2040Mom | Mom | Mom | Mom | | 残酷なやり方で あの子の純朴さを奪わないで ライターの熱を近づけて 溶けた涙なんて嘘さ 不健康だよ 魔法が解けて日が差せば この可愛いまつ毛ともお別れかな さかりのついた十代みたいに 無防備でタフな箱舟に乗せた愛の言葉 暗い海に浮かべたりしたい 大人びた香りをまとって 歪な影はみるみると広がってゆく カーテンの裏の企み ニヤつき 足音 四隅の見えない散らかり 張り付いた夜が律儀に剥がれていくよ だから今だけ無邪気に喋ろうよ 涙をこらえて 世界は終わる それなのに 昨日と変わらず服を着て 過ごしています 今日まで生きた僕らがおかしくて しゃかりきに何か伝えようとするテレビの音 プツンと切れて それからは知らない 確かにそこに暮らしがあった スパルタンもジョーカーもいない街さ 見放された虫かごの中みたいだね |
Old Friend(waste of time)Mom | Mom | Mom | Mom | | 平日の夜の静かな通りで スーツ姿の君が俯いて歩く 肩幅は以前よりも狭くなった気がした 余計なお世話だろうけど 同じボールを蹴ってたあの頃だけが 僕らの時間の本当で 尖らせた鉛筆の脆さなんか知らない 君も僕も孤独で それだけが救いだったから 話しかけたならどんな顔で どんなひとことをまず投げるだろうか 一瞥をやるだけで また歩き出しても それはそれで君らしいけど 胸が痛むのは僕が愚かだから くだらない共通言語や先生の名前も忘れた 今年の雪はどのくらい積もるのかな 西に 東に 影は伸び 離れてゆく 踵を返したのは僕の方で それっきりかどうかなんて分からないが 今ここで会ったことは神様の手違い 必然なんか求めないぜ 夢のような日々に映るだろうか スターになれていないうちは まだちょっと手厳しそうだ 長生きする予定とか僕にはないから 元気なうちに話したいね また会いましょうね 必ず会いましょうね 募る話だってあるでしょう 大きな波も超えたでしょう 今年の雪はどのくらい積もるのかな 西に 東に 影は伸び 離れてゆく どこにも帰れない 子どもの夢もジオラマも もう寂れてしまったよ 旺盛な知識欲を満たすほどに 運命の青い渦はその目を隠すのだ 何に縛られるでもなく この道を選んで歩く 誰に縛られるでもなく この道を選んで歩く 何に縛られるでもなく この道を選んで歩く 君はこれからもずっと 僕の大切なともだち |
スプートニクの犬Mom | Mom | Mom | Mom | | わたしはもう疲れました あなたを愛することをやめた 優しい朝 突き抜けたひこうきぐも スプートニク2号 帰る場所もなく燃え尽きてしまう I Don't Wanna Die I Don't Wanna Cry この空虚な銀河の中心 ファーストクラスにひとりぼっち 景色はウェルメイドなLSI 打つ球なし ライフもなし 敵なしの滑らかなムーヴ パンクロックだって響かない 美味い酸素はやつらがしこたま吸ってる SOS を発令中 反り返った匙は外へ投げる 角ばった地球 丸くない地球のホーミー さよなら 2040 の喜劇は物悲しい こんな風にみんな口笛を鳴らし まだまだやりたいことだらけ 夢半ばで簡単に死ねない 無線を飛び交う知らない言語 うんざりするよ dollar dollar bill y'all わたしはもう疲れました あなたを愛することをやめた 優しい朝 突き抜けたひこうきぐも スプートニク2号 帰る場所もなく燃え尽きてしまう 笑えない もう笑えない 醜い星だった でも恋しいや 君の髪の毛が今揺れた気がしたから これは悪い夢 きっとそう 悪い夢だよ 目を擦っても 頬を抓っても まるで醒める気配がないんだ これは悪い夢 きっとそう 悪い夢だよ 飛ばすSOS 君を待ってる |
レクイエムの鳴らない町Mom | Mom | Mom | Mom | | 今日は最低な夜 やけになって身を投げた 記憶は曖昧だけれど スーツ姿の男に担ぎ込まれ 目覚めたら無数の文字 虫のように視界を舞った 不思議と恐怖は無い 漲るパワー 誰かにぶつけてみたくなる まるで麻薬みたいに空を飛び 悪いやつらをこの手で締め上げる 血も涙もない人々の罵声を燃料にして 守る義理なんてないさ あんなクズどもには ド派手なアクション 繰り出して 胸に秘めた憧れを弄ぶのだ とんだ時代錯誤 漠然と正義を持つ 不思議と恐怖はない 漲るパワー 誰かに そして悪魔のような声を上げ 大嫌いな自分を焼き払う 機械仕掛けの身体は軋むよ ギシギシと賑やかに まるで麻薬みたいに空を飛び 悪いやつらをこの手で締め上げる 血も涙もない人々の罵声を燃料にして |
食卓Mom | Mom | Mom | Mom | | まず食べることが基本 髪の色や体つき HP MP 属性より まず食べることが基本 息継ぎするたび溺れてくプライベートビーチ 水切り石投げ込まれてく心の海 なんちゃって チョコレートビーム 食らえビタミンB 安いユーモアをそこら中に 散りばめテクテクと歩く人間 傷の多い人間 傷の多い人間たち もっと時代を可愛がりたい 耳生やして目元も描いて グラムみたいにフリーなフォームで 音のPAN 中央よりも気持ち右 繊細な感覚さ 分かり合えないや せめて同じ釜の飯を食う Let's Eat 何を食べる? そしてどんな言葉吐き出すのか 聞かせてよマイフレンド 何を食べる? そしてどんな風にキスをするのか 教えてよダーリン 食べることが基本 歯並びとか内に秘めるパッションより まずは食べることが基本 画面に疲れ 酔ってしまって また緑に抱かれながら眠り起きる 熱を帯びる 誰かに媚びる どこかに群れる 薬より毒の方がマシ 結局無駄なエネルギー 悲しみのその果てに 答えなんてないかも でも食べることをやめない 歩くことをやめない 食べることをやめない 何を食べる? そしてどんな言葉吐き出すのか 聞かせてよマイフレンド 何を食べる? そしてどんな風にキスをするのか 教えてよダーリン |
あかるいみらい Mom | Mom | Mom | Mom | | アイスクリームが溶けるその前に 電光石火で切り込んで 滑らかに頭を撃ち抜いて 首を頂いてさっと帰ろう 目指せよ 明るい未来 期待しよう 素晴らしい時代 明日の天気は何 曖昧な返しは無し 選び取る 反射的に 無駄のないクールな日々 でかい宇宙の果て だけど皆が同じ星を見る 言葉を覚えた動物が 「おい、スノッブ野郎!」と啖呵を切る アイスクリームが溶けるその前に 電光石火で切り込んで 滑らかに頭を撃ち抜いて 首を頂いてさっと帰ろう 目指せよ 明るい未来 期待しよう 素晴らしい時代 直立も斜めもない 不思議な空間があり そこに僕たったひとり そこに僕たったひとり 旅人のように風を読み 確かな道を進んでいく 最後の丘を越えたとこで ヒールを履いた美女がワンと吠える |
胎内回帰Mom | Mom | Mom | Mom | | 温かいものか冷たいものか 分からないほどに 伝うものは黒い 話がしたい むきだしの心 裏打ちなどないお前のその心 壁紙を剥がす時 思い出すあの日々 無意味に開けた穴に まろやかなミルクを注ぎ込むように 胎内回帰 帰れない僕らの祈り 胎内回帰 歓びも嘆きも朧げな記憶の中 新しい声が切れ切れになる グロテスクな世界に怯えてしまう 少年少女が集まる場所で 晒された素肌や純白さが怖い たてがみを生やすように 何もかも変わってゆく ひび割れた小窓から 色づいたレンズで覗き込むように 胎内回帰 悲しみの丘を降って 胎内回帰 この星の終わりを決めるのは僕らじゃない 歓びも嘆きも朧げな記憶の中 |
祝日Mom | Mom | Mom | Mom | | 最後の一個だったお菓子を 口の中で確かめる もっと早く気付けたら 切れ切れの意識のやり場も探せたのに ひょうきんに踊り出して それから歌ったりもしたけれど 歯磨きをして布団をすっぽりかぶったら それぞれのニュースに夢中だよ 強い電波に晒された ひとつ屋根の下で さよならをただ知らないだけ ふぞろいのリズムで 現れた超現実のプラズマ 目配せして しばらく探り合って クラスメイトみたいに冷たく笑うよ ふぞろいのリズムで 二人は同じ波を感じてた ヒーローも憂いて 渇ききったこの街で クラスメイトみたいに話を逸らし続ける祝日 団地の落書きが 文明の外へと僕を連れ出した 土地も人も木々も活字も溶け合って 甚くとんでもない発見をした気になるけど 結局テレビも好きだし 無機質の繋がりも悪くない 便利な機能もAIも 隔世の感とかも言うけど そこそこ持ってる愛着 目くるめく文化人類学 知性のかたちも流動するものさ 強い電波に守られた ひとつ屋根の下で 洒落たものをただ選り取るだけ ふぞろいのリズムで 現れた超現実のプラズマ 目配せして しばらく探り合って クラスメイトみたいに冷たく笑うよ ふぞろいのリズムで 二人は同じ波を感じてた ヒーローも憂いて 渇ききったこの街で クラスメイトみたいに話を逸らし続ける祝日 |
心が壊れそうMom | Mom | Mom | Mom | | 心が壊れそう 何かが崩れそう 賑やかなとこに行かなくちゃ このピンチを今すぐ食い止めなくちゃ 袖振り合う大通りで 青赤信号の無機質が 爬虫類のしなやかな体幹のようで 小さな安らぎを覚える 大きな犬と戯れたり 運命の人とすれ違ったりして 食い繋ぐ誰かの夕べ キック スネア キック ハートはドクンドクンと その存在を強くする 僕は呼吸の仕方に困ってる 遠近感はずっとおかしい oh shit! ウィンカーが思考の流れを見せる みんな昨日になぞらえた今日を 新しい顔して過ごしてますよ 分かってほしい それ以上はなんにも求めないぜ 心が壊れそう 何かが崩れそう 賑やかなとこに行かなくちゃ このピンチを今すぐ食い止めなくちゃ こんなんでいいのかなって音楽も こんなんでいいのかなって映画も こんなんでいいのかなって広告も こんなんでいいのかなって政治家も ただの退屈しのぎにしてはダメなのさ 怒りは一番尊いものさ サボテンの花に水をやるように わりと覚悟やら辛抱やら愛がいるものさ 月があと少し綺麗だったら 世界はどう傾いたんだろう イマジネーション かまけちまって 絶望は絶望のままかもしれないな (What's Up Mom?) とても元気 凄くいい調子 みんな大好き 愛してるぜ 心が壊れそう 涙が溢れそう 温かいものを食べなくちゃ このピンチから目を背けなくちゃ |
MomのデイキャッチMom | Mom | Mom | Mom | | 東京の空は狭すぎる 世田谷の空は狭すぎる ずっと履いてるブラックジーンズ 昨日の腑抜けにドロップキック 夢想家でもリアリストでもない ナイキもミズノも関係ない 首を絞めてるのはモノの価値 誰も分かってないよ 実際 大停電のしんとした夜に リビルドされてくイメージ この長いカーブにはもう辟易 飽和した前時代のボルテージ 都市開発は構わず進む 夢から醒めた夢みたいだ リアリティショーを抜け出すのさ 漂流し続ける部屋の中 混信しない特別な周波 君が正気でいられないなら 僕がまともでいるよ大丈夫 Mom のデイキャッチ リーガルな心の安息地 こんな日々はもう二度とないぜ まるでスタンドバイミー |
ワールドイズユアーズMom | Mom | Mom | Mom | | 何かが終わった香りがした 果実が腐ったような 新しい家のような 身体に通ってた血が全て抜かれたみたいに そこから見た景色は嘘っぽかった 目先の未来を嬉しく思ったり 昔の酷い記憶を美しいと感じたり そんな風に僕たちは穏やかに騙されながら 課題をひとつふたつとこなしていくのさ もう過ぎた話だから 君には話せないぜ 僕が知らない顔を見せたって 他人のように怖がらないで 楽しいことは明日話そうよ それで幸せになれるから 僕は知らない君を愛せる気がするよ 死んだあの人が 風の歌を歌って 死にたいあの人の こめかみをそっとなぞれば 口癖のような愛は 徐々に力を失って 肉体は次の季節へと 向かっていくだろう 名前を呼び合うだけで 擦り減らす儚い関係を 含み笑顔で手放す頃には きっとみんな狂ってるから 寂しい時は何か話してよ 今は何も見えないけど 僕は知らない君を愛せる気がする もう過ぎた話だから 君には話せないぜ 僕が知らない顔を見せたって 他人のように怖がらないで 楽しいことは明日話そうよ それで幸せになれるから 僕は知らない君を愛せる気がするよ フラフープみたいな人生だ 落ちすぎないよう頑張るだけ 同じ軌道の輪をなぞって 気持ちいいところでキープするだけ |
カーテンコールのその後でMom | Mom | Mom | Mom | | 祝祭を待つ人々の群れが いつもよりくたびれた瞬間に 僕は街に繰り出して踊り狂いたいと思う 報道に乗らないセンチメンタル スーパースターはただ僕らを鼓舞するよ 輝けるさと カーテンコールのその後で 好きにやろうぜ 現実味を欠いたダンスをお見舞いしようぜ 君の儚さに気づいた僕は 自分の儚さをひた隠している そして本当の声で こうして歌っているよ 報道に乗らないセンチメンタル スーパースターはただ僕らを鼓舞するよ また会えるさと カーテンコールのその後で 好きにやろうぜ とりとめのない話を弾ませ手を叩こうぜ 光はそれぞれの胸にあって 東京タワーやスカイツリーにはないよ だから君は僕に出会うのさ いつだってそばにいるよ どんなひどい時代でも 力関係も秩序もなぜて ラディカルに抱きしめるよ Everybody In The House After The Curtain Call 湧き上がるリズムと 誘発する何かが合言葉 長すぎる夢の終わりは いつもひとりぼっちで心細いけれど 静けさの中でこうして歌っているよ 真中を貫くあの人の声 世界の輪郭線がくっきりと浮かび上がる カーテンコールのその後で 好きにやろうぜ とりとめのない話を弾ませ手を叩こうぜ 光はそれぞれの胸にあって 東京タワーやスカイツリーにはないよ だから君は僕に出会うのさ 君が弱さを見せてくれるから 僕がいるのさ 虫のように頼りないスピードで 会いにいく そして僕は歌を歌って 今をつくる 儚い心を震わせながら 今をつくる |
泣けない人には優しくない世界Mom | Mom | Mom | Mom | | 誰かのこと好きになりかける夜には 自由な心が必要なのさ コンクリートにぺたりと張りついた僕の影 引きずり込まれないように この世の楽しいことをかき集めて生きるのだ テレパシーなどあるはずがない僕と君も 大きな力を信じる気持ちが全てで それぞれがそれぞれを くだらねえと思いながら 寂しさや虚しさや怒りを どっかにやるため身を寄せ合う ありがとね さよなら また明日 泣けない人には優しくない世界 あなたがいるから 旅は続くよ 線路の向こうでは幽霊が行進 見惚れちゃった君を抱きしめて歩き出す 新しいことを始めようとする朝には 正義なんかより大切なことがあるはずだ 愛着など感じられそうもない陽の光 結局避けられないまま 動きのない一日を許してしまう時もある 本当に気持ちいいことってなんだろう 本当に美しいものってなんなのさ 本当の優しさはこの世になんてないけれど 本当の憎しみはこの世の深くて純粋なところにある 笑っちゃうよね ひとまずはさよなら また明日 泣けない人には優しくない世界 あなたがいるから 旅は続くよ 線路の向こう側 僕らに似た影 たくさんの嘘を抱きしめて歩き出す |
スキューバダイビングMom | Mom | Mom | Mom | | 成し遂げたり縛られたり 引っ張ったり押し退けたり 自由なようで不自由な僕たちがここにいる あの人はセックスシンボル グロスはぴかぴかの真っ赤さ ありえないことだよ 夜が奇跡みたいに燃え上がる 漫画もゲームも飽きたことだし 冷たいものでも飲みたい 一方通行の頭の中に いい風 吹かせたいな 何にも感動できない日は 君の声さえも消えてほしいよ 10年 20年 変わらないことを知るのが怖いのさ ノックの音はどんどん早くなり 応答する気も失せてくる ドアの隙間から光が伸びて それらしい理由を探し出す 今はどこにも行きたくない 今はどこにも行きたくない 今はどこにも行きたくないのに 抱きしめ合えばいいよ 口づけあえばいいよ 抱きしめ合ったら 口づけ合ったら ずっとこんな調子で生きていけるだろう スキューバダイビング あなたと 言葉を交わさずに見つめ合う時間 スキューバダイビング 最後だよ シンボルは生き物みたいに燃え続けている! シンボルは生き物みたいに燃え続けている! |
街の灯Mom | Mom | Mom | Mom | | キシリトールガムを 2粒 口に入れて まだ味がするうちに嫌になって 吐き出してしまう あんなに綺麗な街の灯が 当てにならないこともある その機能をまるきし剥奪される瞬間もある |
解体Mom | Mom | Mom | Mom | | 家族も恋人も 好きかどうか分からない この街も友達も どんどん変わってゆくだろう 頭の中で輝く景色は どんなものよりも美しすぎて 世界の見方も少しずつ分かってきたのさ そういうことで 今はそういうことで良いのだ 僕らには聞こえない特別な声で 骸骨たちが明るい歌を歌うよ みんなが泣いているときに 上手く泣けなくてもいいのさ みんなが笑っているときに 上手く笑えなくてもいいのさ |
ヘベレケMom | Mom | Mom | Mom | | Life's a Bitch でも続く道 牛歩のように進む日にち スローモーション×8 環七通りは異常なし これはノンフィクション 脚色はなし 観測者は俺だけだし ちょっとやさぐれたり 開けちゃうウイスキー 想像よりはるかに平凡な味 今死んでもいいなとか思えちゃったり もっと生きたいなんて思うエネルギー どっちも似てる すぐ茶化しちゃったり まどろみの中で気付いちゃうとことかも そういうムード 笑けてきちゃう 別に楽しいことなんて何もないのに これは小さな問題 僕一人だけの 誰も知らない 些細な問題 分かるかい? |
そして夢で逢いましょうMom | Mom | Mom | Mom | | 現実的な光が注ぐ部屋から 欲望を粒子に変えていくのさ オスロシティは下ろし立ての匂いで 扉の向こうへと気持ちを連れ去ってくれる あれもこれもそれもどれもって 憧れは伽藍のように広い リストを順々に潰していく毎日 でもね 僕が欲しいもの 沢山あるけど ちゃんと手筈を踏んでいかなきゃね こんな半端な気持ちのままで 幸せを感じるわけがないよね ないものねだりの人生も 当たり前に終わるから 今日もパーティーはお開きさ 変に期待を持たないでね そして夢で逢いましょう 安らぎだけじゃない お馴染みの部屋から 宇宙の星々になってみるのさ オスロシティは下ろし立ての匂いで 憂鬱の訳を適当に託けてくれる あれもこれもそれもどれもって 憧れは伽藍のように広い リストは一旦片隅に置いとこうぜ ほらね 僕が欲しいもの 沢山あるけど ちゃんと手筈を踏んでいかなきゃね こんな半端な気持ちのままで 幸せを感じるわけがないよね ないものねだりの人生も 当たり前に終わるから 今日もパーティーはお預けさ あんま気を落とさないでね そして夢で逢いましょう |
2021年のロボットダンスMom | Mom | Mom | Mom | | 世界は広くて狭い 感情は 4つで それ以外は無意味 正気の沙汰じゃない正義 Feel Like Makin' Love 芸術の数だけ過ちがある 大多数の個体は壊れ物 僕の唯一の友達も 終わらない憂鬱を抱えてる 覚めない希望を勘ぐってる 誰にも期待できない状態 これはこれでよくない だけど何もできない 俺たちまだヤングマン 今飛び出そうぜ なんだかんだ時間は過ぎるし その時間もそんなに無駄じゃない 教えを乞うより 今繋がる方がきっと 僕らのためにも良いはずだ 哀愁は永遠 永遠は救済 救済は音楽 音楽は時間 2021年に生まれたロボットダンスを見てみろよ 憂鬱なときもハイになったときも 君をどうにかするためにある ノレない僕らはダメかもしれない グッドボタンに殺されちゃうかも! みんな大好きなものが溢れて 居場所を無くした人間は家に帰る 哀愁は永遠 永遠は救済 救済は音楽 音楽は時間 |
246Mom | Mom | Mom | Mom | | たまらなく愛しい風が吹いて どんな複雑な形にもなれると思った 名前も忘れちゃって構わないよ 笑顔があれば その可愛い笑顔があれば 世界を物にできるさ 朝と昼と夜の区別が つかなくなったミッキーマウス 寂しくないさと息巻いた 246 今日も元気 毎日楽しい ときたま悲しい よく食べ よく笑う そんな生活 Feelin' Good 不思議な夢にボケっとする朝も 説明過多のドラマ ワイドショーで上書き 全部 忘れた なんだか今日は変われる気がする 絶対に何かが変わる気がする 空気で分かる 匂いで分かる 夜にはきっと全部が良くなる アイデンティティ獲得の冒険 多分済んでない 地に足つかないよ 全然 それも悪くない 虚実取り混ぜて遊ぶ君と僕のカリカチュア すべて笑い飛ばすことができるかい? 願いはひとつだけさ 儚い心で生きていたいな 泣きたい時にはうんと泣きたいな 素敵なタイミングで泣けたらいいさ 朝と昼と夜の区別が つかなくなったミッキーマウス 寂しくないさと息巻いた 246 今日も元気 足踏みをしながら がさごそと鳴らすグレゴリー 夢の国を目指すのさ 可愛い着ぐるみ被って まともな人間 狂ってる人間 賢い人間 卑しい人間 それを決めてるのはどんな人間 俺たち最高にまともじゃないね |
ソングスフォージエイリアンMom | Mom | Mom | Mom | | あの大きな太陽に 何でも投げ込んで 曇りの消えた視界で 君に好きだと言えたら この世界の不気味な明るさは 気にも留めずに 誰かのための歌を歌うだろう 月の裏側に向けて ソングスフォージエイリアン この声は届くだろうか 歪曲したイメージを放って あの大きな太陽に 何でも投げ込んで 曇りの消えた視界で 僕の顔を睨んでいたら この世界の不気味な明るさは すぐに白けて また小さな花を枯らすだろう 月の裏側を見せて ソングスフォージエイリアン 光は向こう側に着いたぞ 歪曲したイメージを放って |
まなざしMom | Mom | Mom | Mom | | この緩やかな坂がスタート ブレーキ握らず下ったのなら 砂混じりの痛い風が 季節ごと俺を巻き上げるだろう 幸せな錯覚の後で 君の目は大きな力を得た さむしい隙間を埋めるとき ここは震えるくらいに辺鄙だった 初めての温度に抱かれたまま 友達も恋人もすぐに忘れるさ 君が持ってるまなざし 簡単には奪えない 君が持ってるまなざし 明日も僕を続けなきゃいけない理由だよ 逆行し続けるこの坂を いつからか避けて歩いている 吸い込まれそうなビルの影を 塗り潰しながら歩いている 人間の一生はあっという間なんて この手触りを知った奴は歌わないぜ 君が持ってるまなざし 簡単には奪えない 君が持ってるまなざし 明日も僕を続けなきゃ 愛をちょうだい 僕らの間に 神秘的で無意味なほど強い 愛をちょうだい とろけちまうような 骨の髄まで とろけちまうような |
恋はみずいろMom | Mom | Mom | Mom | | 頭に血が上る時ほど くだらない妄想に耽るもんさ 水槽の魚は軽くなって 天井に向かって距離を詰めてきた 汚染された大気の渦 道化になった友だちの噂とか 気にも留めない 毎日毎日 妙な心地悪さの中で食べて眠るだけ アンドロイド きっとパラノイド 聞きたくないよ 今はその声を 鱗がないだけであとは同じ じきにこの肌を薄いエナメロイドが覆うさ 手に触れる時 キスをする時 その光沢を以って突きつけてくる食物連鎖 擦り付ける胃袋と胃袋 Love Is Not Blindness 恋はみずいろ 思いは白濁 仄暗い道をそろりと歩くのだ お前はみずいろ 残酷なみずいろ 冷めたオードブルに箸をつけながら 骨抜きにされた魚の気持ちを 考えてみようかな 恋はみずいろ 別に込み入った話でもないのにさ 首を傾げる奴らにはピースサイン メトロポリスのコンクリートをしゃくって 2メートル四方の穴ぼこの中で ひっそり暮らそうかなとか考えてる 経済格差も精神的分断も 声のでかい奴も ニヤつき顔 板についた奴も 沈黙の度に迸る まるで人殺しの眼球でもはめられた気分 ガタゴト 貨物を乗せ走る列車の 荷台にしがみついたまんま俺は火だるま どうにでもなれ 今見えてる線もすぐに点になる それとない点になる 恋はみずいろ 思いは白濁 仄暗い道をそろりと歩くのだ お前はみずいろ 残酷なみずいろ 冷めたオードブルに箸をつけながら 骨抜きにされた魚の気持ちを 考えてみようかな 僕はとってもハッピー 今が一番ハッピー 体の形は少しずつ変わるのさ 君にどう伝えようか この気持ちをどう伝えようか |
終わりのステップMom | Mom | Mom | Mom | | 突然笑ったり 泣いたり 誰かが誰かにおもねたり みんなみんな大忙し 阿呆みたいに叫びたいくせに 僕らは終わりのステップを踏み やがて全てを受け入れるだろう みんなみんな大忙し 大忙しだ 自分を騙すためのフレーズで 人を騙してるお前 僕が愛し続けたい人たちの 弱い心に付け入らないで 恋人が持ってる焔も 友達が歌う光も 部屋に累積する意味のない熱狂も 素手で掴みとって強く抱きしめるよ タイミングさ この世界は 苦悩も悲哀も作れるのさ フェイクでも心が動いたら 愛してあげて それくらいは 君が恥じることはないさ 悪いのは力を持った奴だ 今すぐこの手を振り上げて みんな守ってあげるからね 突然笑ったり 泣いたり 誰かが誰かにおもねたり みんなみんな大忙し 阿呆みたいに叫びたいくせに 僕らは終わりのステップを踏み やがて全てを受け入れるだろう みんなみんな大忙し 大忙しだ |
フェイクグリーンMom | Mom | Mom | Mom | | 誰に向けたでもない笑顔が まわりまわって君を追い詰める 今はひとりでいたいというのに 雨が降るから強く抱き合うふたり ああ 面白い 人が人を殺せるように 人が人を生かせるとして 誰かの誰かがそれを求めても 僕は黙ってかぶりを振るだろう どうだっていいから 僕はうまくやれるだろうか みんなうまくやれるだろうか 君はうまくやれるだろうか みんなうまくやれるだろうか 大好きなこの街にも大嫌いなとこがある あなたとそれを分かち合えたら フェイクグリーン 見渡す限りのフェイクグリーン 大好きなこの街にも大嫌いなとこがある あなたとそれを分かち合えたら フェイクグリーン 見渡す限りのフェイクグリーン ずっと正気でいてよね 誰に向けたでもない笑顔が まわりまわって君を追い詰める 今はひとりでいたいというのに 雨が降るから強く抱き合うふたり ああ 面白い |
続・青春Mom | Mom | Mom | Mom | | ロックンロールの自惚れから 目覚めたのなら撃ち抜いてみればいい 参照点は見つからない 真空管は応答しないのさ もう二度と! 眠れない詩人の言葉が 僕の部屋で硬直している 心は誰にも託さずに どこへも飛び出せずにいる 撃ち抜けばそれでいいのさ そう! 感触をただ楽しめよ 青春は終わりを告げてしまうけど それがどうかしたの 犬や猫のような そんな真実味のある仕草なんて 僕らは一生ものにできないけど 眠りから覚めた一瞬の表情に それを見出すことができるはずだ いち抜けたとアイツはほざいている いち抜けたとアイツはほざいている いち抜けたとアイツはほざいている そして今日は猛烈にあり続ける! 悲しいのはどうしてかしら 苦しいのはどうしてかしら 苛立つのはどうしてかしら みんなどこかへ消えてゆく 撃ち抜けばそれでいいのさ そう! 感触をただ楽しめよ 青春は終わりを告げてしまうけど 生き続けてやるぜ |
なんとなく最低な日々ももいろクローバーZ | ももいろクローバーZ | Mom | Mom | Mom | なんとなくカーテンを閉めた なんとなく靴下を脱いだ なんとなくテレビを点けた なんとなくテレビを消した なんとなく最低な日々 それでもなんとなく続いていく なんとなく最低な日々 それでも光を探している どんな顔をすればいいか分からなくなっていくよ 嬉しいときも 楽しいときも この手をだしぬけに鳴らして 今を手繰り寄せることが難しい時代さ すかさず空気を溜め込んでね 身体に流れる血液のスピードを確かめた どんなときも どんなときも 誰かのように生きたくないから! なんとなくサボテンに水をやった なんとなく気持ちが戻ったような気がした なんとなくコーヒーを淹れた なんとなくこの静寂を聴いた なんとなく時計に目をやった なんとなく操られてる感じがした なんとなく… なんとなく今日が終わっていた なんとなく最低な日々 それでもなんとなく続いていく なんとなく最低な日々 それでも光を探している どんな顔をすればいいか分からなくなっていくよ 賑やかなときも うるさいときも この手をだしぬけに鳴らして 今を手繰り寄せることが難しい時代さ 立ち枯れた白い向日葵のグロテスクを 何にも例えないで歌ってみる どんなときも どんなときも それが美しさだと思うから! 今は2022年 目眩く渦の中 見えてたものが途端に見えなくなっちゃったときは みんなの街に背を向けて 誰のためでもないモンタージュを こしらえてやればいい どれだけ捉えどころのない様相でも 切り取ってみせるよ! ランランラン… 切り取ってみせるよ! |
勝手にしやがれ!Mom | Mom | Mom | Mom | | 天気予報士がニュースの緊張をほぐすように 僕は毛布で作った暗闇で コミックソングを口ずさむ (1994年の) 不完全な繊維の隙間から光が漏れた そりゃないぜ… がっかりしちゃったな 窓を開け放って硬い空に スタッドを打込むイメージを浮かべた 途端にそれも飽きちゃって 何も感じなくなって もうなんかダメかもしれない もうなんかヤバいかもしれないネ 晴れでも雨でも曇り空でも 全然楽しくないのは 僕がどうにかなったからなのか 現在地を把握しようにも 見えないし聞こえないよ ああ、 どうぞご勝手に... しやがれ! スイッチを ON にして それから OFF にしてなんて具合にやれたらね そりゃあええわ そりゃあええわ いいや、 もっともっとチグハグになんのかも 瞼を閉じても何かが 目の前をびゅんびゅん猛スピードで激しく飛び回る その小さな、 うんと小さな ひとつひとつに印をつけたよ 愛せるように これは祈りじゃない 正しい技じゃない はみ出したことば 僕が僕であるための 勝手にしやがれ! 勝手にしやがれ! 勝手にしやがれ! 不条理の下で生まれて それらしいものすべて焼いちゃえよ もうなんかダメかもしれない もうなんかヤバいかもしれないネ 不条理の下で生まれて それらしいものすべて焼いちゃえよ ずぅーっと、 死んだふりしていたけれど 金輪際そういうのやめるのさ 僕を刺すため拵えたナイフは いずれ君に向けてしまうから ずぅーっと、 死んだふりしていたけれど 金輪際そういうのやめるのさ ふたつの覗き穴から見えるものだけってのは ちょっと心許ないから 言葉を探す前に気持ちを探したい 急かされず 煽られず 決して奪われずに 死んだふりはもうやめるのさ! 頭打ちの今日は切れ目のない素粒子の中 みんな溶けてゆく... 僕のための策略は時代の歌に食べられて 代弁者のズバリ! って顔をまた肥えさせる どれだけ腐っても動きだけは止めないようにね ちょいと試してみようぜ 複雑な心を引っ提げて... |
鉄人28号になってMom | Mom | Mom | Mom | | 鉄人28号になって狙われた街を勇敢に駆けていくんだ 傷だらけの身体見せつけてやるのさ 鉄人28号になって囚われた街の衝動を解き放つんだ 残酷な力学で操り返すのさ 完膚なきまでにやられたいよ 病んでる文明のど真ん中で 眠れない都市の血液が漏れ出す様を横目で見ながら あの子が叩いたスネアの音が 仮に崩壊の合図だとして 鳴るはずもない救済のベルをどのくらい待つのだろう もしもし、こちらみんなのSOSクラブ 絶望は鈍い金属の音だぜ ダンダンダダン 鉄人28号になって狙われた街を勇敢に駆けていくんだ 傷だらけの身体見せつけてやるのさ 鉄人28号になって囚われた街の衝動を解き放つんだ 残酷な力学で操り返すのさ 無気力になってもなりきれないね シニカルになってもなりきれないね 眠れない都市のちゃちな歯車のような そんな僕だから... あの子が叩いたスネアの音が 仮に崩壊の合図だとして 括り付けられた値札の紐を即座にほどけるのかい? もしもし、こちらみんなの SOS クラブ 絶望の音は大抵こんな調子だぜ #&///!¥%?@* ハートに火をつけて 新しいキッスを生み出そうぜ 二人の恋は焦らずじっくり温めましょうね 僕が負った傷はお前にも等しくあるヨ これが生命の神秘だと嘯いてケラケラ笑おうぜ 鉄人28号になって狙われた街を勇敢に駆けていくんだ 傷だらけの身体見せつけてやるのさ 鉄人28号になって囚われた街の衝動を解き放つんだ 残酷な力学で操り返すのさ |
あの子が描いた非現実の王国Mom | Mom | Mom | Mom | | 今までも これからも ずっとずっと知られないままの 沈みそうな夜にあの子が描いた非現実の王国 あの子は友達と花を千切って 日記と一緒に火をつけた そして画期的な光を空に放って この宇宙から逃げ出す準備したようだ けれども情熱が世界をひっくり返すのは ほんの数秒の小さな出来事で 意味を持ちすぎた過去と ひどくくたびれた未来が 容赦なくそれを否定しにやってくるだろう 沈みそうな夜にあの子が描いた非現実の王国 不完全な暗闇であの子は泣いた なにひとつわからなくて泣いた 誰もが身体に囚われ 言葉に囚われ その内部から手を伸ばし合う ここはちょっと寂しすぎるからね 悲しすぎるからね 今にもどうにかなっちまう気がするからね ある人はペンを走らせ ある人は音を鳴らして ある人は虚構を映したりして ある人がそれを売って ある人がそれを買って 気付いたらそんな風になっていくのねえ 僕は僕の監視下の中で 毎日ふらふらと芝居染みた動きをやるだけで ひとりぼっちの部屋に戻れば 途端にああ、疲れたと 死んだように眠りこけるのだ あの子が飛ばした重たいブルーの影は きっとその瞬間にも僕を掠めていって さよならすら響かせず さよならすら響かせず ただあの子の目を少しだけ乾かしたような? もう会えないんだね お目にかかれないんだね 時間の檻の中で燃える君の 延びてくる手をキャッチできるのは 永遠にただひとりだけなんだから 目を逸らさないでよ 驚かないでよ なかったことになんてしないでよね 今までも これからも ずっとずっと知られないままの 沈みそうな夜にあの子が描いた非現実の王国 |
青い花Mom | Mom | Mom | Mom | | 僕が辿り着いた世界の果ては 名前を持たない人がいる 黄昏れを無邪気に映しながら 僕のギターは強くうなだれる 痛みは遅れてやってきて 猫が死んだってみんな気付かないよ だしぬけにこぼれる涙の跡を 不思議そうに眺めるけど 「心配はいらない」と 他人の歌を繰り返した 生まれた場所も愛した人の顔も 忘れてしまいそうなんだよ いまここに花を咲かせることが この世界では一番素敵なことだよって あの子の囁きが僕の耳元で 機械のように繰り返す 戻れない時間を閉じ込めたコーパルを 僕はひとつ割ってひとつ残したのさ さよならは言わない 無限に延びた二人の影を 歪ませ鳴らしてみるだけさ 僕が辿り着いた世界の果ては 名前を持たない人がいる 足音を大袈裟に鳴らしながら 僕は生まれて初めて一人になる 冬の寒さに備えなくちゃな いい加減な気持ちでは越せないんだろうな 鏡に映る知ったような眼差しは この一突きで終わらせることができるかな 「遠くへ行きたい」と 君の声が響いて来る...! 20世紀の喜び悲しみを 僕は何一つ知ることができないんだね いまここに浮かぶいくつもの嘘が 本当になって それがやがて嘘になるかなんて どんな風に生きようがきっと分からないよ どんな風に死のうがきっと分からないよ 戻れない時間を閉じ込めたコーパルを 僕はひとつ割ってひとつ残したのさ さよならは言わない 無限に延びた二人の影を 歪ませ鳴らしてみるだけさ そういうものさ... |
¥Mom | Mom | Mom | Mom | | 僕のこと、否定してくれないか こんな場所で歌ってる僕のこと 言葉より残酷な視線をここに突き刺して 僕の嘘を暴いてくれないか 僕のこと、引きずり出してくれないか この平穏を貪るだけの暮らしから モルヒネを打つようにね 漂白された話題を話題にして この平穏を貪るだけの暮らしから 考えちゃいけないよ 思いついてはいけないよ 口に出したらそればっかりが僕を苦しめるだろう 考えちゃいけないよ 思いついてはいけないよ 口に出したらそればっかりが僕を苦しめるだろう いのちよりたいせつなマネー あたらしいガジェット あこがれのスポーツカー カラッポだ!ってはいてすてて それでもおわれないんじゃあねえ もうアレしかないのかなあ???? ほんとそんなきがしてくるね... 僕のこと、否定してくれないか こんな場所で歌ってる僕のこと 言葉より残酷な視線をここに突き刺して 僕の嘘を暴いてくれないか 名前を持ったその瞬間から 望まないゲームに参加しているけど 敵味方を立ててみても 吹き溜まりから睨みを利かせても 渦の中心はまるで見えてこないのさ 天才もエリートもくだらない奴なのかも いいや、みんなみんなみんな気の毒なのかも 埋まらない退屈を退屈でまた埋めるのさ かましてやれ! 落としてやれ!ってね いのちよりたいせつなマネー あたらしいガジェット あこがれのスポーツカー くたばれ!ってはいてすてて それでもついてまわるのねえ もうアレしかないのかなあ??????? こんなさみしいこといいたいんじゃあないよ... |
僕はラジオMom | Mom | Mom | Mom | | 虚ろな瞳の向こうが かつてない速度で汚されていく ガソリンの匂いは薄まらずに伝わってくる 覗き見ていただけの世界が動き出す 僕はラジオ 君をどこかに連れ去るよ 太陽が闇を隠す頃 とっておきのナイフで! 君は何を求めてダイヤルを回すのだろう 誰にも奪われないように この世界の全部をあげる 君の表情と表情の間の まだ色のついてない些末な動きがあって それを欲望のレーザーサイトが いつだって捉えているのだぜ 若さも青さも情熱もギターも ナルシシズムもルサンチマンも暴力も 君の声だったら何でもいいんだけれど... 君の声じゃなきゃ何でもないんだからネ 偽物の星を並べた 僕の宇宙で今はおやすみよ 子どものような深刻さだって アメリカンニューシネマの憂鬱だってある 胸を抉るような言葉をかけてあげるよ 僕はラジオ 君をどこかに連れ去るよ 太陽が闇を隠す頃 とっておきのナイフで! 君は何を求めてダイヤルを回すのだろう 誰にも奪われないように この世界の全部をあげる |
電話とヘリコプター / 16対9Mom | Mom | Mom | Mom | | 待てど暮らせど鳴らない電話 ポケットの中で重みだけが いやにはっきりしてくる ものすごい音を鳴らすのは 低空飛行中の報道ヘリコプター 僕と風景のあわいを往来する 少しだけ耳を塞いだ 少しだけ耳を塞いだ 少しだけ耳を塞いだ 君からの電話を聞き逃さないように がらくたを返せと言ってやった! 目の前に漂う空気の層を 切断するような感じで 僕の言葉は言葉にならず 喉の奥のヘンな味だけが いやにはっきりしてくる... 少しだけ耳を塞いだ 少しだけ耳を塞いだ 少しだけ耳を塞いだ 君からの電話を聞き逃さないように 君の気持ちは分かっているけど 本当のところ何ひとつ 分かっていないのかもしれない こんな僕でも大人になったら 明けない夜を忘れちゃって 正しい街の風に呑まれてゆくんだね 早いとこ切り裂いてよ その美しい声で いまだけを見つめて生きるってことが こんなに難しいことだなんて 想像もできないほど... 想像すらさせないほど... 誰かを愛して壊れてみたいのにね... かわいいかわいい嘘つき達 夢の途中の部屋 カチンコ鳴らして現れ始める 生と死が同じ意味になって 僕を眠れなくさせる 眠れなくさせる |
ロストシングMom | Mom | Mom | Mom | | 静けさがバイオレンスに響くのは 誰のせいでもなく僕のせいなのさ おあつらえ向きな間取りの隅っこで 君はテレビのほう向いて笑ってる 時計の針が12時を指し 僕は数万回目の食事を済ませる 友達は怠惰ですぐに居眠りを始める 夢の中 無政府状態の広場で 聞き覚えのあるようなないような声がする 僕は構わずに買い物を続ける 高級車が街で魚みたく群れる (泳ぐ!走る!飛ぶ!) 時計の針が12時を指し 僕は数万回目の食事を済ませる 友達は怠惰ですぐに居眠りを始める つられて僕も眠るのだろう... あと10分足らずで... とにかく眠たくてたまらないのさ 投げっぱなしで今日を終わらせにかかる さよなら おやすみ ともだち そして大好きなこの部屋の香り 永くて脆い¥の世界の現在地 |
スーパーヘヴンMom | Mom | Mom | Mom | | 彷徨いたくて外へ出たのに 欺きたくて外へ出たのに 雨に打たれてしまったのさ 寓話のような夜だったのに みるみるうちに破綻していく ここにいることを後ろめたく思う 重さのない人間だらけさ 目に映るのは スーパーヘヴン オーマイスーパーヘヴン ちょっと覗かれてみたいよ 瞬間的に浮かんだ文字 忘れたくて外へ出たのに 雨に打たれてしまったのさ 寓話のような夜だったのに 役立たずのこの心 受け入れる場所は 明るく親しげに喋りかけるだろう 頭の中が熱いのさ 溶けそうなのさ スーパーヘヴン オーマイスーパーヘヴン Sometimes I Feel The Super Heaven まじろぎひとつで ためらいひとつで 見落としそうな夜 踏切りの向こう ビルの裏側 通りの名前 俺は知らない 雨に打たれて 街から街へ 音楽のように 冷静な響きが 広がっていくよ 広がっていくよ 広がっていくよ... |
さようなら、サイエンスフィクションMom | Mom | Mom | Mom | Mom | あの傑作を超えちゃうような 出来事がいつも潜んでいる 現れてすぐ引っ込んで 忘れっぽい僕らを惑わせる ほら、なんだか疲れてきちゃったね けどちょっぴり楽しい気もするんだ その狭間で泳げるようなエネルギーは どこにあるんだろうか 引き伸ばされていく日常に ささやかなダンスと弔いを 諦めちゃった人 割とよくやった人 僕らのサイエンスフィクションは 塗り替えられてしまった! イメージをリズムに変えたなら その手を叩いてね Na Na Na..... あの傑作を超えちゃうような 出来事がいつも潜んでいる 癒されて砕かれて 頼りない僕らを迷わせる また似たようなところに来ちゃったね でもあの時とは違うところ その連続と非連続を 照らし出す装置なんてないが 引き伸ばされていく日常に ささやかなダンスと弔いを 見え過ぎちゃう日も なんかボヤけちゃう日も 僕らのサイエンスフィクションは 塗り替えられてしまった! 来るべきリズムを待ちながら 長い旅をゆけ 僕らのサイエンスフィクションは どこまでも続くものなのかい? イメージをリズムに変えたなら その手を叩いてね 無数の知らない景色が 狭すぎる空を覆っていく ずっと見ていたはずなのに... シナリオもキャストも揃っている 弾むような筆致で世界を暴こう あの大スターも若い論客も まだ気付いてない事を僕は知っているよ 何もしなけりゃどんどん暗くなる表情 都市の速度 人の流れ フェイバリットは心の外へ? あらゆる機械へ? 僕らが立っているこの地点 さようなら、サイエンスフィクション |