観覧車My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 助手席の窓から一目覗いた 観覧車がきれいだった 今年最後の花火のようだった 「乗りたい」という君に頷く僕に 工事の看板の彼が 深く頭を下げていた 優しいだけが優しさじゃないとどこかで分かるのに それでも優しさばかり追っている 少し寒くなってきたね また長い冬がくるね 「きれいだったこの夜景も 朝が来れば違う顔だ 今の僕らと似ているように見えない? 観覧車は昇って あとは落ちてくだけだ」 とは言わずに抱き寄せてキスをした カラオケで上辺だけを見せ合った こういう場は苦手で誤魔化していた 知らない曲にタンバリンが鳴っていた 必要ないものにすら必要とされたかった僕は 必要のない相槌を打っていた 一人の部屋では針を突き刺して たまに傷口を開いてた 優しい悶絶 特別だったから 痛くないと分からなかった この傷が見えないように もっと近づいてきてよ この傷が見えるのなら そこだけを舐めてみてよ 「本当はもう気付いてるよ あなたは傷も痛みも知らない 悲劇を気取って教えて欲しいのよ このゴンドラから観覧車は見えないじゃない」 窓に映る真逆の君が話す 僕らの花火が散って ふと振り返るともう 観覧車は真っ黒の鉄だった |
関白宣言My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 君の中身がどうだとか 君の見た目がどうだとか そんなのよくわかんないけど 僕は君が好きなんだ 君のこの先がどうだとか 君の今までがどうだとか ばちぼこどっちでもいいから そばにいてくれよ 君に気がある野郎とか 俺のことが好きな子とか クソほどどうでもいいからさ 早く車に乗ってよ 聞こえない まじ興味ない それで、来週どこ行きたい? 君の周りがどうだとか 君の気持ちがどうだとか そんなのよくわかんないけど 僕は君が好きなんだ そうかな わからない もういい どっちでもいい 信じられない? どうせ続かない? まあいいからこっちきてよ 君の中身がどうだとか 君の見た目がどうだとか そんなの気にしてないから 僕の中身がどうだとか 僕の見た目がどうだとか いやなら頑張っていくから ずっとちゃんと見ていてよ 君の中身がどうだとか 君の見た目がどうだとか 誰になんて言われたってさ 僕はずっと 君といたいんだ |
君が海My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | この夏が最後になるなら その横顔だけでいいから ずっと忘れない 八月の教室には もう誰もいなかった 吹奏楽たちと埃が 少し溢れた なんの訳もなく 寂しくて 水槽に浮かんでた 幸福も 不幸も まるで 泡みたいだ 母に似た癖毛の背中に 季節より先に 君のこと乗せてた あの海を待っていた ただ蝉が鳴いていた この夏が最後になるなら その横顔だけでいいから ずっと忘れないように 約束通り 電話した 午前0時過ぎ 花火だけ持って 砂時計は残りわずか 自販機の明かり 君と逃げ出した 青さが二人を締め付けて離さないような またただ夢を見ていた 団扇に穴を開けて覗いた 氷菓子を舐めた君が笑っていた ただ恋に落ちていた 頬に汗をかいていた 線香花火が落ち消えた後に 二人は黙って近付き 暗闇でまた口づけた 何度も襲ってきた 記憶が残っていた 想い出を校庭に埋めて 子供たちは皆大人になった 枯れた朝顔 魔法が解けるようだ 八月は眠るように目を閉じた 砂を止めたくて横にしていた 砂時計を元に戻しても 今は あの夏がもう来なくても いつまでもあの海が君 君が海 |
青My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 梅雨になる その前に ちゃんと乾かしておいたんだ 風に飛ばされた帽子が落ちてる 夕立や雷 揺れた公園のブランコ 青に染まるまで 今年もきっと雨が洗い流してくれると たった二週間ほどのブルーを浴び続けたいようだ 部屋干しの体操着 二限は体育館でバスケ 放課後 廊下の傘がまた盗まれてる 歳を取る その前に ちゃんと残しておきたかった 青がわかるうちに 今年はずっと雨が泣いているかのようだ その涙を拭かずに浴びたまま 芽吹く日を待っていた 溢れた川 見に行こう 少年野球の試合 中止だろうし 電話を待ってた 土で建てたお城が水に沈む光景に 王様なんてもうとっくに国を出てた 今年もきっと夏がすべて乾かしてしまうの 始まりが何かの終わりならここで濡らしたいんだ 今年もきっと雨が洗い流してくれると 花になる その前に 僕らが水を浴びられるように 梅雨になる その前に ちゃんと乾かしておいたんだ 無くしてしまう前に染み込ませたい その色が青なんだ |
沈黙と陳列 幼少は永遠へMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 人が轢かれるのを見た 僕は汗をかいていた 春の煙 少し眠い 悲鳴 パトカー サイレン 母が買った絨毯 他人を感じる瞬間 家族の空間と通販 不気味に思える習慣 軍艦船を眺めた 少年が言う タイムマシンに乗りたい 冷蔵庫の中 腐る心 1999年 父に連れられた球場 動物園や水族館 大勢の女が脱いだビデオ ストリップ劇場 午前二時すぎ託児所 二階の古着屋 それらすべて 見ているようで見られてる 家に帰りたい 砂の城はすぐに崩れた 君が泣いていた それを見ていた また明日になれば また次の朝が来れば 隣に僕がいれば なんて言えずにいた iPhoneから送信 |
惜春My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 味のないフライを砕いたまま 薄い茶を交わしていた 夏日報道に金魚は浮いていた 周りはセックスやドラッグたちとよく遊んでいた 大人になったような気がしていた 僕らは笑ったって 写真に残したって いつかはどこかへ忘れてしまうんだ 虫の様に坂に溜まっていた 肺に愛を濾していた 週末になるとみんな踊っていた 彼女は既読と約束を一々欲しがった 駅でするキスの味を覚えていた 僕らはいつだって 自らを愛していて 本当はほとんどもうどうでもよかったんだ 僕はついにもうやめてしまったんだ 本当にもう面倒くさくなった YouTubeかなんか流したまんま 目を瞑っていた そしてそのまま眠ってしまっていた 白い布を羽織っていた 不思議な感じだった 周りに続いて沖へ歩いていた 急に爆音で木琴が鳴って呼吸を失った ソファで目覚めた ふとみると君からの着信だった 僕らはいつだって 勘違いばっかで 幸せはいつだってそのおかげだったんだ 追い風を追い抜いてゆくように 思い通り遠い方に行こう あの雲切り裂く大胆なイメージで 思い出しても辛くないように 荷物で重たくないように 僕らはいつも わざと置いていて 忘れてしまうんだ だから忘れる為に先を急ぐんだ |
歓声をさがしてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | ベッドの上からもう動けなくなって テレビでは友達が笑っていたんだ DJ お願い さぁ僕の曲をかけて 悲しみをティッシュに包ませてくれ ファミレスでポエムばかり書いていたんだ ロックだ!フォークだ!スプーンだ!どうのこうのいいや 馬鹿みたいにただ僕は君のことが好きで 眠ってもいないのに夢見心地で 一週間丸ごと 学校休んで出かけて 探してみても見つからない 心の放送室 鍵は掛けないでね 全生徒が聴いていた 音楽でもいい 映画でもいい YouTubeでも お笑いでもいい アニメやゲーム 読書でもいい なんでもいい 好きならいい 大好きばかり 見つけに行きたい 今ドキドキできるものを手に取りたい DJ放送室 僕の曲をかけて みんなが帰っちゃう前に 渋谷原宿下北にも売っていないね なんでもあるなんて嘘だったんだ もう持ってるのにどこにあるのか わからなくなるから困っているんだろうな もう持っているのに足りないや 百光年先までスペースシャトルに乗って 探してみても見つからない 心の放送室 もう大音量 全僕に聴かしていた 仕事でもいい 恋愛でもいい 料理でもいい 洋服でもいい スポーツでも 絵を描いてもいい 配信でもいい なんでもいい 未来でもいい 思い出でもいい いつか それに 出会えたらいい 何歳でもいい どうでもいい もう夢でもいい なんでもいい もう人生なんて よくわからないし 少しでも 明るく楽しくいたいから なんにもみつからない それはそれでいいじゃん 理由はいらない DJ もういいや 僕の曲は僕が 歌うことにするから 大好きばっかり見つけに行きたい 大歓声や拍手が心の中で鳴って なぜか僕はただいまと漏らしてしまった DJ放送室 きっとこれでいいんだね |
愛の毒My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 期待しないくせに 期待してる みたいな顔すんじゃん 抱いてないのに 抱かれた みたいな顔で 何回でも僕は恋をする 害でも僕に憑依する 百害あって一利はない 君は毒 だけど 好き 二百害あっても触れていたい 早く 火をつけて |
思い出をかけぬけてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad・河野圭 | 君と出会ったあの時はまだ知らなかった こんなに君のことを好きになるなんてね 思い出しても 思い出しても 楽しかったことばかりだった アルバムにも入りきらないよ 溢れる笑顔で君といる 思い出をかけぬけて 君がどんな人かなんて最初は知らなかったけど いつのまに君は僕よりも僕を知ってる人になった 引き出しの奥に入っていた 僕も忘れてた本当の僕を 君が見つけてくれた 時間が経っても忘れないから 君のとなりで笑ったこと あの空までかけあがるような 溢れる季節を君とみたね 思い出しても 思い出しても 楽しかったことばかりだった あの日振り返って僕に言ったのは きっとさよならじゃないよね 思い出をかけぬけて 今「大好きなもの」や「大事にしてるもの」が そうじゃなくなってしまう そんな日が来るのは それは君が今よりも素敵な なにかに出会うから 君が君に出会うから 今年もまた少し大人になる 一人じゃないって気づけたのは 僕に笑ってくれた君のおかげだ なにがあっても なにもなくても 時間が戻ることはないから 君が言ったのはさよならじゃなくて きっと約束だったんだ 思い出しても 思い出しても 楽しかったことばかりだった 大丈夫、ずっと想っているから 新しいドアをあけて進もう 思い出をかけぬけて 思い出の向こう側でまた会う約束だ |
元彼女としてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 恋愛なんて疲れたの もう何も信じないわ 会いたい!なんて思うとにっちもさっちもいかないわ 病気?病院よりも美容院がいいわ ピンク!金!銀!派手めに染め直して クリンクリンの目尻でフリル踊らせて 恋愛なんて疲れたの もう何も信じないわ 毎晩パーティーしないと不満で不安で仕方ないの 週末は円盤を回していたいの「超都合いい関係でいいや」なんて私は嫌 あなたのWi-Fiじゃない もう近寄らないで 甘くみないで バカにしないで darling darling 悲しまないで もう私のじゃないのよ darling darling 近寄らないで もう貴方のじゃないから 恋愛なんて疲れたの もう何も信じないわ 先週は年収のいい男らと遊んだけど 今週は研修医 来週はなんだ? 恋愛なんて疲れた なんて歌っていますけれど あなたに疲れただけみたいだったの 万華鏡を覗くように 同じ模様はこの世にはない あなたに恋人面されるなんて バカみたいで ありえないわ 甘くみないで バカにしないで darling darling 悲しまないで もう私のじゃないのよ darling darling 近寄らないで もう貴方のじゃないから 恋愛なんて疲れたの もう何も信じないわ そう あんたに疲れたの もう何も信じてあげれないわ |
いつか結婚してもMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 大好きで大切で大事な君には 愛してるなんて言わないぜ 手紙は書かない 写真も撮らないし 贈り物なんてなんか恥ずかしくて 外で食べるのもいい でも家だともっといい 残り物だってもう恥ずかしくないしね これからもよろしくね ずっと ずっと 大好きで大切で大事な君には 愛してるなんて言わないぜ 君の好きなものを俺も好きで良かったし 俺の嫌いなものにまで君は優しくて 俺の知らないことを君は知っているけど 君の知らないことは俺も知らないんだ お互いがお互いを もっと もっと 大好きで大切で大事な君には 愛してるなんて言わないでいいね 毎日がなんだか退屈に思えても 毎朝、僕の横にいて なんだかんだ言って僕らは他人で ああだこうだ言って好きにしたらいいよね なんやかんやあってこのまま暮らして そうだ たまには旅行でも行こうよ 大好きで大切で大事に思っている 愛してるなんて取っておけばいいよ 大したことなど起きたりしないけど 大したことなんていらないよ 大好きで大切で大事な君には 愛してるなんて言わないでいいね 毎日がなんだか退屈に思えても 毎朝、僕の横にいて |
グッド・バッド・バイMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 残りあと三分半だった もう二度と会えない気がしたんだ 数秒間を永遠に思うくらい バッグを揺らしたまま走っていた 一言目なんて言うかなんて 決めるどころか思いついてないが 君が帰る前に 叶うならこの瞬間だけ、時よ止まれ 放課後、下駄箱の中に 手紙なんて入れられない 折れた踵直したスニーカー 掲示板に置き去りの折り紙 もう縁がない電話ボックスも 映画のセットのようだろう 鳥に強い追い風が吹くように 不意な恋に故意、覆い被すように 夕陽が綺麗と話す君を思い出した 二分経ったくらいか 汗ばんだシャツに気付いていた 駅まであと一分もないのに 君の後ろ姿、小さく見えてた 改札の奥、歩いて行った ついに踏切鳴り出してしまった 遮断機が閉まる前に 叶うならこの瞬間だけ、時よ止まれ 中庭の蝶々や削れたチョーク 汚れた青い如雨露 自転車小屋の錆び 蛇口で溢れた水 はしゃいで自転車落ちそうになったこと あの日の二人の帰り道を一人走っていた 間違いに間違いがなくたって 答えなきゃ間違いもないように この問いにもう一度挑戦するなら今しかない 最後の数十秒間だ 夢中で階段駆け上がった 到着した車両に乗る君が 跨線橋からはっきり見えてた 発車のベルが鳴り響いた 扉が閉まる音と同時、やっと着いたホーム 車内の君と目が合っていた 窓越しに通りすぎる君が 僕の後ろ指差して何か言った 立ち止まったままで 僕は思わず振り返った そこにはあの日見たのと似た 綺麗な夕陽があった |
裸My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 白黒つけるのは 何色の紙に書けばいい? 身の程を知るには 鏡を眺めていればいい? 表だけを 人として見せ合うのだろう その手紙は 表にしか書いてないだろう ただひとつになりたいのに どこまでもふたつで いくら愛や教養を見せ合っても 辿り着くのは裸だ 時間は全てを 洗い流してくれるけれど それに凝りもしないで 泥を塗り合う 傷付いても 傷付けられても 痛みを忘れて また愛求め彷徨う動物 離したくないだけなのに 握り潰してしまう それを 元に戻したいだけなのに 形を覚えていない あまりに不器用だ 疑ってしまうからこそ 信じる価値が上がってく 知らない国の音楽 身を切る賭博さえ 見ているだけでいいはずだったのになぜか僕は また素手で触れていた だから今、 僕は罰せられようとも 身を捕らわれようとも 例え十字架に吊るされようとも 息絶えるまで また それを探すから 今、 僕がするべきことが 忘れてゆくことならば 夜が明けたらそうするから 日が昇るまでは I'm in love |
舞台をおりてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | わざと今夜はお互い笑ってあげたいんだ 今日で二度と会うことがないとどこかでわかるからね 春の片隅に咲く 花が踏まれている 鉛空に浮かぶ 旗が破れている 誰がどうとかはいいから 一つはいつでも一つだよ 同じ場所にはいないけど同じ月を見た せめて今夜は昔の話はしたくなくて これからどうしていこう とか話して振り返らずに終ろう 今夜 この舞台をおりたら 恋人役を終えたら 二人は また次の劇場に向かい また 誰かと 愛し合う役をするから せめて今日だけ朝が来ないでと願ったなら ずっと 夜が続いてしまって 二人はまた眠ってしまうから わざと今夜はお互い笑ってあげたいんだ 物語の最後はきっとハッピーエンドがいいから 幸せな役だけ 演じて行くわけにはいかない 二度と舞台をおりずにいられるような そんな恋をするまで |
カモフラージュMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | そう 愛だったんだって気づいたんだ 直感で分かったんだ 僕のアンサーは優しさだけだった もっと遊んでいよう 来週は三人で海に行こう 今の若さが羨ましくなるまで 早朝の匂い 騒々しい報道のニュース 教会の上に光った銀色の十字架 川沿いに立った火ばしら ミファを失ったピアニカ 裏庭に落ちた稲妻 もう心が宇宙に気づいたんだ そうするとどうだろう 帽子が飛ばされた そう 天に昇っていこう いつだって叶うとイメージして 僕らのナンバーは“333”なんだ もっと繰り返そう 来年もあの初詣に行こう 昔の若さが微笑ましくなるまで 愛称に愛情が芽生えてくるまで 輝いていたいなら自由でいて 代償も迷走も必要なかったね 星に選ばれた 青春だったんだ いつだって終わって気がついた 思い出はあの頃の今だった 龍を宿していよう いつだって思い通りでいよう 本当はいつまでも そう 愛は感情じゃないと気づいたハートが 潤ってもう乾くことがないこと教えてくれたんだ もっと笑っていよう 来週も来年も再来年も 僕らはいま誓おう いくつになっても心は自由であることを |
瞳にめざめてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 瞬きすら忘れてしまうくらい いつのまにか夢中になってたんだ 初めからそう決まってたみたいに まるで天使のように現れた君が僕の前で笑った そのときわかった きっとこれを待っていた 恋をしてた あのときに 僕は目が離せなくて 青い海より 光る星より 僕はただ君をみていたかった 君は僕をどう思ってるのか わかるようでわからないけど 戸惑った僕にまた無邪気に笑うから 気がつくと僕も君につられて笑ったんだ 喜んだ横顔を もう忘れられなくて きっと君より 他の誰より なんでだろう 僕が嬉しかった Wow. もう、きっと病気なんだ Wow. どこでなにしてても Wow. 目を閉じても浮かんでるんだ Wow. 君の笑う顔が 目の前に君がいると 言葉が出てこなくて 勇気がないんじゃない 言う気はあるけど だけど まだ 恋をしてた あのときから 走り出した 気持ちは 止まらない でも今は 恋のままで もう少しだけ このままで 君を見ていたいから 恋をしてる 今、君に |
怠惰でいいとも!My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | もういいです ほんとにいいです 勝ちとか負けとかどうでもいいです 雑魚でもいいです アホでもいいです 友達やめてもらってもいいです 薄情です 女々しいです 糞です 明日にはここから逃げるつもりです なんならこのまま終わりでいいですか? なんて言っても続くんです この曲も マイナスも ネガティブも ポジティブもう腐ってますもん 悪口も 陰口も 胡散臭さも 嘘も 冗談も 愛想笑いも もうさんざん もうたくさん あとは 助さん 格さん よろしくお願いちゃん あららら このまま ダメになっちゃっていいかな?(いいとも!) ありがとう 超怠惰 ダメになっちゃっていいんでしょ?(いいとも!) 酒なら飲みてー 誰かと飲みてー 満足したら帰ってもらいてー そのあと寝転んで 桃鉄 です ぼくなつ です ぼくなつツー です ツーウィークアキュビューコンタクト 目からそのままゴミ箱です そうしたら もう見えないです 動けないです やらない?ちがいます できないです 電話も出れない 外にも出れない 出られない の ら もつけられないです 悪いんです でも謝らないです その代わり もう生まれ変わっても 人にはならないです あららら このまま ダメになってしまうのかな?(そうとも!) 許して 超怠惰 ダメになってしまう僕を(いいとも!) 許しても 許されても 終われないはずだったのに(終われるさ) ありがとう 超怠惰 僕を楽にしてくれるのかい?(いいとも!) |
心はずっとMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 履きたいあれ 着てみたいあれ 残ってたカレー おろした2万円 腫れた扁桃腺 風邪みたい いくら勝ち取ったって思っていたって 譲ってあげるから 目で合図して みんな家族と 思えばいい 歯を洗い さらに皿洗い そして服洗い 身体まで洗い まだ使いたい ものだけを洗い 他はいらない なるべく 身軽でいたい 羽生えない gに逆らえない 高すぎると怖い のに 空を飛べるって 知らなかった 時間はあるようでないけど、時間はないようであるのさ! 僕らが思ってるよりもずっと… 長くて短いもの! じきに顔にしわを いつか身に衰えを 顔も 身も 脳も どうも長くはないけど 心はずっとこのまま いつまでも僕のものだから ロボが壊れても パイロットは死なない 窓あけてよ もっと 顔みせてよ もっと 見た目は見た目で 君じゃないこと知ってる 君のものも僕の 僕のものも君の みんな家族と思えばいい 心はいつだってあるけど、身体はいつかは捨てるのさ! 僕らが思ってるよりも何回も… 乗り換えて過ごすのさ! 人の言うことが 聞けないのはばかだ 人の言うことしか聞けないのはいやだ 偶然と思っても いいけれど ほんとは… 時間はあるようでないけど、時間はないようであるのさ! 僕らが思ってるよりもずっと… 長くて短いもの! 迷子になってすぐ泣いてしまわないで 心配なんてしないでいいよ なんで?って言われたって 「心はずっと、身体はいつか」を 理解さえすれば また会えるから すぐ会えるから |
悲劇のヒロインMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | わざと電話したんだよ きっと君は気まずいと思ってね 心配しなくてもすぐに帰るよ 私のものだけ取りに行くよ 出会ってからもうずっとこのマンション エレベーターでキスしたの懐かしいね あぁでもこうやってここにくるのも これで最後なんだね 笑顔でいようって決めてたのに なぜか涙が出てきて かっこわるいってわかってるよ でもインターホンが鳴らせないよ まだ好きだって言ったら馬鹿にするよね 笑っちゃうよね まだ好きだって言ったら頷かないよね 笑ってくれないよね もう何回、何十回、何百回 開いたドア開けなくなった いや、弱くない弱くない、私は弱くない 怖くない、焦らないで 冷静にみてたらヤバいね そういえばいっつもごめんね 今日は月が綺麗だ インターホンを鳴らした後 どんな顔してたらいいか 考えてもわからないから かっこつけるね 笑顔でいようって決めてたから 最後まで笑顔でいるね 君は私のものじゃないよ でも私は君のものだよ 「ここにはなにもなかった。」 そんな顔しないでよ 馬鹿にしないでよ 「こんなはずじゃなかった。」 ここにきてわかったよ ここにきたのは まだ好きだからだよ 「好きだからだよ。」 |
翠My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 髪を切るだけ またそれだけで きっと大丈夫だって思えた 街中の花が咲くみたいだ 何度でも傷付いた思い出をハサミで落とせば 鏡には主役が映っていた ドキドキしちゃった時はもう堂々としちゃえばいいや 案外、内心は人にバレていないから 楽に考える秘訣は考えないってことさ 知っちゃたらもう戻れないよ? 知らないに二度と戻れないよ? 無知は罪 いや 無知にも価値があるから 一番知っておくべきは正直な自分自身さ いつもよりたまにでいいや いつもあると慣れてっちゃうから 幸せに飽きないように不幸せも食べるのさ 許せないことを許せたとき 僕はやっと許された 悲しみに羽が生えて飛んだ 許せないを許したい 本当はそう思ってると気が付いた 誰よりも愛されたいのなら 誰かをまずは愛さなきゃな 人は鏡なら人は僕だ あぁなりたいになれなくたって なりたくないだけにはならないでいたい 鏡は嘘をつけない タイムマシンに乗れたって またやり直したって 結末はきっと変わらないから 旅立ちのリュックには マシンガンやナイフじゃなく 主役が映る手鏡を |
天才っていいなMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 来週からまたパリ 超忙しいね ミラノ ロンドン 香港 和食とバイバイ 見えない所ばっかり 動物の刺青 気に入らないでも羨ましいらしい 楽しきゃいい 洒落てりゃいい 嫌なら引っ越した方がいい 格好いいがいい 可愛いがいい 直感で選んでいいがいい 妄想での武装を 早々と就職からの逃走を You are my soul!soul!と堂々と控訴中心の暴動を 甘い夢見ていたい 眠っていられない 夢じゃなにをしたっていいな 遊んで暮らしたい 休んでいられない いいないいな もう天才っていいな 悪口 噂話 その人生の憂さ晴らし いくらでも殴っていいよ どこも痛くないから 俺は作り 演り ヤリ 人となりが金になり 友と飯を食い 遊び 人生は素晴らしい 人を殺しちゃ駄目だよーなんてわかってるんだけど この灰皿で思いっ切り打ったらどうなっちゃうのかな? しちゃいけない と できない を同じポケットに入れてると ラスボスが倒せない 攻めちゃえばいい 逃げちゃえばいい 修行のフリでいいのに 真面目がいい 不真面目がいい 自分がいいならいいがいい 行動した方がいい 後悔は経験と言い換えていい 衝動抑えないでいい 肩書きは何度も書き直したっていい 甘い夢見ていたい 眠っていられない 夢じゃなにも痛くないや 遊んで暮らしたい 休んでいられない いいないいな もう天才っていいな |
正直な話My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | ねぇ 正直な話 僕の言うことは信じないで 洗濯機の中に二人の服があることを信じてね 毎晩ご飯を作ってる君をみていて ありがとうや美味しい以上の気持ちになった なんて言えばいいかわからない僕は ひとまずお皿を洗ったよね 言葉にならなくても一緒にいよう ありがとうとごめんがあったらいい ねぇ 正直な話 君の言うことも信じないよ 丁寧に畳んであったTシャツを信じてるよ なんにもない休みになにもしないで 昼頃「おはよう…」って起きてみたって 何を食べたって 何を観たって つまらないと思う日には なにも言わないでただずっといよう 今日日曜日だとかどうでもいいでしょ 二人ともさ いい大人でしょ それならなおさらそうじゃん 愛しているだとか大切だよだとか 言葉だけじゃ言葉だけだから 正直な話 僕のすることを信じてほしい 「やっぱこの人でよかった。」と 思えるようにするから ねぇ 本当はもう 君の言うことやすることで 本当に君でよかったって 僕はとっくに思っていた 一回しか言わないから ちゃんと聞かなくてもいいよ 本当に幸せにしたいなって思うよ ありがとう |
lighterMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 朝食の後 珈琲飲もうなんて 火ついた煙草を吸い 巡らせる歓談 テレビワイドショー 今年も咲いているベランダの花に気付かず 阿呆面のまま また火つける つまんなくはない でも面白くない 君の話を聞く 僕は笑顔だ そうなんだ 六万回聞いた 相槌を繰り返す 僕はアレクサだ 夢もベッドも一緒 安心安全ぱっぱっぱっ 右手が二本ないと 握手できないや 信頼と威圧を与えろファッション ポッケに忍ばせた青の箱にただ また火つける ほら そう 神様なんていないから 苦々しいのに吸うのさ ただ君の話が 少し楽しく聞こえた 仏様たちに話しても イエス様たちに話しても ほら 口を揃えて言う そうなんだって “人の成功に唾吐いていたい” 妬み 恨み 羨み を買っていたい ゴミはゴミでも燃えるゴミでいたいな 信じるものだけが報われるを 信じたものだけが報われるの Everything's gonna be all right. を胸に 理想を本当に 嘘を本当に 炎は火を重ねて書いているんだ つまりは始まりが また火つける ほら もう 神様だって疲れてた 参りや祈りに参ってたから 人の願いを ただパケにして売った 仏様たちも疲れてた イエス様たちも疲れてたから 声を揃えて叫ぶ 黙ってくれって 朝食の後には 珈琲を淹れてよ 安いのでいいから 君の手で淹れて欲しい 君の話が終わる前に この手の煙草が終わっても ほら また次の火つけるから |
舌My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 「このまま君の舌を噛み切ったら 嘘をつけなくなるかな?」 キスしたままそう思ってた 目は閉じないままでいた 別れを誓い合ったその口で何度もキスをした 消えた続きがベッドだけにはあった 「またね。」と手を振った君が 窓から見えるまで 鍵は閉めなかった 昨日君が忘れていった金のピアスを 鏡の前で付けてみた 可笑しくて笑ったら耳元で揺れてた それがなぜか嬉しかった もしも君が嘘をつかなかったら きっと僕は傷付くから この先もずっとずるい人でいてね 誰か一人だけを愛せる人にならないでね 乾いたキスが好きな君のままでいてね おかえりと言うみたいに抱き寄せて 何度もキスをして幸せに泥を塗ろうよ 外から鍵をかけてもう「またね。」なんて言えないように 「このままこの舌、噛み切ってしまっていいでしょ? 僕のだって噛み切っていいよ、 初めてのお揃いにしようよ。」 あの日言った別れの言葉を もう二度と言い直せないように もう誰にも愛を誓えないように |
子供になろうMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 格好つけてて いつだって大人やってます 家賃や税金もきっちりと納めています 自炊や掃除洗濯だってちゃんとしてると もう自分で自分に嘘ついているみたいなんです 本当はまだ子供のままなんです よくできたって撫でられて眠りたいです 本当は褒められたいだけです そんなにちゃんとしていないんです みんな勘違いしてるんです 遠慮していて 敬語で相槌打ってます 聞き上手とみんなが喜んでいます 家に着いて「ただいま」って漏らした後 ドッときてバッと倒れた…この疲れはなんなんだ! 本当は今逆らってしまいたいです でもそれじゃあ嫌われてしまいそうです 泣きそうになってしまうけれど 我慢する癖がついていて うまく泣けないです あの頃だったなら 迷わなかったことで 迷って 踏み出せなくなって 笑わせたいって思うよりも 笑われたくない方が勝ってしまう 大人になったのに小さくなってる でももしも子供に戻れば 本当に僕は幸せなのかな? 子供扱いが嫌だった 自分でやってみたかった 「大人ばっかズルいよ!」ずっとそう思っていた! 本当にまだ子供のままなら もっと自由に生きられるはずなんだ 子供みたいに素直でいよう 大人みたいに企んでみよう 子供のままの僕を喜ばすために大人を楽しもう! |
サマー・イン・サマーMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | あれは 漫画みたいな夏の日だった 海岸を目指してた 僕たちは自転車5台で カンカンだった太陽の下 早いよって声がして振り返った サマー・イン・サマー チャイムが鳴っても騒がしい高橋 アスファルトに日が照り返してた午後 彼女たっての希望 「次の日曜、あの漫画の実写を観に行こう。」 だから 夏、バスを待つ、暑い日だった 缶ジュースを揺らした 私服の君に緊張してしまった 日曜の映画館に着いて 二人が買ったのは 思い出だったんだね 夜空に星が見えた時 「あの光は何年も前から届いてる。」 って誰かが言ったあの時、ちゃんとわかった 今、ここで光れば 「綺麗だ。」と未来で言うだろう あれは 映画みたいな夏の日だった 海岸を目指してた あの頃の5人は、レンタカーで 思い出は漫画みたいになった じゃあこれはあの日の実写だね いつかの 僕らは まだ チャイムが鳴っても騒がしい高橋 アスファルトに日が照り返してた午後 誰かたっての希望 「大人になっても、 また今日と同じこの5人でこの海に来ようよ。」 サマー・イン・サマー |
復讐My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | ずっと忘れないでいるから はじめは 愛し合ったり いつでも 優しかったり あれこれ 嬉しかったり はじめに 戻りたい って浸ってる場合じゃない こっから復讐してなんぼ もう一回!そう言ったんだ! 紅一点 さあ もう一点だ! きっと必ず後悔さしてやる 春になったら殺っちゃうぞ! だから顔も体も名前も全部 ずっと覚えてて忘れないでいよう 待ちに待って殴っちゃうぞ! だからあれもこれも番号も全部 ずっと覚えてて忘れないでいよう 神様だってそう言うさ 喪服に着替えて葬祭しよう 線香の匂いが香る さよなら 別れは 急に来たり 終わりは 悲しかったり あれから あの涙は 怒りや憎しみに さあ今こそ天罰を 今日も明日も明後日も来月も 背後に気をつけろよ 刺してやるから たった一回の一生を 傷付けられて黙ってられるかよ ほんの一瞬で気が付いた あの恋は本気だったんだ ずっとこのままじゃいられない 仏になって許してやる だから顔も体も名前も全部 ずっと覚えてて忘れないでいろ 最後は水に流してやる だからあれもこれも番号も全部 ずっと覚えてて忘れないでいろ それでいいよ 仏様だってそう言うさ ドレスに着替えて晩餐しよう いつでも次の始まりは さよならから 何十回!何百回!何回だってもう一回! 何千回!何万回!何回だってもう一回だろ! |
リルフィン・リルフィンMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁・補作詞:ああこ | 椎木知仁 | | 女に厳しい女になりたくはない ずっとブスっとしてるとブスじゃない? もう下品に群れずに ブレずにフレッシュに 18時にディズニーシー ゴッドブレスミー 甘えたいなら自分に甘えたら? 心配は肌だけじゃない その心も機嫌も顔だよ 中身がなければ あほだもん ね スッピンで良いわけないけど言い訳にしない あの子もあの子も可愛くて好き 逆に透明感ありすぎて透明か?って思うわ デブでもブスでもないのに 「デブスですね。」としか言いようがないのと 育ちの違い?言葉遣い? いや言わなくても目でわかんだね リルフィン・リルフィン 中指よりも小指だけ立てて澄ましてたい 勝手に敵だと思われてたい あの子 知らない 誰? 誰? リルフィン・リルフィン 中指よりも小指だけ立てて離れてたい 椅子取りゲーム 意地悪に弾かれたい あの子 知らない 誰? 生きて腸まで届いた元カレの「重いんだよ。」 軽~いじゃなくてよかったよ じゃあ上っ面でふわふわな軽々なビッチと ちゃんと幸せになってね まだ気があると思ってるんならない 淋しがりの男に需要はない いい女風に終わったからね でもレコード割ったの私だよ 居酒屋でまだ生 ジム行ってるから大丈夫なんだって とりあえず生から ピル飲んでるから大丈夫なんだって 痛いけど鼻から イブAいってるから大丈夫なんだって 寂しいけど帰ったら 犬待ってるから大丈夫なんだってさ 粛々と 粛々と 淑女へ リルフィン・リルフィン 中指よりも小指だけ立てて澄ましてたい 勝手に敵だと思われてたい あの子 知らない 誰? 誰? リルフィン・リルフィン 中指よりも小指だけ立てて離れてたい 椅子取りゲーム 意地悪に弾かれたい いいよ だって 私を不幸にできるのは 私が好きな人だけで 愛嬌がないなら せめて凛々しくありたいのです |
自由とヒステリーMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 君がいなくなって気がついた 君がいなくなって僕は自由だ はじめからこうすりゃ良かったって 口に出していた 君がいなくなった部屋の中 君が置いてったものをみていた 思い出す度に腹立ってんだ あの日もそう バカにしないでよって君はまた 当たり前みたいに泣き出した 勝手に出てく君を止めなかった 月曜から金土日 毎日、楽しいから もう帰ってこないでね もしも出会う前に戻れるなら 僕ら、出会わせないで 二人が過ごした小さな部屋の窓辺には 君と育てた観葉植物 君がいなくなった日から 前よりも元気になったんだ 記憶がまた蘇る 君がなにかを投げつける 僕の耳をかすめて化粧水が姿見鏡にぶつかる 割れた破片、あの時に確かに見た、君の顔 こっちを見てなぜか笑ってたよね? 突然君から電話きた 今から行くって切られた どうせ来ると僕はわかってたよ 数分後、君が部屋の前で泣いてるのが ドア越しでもわかってた 君がインターホンを押すまでは 僕はただ黙ってた 君からの電話に出たのも 今からこのドアを開けるのも 君のためじゃない 僕は僕の自由を今夜勝ち取るためだ でも ドアを開くその先には 泣きながら笑ってる君がいて そのまま僕に抱きついて一言 「ただいま。」って言ったんだ ずっと抱きついて離れないまま 僕の話なんて聞かないまま 僕を試してるみたいに言った 「好きだからだよ。」 |
結婚しようよMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 一生一緒にいようなんて 大袈裟になっちゃうし 変なラブソングみたいなジョークに聞こえて どうせ笑うだろうな だけどちゃんと言わないときっと怒るしな 真面目に言ったら意外と…いや似合わないかな でもそろそろ 待たせてる気もする あのとき 君と出会ってからきっといつか そうなる気がしていたんだよ 「そうじゃない今も幸せだよ」 そんな言い訳してきたけど もしもちゃんと伝えたら 笑ってくれますか? 「もう今日は家には帰りたくないな…」 って思う日もある どうせなんか言ってくるんだ 正しくて面白くないことをさ あいつだいたい何様なんだよ それから 全部わかってるみたいな顔してムカつくよな でもやっぱり 君が正しいけど 真面目すぎる君といるせいで 僕もちょっとちゃんとしてきた このままいったら僕はきっと 面白くない男になるよ それでもちゃんと隣で 笑ってくれますか? どんな喧嘩しても どんな機嫌でも おかえりといってらっしゃいを 笑顔で言える君をみたとき 僕はやっぱりそう思ったんだ 僕と出会ってからどうですか 僕は君の前だけでしか あんな姿にはなれないよ だからそばにいなきゃダメだ 愛してるなんて似合わないけど 必要なら本気で言うよ 目指した先に何もなくても 「何もないね」って笑い合って これから先も一緒に生きていきたい 今君に言うとすれば 結婚しようよ |
あかりMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 大丈夫 ちゃんと今日も戦ってる 今週もいつも通り、先週と同じように 「あぁ、たまには 休み取ってどっか行こうかな」 そう思えるならまだ大丈夫かな 青にしかならない、止まった信号機 進むしかないはずないよね きっと自分しか知らない この疲れた心を抱えたままでも 明日も飛べるように 傷ついた翼広げ眠る、安らかに 大丈夫 きっとちゃんとうまくいってる 楽しいことだってあるし 悪い人ばっかじゃないし 「きっと恵まれてる 頑張んなきゃ」 そう思えるのにどうしてだろう 黄色い信号にほっとしたりする 止まる理由をくれる気がして 最近 疲れが取れない でも休んでなんかいられないから まだ負けたくない 立ち向かっていたい ほんの少しの弱音だけで 消えてしまいそうな灯りを守ってた もう少しだけ強がらせてよ 大丈夫、そんなに弱くないからみていてよ 自分らしくいたい たまには重たい鎧を脱ぎ捨て 全部忘れたい そんな日が来るまで 街は動いて 日差しに雑踏が舞ってる 人が眠っている間も夢は続いてる ちゃんとうまくいくよ、きっと だから最後まで戦わせてよ この翼で |
仕事が終わったらMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | ビール!ハイボール!レモンチューハイ! ワイン!日本酒!全部ちょうだい! テキーラ!イエガー!ボトルでちょうだい! なんでもいいから乾杯だ! 仕事あれこれ終わったら 昼からパジャマのまま企んで ばかかあほかみたいな顔で飲み出したいよね 夜は焼肉焼き鳥和洋食中華なんだっていいから 飲みに出たいんだ だからまだ頑張れそうだ 休みまであともう少しだ 頑張った後の一杯が 一番美味しいって分かってるから まだまだ まだまだ頑張れます まだ我慢できるのさ だから終わったら飲みに行きたいんだ 春、花見、夏、花火、屋台 秋、冬はなんだ?なんでもいいや 飲む理由は来るんじゃなくて作るものだから フェス、ビアガー、バーベ、いや、ベランダでもいいから 外で飲みたいよな よく頑張った!えらいな! 好きなもの頼んでいいな あれだけ頑張ったんなら 誰も文句はないんだから もう二度とお酒飲みたくないなって 心の底からマジで思うまで飲んでいたいんだ ビール!ハイボール!レモンチューハイ! ワイン!日本酒!全部ちょうだい! テキーラ!イエガー!ボトルでちょうだい! なんでもいいから乾杯だ! |
花びらの中にMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 二十代の終わりは妙に静かだった 今までの思い出が輝いてみえた 振り返ってしまうと寂しくなるから 僕はもう先にいくよ 鍔が曲がったニューエラ 食べ散らかしたスナック菓子 夜のセブンイレブン 学生気分のアイフル 使い終わったクラッカー テキーラが残った身体 空になった瓶に挿した一輪の花 今が楽しければ 今は楽しければ どちらも愛していた 綺麗だった花火が いま散ってしまうようです 落ちてく花びらの中に 今夜僕を埋めよう 散らかった車の中で昼が来るまで 薄い毛布に包まっていた 先のみえない未来も怖くはなかったんだ いつか必ず沈む船で まだあの地図を描き続けてる 僕らは笑っていた 二十代の始まりあまりに幼かった 傷付けたことにも気が付かないくらい もし振り返ったら許せなくなるから 僕はもう先にいくよ 青かった夜明けが 朝になってしまうようです 若かった過ちの中に 今夜僕を埋めよう 逆らったとしたって 時は流れてくだろう 若かったといつか話すだろう 今の僕のことも さよなら 僕の二十代へ |
こっちみてきいてMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | あ~やだやだ まだ寝ていたい まだこのまま布団にいたいのに とにかく君の休日に対するやる気が凄すぎて引いてます 化粧だの 風呂だの テレビだの なんだの 準備が出来たら起こしてよ なに そう 終わったの? うん わかったってば 僕を見ている 君が見ている ねぇ 昼なに食べたい? もっとすぐ起きたらよかったね 米? 麺? パスタ? 肉? 魚? どれ? こっち向いてよ 話聞いてよ わかりました 調べます どれほれこれは? やだ? これは? ちがう? これは? なに? どれでもいい? ああ そういう感じね 機嫌損ねてる 首傾げてる でも食べてる 美味しいらしい あれ なんか夜景きれいだね 二人だけだしここ穴場だね 思ってもないタイミングで急にロマンチックが訪れちゃったね 肩を抱き寄せ まるまるしかじか そういうの出来たらいいのにね 期待しないでね できないから できないけど 僕を見ている 君を見ている 疲れちゃったら休もうよ 元気出してちょっと頑張ろうよ 無理して笑って帰っておいでよ 家ではずっと好きにしたらいい 浮かれちゃったら遊ぼうよ 本気出してちょっと頬張ろうよ お洒落して笑ってどっかいこうよ 休みはずっと好きにしたらいいから |
星に願いをMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | いつも眺めていた 古びていく硬い形を あの星を線で繋いでは占ったせいか いつのまにか煙草もやめた なんか多様性の運びだ わかんない、 だけどなんか変わりたくないな I don't wanna change my life Nothing's going to change my love 優しくあれるならいいじゃんね ずっとこのまま 最近なんかわかんないね 他人の事ならいいじゃんね ほっといて、ほっといて、ほっといて Don't let me down 2020年代は 「負けないで次はこうしよう」 とかどうとかこうとか言うつもりもないから いいよ、欲しいのならあげるよ なんか多様性がまじなら いや、ファッションでもいいか 好きにしたらいいよ I don't wanna waste my time Nothing's going to change my heart それが好きならいいじゃんね ずっとそのまま 愛してる愛してる言ったって 他と比べなきゃ無理じゃんね あれよりも、あれよりも 僕はこれがいいんだってね なにもない金曜日 君から来た着信に僕の胸が躍った 明日のことはわからないけど とにかく今日会おう I don't wanna change my life Nothing's going to change my love 関係ない、関係ないね ずっとこのまま Don't count on me to be around. I also need to be alone. 気分屋だから期待しないでいて I don't wanna change my life Nothing's going to change my love できるなら真っ直ぐありたいね ずっとこのまま 最近なんかわかんないね でもさ、わかんなくてもよくね ほっといて、ほっといて、ほっといて Don't let me down 老いて尚、悩んでいて ほっといて Don't let me down |
噂My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | このまま二人は どこか遠く遠くまで 誰にも行き先も言わないまま さよなら さよなら 死んだと思ってもいい 僕らを探さないで いつもの場所で降りないで 分かるから何にも言わないで それから何年後 誰かが描写して そのまま二人は美しい噂になったんだ |
ギャグにしようぜMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | どうせなら 笑い話にしようぜ 笑ったりしないから 恥ずかしいくらいが いいんじゃない もうぜんぶさ ギャグにしようぜ なにをしても なにをみても なに食べても 楽しい!可笑しい!探していたいな つまらない や くだらない たまには良くないけど良くない? まぁ 退屈よりきっといいと思うな ばかばかしいものを買ったり見たときこそ いいな!いいね!って思っていたいな まじ真面目な話ばっかりじゃ疲れてしまうし ふふふ と へへへ が大事なんじゃん? 「そう、人生いつでもタイミング。」 頭や身体働かせたってタイムマシンに乗れやしない だったらもうずっとかわるがわる変わる自分と共に 今を好きでいられるといい どうせなら 小旅行に行こうよ 近場でもいいからさ そうまさに カニ食べ行こうだよ なにするかじゃない 誰といるかさ ふいに振り向いたときには 良くも悪くもオールオッケーになってほしいから 嫌な記憶の花が違う色に染まるまで 水をあげよう 「そう、時が解決してくれるって。」 頭から洗ったシャワー中に身体についた泡が流されるように いつかどうせまた忘れられるから今は解決しないでいい だからもういっそ 笑い話にしようよ 拍手して笑うから 隠しても 隠さなくても 無くなんないなら 勿体ないじゃん 笑い話にしようぜ きっと楽になるから 悲しさも 辛さも 苦しさも もうぜんぶさ ギャグにしようぜ |
太陽My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 始まりを待ってる、行き先は知ってる 空はコバルトブルー、風のアンサンブル 泥だらけのグラウンド、聴こえたブラスバンド 今日も今日に想いを繋いだ 菜の花揺れてる、鳥たちが飛んでく 名前入りエナメル、履き慣れた白いシューズ 汗と喜怒哀楽を、熱くなったアスファルト 幸も不幸も想いを繋いだ 正々堂々いこう、この先へ 今日、 太陽よりももっと 熱くなっていたいと思った そうだ、 いつか今日を思い出すような気がした 今までで一番暖かい春になる 昇り沈んでゆく陽は繰り返し 青い空を刺すように、赤い春が咲った さぁ、踏み出そうぜ 一歩踏み出すのが怖い時もある あの日の涙をいまも覚えてる でも振り返っても無駄だったことなど 一つだってなかっただろう さぁ、胸を張って臨もう、この先へ 今日、 太陽よりもきっと 輝いて光っているんだ 大丈夫、 どうなろうと最後は笑っていようよ 太陽よりももっと 高く飛んでいる気がするんだ そうだ、 いつか今日も思い出になってしまうよ だから後悔のないよう 走りたいように走れ、今日も 今までで一番暖かい春になれ 熱くなれ 燃えろ太陽 |
熱狂を終えMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 擦り切れるほどに聴いていた 盤は埃かぶっていた 天気予報を待っていた 彼女はこう話していた 「当たらない方を願うなんて なんか少し可哀想ね。」 確かにそうだね 今夜、 大正解を疑え 悟る経験に逆らえ 襲う冷静を破り去っていけ 僕ら永遠の途中で 青い年齢を呼び起こせ 忘れちゃいない 思い出せ 無くしちゃいない 飽きるほどに通っていた あの店は紙が貼ったまま 地元の友と飲んでいた あいつはこう話していた 「俺も子供が出来たんだ、 今度はお前の番かもよ。」 確かにそうだね 今夜、 最前線舞い戻れ 先に先制奪い取れ 辛い劣勢逆手に取っていけ 危機的な展開に飛び込め 熱い偏見を持ち込め 確かにあの日過ごした 昔のこと思い出していた もう一瞬も戻らない もう一瞬も止まらないのなら もう一瞬も戻せない もう一瞬も止められないのなら 実家の壁に掛かっていた あの時計がまだ動いた頃 写真には僕も写っていた 彼は僕にこう話していた 「時間に終わりはないけれど 僕らはいつか終わってしまう。」 確かにそうだね 今夜こそ、 決戦の笛を吹け 決意表明を帆にして 思い通りに舵を取っていけ 巨大迷路を彷徨え 揺れる決断を楽しめ ここからが面白い ここからだ そうさ、 永遠を越えるまで あの地平線を望むまで 何度だって想いのさす方へ この人生を信じて 迫る限界を受け入れ さらにもっと輝ける 自分を思い浮かべて立っていた |
永遠の夏休みMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 朝顔が咲いていた。横に空の如雨露が転がっていて、 いつか夏休みが終わってしまうことをみんなが知っていた。 ラジオ体操の判子が疎らだからって怒られるわけじゃないし、 まだ宿題はほとんど残っているけれど、大丈夫、きっとまだ大丈夫。 気が付くと僕は鼻血を出して、ネット横、木の下で横になっていた。 鼻に詰めたティッシュに汗と血が滲んでいた、 凍ったアクエリアスが全身に染みていくのがわかった。 金属バットにボールが当たる、上がる砂埃が目に染みる、 蝉にも負けずに叫び続けた「ばっちこい、ばっちこい」何を待ってる? 本当は何を待っている? 練習を終えると僕は歩いて帰った。道路沿い、六階、親が置いて行った飯代。 銀色の鉄柱、二階の学習塾。キラやレアを待つ、商店街のカードダス。 静かに霊柩車が横切る度に、山内が言っていたあの話を思い出した。 「お母さんやお父さんを連れて行かれないように こうやって親指を隠すんだよ。」って。 日が暮れて鐘が鳴る ただそれの繰り返しを 冷房の効いた部屋でゲームをしている。 氷の溶けたグラスに水滴が付いている。 画面の中の主人公が隠れて敵が来るのを待っている。 ポテトチップスを摘んだ手で触ったコントローラを 濡れたティッシュで拭き取って、セーブして、 ぬるい麦茶を一気に流し込んで喉を潤した。 新井とは一度喧嘩したけどいつのまにか仲直りした。 栗原がピッチャーで優太郎がキャッチャー。 寺倉はサイドスロー、健太は肩が良かった。 田口は背が高くて、菊は足が速かった。 石井が菌と呼ばれていると、みんなでそれに乗っかった。 杉本は双子、金持ちの近野、関谷ん家の小さな犬、 一度も話したことなかったけど浅野のことが好きだった。 マンションを出ると都会特有の熱気で 公園にいくともう自転車が集まっていた。 いつか貰ったお年玉の残りを話して、 爪楊枝を赤く塗って駄菓子屋のおばちゃんを騙した。 誰かが鬼になって誰かを追いかける。 誰かが捕まって誰かが鬼になる。 敵になっては味方になる、僕は主人公じゃなかった。 日が暮れて鐘が鳴る ただそれの繰り返しを 気が知れて友になる ただそれの繰り返しを 足りなくて足し続ける ただそれの繰り返しを 朝が来て母が呼ぶ ただそれの繰り返しを 共働きの両親が連れて行ってくれた遊園地、 ベンチでソフトクリーム、虹色に見えた。 観覧車、ゴーカート、お化け屋敷、ジェットコースター、海賊船、 その中から僕はなぜかメリーゴーランドを選んで、 馬に跨って、ふと気がついた。 僕はずっと同じところを回っている そしていつか終わりが必ずやってくる 時計は回ってまた同じ数字に戻る 遊び終わってまた必ず家に帰る 一月の内にまたこんなに髪が伸びてる 終わったはずの夏がまた訪れる もう二度と九月なんて来ないように 永遠の夏休み 終わらないこの八月に 日差しは弱くなり コンクリートは冷えた でもまだみんなの声が聞こえる 大丈夫、きっとまだ大丈夫。 |
時代My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | やっぱり人生に字幕はないんだ まぁまぁ夢は叶っている気がする あれだけどこにもなかったお金も 悠々と暮らせるぐらいはあるね やっぱいつかは結婚するのかな また機嫌か悪事で台無しにすんのか? 誰でもなく僕は僕のために 誰かを幸せにできるのかな たゆく揺れて浮かぶ、景色の中 時代とともに流れて生きる 逆らい、流され、繰り返すけど どうか、どうか、流れ着いた場所で 無くしたものばかり思い出さないように だってどうせ戻らない時のいいなりだ もう新しい友達は要らない 怒るくらいなら無視している ある程度諦めてるからこそ まじで諦められないことがわかんだよね 本当にここに来たかったのかな? 勢いで乗った電車降りれなくて 知らない街まで来たみたいに 勝手に着いちゃった場所な気もしていて なんかかっこつけて言えないよな ララララ もう終わったなんていつ始まったんだよ 灯りを消したときにこそ光を見ろ これからも、この先も 決めなきゃ決められちゃうんだ 人のせいにも、自分のせいにもしない 誰とも比べない、でも誰にだって負けない 人生に字幕がないからこそ試されるはずだ その言葉をここで どう訳すか 大袈裟なことや目立った話は トロフィーかなんかにして飾っておいて 時代とともに今が変わる その中でいつまでも変わらず大事なのは 飾らない言葉や、飾らない気持ちを ずっと忘れないでいるってことだ 時代に愛されなくても日々を愛したいから |
鳩かもめMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 駅から遠いアパートだった 蛸の公園が近くにあった 部屋のソファにはぬいぐるみが座ってた 今時カレンダーなんて貼って 数字に丸や書き込みがあった そんなアナログさも君の素敵なとこだった ベランダでずっとずっと前に 「ほらね、晴れると見えるの」ってさ 指より小さい富士山を見た もう嫌だ ここにある思い出 全部綺麗すぎて嫌だ もうこんな関係のまんま 君といれない 君が昨日の話をして 僕がその人の肩を持った 妬む気持ちなんて正直1mmもなかった ちゃんと幸せになってねって お互い本気で思ってたって 他からみてたら、笑い話だよね 国道をずっとずっと奥に 木々の住宅街を超えた先 指より小さい君が手を振った 中途半端 これ以上続けたって 誰も幸せになんない もうこんな関係のまんま 君といれない 今よりもずっとずっと前に 飲みながら話したの覚えてるよ 「幸せになるから、幸せになって」 その幸せって なんでここにはなかったんだろう? そうだね やっぱり鳩かもめだ もうさよなら もらった思い出 全部美しくて好きだ でもこんな関係のまんま ここにいれない 鳩は分かってたんだ 海じゃ飛べない |
僕の事情My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 家族 彼女 友達 全世界が総立ち バニラ チョコ ストロベリー マリア 君の微笑み 雑草に火を 脱走に死を そして正義を 誠意を 敬意を 夜の公園に気をつけろ 自らの身を守る術を |
愛着 My Hair is Bad  | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad・亀田誠治 | 君はまだ誰かの 顔や匂いや態度を きっと僕に重ねてた 気がついてしまうくらい 君は誰かの思い出を着たままだったね 君がよく通ってた 行きつけの店では 今は僕と向き合ってた いつも頼むという おすすめのメニューに 誰かとの思い出が映ってた 今はまだ 愛着が脱げなくたって すぐに破けなくたって 僕にとって 君は君だ 曖昧に剥がすと痛くて 余計に傷痕になって 赤く残ってしまうから 今は 脱がなくていいから 僕を羽織ってよ その上から 私はまだ誰かの 顔や匂いや態度をあなたに重ねてしまった 仕方がないくらい 日々の暮らしに 思い出が散らばってた 長い髪を切っても 貰ったもの捨てても 変な癖が残ったまま消えなかった きっと気付かれてた でも気付かないフリで いつも笑ってくれてた 今はまだ 思い出が消えなくたって すぐ塗りつぶせなくたって 私にとって あなただけだ 破けば散らかってしまって 余計に目についてしまって 長く残ってしまうから もしも あなたが嫌じゃなきゃ 二人を描くよ この上から 偶然、その人に会ったとしても 気持ちが揺らがずにいれるように あの頃よりずっと今の私は 幸せだって思えるように 今まで誰かと作ってきたその思い出と 僕を比べて ねぇ、僕に任せて 「想像できちゃうことって 実現できるらしい」って 昔友達が言ってた それならこの先はきっと いつまでもこの先もずっと これからは 二人で 愛着が脱げないように すぐに破れないように ずっと大事にできるように 例えば悲しみが飛んで 染みになって残ってたって 何度だって洗えばいいから 幸せ、不幸せを分けないで 二人で羽織ろう もしも このまま時が進むなら 僕が君の 愛着になるから |
一母八花My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 部屋を片付ける度、君のマメさを知る 埃と日差しが柔らかく床に絵を描いていた 洗濯物を干す度、君の丁寧さを知る 皺になったシャツが溜息ついてる 一人でいる間に回る掛け時計 僕の駄目さを知る 一か八か なにか変わるまで 君がいなくてもやることやらなくちゃな 庭に咲くダリア、赤く揺れた 母の様に僕をみていた 前髪を切る度、君の不器用さを知る 「子供みたい」って 僕の髪触って笑ったの思い出した あーあ また誰かのことを傷つける度 君の懐の深さを思い知るんだよ その度、その度、止まる掛け時計 また未熟さを知る 一か八か 今すぐ部屋を飛び出して まだ間に合うなら 何か言えるのなら ごめんねよりも伝えたいのは ありがとうだった いや、ごめんね、なんかね そばにいて 当たり前になってて 僕は勘違いしていたんだ 庭に咲くダリア、色褪せても 何度も、何度も 思うのは、母の様な花の名 |
燃える偉人たちMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 馬鹿ばっかの中で歌う ただ端から期待なんかしないから 良かれ悪かれギャラは変わらんから あなた神様 あざす札束 その汚いディッキーズ脱がす また必ずこの現場に来さす 全国 全箇所 全箱 変化を お前何様? 知らねーよ ばか make love に take it out 天使か 悪魔か ちゃんと返事しな 名刺代わりのお触りとハッタリ 段々良くなる ガンガン濃くなる 東西南北 朝昼晩 経験 年齢 問わず 下斜め前(前)パンチで波動拳 気が付かすロックバンドの可能性 決定的 徹底的 理想的 この目をよく見ろ その目でよく見ろ 乙です お先です 解散覚悟のぶっ込みで勝負 ホームレスなのに出世コース 興味愛想挨拶もなかったのに 手のひら返して smiley smiley ありがとう その急に湧いて出た愛を貰って歌います 俺の吐いた唾なんか飲んで美味いすか? なんか笑えるっすね 冗談すよ 冗談 映画みたいに終わらない あの名画みたいに残りもしない 最愛の女 マドンナ 書いて 腐らない愛のドキュメンタリー 日本列島 東名阪 屋内 屋外 問わず 前下斜め(前)パンチ昇竜拳 紛れもなく僕らが本人です 決定的 徹底的 理想的 この目をよく見ろ その目でよく見ろ 家族 彼女 友達 他人 バニラ チョコ ストロベリー 全世界がいきなり総立ち マリア 君の微笑み 決定的 徹底的 理想的 この目をよく見ろ その目でよく見ろ 言動がいい 行動がいい 印象がいい 血統がいい 流行がいい 同調がいい もうどうでもいい ちょうどうでもいい だからジョークだって ジョーク |
シャトルに乗ってMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | | 今夜も煌々と丸が浮かんでる 兵隊たちは銃と空に祈っている 遊び疲れた子供たちは静かに眠っている 今夜も衛星を点で繋いでる 其々を愛称や名前で呼んでる 世界中がただ一つだけを大事に想っている まだ残っている傷を少し気にしているだけ 街を壊した怪獣は玩具になってる 殺人も地震ももう随分慣れてしまっている 公園で鳩が飛んでいくのを見た 平和には羽が生えていた 犬や猫を撫で他の肉を食べるし 彼女が妊娠か…なんて頭を抱えてる 教科書で地球の歴史を見た 僕は端っこの方にいた 時計は進んでいた 僕ら ただ笑っている たまに泣いている まだ悩んでいる 少し堪えている 時代は変わっていく 争いは続いていく 愛し合っている だから手を繋いでいる 今日もありがとう また明日ね ただ出会っていく 別れはやってくる 陽が昇っていく そして海に沈んでいく 春が咲いている 夏が鳴いている 秋が暮れて 冬が寄り添っていく 元に戻っていく この地球の全てと 今日も今日を生きてる 今夜も煌々と丸が浮かんでる 僕らもきっといつかは死んでしまうという また生まれ変わっても 君のそばにいる |
ペガサスMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | きらきらッ 大雷々バチバチだ プラチナ飛来してひらいて綺麗じゃん 悲しくても泣いてないしな ありえないくらい 淡いトワイライト見たくない ひたすら振り切って、追いつけないくらい tonight... 今夜このまま ずっとこのままでいい 誰も僕らに触れられないから 後ろに乗せた君が 「スピードあげて」と言ったから すぐペガサス叩いたんだ 泣いてなんてない このままいこう、夜が明けるまで ぎらぎらッ 来年なんかわかんない 正論ばっかだるくてきもいな めんどくてもやるしかないのな 忘れたいよ、でも僕は忘れないよ だから連れてって、もっと遠くまで tonight... この夜が明けたらまた悲しくなるかな 君の手は冷たかったな alright... 白馬の背に乗って |
ぶっこむ.comMy Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | なぁおいその手で触んな ブンブン like a ハエのさばんな お前中途半端なら端から 関わんな、叩かれちゃうよ ほどほどにしないとね もうボコボコにするからね ほらコロコロのギャグ漫画でも お前よりスベってるのいないぞ なぁ、冗談きついよ? 聞いてんのけ? ぶぶぶっこむ 話してたって埒があかねー 続編観たくない版のハガレン 半端な態度のままなら 容赦なく師匠からパンパンやな まじ超悪りぃ意味でお疲れ 前世、虫かな?人、初めて? 潰すね、フルスイングで でも許してね、このウインクで なぁなぁ 躊躇のないNO NO or NO or NO or NO or NOです ぶぶぶっこむ ドド.com da da ぶぶぶっこむ ドド.com da da (let's go.let's go.let's go go go!) じゃあね、またね、bye 脳を賭してNOと言え さぁ、大do or 大die ロックオンでNOと言え 痛いの、痛いの、飛んでけ、bye bye back to s 99 lie lie www da support by ぶっこむ.com カクレンジャーより dangerな忍者がいつも視てるよ woo この眼で視ないと信じないです でも敵に回すの危ないすね 我がない子にもhave a nice day そんなウェブサイトにしたいです なぁ v.u.c.c.o.m.u. v.u.c.c.o.m.u. www da support by ぶっこむ.com yes! ぶぶぶっこむ ドド.com da da ぶぶぶっこむ ドド.com da da (let's go.let's go.let's go go go!) じゃあね、またね、bye 脳を賭してNOと言え さぁ、大do or 大die ロックオンでNOと言え youの、痛いの、飛んでけ、bye bye back to s 99 lie lie www da support by ぶっこむ.com |
猫の耳My Hair is Bad | My Hair is Bad | 椎木知仁 | 椎木知仁 | My Hair is Bad | 曇りばかりの地元に雪が降ってた 町全てが灰色になって静かだ 明日起きられたらラーメンでも行こう できない約束した薄明の朝の路上 だだっ広い駐車場に溢れた車 膝掛けかけたまま待ってた君の姿 ストーブのそばで眠る猫の耳に 用水路のように流れ込む記憶の葉々 ほら、幾幾も 走馬灯のように溶けて消えてく 望遠鏡覗いてみてた 深々と降り積もる雪の群れに添い 幽霊になっても何度もここに来ようと思うよ 風になるまで 車でよく流していたアルバム あの暗い曲がなぜか胸に残ってる ほら、頻々と 走馬灯のように清く消えてく 白夜行の中でいつも夢や文句を語ったあの人も 幽霊になっても何度もここに来てると思うよ 雪に紛れて |