に消えたのか 自分など影の中  飛び出せ現在をめがけ 過ぎ去りし日々の歌 変わりゆく時代が突き落とすだろう 荒波は泳げなくてもいい されど沈まぬように生きろ  あれこれ手をつける迷い子 あの頃全てが欲しかった かれこれ三年呆れ顔 今では捨てたい僕がいる  言いたけりゃ言えてたはずだろう 言いかけた言葉に寄りかかる 何時の間に溜め込んで 何時の間に消えたのか 自分など言葉以下  飛び出せ現在をめがけ 過ぎ去りし日々の歌 変わりゆく時代が急かすことだろう 何一つ答えなくてもいい されど答えのように生きろ そして  飛び出せ現在を
蒼き日々近野淳一近野淳一鴉・L!TH!UMわからなくて 答えが二つ ここにひとつ そして誰かがまたひとつ 惑わせてくる  だけど君は 構うことないさ 息をきらし走る ありのままであれ  蒼き心の迷い解け 君だけの思い貫け どんなキレイな嘘に抱かれようと はねのけ見つめよ真実を  たとえそれが 間違いだったとて 正解だったと笑おう 君を確かにまたひとつ 育てるから  蒼き心の迷い解け 君だけの思い貫け 冷めた未来をつきつけられようと ありえぬ保証さ 蒼き心よ 意を放て 君の中終わらせないで どんな危険な賭けと言われようと 恐れず蹴飛ばせ現実を  蒼き心の窓を開け 君だけの空飛びまわれ 冷めた世間をつきつけられようと いらぬ参考さ 蒼き心よ いつの日か 別れの時も来るだろう どんな可憐な理由に泣かれようと 振り返らず行け信実へ
傷心同盟近野淳一近野淳一大事な大事な宝物 守って うずくまって 生きてる君 誰もがそれを羨んで 壊して 突き放して 一人にする  差別を恐れた傷達が いつしか路地裏に固まり 気づけば君もその中で 共に企てる 逆襲を  戸惑わなかった 振りかざす手を 初めての優越感に浸る それと同時に何か失った 目の前 怯えてるのは  あの時の 正真正銘 君であります 傷心同盟 抜け出しておくれよ 正真正銘 君であります 傷心同盟 抜け出して 君だけは羽があるんだ  大事な大事な宝物 守って ただ守っていてほしい 誰もが本当は持ってるのに 見つけられないまま  その手は降りていた 痛みを知っていた 裏切り者と罵られても  正真正銘 君であります 傷心同盟 抜け出して どこへでも飛んでいけるさ  正真正銘 君であります 傷心同盟 抜け出しておくれよ 正真正銘 君であります 傷心同盟 抜け出せば どこまでも君のものさ
一週間近野淳一近野淳一あれから何かが変わったとするなら ほんの些細な気遣い思い出して 君のいない部屋灯りを消したり これから何かが変えられると思った そんな矢先に全てが停止した 君のいない部屋うつぶせになる  日常を振り返れば 気の抜けた奴がいた 届かない願いを並べても  一週間が経ちました 一瞬だったかのように なにもできない夜が重なっては 頭の中だけでただひとり彷徨った 認められようとしていたんだ この期に及んで呆れたもんだな  あれから何かが変わったとするなら ほんの些細な道草ならばやめて 君のいた部屋すぐに帰ったり なぜこんなことできなかったの?  後悔の声は耳に戻る  一週間が経ちました 一瞬だったかのように なにもできない夜が過ぎていった 頭の中だけはできることだらけだった まとめられないだけなんだ ひとつの答えに それはつまり なんだろう  一週間が経ちました でも一瞬ではないわけで なにもできない夜を越えたのだから 頭の中にあった全部を順番通り ひとつずつ出していくんだ この先を生きるにはそれしかないのさ
幻想蝶近野淳一近野淳一知らないままでいられたなら それはそれで幸せだった 知らないうちに誰もかれも飛び立っていた 果てしない幻想へ  教えこまれたキレイ事を なぞるだけの習性を持つ 成長してるみてくれに 届いたようさ街の合図  雑踏は思い描いた対等な群れではなくて 「真っ当」もあてにならない  煌いた世界へ誘って 仮初めの羽二つくださいな 私の中で悶えています ふしだらな夜を飛びたい  なりません  きつく縛り上げる 何重も掟にくるまれては サナギの中で悶えています 羽化しない幻想蝶  知らないままではいられない それはそれで本能でしょう 描き続けた純粋さも 今では余白にしか見えない  雑踏は振り返らない 対等を問う暇はない 「真っ当」は色とりどり  煌いた世界へ誘って 私にも甘い蜜くださいな 戯れるように騙し騙され 哀れながらも泣き笑い  なりません  後ろ髪引かれる 何重も掟にくるまれてんだ  その入り口は出口としよう さあ 飛びなさい 今  煌いた世界へ誘って 私にもその色をくださいな 飾りの中でまだ欲しがってる 剥ぎ取れば同じはずでしょう  虫かごで目覚めたその日から 素晴らしい標本になりなさいと それを目指して羽広げても 生け贄さ 現代の
居場所近野淳一近野淳一感傷形成気分はいかが これであの子とつながろう 情緒不安定コピー貼り付け 大丈夫とか言われてみよう おぞましい事件が今日も 現代ロックにネタ送る 一緒になって暴徒と化せば 居場所にもなるでしょう  泣いているその理由 実は空っぽで 泣いているその理由 素敵につけなきゃ  夢物語であの子を誘い 落ちてるあなたを綴りましょう 泥水以下の涙の印で 落ちてるあなたを見せましょう  お好きなだけ  泣いているその理由 実はそれなりにあるという でも理由 同情買えるほど値打ちがない  夢物語であの子を誘い 落ちてるあなたを綴りましょう 泥水以下の涙の印で 落ちてるあなたを見せましょう  夢から覚めればあなたの番さ 落ちてるあの子をあやしましょう お手軽笑顔で茶番を書いて 落ちてるあの子をあやしましょう 次の番まで
近野淳一近野淳一春風が閉ざしていくよ 歯車が狂っていくよ 光差す季節の中 僕はまだ 屈折の中  ある春 思う 誓いを胸に 飛び出した たゆたう希望 時を忘れて 追いかけていた  感情表現だけでは続かなかった 継続主義こそ力と信じて孤独を選ぶ  離れてく 優しい笑み 押し寄せる 「優しい」の意味 未解決 背負ったままで 次の春 迎えていたよ  春夏秋冬 流されたくなくて シーツの下の下 強く握って つぶれた  ある春 思う 誓いを胸に 飛び出した たゆたう希望 時を忘れて 追いかけていた  春風が閉ざしていくよ 歯車が狂っていくよ 光差す季節の中 僕はまだ 屈折の中
ココニアル近野淳一近野淳一声は消えた 漂う影ひとつ 残して 思い出さえ切り裂く 季節の風  燃えて落ちた灰のような日々 風にのってどこへ飛び立つ  闇の中をずっと生きる その思いはきっと生きる 季節の風が東西へと吹き荒れて 纏う夢をすべて追い剥ぐ  「さらば君よ」 何度も一人で呟いた 「なぜ?なんで?」なんてもう 遠い昨日の戯言  ここにある 個々にある 心 絆伝いに自由掲げ  立っているんだ ずっとここで その思いはきっと生きる 季節の風が東西へと吹き荒れて 的を俺に合わせようとも  涙が足りない 結構じゃないか 泣いても足りない 思い出じゃないか  誰もいなくなって 誰よりここにあるのは俺じゃないか  闇の中をずっと生きる その思いはきっと生きる 致し方ない… 失い見つめ合うものは 己とこの俺の行き先
曇りなき私近野淳一近野淳一触ってはいけない わかっていたこと でも 正直さがこぼした私の言葉 仕方ないだろ? 穏やかさは途切れてしまう  いつかの罪たちがうごめく 陰に隠れた性の中で  もう一度あなたを騙してしまえたら 戻れるさ曇りなき私に そしたらすべてやり過ごせる気がした うなだれて 私などやめたくなった  触ってはいけない 止まってもいけない 窓辺で騒ぐ声さえも拾ってしまおう 流してしまおう 穏やかさはそうしてできる  そんな騙し方もあるのか いや 打ち明け方というべきか  もう一度あなたに送りたい 拙い夢や 美しすぎる戯言 そしたらすべてがうまくいく気がした 曇りなき私などやめたくなった  もう一度私を騙して先へ行こう もう一度私を騙して 騙して 騙して 騙して先へ行こう  もう一度私を騙して先へ行こう 出会えるさ 曇りなき理想に もう一度私を騙して生きてみよう  もう一度私を騙して生きてみよう その代わり 曇りなきあなたを見せて
列車近野淳一近野淳一違う駅に向かう人と人が出会ったり 鉄線の言葉より描く文字で笑ったり  行けど戻れど 汽笛の音は 安心を告げることはないさ  今はただこの胸の中でおやすみが聞こえて 僕は一人きり改札口抜けたところ  列車は走るよ 夢を乗せて 無くしてた線路は落書きで続いてる 列車は走るよ 君を乗せて いつまでも寄り添う幻を口ずさみながら  同じ駅に向かう人と人が迷ったり 繋いだ言葉より理論上に頼ったり  時計気にして降りるべきか トンネルの向こうを願おうか  午前 閉じた瞼は優しい見送りをくれて 僕は一人きり改札口 夢の続き  列車は走るよ 夢を乗せて 無くしてた線路は肩書きじゃ描けない 列車は走るよ 夢を乗せて いつまでも寄り添う現実という速さで  どこにいてもここにいない それは悲観的にも安全で ここにいてもここにいない いつか行き先 間違えてしまった時 もしもそうなったとしても  列車は走るよ 夢を乗せて 無くしてた線路は手と手で繋ぎ合わせよう 列車は走るよ 君を乗せて いつまでも寄り添う幻へ列車は走るよ
半身創痍近野淳一近野淳一風の中に僕を残して 消え去る影 届かない 割れたひとつ 今更それが ふたつとして舞い散った  あっという間の出来事が 未完成なトンネルを超特急で駆け抜けていく  願い事は星になったまま 歪な純情をぶらさげ明日へ帰れない  風の中に僕を残して 消え去る影 届かない 割れたひとつ 今更それが ふたつとして舞い散った  ひとりという怖さなどなかったのに 半分という証明がそれ押し付けてくる  いつも見てた景色の色が 剥がれ落ちていく頃に  僕の思い出の中にだけ またひとつ花が咲く  枯れることなく汚れるほど輝いて  割れたけれどいつか僕自身 ひとつとしてありますように
雨上がりのジルバ近野淳一近野淳一外は土砂降り 罵声のリズム 部屋にガラクタ あと一人  外が静まりゃ気にするイズム 床を渡ってドアを出る  静けさに思えた 悲しみさえも遊戯の中と 静けさに悶えた 玩具とられた子供のよう  雨上がり舞上がれ 静寂を満たすジルバ 雨上がり舞い上がれ 静粛を終えた君が踊ってる 息してる  大地が乾くその時までは すべてを手にした気でいよう  雨上がり舞上がれ 静寂を満たすジルバ 雨上がり舞い上がれ 静粛を終えた君が踊ってる  太陽と雨音の狭間に生まれたジルバ 終わらないと始まらない いつもの君が君ですか?  踊ってる君であれ
待っていてください近野淳一近野淳一一行 また一行打つたびに 鉄柵を打ち込んでるような画面社会 誰がどこで誰を嫌いだとか 音無き声 心無き文字 虚しい住人たち  昨日よりも夜更けは長い 耳鳴りが迫ってくる 僕を閉ざしてしまおうと  遠く離れた町でこっちを向いてる君よ 今日は晴れてますか? 泣いてますか? 信じていますか? 待っていてください 待っていてください 今 空を渡る鳥たち 僕の歌 乗せていっておくれよ 君想ってる  騒ぎ立てる退屈に耐え兼ねて 大事な言葉もあげ足をとる道具なの? 嘘でいいだろう? そう約束しただろう? 騙されたフリをしてまでも 予定が欲しいのかい?  どんな言葉を知っても もっと心は深い 捨ててしまうのかい? 見えないから? 触れられるのです 待っていてください 待っていてください もう彷徨うこと 逃げないから ただそこにいてください  遠く離れた町でこっちを向いてる君よ 今日は晴れてますか? 泣いてますか? 信じていますか? 待っていてください 待っていてください 今 空を渡る鳥たち 僕の歌 乗せていっておくれよ 画面の向こう側へ
小さな手近野淳一近野淳一時計の針が動くたび引き裂かれていた 二つの影を結ぶ線 今描こう  ポケット入れてるこの手と憂鬱を出したら 後ろ姿 こぼれるように差し出された  小さな手 その手 深く握れば伝う 心の奥のほう 壊れてみえて 言葉にならなくても 手と手の中にあるもの  そう 気付けば忘れてたよ むしろ気付くことを恐れていた 「声、表情」 景色のようで  小さな手 その手 深く握れば伝う 心は雨のよう 流れて枯れて 笑顔が咲かなくても 手と手の中にあるもの  悟るすべての感情 雫となって落ちた  見えるよ…見えるよ 聞こえる…響くよ「声、表情」  小さな手 その手 深く握れば伝う 心の壁の向こう  叩いて吠えてあれだけ届かなかったのに 手と手の中にあるもの 言葉も目も合わなくていい 手を繋げばいい
今日モ旅路ハ雨模様近野淳一近野淳一旅人 歩めど 答えなく沈む夕日 足跡 探せど 目には荒野  どこか遠い未来で雨の音が聞こえる ああ そこへ来いと叫ぶのか 怒涛に燃えて身を焦がし  雨は笑う 後ろ指さすように 雨は笑う 意気地なしを…  旅人  歩めど 答えなど沈む夕日 足跡 探すな 目になど見えぬ  どこか遠い未来で雨の音が聞こえる ああ そこへ行くと叫ぶのだ 怒涛にはしゃぎ身を焦がし  雨は歌う 負けろとしか歌わない 雨は歌う 光無き世界を…  雨を走れ 傘投げ捨てていけ 雨を走れ 止むのは待つな
安物の私達近野淳一近野淳一迷った手を握り締め まんまと安心に包まれて お互いがお互いを知らない分だけ寄り添って  それでいいよ 疲れたのだから 一人である当然に 他人に言わせれば それは誰でもよかったのかもしれないけれど  繋いでいよう 毎日さ 安物の私達は 抱きしめあう意味さえも 潰れるくらい抱きしめあおう  悟ったように野放しにして 自由を押し付けてはいけない 選べないのは答えなのだから 選べないまま取り乱して  今になって気がついた 二人である偶然に 他人に言わせれば 必要最低事項かもしれないけれど  開けていくよ ひとつずつ 安物の私達は プレゼントを開けるように 悲しみという箱も開けよう  隣にいよう 毎日さ 安物の私達は ふたつまとめてひとつでいい 潰れるくらい抱きしめあおう
かわず近野淳一近野淳一歩道橋の途中 おもちゃの町見下ろす 答えを出したら止まってくれますか? そんな自分をビルの窓から覗いてる 同じような思い いるのかな  真綿の世界で自惚れて すべて知り得た顔で 落ちる強さはないけれど 持ち合わせてないけれど  どうすればいい?  五臓六腑歌えば 何かが変わるような そんな気がしている 今でも ずっと先も 理由をそぎ落とせば 自由が見えるような そんな気がしている 今でも いつまでも 井の中を生きたい  何不自由なく生きてしまったのさ 昔話も花にならない 何不自由なく生きてしまったのさ 欲しいものさえも分からない  この自由と引き換えに 空気が読めるらしい そしたら誰か救えるかな  もうすでに誰かが読んで死んでしまった  五臓六腑歌えば 何かが変わるような そんな気がしている 今でも ずっと先も 理想を描く場所は 現実でしかないと そんな答えを聞いた 今でも そこで もがいてはいないかい?  五臓六腑歌えば すべてが変わるような そんな気がしている 今でも どうか先も そんな目で見上げる 行けそうな丸い空  井の中を生きたい
未知標近野淳一近野淳一大丈夫 ここが始まりだから まだ答えにはしないで 思い通りにならず白紙のままさ まだ黒に支配はされてない  右は帰り道 左には旅路 迷える心よ どうかそのままで  声にならない声があっただろう 言葉にするたび失ってきたけど 声にならない声がもどかしいほど 輝きを放つ  未知に真実  存在に証明がついてまわるが なぜみんな嘘が欲しいの?  終わりに追われるこの身ならば さあ今 旅路へ逃げ込め  戸惑わず  上空に鳥が 地上を這う蟻が 真ん中にみえる私を嘲笑うが  運命を歩み 運命に遊ばれて生きるつもりはない それが人間の運命だ  声にならない声が聞こえるだろう 閉ざされていた扉の奥  未知が標だ
巣立ちGOLD LYLICGOLD LYLIC近野淳一近野淳一咲き乱れし夜の街に真昼間の眼 届くはずもない心情障害よ 輝けしき時の罠に足をとられ この絶望を夢に描く  足早に人々は今どこへ帰る ただ日々の続きなのだろうか  座り込む影に呼ばれ 失くした声 枯れた瞼に溢れ出した  泣き濡れていたのさ この世の終わりでさ 虚しく笑う風 さらば 心は歪んだ  咲き乱れし夜の街に真昼間の眼 届くはずもない心情障害よ 招かれざる援護射撃に 足を撃たれ 悲しくも希望を託した  立ち止まるあの人は戻るだろうか いまさらだと前向くだろうか 空を見た 鳥に呼ばれ この心は 眩しさの色にこぼれゆく  泣き濡れていたのさ この世の終わりでさ 静かに目を閉じたならば 心はうたった  咲き乱れし夜の街に真昼間の眼 届くはずもない心情 論外だ  泣き濡れていたのさ この世の終わりでさ 風待つこともない さらば 心は巣立った
最後の歌近野淳一近野淳一もう二度と もう二度と 君のため歌えぬ最後の歌 もう二度と「もう二度と君の手は離さない」と  季節眩く夏を照らし 季節外れの別れに会う  蝉の音林 その尊さよ この意味と一緒に鳴いておくれ  痛く染みいるのは笑った顔 心地良くなるのは信じない一瞬だけ そうだったな 今ここには 風に舞う便りも無い  もう二度と もう二度と 君のため歌えぬ最後の歌 もう二度と「もう二度と君の手は離さない」と  色とりどり咲く花を見ても その目の涙は枯れたまま  前向きな未来などわからない 忘れた姿を頭に描くことすら悲しくて 今ここには渡せないままの便りがあるだけ  もう二度と もう二度と 君のため歌えぬ最後の歌 もう二度と「もう二度と君の手は離さない」と  この世界の通り道には君がいた この世界の遠い道には君がいるのかな  閉じた暗闇映る君よ「さらば」  もう二度と もう二度と 君のため歌えぬ最後の歌 もう二度と「もう二度と君の手は離さない」と
この夜、彷徨い続け近野淳一近野淳一この夜、彷徨い続け 君はポケットの中で いつか素晴らしい映画になるから いつの日か  叶わない想い 悶え こころない答え 伝え 非が無いあるで整えてしまう  再生時間の中? 貸し出し期限の中? 巻き戻しのできない最終話?  いつからいつまで本当の笑顔で いつが作り笑いの始まりですか?  この夜、彷徨い続け 君はベランダの上で 星より素晴らしいセリフ並べてた いつの日か  痛みは共にあると 理解を飲み込むけど 痛みに理解 消えてなくなる 君の涙もシナリオに見える  いつからいつまで本当の二人で いつが僕の一人歩きですか?  この夜、彷徨い続け 信じてた…  この夜、彷徨い続け 君はポケットの中で いつか素晴らしい映画になるから いつの日か
黒髪ストレンジャー近野淳一近野淳一あっという間に心は奪われてしまったよ 直線的黒髪ストレンジャー 心も体も もうどうでもいいのさ ただその目が欲しい  偽りも誘惑もシャボン玉のように消えた 本当の僕のこと探す僕はいったい誰?  君を見つけようと僕はいなくなった 飲みたいわけじゃないブラックをそそいでいる  時間をそそいでる 無意味を望んでる 直線的黒髪ストレンジャー 解きすぎた心が沈黙を歌ったよ いつになく心地良いメロディ  このまんま知らないふり続けるのもいいな 本当の君のこと探してなんになるのかな?  燃えては灰になり溶けては流れ行く 滑稽を知っている 帰り道も知っている  細い手を振って  サヨナラが招いてる 素敵な絶望で 直線的黒髪ストレンジャー 快楽も痛みも紙一重のまやかし 記憶 迷路の中  霧の中で…目が浮かんでる 霧の中で…ただ… 目を合わせていたい
夏色近野淳一近野淳一風と夏草の囁きに太陽が笑った 私は曇り空諦め ギターを弾く  夏色してた夢もあの歌も 陽炎の中揺らいでいるだけ  メロディ このメロディ 消えないで 今捕まえに行くから  過去の同日を振り返り幻が笑った 私は現在を重ねて口ずさんだ  夏色してた夢もあの人も 陽炎の中帰って行くよ  今メロディ このメロディ 壊れてく 叫びに変えても歌うから  風と夏草の囁きも 太陽が笑ったあの日も  夏色してた夢もあの人も 陽炎だから 行くほど遠くへ  伸ばした手の先 見えなくなったけど 確かにひとつ色をくれた  今メロディ このメロディ いつまでも 夏終わってもここにいるから  サヨナラ言える
近野淳一近野淳一終わってしまったと悟る二十三時半ば 巻き戻しのように眠りにつく  休日まではあと少し 早送りのように焦りだした  ただこの繰り返しなのかい? ああ 恐くなってしまったよ ふいに  真夜中をさ迷えどさ迷えど 無は見つけてくれないから 閉じ込める 瞼の中  暗闇が映し出す 幼い頃の輝きを 微笑を 目を閉じて見てた  懐かしめばそこは終点で 明日を走る僕はいますか?  ああ 恐くなってしまったよ ふいに  真夜中をさ迷えどさ迷えど 無は見つけてくれないから 閉じ込める 瞼の中  暗闇が映し出す 幼い僕の幻は 微笑んで 目を開けたら消えた
風のメロディ近野淳一近野淳一ずっと待ってるよ 風のメロディ 凍えたサヨナラでも いいよ ずっと待ってる…ずっと待ってる 答えじゃなく結末を  夕陽生まれし時刻に二人 繋げない手 ガラス細工や机なんかのある店で よみがえる空気の中 二人 視線は折れる 契約破棄した僕にはもう  君は覚えていたのに あの仕草が好きだって 僕は覚えてないように その仕草置き去りにした  ずっと待ってるよ 風のメロディ 三度目の「やっぱり」はないから ずっと待ってる…ずっと待ってる 二人離れてくことを  夕陽去りゆき 闇夜に二人残されて 続きはないのを分かってるのに 笑顔まぶしいよ  君がくれた優しさを 全部送り返したい 僕があげた優しさは 誰にもあげないでほしい 君を救えない優しさは…  ずっと待ってるよ 風のメロディ 誰かの声に吹かれ遠くへ ずっと待ってる…ずっと待ってる 「思い出」を告げるメロディ
ココニナク近野淳一近野淳一手を伸ばしたその時には あの人はもうここになく あの人がどこへ行っちまったか教えてください  灯りが消えたこの部屋で 手探りで探す幸せは 時には甘く 時には重く 互いの道を描いた  空が星と重なれば 夢物語を口ずさみ 空を雲が目隠しすれば 光の意味を語り合った  街は今日も賑わいて 人の気も知らずはしゃぐ人の群れ それはまるで あの人を置き去りにして逃げていった 情けない俺 そのものだ  「知らなかった」なんて言ったって あの人はもうここになく あの人がどこへ行っちまったか知るものなどない  鼓動が刻む存在の音 孤独が刻む後悔の音 一人になる前にまだ 聞きたいことがあった  どうしてこうなった? なにがどうなった? 写真の奥 笑っている  あの人はもうここになく あの人がどこへ行っちまったか教えてください
向かい風近野淳一近野淳一向かい風に絶唱 この想い届くまで 舞い散る涙の幻想 君が待ってる気がして  寝起き悪く朝を迎え 細目で歩く決定事項 電話一本 嘘一個で 羽一枚 行動範囲蹴散らして旅に出た  アスファルトの丘のぼってゆく 君が住んでる街 見下ろしたけれど  小さすぎて  巡り巡って現状 景色から目を逸らす 君が描いた思い出 今 その場所にひとり 虚しさを読んだ気象 落ち葉だけ踊らせた 見て見ぬふりした僕の表情を風が打つ  風の中 目が覚めた  誰かに後ろ指さされ 捨てたもの 今 拾いにゆこう だってそれは昨日見た誰かが持っていたんだ 素晴らしく輝いて  君になりたかったわけじゃなくて 君として見てみたかっただけ  自分不足で  向かい風に立って 胸に手をあててみる 鳴り止まない絶望 この声は耐え兼ねた 向かい風に絶唱 この想い届くまで 舞い散る涙の幻想 君が待ってる気がして
近野淳一近野淳一夢を見たよ 僕が死んだとき 全ての幕が下りて その記録をこと細かく綴っている誰かがいた  危険な世界で放し飼いにされ 餌を奪われまいと逃げ廻る日々  最新の技術に 最新の犯罪 覚えきれない非常識の数  ああ この胸の高鳴りも本当は 予定通り動かされているだけなのかな?  夢を見たよ 僕が死んだとき 全ての幕が下りて 君の役はなぜか知らない人で  うなされ 目をあけたその場所は いつもと変わらぬ部屋 風の音が窓を優しく撫でる  ここは何処だ?  ああ 運命の出会いに見せかけ 君は誰の指図のもと 僕のそばにいる?  危険な世界で放し飼いにして 餌を奪い合う そんな僕でも見たいのかい?  夢を見たよ 僕が死んだとき 全ての幕が下りて その記録を送信するあの人  うなされ 目をあけたその場所は いつもと変わらぬ部屋 真っ白な壁紙に包まれて 生きている僕がいた
君がいない空近野淳一近野淳一共感寸前で落としてしまった会話や 忘れたふりして言わせてしまった言葉 無意味さの限度 意味深さへの盲目 真下のコンクリート 思い出色にしないように  青空見上げたよ あどけない面影が いつでも笑ってくれたのに 今日からは雲と現実  君がいない空 囁くように こぼれるように歌う 記憶世界の果てを 君がまだそこにはいるから  中途半端と名づけて置いてきた日々 全力と言い切って開いて余力と後悔に閉じた  青空見上げてる あどけない面影で いつでもそんなふうにして 君を見ないでいたのかな  君がいない空 幻だった笑顔をそっと描く 白紙になっていく頭の中に 消えないように  君がいない空 あの日のように 夢見るように歌う 未来道路の交差点 僕はまだそこには行けないから
残像近野淳一近野淳一もう嫌いでしょう そういうことでしょう 何も言ってない 何と言えばいい? あなたにとって そんなものでしょう そんなことない そんな当たり前を伝える言葉は ため息 六畳一間に沈んだ  先 行くたび 残像 追いつけない波打つ感情も 駆け抜けていこう 波打ち際の現実を  「いつか僕が僕の夢に倒れたときは いつでもそばで 君だけの歌になる」 を隠してしまった  もう嫌いとか そういうことにしたいの 買い取らないで こんな安い台詞 こぼしてしまった 些細な雫で流れてしまう 思い出ばかり  奇跡と奇跡が繋いだと思ってる バカな僕さ  先 行くたび 残像 追いつけない波打つ感情も 駆け抜けていこう 波打ち際の現実を  「いつか僕が僕の夢に倒れたときは 壊れた僕をどうぞ捨ててくださいな」 を隠しているんだ  先 行くたび 残像 追いつけない 置いたまんまで 駆け抜けていこう 波打ち際をはしゃいで  「いつか僕が僕の夢に倒れたときは 差し伸べてよ 手を 小さな力だっていい」 を代わりに差し出した
時の面影近野淳一近野淳一飛び立っていくよ 消え去っていくよ たとえ羽を持たぬこの思いも  時がいるから そこにいるから 忘れようとすること覚えたんだ  忘れてはまた繰り返している でもそれ自体 思い出している  時の面影 そこに我あり 振り返らずともずっとここにある 君が泣いてる ほら笑う顔 歌にのせる声 忘れたふりだ  急ぎ歩いた 落し物をした 落とされて遠回りと気付いた  「置いていかないで」 ついていきたくはないのに 時計の中に住んでいるのがただ怖かった  流れても岩を選んでも 行き着く先は無限の海原  時の面影 そこに我あり 走っても俺の距離は俺のまんまだ 大地を蹴ってる ほら息切れだ 歌にならぬ声 疲れたふりで身を任せている  時の面影 そこに我あり 後にも先にも引くことはない 痛みに止まり 焦りに流れ生まれた 今日の日だ  時の面影 そこに我あり 影なる道 背に光あればこそ 光と ともに ほら足跡が 歌に歩む声 見えないふりで時へと進め
Am近野淳一近野淳一泣かないでこれ以上 笑ってなんて言わないから 肩に手をかけるような言葉は好きじゃないだろ  Amになってくこころの歌が君に聞こえないように 曖昧な言葉だけ残してる 君に聞こえないように  風の中にいたいな ただ吹かれていたいな たったひとつの音の中 ただ忘れていたいな  Amになってくこころの歌が風にとけてゆけば 曖昧な言葉だけ残してる 僕も消え行くのに  闇の中では生きられない 光には手が届かない… そこに…  Amになってくこころの歌が君に聞こえないように 曖昧な言葉だけ残してる 君に聞こえないように
茜空近野淳一近野淳一悲しい悲しいお話の続きさ いつでも君を見守っているからね  茜色した空 見上げれば歌のよう うつむいて歩いてる君を想う ぜひまた来なさいと 影ある微笑みや もう二度と来ないでと まっすぐな人がいる  勇気を出せば 虚勢と読まれ 劣等感を知る 午後の歌  悲しい悲しいお話の続きさ いつでも君を見守っているからね それでも心が明日を恨むなら そっと耳を澄ましてごらん 茜空  レジをうつあの娘が 目をそらすリアリティ 愛嬌者が見せた 振り向きざまの悪魔  かざした手と手を思い出すたび 切り離されてく 「僕」と「自分」  悲しい悲しいお話の続きは 「いまでも君を見守っているからね」 いつでも君がとなりで笑ってるような いつでも君がどこかで泣いてるような  それでも心は明日を恨むだろう そっと見上げてごらんよ いま 茜空
優しい歌近野淳一近野淳一ねえ君は なぜ優しい歌なの? ねえ僕でも ソレを信じられるの? この声嗄らし 切り裂いて歌っても 触れられない 心の奥の温度 今日もトゲがあったんだ 中途半端な例え話 そっとふりかえると うつむいた君  だからその 優しい歌を教えて 聞かせて 君の涙の理由を変える程の 優しい歌に気付けよ 歌えよ 心のどこかにあるはずなのに  ねえいつも 僕のためだとか ねえいつか 離れてしまったらとか そんな君の言葉 本当は宝物なのに 聞こえないふりをして 捨ててしまった  鍵がかかるその前に 優しい歌よ流れて いますぐ この空気よ流れて 涙じゃなくて 優しい歌が流れるスピーカー でもそれは誰かの曲だから  だからその 優しい歌を教えて 聞かせて 君の涙の自由を許せる程の 優しい歌に気付けよ 歌えよ 心のどこかにあるはずなのに 優しい歌にはそう書いてあるのに
爽鬱近野淳一近野淳一ひとりなのかい? 君はいつもそうやって 僕が隣で笑っても ひとり 朝を待ち続けている  焦燥感を共存と報じた視線 被害妄想は膨大な日記の中  その声は言わないの? 無意味零し 途切れたその瞬間で語っているの?  雨上りに咲いた花 涙に咲くぐらいなら抱き締めて潰そう  心臓の音と音とで奏でる 失くした世界の嘆き歌 君と僕は破滅の方へ 失くした世界ごと  堕ちてゆく  上昇と下降 残像が君さ 上昇と下降 過去の残骸な未来さ  その胸は鳴らないの? 聞こえるのに 途切れたその瞬間を思っているの?  ガラス破片拾い集め溶かせたら なんて ありもしない熱情が  心臓の音と音とで奏でる 失くした世界の嘆き歌 君と僕は破滅の方へ 失くした世界ごと  堕ちてゆく 堕ちてゆこうよ  ほどけない ほどかないさ ただ抱きしめていよう
帰る場所近野淳一近野淳一大切な合言葉 今はただの売り言葉 傷跡は消えたという査定の下で生かされる 何年経とうがこの町は奇声をあげてはくれない 勇気を失うその勇気 そんな言葉に追いかけられて  帰る場所はない 帰る場所はないよ 抱きしめた夢の形は欠片も残さずに消えた あのときのままなんて 遠すぎて届かないよ  屈折してる囁きを振り払うのが僕だったろう まっすぐ生きてみろなどと 振り払われた僕がいた  何年経とうがこの空に想いを飛ばしたりはしない 前進してるさ 全部捨てて そんな言葉で空と話してる  連れてって欲しいのさ 連れてっておくれよ 手放した影はどこかで元気してますか? 僕は「相変わらず」というあだ名をつけて逃げてます  もう日が暮れるね…  帰る場所はない 帰る場所はないよ 抱きしめた夢の形は欠片も残さずに消えた あのときのままなんて 遠すぎて届かないよ  いつかこんな僕にも帰りたくなるのかい?
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