花に亡霊もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座ったまま、氷菓を口に放り込んで風を待っていた もう忘れてしまったかな 世の中の全部嘘だらけ 本当の価値を二人で探しに行こうと笑ったこと 忘れないように 色褪せないように 形に残るものが全てじゃないように 言葉をもっと教えて 夏が来るって教えて 僕は描いてる 眼に映ったのは夏の亡霊だ 風にスカートが揺れて 想い出なんて忘れて 浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座った頃、遠くの丘から顔出した雲があったじゃないか 君はそれを掴もうとして、馬鹿みたいに空を切った手で 僕は紙に雲一つを書いて、笑って握って見せて 忘れないように 色褪せないように 歴史に残るものが全てじゃないから 今だけ顔も失くして 言葉も全部忘れて 君は笑ってる 夏を待っている僕ら亡霊だ 心をもっと教えて 夏の匂いを教えて 浅い呼吸をする 忘れないように 色褪せないように 心に響くものが全てじゃないから 言葉をもっと教えて さよならだって教えて 今も見るんだよ 夏に咲いてる花に亡霊を 言葉じゃなくて時間を 時間じゃなくて心を 浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく 夏の匂いがする もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座ったまま、氷菓を口に放り込んで風を待っていた | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座ったまま、氷菓を口に放り込んで風を待っていた もう忘れてしまったかな 世の中の全部嘘だらけ 本当の価値を二人で探しに行こうと笑ったこと 忘れないように 色褪せないように 形に残るものが全てじゃないように 言葉をもっと教えて 夏が来るって教えて 僕は描いてる 眼に映ったのは夏の亡霊だ 風にスカートが揺れて 想い出なんて忘れて 浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座った頃、遠くの丘から顔出した雲があったじゃないか 君はそれを掴もうとして、馬鹿みたいに空を切った手で 僕は紙に雲一つを書いて、笑って握って見せて 忘れないように 色褪せないように 歴史に残るものが全てじゃないから 今だけ顔も失くして 言葉も全部忘れて 君は笑ってる 夏を待っている僕ら亡霊だ 心をもっと教えて 夏の匂いを教えて 浅い呼吸をする 忘れないように 色褪せないように 心に響くものが全てじゃないから 言葉をもっと教えて さよならだって教えて 今も見るんだよ 夏に咲いてる花に亡霊を 言葉じゃなくて時間を 時間じゃなくて心を 浅い呼吸をする、汗を拭って夏めく 夏の匂いがする もう忘れてしまったかな 夏の木陰に座ったまま、氷菓を口に放り込んで風を待っていた |
夜行ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。僕は何処でもいいかな 君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね ねぇ、いつか大人になったら、僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ さらさら、さらさら さらさら、さらさら 花風、揺られや一輪草 言葉は何にもいらないから 君立つ夏原、髪は靡くまま、泣くや雨催い夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね そっか、大人になったんだね はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | ねぇ、このまま夜が来たら、僕らどうなるんだろうね 列車にでも乗って行くかい。僕は何処でもいいかな 君はまだわからないだろうけど、空も言葉で出来てるんだ そっか、隣町なら着いて行くよ はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね ねぇ、いつか大人になったら、僕らどう成るんだろうね 何かしたいことはあるのかい。僕はそれが見たいかな 君は忘れてしまうだろうけど思い出だけが本当なんだ そっか、道の先なら着いて行くよ さらさら、さらさら さらさら、さらさら 花風、揺られや一輪草 言葉は何にもいらないから 君立つ夏原、髪は靡くまま、泣くや雨催い夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね そうなんだね そっか、大人になったんだね はらはら、はらはら、はらり 晴るる原 君が詠む歌や 一輪草 他には何にもいらないから 波立つ夏原、涙尽きぬまま泣くや日暮は夕、夕、夕 夏が終わって往くんだね 僕はここに残るんだね ずっと向こうへ往くんだね そうなんだね |
Make-up Shadow初めての口紅の唇の色に 恥じらいを気づかせる大人びた世界 あけすけにのぞき込む星達と月に 物憂げなまなざしの誘惑のリズム あこがれは 鮮やかなランブリングサマーシャドウに 夢みているだけ、笑って 映画の夢 それはパラダイス、ハリウッド 誰かにバッタリ、恋がめばえたり なにかが今日はリアルでシュールな 青いシャドウに 二匹の豹のサファイヤルビーの あの口づけ、秘め事に Make-up Shadowに Make-up Shadowに Make-up 夢見てるいるだけのまなざしの奥に あやしげな色あいを忍ばせる世界 愛し合い見つめ合う思惑と謎が 音もなく混ざり合う永遠のリズム 黄昏は 様々なロンリーサマーシャドウに 見とれているだけ、決まって デートの雨、 それはメルヘン、Hard Rain 彼氏を待ったり、彼に出会ったり なにかが今日もリアルでシュールな 青いシャドウに どこか卑怯なイライザブルーのあの輝き、 瞳の魅力のようなミクロ微粒子の 淡いシャドウに 二匹の豹のサファイヤルビーの あの口づけ、秘め事に Make-up Shadowに Make-up Shadowに Make-up Shadowに | ヨルシカ | 井上陽水 | 彩目映 | n-buna | 初めての口紅の唇の色に 恥じらいを気づかせる大人びた世界 あけすけにのぞき込む星達と月に 物憂げなまなざしの誘惑のリズム あこがれは 鮮やかなランブリングサマーシャドウに 夢みているだけ、笑って 映画の夢 それはパラダイス、ハリウッド 誰かにバッタリ、恋がめばえたり なにかが今日はリアルでシュールな 青いシャドウに 二匹の豹のサファイヤルビーの あの口づけ、秘め事に Make-up Shadowに Make-up Shadowに Make-up 夢見てるいるだけのまなざしの奥に あやしげな色あいを忍ばせる世界 愛し合い見つめ合う思惑と謎が 音もなく混ざり合う永遠のリズム 黄昏は 様々なロンリーサマーシャドウに 見とれているだけ、決まって デートの雨、 それはメルヘン、Hard Rain 彼氏を待ったり、彼に出会ったり なにかが今日もリアルでシュールな 青いシャドウに どこか卑怯なイライザブルーのあの輝き、 瞳の魅力のようなミクロ微粒子の 淡いシャドウに 二匹の豹のサファイヤルビーの あの口づけ、秘め事に Make-up Shadowに Make-up Shadowに Make-up Shadowに |
憂一乗湖の底にいるみたいだ 呼吸の一つが喉に絡んだ 気泡を吐き出して数秒、やっと足が着いた 柔らかな泥の感触がした ずっとずっとずっとずっとずっと 君を追っているだけで どうしようもないことばかり言いたかった 睡蓮が浮いていた 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ 適当でもいいから 目的とかいいから このまま何処でもいいからさ、逃げよう 湖の底にいるみたいだ 濡れる鼓膜がくすぐったいんだ 期待も将来も明日も何も聞きたくなかった 口から溢れる泡ぶくが綺麗で ずっとずっとずっとずっとずっと 見惚れてしまっただけで 心より大事なものを見つけたかった 言葉って薄情だ 水圧で透明だ なぁ、建前より綺麗なものを探してるんだ そんなの忘れていいからもう、逃げよう こんな自分ならいらない 僕には何にもいらない お金も名声も愛も称賛も何にもいらない このまま遠くに行きたい 思い出の外に触りたい また君の歌が聴きたい ずっとずっとずっとずっとずっと 君を追っているだけで どうしようもないことだけ歌いたかった 睡蓮が浮いていた 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ このまま何処でもいいからさ、 本当は全部置いてただ逃げ出したいだけだった 人生は透明だ 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ 適当でもいいから 目的とかいいから このまま何処でもいいからさ、逃げよう | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 湖の底にいるみたいだ 呼吸の一つが喉に絡んだ 気泡を吐き出して数秒、やっと足が着いた 柔らかな泥の感触がした ずっとずっとずっとずっとずっと 君を追っているだけで どうしようもないことばかり言いたかった 睡蓮が浮いていた 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ 適当でもいいから 目的とかいいから このまま何処でもいいからさ、逃げよう 湖の底にいるみたいだ 濡れる鼓膜がくすぐったいんだ 期待も将来も明日も何も聞きたくなかった 口から溢れる泡ぶくが綺麗で ずっとずっとずっとずっとずっと 見惚れてしまっただけで 心より大事なものを見つけたかった 言葉って薄情だ 水圧で透明だ なぁ、建前より綺麗なものを探してるんだ そんなの忘れていいからもう、逃げよう こんな自分ならいらない 僕には何にもいらない お金も名声も愛も称賛も何にもいらない このまま遠くに行きたい 思い出の外に触りたい また君の歌が聴きたい ずっとずっとずっとずっとずっと 君を追っているだけで どうしようもないことだけ歌いたかった 睡蓮が浮いていた 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ このまま何処でもいいからさ、 本当は全部置いてただ逃げ出したいだけだった 人生は透明だ 水圧で透明だ もう蜃気楼よりも確かならそれでいいよ 適当でもいいから 目的とかいいから このまま何処でもいいからさ、逃げよう |
夕凪、某、花惑い夏になる前にこの胸に散る花火を書いた 夜が来るから明後日の方ばかりを見てる 口に出してもう一回 八月某日を思い出して 僕には言い足りないことばかりだ ギターを鳴らして二小節 この歌の歌詞は380字 ロックンロールを書いた あの夏ばっか歌っていた さよならだけじゃ足りない 君に茜差す日々の歌を 思い出すだけじゃ足りないのさ 花泳ぐ 夏を待つ 君は言葉になる 忘れないようにあの夏に見た花火を書いた 想い出の僕ら、夜しか見えぬ幽霊みたいだ 何にも良いことないんだ この世は僕には難解だった 君が教えなかったことばかりだ ピアノを弾いてたホール あのカフェももう無いんだ 僕らを貶す奴らを殺したい 君ならきっと笑ってくれる このままじゃまだ足りない 僕ら花惑う風の中を 思い出すほどに苦しいのさ 夏が来る 夢を見る 心に穴が空く 唄歌うだけじゃ足りない 君に茜差す日々の歌を 美しい夜が知りたいのだ 花惑う 夏を待つ僕に差す月明かり | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 夏になる前にこの胸に散る花火を書いた 夜が来るから明後日の方ばかりを見てる 口に出してもう一回 八月某日を思い出して 僕には言い足りないことばかりだ ギターを鳴らして二小節 この歌の歌詞は380字 ロックンロールを書いた あの夏ばっか歌っていた さよならだけじゃ足りない 君に茜差す日々の歌を 思い出すだけじゃ足りないのさ 花泳ぐ 夏を待つ 君は言葉になる 忘れないようにあの夏に見た花火を書いた 想い出の僕ら、夜しか見えぬ幽霊みたいだ 何にも良いことないんだ この世は僕には難解だった 君が教えなかったことばかりだ ピアノを弾いてたホール あのカフェももう無いんだ 僕らを貶す奴らを殺したい 君ならきっと笑ってくれる このままじゃまだ足りない 僕ら花惑う風の中を 思い出すほどに苦しいのさ 夏が来る 夢を見る 心に穴が空く 唄歌うだけじゃ足りない 君に茜差す日々の歌を 美しい夜が知りたいのだ 花惑う 夏を待つ僕に差す月明かり |
神様のダンス忘れるなんて酷いだろ 幸せになんてなるものか 色のない何かが咲いた 君のいない夏に咲いた 人に笑われたくないから 怯えるように下を向く 心より大事な何かが あってたまるものか 暮れない夕に茜追い付いて 君を染め抜いた 見えないように僕を追い越して 行かないで 僕たち神様なんて知らん顔 何処までだって行ける なぁ、心まで醜い僕らだ 世界は僕らのものだ 音楽だけでいいんだろ 他人に合わせて歩くなよ 教えてくれたのはあんたじゃないか どうだっていいよ、このまま遠くへ 誰も知らない場所で月明かりを探すのだ 名もない花が綺麗とか どうでもいいことばっかだ 君の口癖が感染ってる 喉の真下には君がいる 言葉も生活も愛想も 全て捨ててこそ音楽だ その価値も知らないあんたに わかって堪るものか 暮れない夕に茜追いついて 僕を染め抜いた いつか時間が全て追い抜いて 消えないで 僕たち神様なんて知らん顔 世界の全部が欲しい なぁ心まで醜いあんたの、想い出全部をくれよ 価値観だって自由なら 人を傷付けていいだろ 教えなかったのはあんたじゃないか どうだっていいよ、このまま遠くへ 誰も見てない場所で生きる真似をしてるのさ 酷い顔で踊るのさ 胸も痛いままで 神様僕たちなんて知らん顔 何処までだって行ける なぁ、言葉が世界だと云うなら、世界は僕らのものだ 忘れるなんて酷いだろ 幸せになんてなれるかよ 僕を歪めたのはあんたじゃないか そうだった、僕はこのまま遠くへ 誰も知らない場所で月明かりを探すのだ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 忘れるなんて酷いだろ 幸せになんてなるものか 色のない何かが咲いた 君のいない夏に咲いた 人に笑われたくないから 怯えるように下を向く 心より大事な何かが あってたまるものか 暮れない夕に茜追い付いて 君を染め抜いた 見えないように僕を追い越して 行かないで 僕たち神様なんて知らん顔 何処までだって行ける なぁ、心まで醜い僕らだ 世界は僕らのものだ 音楽だけでいいんだろ 他人に合わせて歩くなよ 教えてくれたのはあんたじゃないか どうだっていいよ、このまま遠くへ 誰も知らない場所で月明かりを探すのだ 名もない花が綺麗とか どうでもいいことばっかだ 君の口癖が感染ってる 喉の真下には君がいる 言葉も生活も愛想も 全て捨ててこそ音楽だ その価値も知らないあんたに わかって堪るものか 暮れない夕に茜追いついて 僕を染め抜いた いつか時間が全て追い抜いて 消えないで 僕たち神様なんて知らん顔 世界の全部が欲しい なぁ心まで醜いあんたの、想い出全部をくれよ 価値観だって自由なら 人を傷付けていいだろ 教えなかったのはあんたじゃないか どうだっていいよ、このまま遠くへ 誰も見てない場所で生きる真似をしてるのさ 酷い顔で踊るのさ 胸も痛いままで 神様僕たちなんて知らん顔 何処までだって行ける なぁ、言葉が世界だと云うなら、世界は僕らのものだ 忘れるなんて酷いだろ 幸せになんてなれるかよ 僕を歪めたのはあんたじゃないか そうだった、僕はこのまま遠くへ 誰も知らない場所で月明かりを探すのだ |
雨晴るるやっと雨が降ったんだ この青をずっと思っていたんだ 心臓の音が澄んでいた 言葉以外何にもいらない空だ あの日まで僕は眠っていたんだ 言い訳ばかりで足が出なかった 想像よりずっと、君がいた街の青さを ずっと 歌え 人生は君だ ずっと君だ 全部君だ 藍の色だ 言葉になろうと残った思い出だけが遠い群青を染めた もっと書きたい ずっと冷めない愛の歌を 君のいない夏がまた来る やっと雨が上がったんだ この街をきっと君が描いたんだ 心臓の音が澄んでいた あの日からずっと君が待っている 何も言わない僕が笑っている、誤魔化すように 消えろ 全部消えろ 声も言葉も愛の歌も この目を覆った淡い群青の中で白いカーテンが揺れる もっと触れたい ずっと触れたい愛の歌を 君のいない夏の青さを 白いカーテンが揺れた そっと揺れた 僕に揺れた 愛に触れた 言葉になろうと残っていた君の詩は あの憧憬は消えない きっと消せない ずっと褪せない無謬の色だ 歌え 人生は君だ 全部君だ ずっと消えない愛の色だ この目を覆った淡い群青の色だ 思い出すように揺れた もっと書きたい ずっと冷めない愛の歌を 君のいない夏がまた来る | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | やっと雨が降ったんだ この青をずっと思っていたんだ 心臓の音が澄んでいた 言葉以外何にもいらない空だ あの日まで僕は眠っていたんだ 言い訳ばかりで足が出なかった 想像よりずっと、君がいた街の青さを ずっと 歌え 人生は君だ ずっと君だ 全部君だ 藍の色だ 言葉になろうと残った思い出だけが遠い群青を染めた もっと書きたい ずっと冷めない愛の歌を 君のいない夏がまた来る やっと雨が上がったんだ この街をきっと君が描いたんだ 心臓の音が澄んでいた あの日からずっと君が待っている 何も言わない僕が笑っている、誤魔化すように 消えろ 全部消えろ 声も言葉も愛の歌も この目を覆った淡い群青の中で白いカーテンが揺れる もっと触れたい ずっと触れたい愛の歌を 君のいない夏の青さを 白いカーテンが揺れた そっと揺れた 僕に揺れた 愛に触れた 言葉になろうと残っていた君の詩は あの憧憬は消えない きっと消せない ずっと褪せない無謬の色だ 歌え 人生は君だ 全部君だ ずっと消えない愛の色だ この目を覆った淡い群青の色だ 思い出すように揺れた もっと書きたい ずっと冷めない愛の歌を 君のいない夏がまた来る |
歩く今日、死んでいくような そんな感覚があった ただ明日を待って 流る季節を見下ろした どうせならって思うよ もう随分遠くに来た 何も知らない振りは終わりにしよう 確かめるように石畳を歩いた 俯きながら行く 何も見えないように 君の旅した街を歩く 訳もないのに口を出てく 昨日まで僕は眠ってた 何も知らずにただ生きていたんだ それだけなんだ 今日、生きてるような そんな錯覚があった 妄想でもいいんだ 君が居てくれたらいいや 悲しいような歌ばかり書く 頬を伝え花緑青 本当は全部を知っているんだ 夏の終わりだった 流れる雲を読んで 顔上げながら行く街は想い出の中 君の言葉を食べて動く 僕の口には何が見える 今でもこの眼は眠ってる 何も見えずにただ君を見てる 彷徨うように あの丘の前に君がいる その向こうには何が見える 言葉ばかりが口を伝う 何も知らないまま生きていたんだ それだけなんだ 今でも、エイミー | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 今日、死んでいくような そんな感覚があった ただ明日を待って 流る季節を見下ろした どうせならって思うよ もう随分遠くに来た 何も知らない振りは終わりにしよう 確かめるように石畳を歩いた 俯きながら行く 何も見えないように 君の旅した街を歩く 訳もないのに口を出てく 昨日まで僕は眠ってた 何も知らずにただ生きていたんだ それだけなんだ 今日、生きてるような そんな錯覚があった 妄想でもいいんだ 君が居てくれたらいいや 悲しいような歌ばかり書く 頬を伝え花緑青 本当は全部を知っているんだ 夏の終わりだった 流れる雲を読んで 顔上げながら行く街は想い出の中 君の言葉を食べて動く 僕の口には何が見える 今でもこの眼は眠ってる 何も見えずにただ君を見てる 彷徨うように あの丘の前に君がいる その向こうには何が見える 言葉ばかりが口を伝う 何も知らないまま生きていたんだ それだけなんだ 今でも、エイミー |
声どうしたって触れない どうやっても姿を見せない 簡単に忘れるくせに もうちょっとだけ覚えていたい この歌の在り処を わからないから言葉のずっと向こうで この喉を通るさよなら呑み込んで 笑っている 朝焼け空、唇痛いほど噛んで 虚しさは全部今日のものだ わかっているけれど わかっているけれど 話すとき顔を出す 出てきたってすぐに消えてく 泣くときに溢れる 黙ったって喉の奥にいる、神様の話 描きたいのは心に空いた時間だ 言葉よりずっと重い人生はマシンガン さよならの形をただ埋められないと零して 僕らは昨日も今日もここで座っているばかり 笑っているばかり わからないから言葉のずっと向こうで この喉を通るさよなら呑み込んで 眠っている 朝焼け空、唇痛いほど噛んだ 貴方の世界を今日も知らない 私がいるばかり 笑っているばかり | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | どうしたって触れない どうやっても姿を見せない 簡単に忘れるくせに もうちょっとだけ覚えていたい この歌の在り処を わからないから言葉のずっと向こうで この喉を通るさよなら呑み込んで 笑っている 朝焼け空、唇痛いほど噛んで 虚しさは全部今日のものだ わかっているけれど わかっているけれど 話すとき顔を出す 出てきたってすぐに消えてく 泣くときに溢れる 黙ったって喉の奥にいる、神様の話 描きたいのは心に空いた時間だ 言葉よりずっと重い人生はマシンガン さよならの形をただ埋められないと零して 僕らは昨日も今日もここで座っているばかり 笑っているばかり わからないから言葉のずっと向こうで この喉を通るさよなら呑み込んで 眠っている 朝焼け空、唇痛いほど噛んだ 貴方の世界を今日も知らない 私がいるばかり 笑っているばかり |
エイミー口に出してもう一回 ギターを鳴らして二拍 歌詞を書いてもう三節 四度目の夏が来る 誤解ばっかさ、手遅れみたいな話が一つ 頭の六畳間、君と暮らす僕がいる 忘れたいこと、わからないことも僕らのものだ 長い夜の終わりを信じながら さぁ人生全部が馬鹿みたいなのに 流れる白い雲でもう 想像力が君をなぞっている あの夏にずっと君がいる 生き急いで数十年 許せないことばかり 歌詞に書いた人生観すら ただの文字になる 言葉だって消耗品 思い出は底がある 何かに待ち惚け、百日紅の花が咲く このまま、ほら このまま、何処か遠くの国で浅い夏の隙間を彷徨いながら さぁ人生全部で君を書いたのに、忘れぬ口癖のよう 想像力が紙をなぞっている 指先にずっと君がいる もういいよ さぁもういいかい、この歌で最後だから 何も言わないままでも 人生なんて終わるものなのさ いいから歌え、もう さぁ人生全部が馬鹿みたいなのに 流れる白い雲でもう 想像力が僕をなぞっている あの夏にずっと君がいる | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 口に出してもう一回 ギターを鳴らして二拍 歌詞を書いてもう三節 四度目の夏が来る 誤解ばっかさ、手遅れみたいな話が一つ 頭の六畳間、君と暮らす僕がいる 忘れたいこと、わからないことも僕らのものだ 長い夜の終わりを信じながら さぁ人生全部が馬鹿みたいなのに 流れる白い雲でもう 想像力が君をなぞっている あの夏にずっと君がいる 生き急いで数十年 許せないことばかり 歌詞に書いた人生観すら ただの文字になる 言葉だって消耗品 思い出は底がある 何かに待ち惚け、百日紅の花が咲く このまま、ほら このまま、何処か遠くの国で浅い夏の隙間を彷徨いながら さぁ人生全部で君を書いたのに、忘れぬ口癖のよう 想像力が紙をなぞっている 指先にずっと君がいる もういいよ さぁもういいかい、この歌で最後だから 何も言わないままでも 人生なんて終わるものなのさ いいから歌え、もう さぁ人生全部が馬鹿みたいなのに 流れる白い雲でもう 想像力が僕をなぞっている あの夏にずっと君がいる |
ノーチラス時計が鳴ったからやっと眼を覚ました 昨日の風邪がちょっと嘘みたいだ 出かけようにも、あぁ、予報が雨模様だ どうせ出ないのは夜が明けないから 喉が渇くとか、心が痛いとか、人間の全部が邪魔してるんだよ さよならの速さで顔を上げて いつかやっと夜が明けたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を何度だって描いているから 傘を出してやっと外に出てみようと決めたはいいけど、靴を捨てたんだっけ 裸足のままなんて度胸もある訳がないや どうでもいいかな 何がしたいんだろう 夕飯はどうしよう 晴れたら外に出よう 人間なんてさ見たくもないけど このままの速さで今日を泳いで 君にやっと手が触れたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を忘れたって覚えているから 丘の前には君がいて随分久しいねって、笑いながら顔を寄せて さぁ、二人で行こうって言うんだ ラップランドの納屋の下 ガムラスタンの古通り 夏草が邪魔をする このままの速さで今日を泳いで 君にやっと手が触れたら もう目を覚まして。見て。 君を忘れた僕を さよならの速さで顔を上げて いつかやっと夜が明けたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を何度だって描いているから | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 時計が鳴ったからやっと眼を覚ました 昨日の風邪がちょっと嘘みたいだ 出かけようにも、あぁ、予報が雨模様だ どうせ出ないのは夜が明けないから 喉が渇くとか、心が痛いとか、人間の全部が邪魔してるんだよ さよならの速さで顔を上げて いつかやっと夜が明けたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を何度だって描いているから 傘を出してやっと外に出てみようと決めたはいいけど、靴を捨てたんだっけ 裸足のままなんて度胸もある訳がないや どうでもいいかな 何がしたいんだろう 夕飯はどうしよう 晴れたら外に出よう 人間なんてさ見たくもないけど このままの速さで今日を泳いで 君にやっと手が触れたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を忘れたって覚えているから 丘の前には君がいて随分久しいねって、笑いながら顔を寄せて さぁ、二人で行こうって言うんだ ラップランドの納屋の下 ガムラスタンの古通り 夏草が邪魔をする このままの速さで今日を泳いで 君にやっと手が触れたら もう目を覚まして。見て。 君を忘れた僕を さよならの速さで顔を上げて いつかやっと夜が明けたら もう目を覚まして。見て。 寝ぼけまなこの君を何度だって描いているから |
雨とカプチーノ灰色に白んだ言葉はカプチーノみたいな色してる 言い訳はいいよ 窓辺に置いてきて 数え切れないよ 灰色に白んだ心はカプチーノみたいな色してる 言い訳はいいよ 呷ろうカプチーノ 戯けた振りして さぁ揺蕩うように雨流れ 僕らに嵐す花に溺れ 君が褪せないような思い出を どうか、どうか、どうか君が溢れないように 波待つ海岸 紅夕差す日 窓に反射して 八月のヴィスビー 潮騒 待ちぼうけ 海風一つで 夏泳いだ花の白さ、宵の雨 流る夜に溺れ 誰も褪せないような花一つ どうか、どうか、どうか胸の内側に挿して ずっとおかしいんだ 生き方一つ教えてほしいだけ 払えるものなんて僕にはもうないけど 何も答えられないなら言葉一つでもいいよ わからないよ 本当にわかんないんだよ さぁ揺蕩うように雨流れ 僕らに嵐す花に溺れ 君が褪せないように書く詩を どうか、どうか、どうか今も忘れないように また一つ夏が終わって、花一つを胸に抱いて、 流る目蓋の裏で 君が褪せないようにこの詩を どうか、どうか君が溢れないように | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 灰色に白んだ言葉はカプチーノみたいな色してる 言い訳はいいよ 窓辺に置いてきて 数え切れないよ 灰色に白んだ心はカプチーノみたいな色してる 言い訳はいいよ 呷ろうカプチーノ 戯けた振りして さぁ揺蕩うように雨流れ 僕らに嵐す花に溺れ 君が褪せないような思い出を どうか、どうか、どうか君が溢れないように 波待つ海岸 紅夕差す日 窓に反射して 八月のヴィスビー 潮騒 待ちぼうけ 海風一つで 夏泳いだ花の白さ、宵の雨 流る夜に溺れ 誰も褪せないような花一つ どうか、どうか、どうか胸の内側に挿して ずっとおかしいんだ 生き方一つ教えてほしいだけ 払えるものなんて僕にはもうないけど 何も答えられないなら言葉一つでもいいよ わからないよ 本当にわかんないんだよ さぁ揺蕩うように雨流れ 僕らに嵐す花に溺れ 君が褪せないように書く詩を どうか、どうか、どうか今も忘れないように また一つ夏が終わって、花一つを胸に抱いて、 流る目蓋の裏で 君が褪せないようにこの詩を どうか、どうか君が溢れないように |
心に穴が空いた小さな穴が空いた この胸の中心に一つ 夕陽の街を塗った 夜紛いの夕暮れ 忘れたいのだ 忘れたいのだ 忘れたい脳裏を埋め切った青空に君を描き出すだけ だから心に穴が空いた 埋めるように鼓動が鳴った 君への言葉も 口を開けば大体言い訳だった だから心に穴が空いた 降る雨だけ温いと思った 繕って 繕って 繕って 顔のない自分だけ 少しずつ穴の開いた木漏れ日の、森で眠るように 深海みたいに深く もっと微睡むように深く、深く、深く 深く夜を纏った目の奥に月明かりを見るまで 君の心に穴を開けた 音楽が何だって言うんだ ただ口を開け 黙ったままなんて一生報われないよ 忘れたいことが多くなって 諦めばかり口に出して 躓いて、躓いて、転がって、土の冷たさだけ 君の人生になりたい僕の、人生を書きたい 君の残した詩のせいだ 全部音楽のせいだ 君の口調を真似した 君の生き方を模した 何も残らないほどに 僕を消し飛ばすほどに 残ってる 心の穴の奥に棲んだ 君の言葉に縋り付いた でも違うんだよ、もう さよならだなんて一生聞きたくないよ 忘れたいことが多くなって これから僕だけ年老いて 冷め切って、冷め切って 僕の心に穴が開いた 君の言葉で穴が開いた 今ならわかるよ 「君だけが僕の音楽」なんだよ、エイミー だから心に穴が空いた その向こう側に君が棲んだ 広がって 広がって 広がって 戻らない穴だけ 穴の空いた僕だけ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 小さな穴が空いた この胸の中心に一つ 夕陽の街を塗った 夜紛いの夕暮れ 忘れたいのだ 忘れたいのだ 忘れたい脳裏を埋め切った青空に君を描き出すだけ だから心に穴が空いた 埋めるように鼓動が鳴った 君への言葉も 口を開けば大体言い訳だった だから心に穴が空いた 降る雨だけ温いと思った 繕って 繕って 繕って 顔のない自分だけ 少しずつ穴の開いた木漏れ日の、森で眠るように 深海みたいに深く もっと微睡むように深く、深く、深く 深く夜を纏った目の奥に月明かりを見るまで 君の心に穴を開けた 音楽が何だって言うんだ ただ口を開け 黙ったままなんて一生報われないよ 忘れたいことが多くなって 諦めばかり口に出して 躓いて、躓いて、転がって、土の冷たさだけ 君の人生になりたい僕の、人生を書きたい 君の残した詩のせいだ 全部音楽のせいだ 君の口調を真似した 君の生き方を模した 何も残らないほどに 僕を消し飛ばすほどに 残ってる 心の穴の奥に棲んだ 君の言葉に縋り付いた でも違うんだよ、もう さよならだなんて一生聞きたくないよ 忘れたいことが多くなって これから僕だけ年老いて 冷め切って、冷め切って 僕の心に穴が開いた 君の言葉で穴が開いた 今ならわかるよ 「君だけが僕の音楽」なんだよ、エイミー だから心に穴が空いた その向こう側に君が棲んだ 広がって 広がって 広がって 戻らない穴だけ 穴の空いた僕だけ |
八月、某、月明かり何もいらない 心臓が煩かった 歩くたび息が詰まった 初めてバイトを逃げ出した 音楽も生活も、もうどうでもよかった ただ気に食わないものばかりが増えた 八月某、月明かり、自転車で飛んで 東伏見の高架橋、小平、富士見通りと商店街 夜風が鼻を擽ぐった この胸の痛みは気のせいだ わかってた わかった振りをした 最低だ 最低だ 僕の全部最低だ 君を形に残したかった 想い出になんてしてやるもんか 最低だ 最低だ 気持ちよくて仕方がないわ 最低だってこの歌詞自体が 人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った 考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから 君も、何もいらない 心臓が煩かった 笑うほど喉が渇いた 初めて心を売り出した 狭心もプライドも、もうどうでもよかった 気に食わない奴にも頭を下げた 八月某、あの頃の景色を跨いだ ストックホルムの露天商、キルナ、ガムラスタンは石畳 君だけを胸に仕舞った この空の青さも気の所為だ 笑ってた、笑った顔のまま 最低だ 傲慢だ 君もみんな貪欲だ ドラマチックな歌も愛もさぁ、馬鹿らしくて仕方がないわ 知っていた 知っていた 君の人生、君のものだ 最低だっていくら叫ぼうが そうだ、きっとそうだ あの世ではロックンロールが流れてるんだ 賛美歌とか流行らない 神様がいないんだから 罪も過ちも犯罪も自殺も戦争もマイノリティも全部知らない 最低だ 最低だ 別れなんて傲慢だ 君の全てに頷きたいんだ そんなの欺瞞と同じだ、エルマ 最低だ 最低だ 愛おしくて仕方がないわ ドラマチックな夜で僕を悼みたい 最低だ 最低だ 言葉なんて冗長だ 君の人生は月明かりだ 有りがちだなんて言わせるものか 最低だ 最低だ 笑われたって仕方がないわ 最低なんて語呂だけの歌詞だ 人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った 考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから 今も、愛も、過去も、夢も、思い出も、鼻歌も、薄い目も、夜霞も、 優しさも、苦しさも、花房も、憂鬱も、あの夏も、この歌も、 偽善も、夜風も、嘘も、君も、僕も、青天井も、何もいらない | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 何もいらない 心臓が煩かった 歩くたび息が詰まった 初めてバイトを逃げ出した 音楽も生活も、もうどうでもよかった ただ気に食わないものばかりが増えた 八月某、月明かり、自転車で飛んで 東伏見の高架橋、小平、富士見通りと商店街 夜風が鼻を擽ぐった この胸の痛みは気のせいだ わかってた わかった振りをした 最低だ 最低だ 僕の全部最低だ 君を形に残したかった 想い出になんてしてやるもんか 最低だ 最低だ 気持ちよくて仕方がないわ 最低だってこの歌詞自体が 人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った 考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから 君も、何もいらない 心臓が煩かった 笑うほど喉が渇いた 初めて心を売り出した 狭心もプライドも、もうどうでもよかった 気に食わない奴にも頭を下げた 八月某、あの頃の景色を跨いだ ストックホルムの露天商、キルナ、ガムラスタンは石畳 君だけを胸に仕舞った この空の青さも気の所為だ 笑ってた、笑った顔のまま 最低だ 傲慢だ 君もみんな貪欲だ ドラマチックな歌も愛もさぁ、馬鹿らしくて仕方がないわ 知っていた 知っていた 君の人生、君のものだ 最低だっていくら叫ぼうが そうだ、きっとそうだ あの世ではロックンロールが流れてるんだ 賛美歌とか流行らない 神様がいないんだから 罪も過ちも犯罪も自殺も戦争もマイノリティも全部知らない 最低だ 最低だ 別れなんて傲慢だ 君の全てに頷きたいんだ そんなの欺瞞と同じだ、エルマ 最低だ 最低だ 愛おしくて仕方がないわ ドラマチックな夜で僕を悼みたい 最低だ 最低だ 言葉なんて冗長だ 君の人生は月明かりだ 有りがちだなんて言わせるものか 最低だ 最低だ 笑われたって仕方がないわ 最低なんて語呂だけの歌詞だ 人生、二十七で死ねるならロックンロールは僕を救った 考えるのも辞めだ!どうせ死ぬんだから 今も、愛も、過去も、夢も、思い出も、鼻歌も、薄い目も、夜霞も、 優しさも、苦しさも、花房も、憂鬱も、あの夏も、この歌も、 偽善も、夜風も、嘘も、君も、僕も、青天井も、何もいらない |
詩書きとコーヒー最低限の生活で小さな部屋の六畳で 君と暮らせれば良かった それだけ考えていた 幸せの色は準透明 なら見えない方が良かった 何も出来ないのに今日が終わる 最低限の生活で小さな部屋の六畳で 天井を眺める毎日 何かを考えていた 幸せの価値は60000円 家賃が引かれて4000円 ぼやけた頭で想い出を漁る 冷めた目で愛を語るようになっていた 冷めたコーヒーも相変わらずそうなんだ 嫌いだ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ 想い出になる 君が邪魔になっていく わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ 上手な歩き方も さよならの言い方も 最小限の音量で 少し大きくなった部屋で 止まったガスも思い出もシャワーの冷たさも書き殴った 寿命を売るなら残り二年 それだけ残してあの街へ 余った寿命で思い出を漁る 晴れも夜祭りも関町の街灯も 雲も逃げ水も斜に構えた歌詞観も 詭弁だ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ 想い出になる 君が詩に成っていく わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ、忘れられる方法も これからの使い方も 冷めた目の中で君の詩を書いていた 僕のこの日々は君の為の人生だ 夢も儚さも君の口も目もその指先も忘れながら ほら、そろそろ詩も終わる時間だ やっと君の番だからさ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ 想い出になれ 君よ詩に成って往け わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないね 人は歩けるんだとか それが当たり前だとかわかんないさ わかんないよ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 最低限の生活で小さな部屋の六畳で 君と暮らせれば良かった それだけ考えていた 幸せの色は準透明 なら見えない方が良かった 何も出来ないのに今日が終わる 最低限の生活で小さな部屋の六畳で 天井を眺める毎日 何かを考えていた 幸せの価値は60000円 家賃が引かれて4000円 ぼやけた頭で想い出を漁る 冷めた目で愛を語るようになっていた 冷めたコーヒーも相変わらずそうなんだ 嫌いだ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ 想い出になる 君が邪魔になっていく わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ 上手な歩き方も さよならの言い方も 最小限の音量で 少し大きくなった部屋で 止まったガスも思い出もシャワーの冷たさも書き殴った 寿命を売るなら残り二年 それだけ残してあの街へ 余った寿命で思い出を漁る 晴れも夜祭りも関町の街灯も 雲も逃げ水も斜に構えた歌詞観も 詭弁だ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ 想い出になる 君が詩に成っていく わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ、忘れられる方法も これからの使い方も 冷めた目の中で君の詩を書いていた 僕のこの日々は君の為の人生だ 夢も儚さも君の口も目もその指先も忘れながら ほら、そろそろ詩も終わる時間だ やっと君の番だからさ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ 想い出になれ 君よ詩に成って往け わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないよ わかんないね 人は歩けるんだとか それが当たり前だとかわかんないさ わかんないよ |
踊ろうぜ嗚呼、透明よりも澄み切った心で 世の中を笑っているんだよ 嗚呼、音楽なんかを選んだ あの日の自分を馬鹿に思うね 伝えたい全部はもう この詩も自分の声すらも 風になったから 泡と消えていったから 共感覚みたいこの感傷は何処かへ投げ捨てたい 僕でいいのなら 君が知りたいのなら もう隠すことなんてないよ 今から少しだけ踊ろうぜ 嗚呼、人間なんて辞めたいな そうだろ、面白くも何にもないだろ 嗚呼、自慢のギターを見せびらかした あの日の自分を潰してやりたいよ 伝えたい全部はもう 夏も冬も明日の向こう側で 灰になったから 淡く消え去ったから 疾うに失くしてたこの情動も何処かへ投げ捨てて 君がいいのなら ただ忘れたいのなら もう躊躇うことなんてないよ このまま夜明けまで踊ろうぜ 嗚呼、音楽なんか辞めてやるのさ 思い出の君が一つも違わず描けたら どうせもうやりたいこと一つ言えないからさ 浮かばないからさ 君を知ったまま 日々が過ぎ去ったから どうか追いつきたいこの情動をこのまま歌にしたい 今が苦しいならさ 言い訳はいいからさ あぁもう、踊ろうぜほら 風になったのさ 泡と消えていったのさ どうせ割り切れないこの感傷も何処かへ投げ捨てて 僕でいいのなら 君が知りたいのなら もう隠すことなんてないよ 今から少しだけ このまま少しだけ踊ろうぜ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 嗚呼、透明よりも澄み切った心で 世の中を笑っているんだよ 嗚呼、音楽なんかを選んだ あの日の自分を馬鹿に思うね 伝えたい全部はもう この詩も自分の声すらも 風になったから 泡と消えていったから 共感覚みたいこの感傷は何処かへ投げ捨てたい 僕でいいのなら 君が知りたいのなら もう隠すことなんてないよ 今から少しだけ踊ろうぜ 嗚呼、人間なんて辞めたいな そうだろ、面白くも何にもないだろ 嗚呼、自慢のギターを見せびらかした あの日の自分を潰してやりたいよ 伝えたい全部はもう 夏も冬も明日の向こう側で 灰になったから 淡く消え去ったから 疾うに失くしてたこの情動も何処かへ投げ捨てて 君がいいのなら ただ忘れたいのなら もう躊躇うことなんてないよ このまま夜明けまで踊ろうぜ 嗚呼、音楽なんか辞めてやるのさ 思い出の君が一つも違わず描けたら どうせもうやりたいこと一つ言えないからさ 浮かばないからさ 君を知ったまま 日々が過ぎ去ったから どうか追いつきたいこの情動をこのまま歌にしたい 今が苦しいならさ 言い訳はいいからさ あぁもう、踊ろうぜほら 風になったのさ 泡と消えていったのさ どうせ割り切れないこの感傷も何処かへ投げ捨てて 僕でいいのなら 君が知りたいのなら もう隠すことなんてないよ 今から少しだけ このまま少しだけ踊ろうぜ |
六月は雨上がりの街を書く窓映る街の群青 雨樋を伝う五月雨 ぼうとしたまま見ている 雫一つ落ちる 落ちる 心の形は長方形 この紙の中だけに宿る 書き連ねた詩の表面 その上澄みにだけ君がいる なんてくだらないよ 馬鹿馬鹿しいよ 理屈じゃないものが見たいんだよ 深い雨の匂い きっと忘れるだけ損だから 口を動かして 指で擦って 言葉で縫い付けて あの街で待ってて 雨音の踊る街灯 薄暮の先の曲がり角 一人、足音のパレード 夏を待つ雲の霞青 今の暮らしはi^2 君が引かれてる0の下 想い出の中でしか見えない 六月の雨上がりの中で 笑った顔だって書き殴って 胸を抉って 割り切れないのも知ってたんだろ 深い雨の匂いだって忘れるだけ損なのに ただ僕の書いた手紙を読んだ 君のその顔が見たい あの夏を書いてる どうだっていい事ばかりだ 関わり合うのも億劫だ 言葉に出すのも面倒だ 結局君だけだったのか だってくだらないよ 馬鹿馬鹿しいよ 理屈じゃないのも知ってたんだよ 深い雨の匂い ずっと雨の街を書いている 心を動かして 胸を焦がして このまま縫い付けて あの街で待ってる | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 窓映る街の群青 雨樋を伝う五月雨 ぼうとしたまま見ている 雫一つ落ちる 落ちる 心の形は長方形 この紙の中だけに宿る 書き連ねた詩の表面 その上澄みにだけ君がいる なんてくだらないよ 馬鹿馬鹿しいよ 理屈じゃないものが見たいんだよ 深い雨の匂い きっと忘れるだけ損だから 口を動かして 指で擦って 言葉で縫い付けて あの街で待ってて 雨音の踊る街灯 薄暮の先の曲がり角 一人、足音のパレード 夏を待つ雲の霞青 今の暮らしはi^2 君が引かれてる0の下 想い出の中でしか見えない 六月の雨上がりの中で 笑った顔だって書き殴って 胸を抉って 割り切れないのも知ってたんだろ 深い雨の匂いだって忘れるだけ損なのに ただ僕の書いた手紙を読んだ 君のその顔が見たい あの夏を書いてる どうだっていい事ばかりだ 関わり合うのも億劫だ 言葉に出すのも面倒だ 結局君だけだったのか だってくだらないよ 馬鹿馬鹿しいよ 理屈じゃないのも知ってたんだよ 深い雨の匂い ずっと雨の街を書いている 心を動かして 胸を焦がして このまま縫い付けて あの街で待ってる |
五月は花緑青の窓辺から夏が終わることもこの胸は 気のせいだって思っていた 空いた教室 風揺れるカーテン 君と空を見上げたあの夏が いつまでだって頭上にいた さようなら 青々と息を呑んだ 例う涙は花緑青だ 黙ったらもう消えんだよ 馬鹿みたいだよな 思い出せ! 思い出せない、と頭が叫んだ ならばこの痛みが魂だ それでも それでも聞こえないというなら 愛想笑いの他に何も出来ない 君と夏を二人過ごした想い出を 笑われたって黙っている 笑うなよ 僕らの価値は自明だ 例うならばこれは魂だ 黙っただけ辛いのに馬鹿みたいだろ なぁ、言い返せ 言い返せないまま一人歩いた 指を指された僕が残った それでも それでも思い出せないのか さようなら 青々と息を呑んだ 例う涙は花緑青だ 黙ってくれ わかったよ 君の声がする 「思い出せ!」 思い出したんだ、と喉が叫んだ この痛みが君の証明だ それでも それでも聞こえないというなら | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 夏が終わることもこの胸は 気のせいだって思っていた 空いた教室 風揺れるカーテン 君と空を見上げたあの夏が いつまでだって頭上にいた さようなら 青々と息を呑んだ 例う涙は花緑青だ 黙ったらもう消えんだよ 馬鹿みたいだよな 思い出せ! 思い出せない、と頭が叫んだ ならばこの痛みが魂だ それでも それでも聞こえないというなら 愛想笑いの他に何も出来ない 君と夏を二人過ごした想い出を 笑われたって黙っている 笑うなよ 僕らの価値は自明だ 例うならばこれは魂だ 黙っただけ辛いのに馬鹿みたいだろ なぁ、言い返せ 言い返せないまま一人歩いた 指を指された僕が残った それでも それでも思い出せないのか さようなら 青々と息を呑んだ 例う涙は花緑青だ 黙ってくれ わかったよ 君の声がする 「思い出せ!」 思い出したんだ、と喉が叫んだ この痛みが君の証明だ それでも それでも聞こえないというなら |
夜紛い等身大を歌うとかそんなのどうでもいいから 他人よりも楽に生きたい 努力はしたくない 俯いたまま歩くから空の青さがわからない 君の写真を見ていただけ がらんどうの心が夕陽の街を歩いてく 銃身よりも重いと引き攣ったその嘘の分だけ 人生ごとマシンガン、消し飛ばしてもっと 心臓すら攫って ねぇ、さよなら一言で 悲しいことを消したい 嬉しいことも消したい 心を消したい 君に一つでいい、ただ穴を開けたい 名もない花が綺麗とかそんなのどうでもいいから 貧しい心を消したい バイトはしたくない 俯いたまま話すから人の気持ちがわからない 君の写真を見ていただけ ライブハウスの中で等身大を歌ってる 金にもならないような歌なんか歌いやがってさ、馬鹿みたいだな 人生とはマシンガン そんなことを言いたい リフレインごと歌って ねぇ、その喉から全て 切ない歌を消したい 優しい歌も消したい 聞くだけで痛い 僕に一つでいい 人生ごとマシンガン 消し飛ばしてもっと 苦しいんだと笑って ねぇ、さよなら一言で 君が後生抱えて生きていくような思い出になりたい 見るだけで痛いような ただ一つでいい 君に一つでいい 風穴を開けたい | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 等身大を歌うとかそんなのどうでもいいから 他人よりも楽に生きたい 努力はしたくない 俯いたまま歩くから空の青さがわからない 君の写真を見ていただけ がらんどうの心が夕陽の街を歩いてく 銃身よりも重いと引き攣ったその嘘の分だけ 人生ごとマシンガン、消し飛ばしてもっと 心臓すら攫って ねぇ、さよなら一言で 悲しいことを消したい 嬉しいことも消したい 心を消したい 君に一つでいい、ただ穴を開けたい 名もない花が綺麗とかそんなのどうでもいいから 貧しい心を消したい バイトはしたくない 俯いたまま話すから人の気持ちがわからない 君の写真を見ていただけ ライブハウスの中で等身大を歌ってる 金にもならないような歌なんか歌いやがってさ、馬鹿みたいだな 人生とはマシンガン そんなことを言いたい リフレインごと歌って ねぇ、その喉から全て 切ない歌を消したい 優しい歌も消したい 聞くだけで痛い 僕に一つでいい 人生ごとマシンガン 消し飛ばしてもっと 苦しいんだと笑って ねぇ、さよなら一言で 君が後生抱えて生きていくような思い出になりたい 見るだけで痛いような ただ一つでいい 君に一つでいい 風穴を開けたい |
エルマ嘘つきなんて わかって 触れて エルマ まだ まだ痛いよ もうさよならだって歌って 暮れて夜が来るまで 朝日の差す木漏れ日 僕とエルマ まだ まだ眠いかい 初夏の初め近づく五月の森 歩きだした顔には花の雫 ほら 涙みたいだ このまま欠伸をしよう なんならまた椅子にでも座ろう 許せないことなんてないんだよ 君は優しくなんてなれる このまま何処かの遠い国で 浅い夏の隙間に寝そべったまま 涙も言葉も出ないままで ただ夜の深さも知らないままで 嘘つきなんて わかって 触れて エルマ まだ まだ痛いよ もうさよならだって歌って 暮れて夜が来るまで 辛いことも苦しいことも何も見えないならわからないし 塞いだ目閉じたままで逃げた 月明かりの道を歩く 狭い部屋も冷たい夜も 眠い昼も 寂しい朝も さよならの言葉越しに君の顔を見てる このまま何処かの遠い国で 浅い夏の隙間に寝そべったまま 涙も言葉も出ないままで ただ空の青さだけ見たままで ただ君と終わりも知らないままで 嘘つきなんて わかって 触れて エルマ まだ まだ痛いよ もうさよならだって歌って 暮れて夜が来るまで | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 嘘つきなんて わかって 触れて エルマ まだ まだ痛いよ もうさよならだって歌って 暮れて夜が来るまで 朝日の差す木漏れ日 僕とエルマ まだ まだ眠いかい 初夏の初め近づく五月の森 歩きだした顔には花の雫 ほら 涙みたいだ このまま欠伸をしよう なんならまた椅子にでも座ろう 許せないことなんてないんだよ 君は優しくなんてなれる このまま何処かの遠い国で 浅い夏の隙間に寝そべったまま 涙も言葉も出ないままで ただ夜の深さも知らないままで 嘘つきなんて わかって 触れて エルマ まだ まだ痛いよ もうさよならだって歌って 暮れて夜が来るまで 辛いことも苦しいことも何も見えないならわからないし 塞いだ目閉じたままで逃げた 月明かりの道を歩く 狭い部屋も冷たい夜も 眠い昼も 寂しい朝も さよならの言葉越しに君の顔を見てる このまま何処かの遠い国で 浅い夏の隙間に寝そべったまま 涙も言葉も出ないままで ただ空の青さだけ見たままで ただ君と終わりも知らないままで 嘘つきなんて わかって 触れて エルマ まだ まだ痛いよ もうさよならだって歌って 暮れて夜が来るまで |
だから僕は音楽を辞めた考えたってわからないし 青空の下、君を待った 風が吹いた正午、昼下がりを抜け出す想像 ねぇ、これからどうなるんだろうね 進め方教わらないんだよ 君の目を見た 何も言えず僕は歩いた 考えたってわからないし 青春なんてつまらないし 辞めた筈のピアノ、机を弾く癖が抜けない ねぇ、将来何してるだろうね 音楽はしてないといいね 困らないでよ 心の中に一つ線を引いても どうしても消えなかった 今更なんだから なぁ、もう思い出すな 間違ってるんだよ わかってないよ、あんたら人間も 本当も愛も世界も苦しさも人生もどうでもいいよ 正しいかどうか知りたいのだって防衛本能だ 考えたんだ あんたのせいだ 考えたってわからないが、本当に年老いたくないんだ いつか死んだらって思うだけで胸が空っぽになるんだ 将来何してるだろうって 大人になったらわかったよ 何もしてないさ 幸せな顔した人が憎いのはどう割り切ったらいいんだ 満たされない頭の奥の化け物みたいな劣等感 間違ってないよ なぁ、何だかんだあんたら人間だ 愛も救いも優しさも根拠がないなんて気味が悪いよ ラブソングなんかが痛いのだって防衛本能だ どうでもいいか あんたのせいだ 考えたってわからないし 生きてるだけでも苦しいし 音楽とか儲からないし 歌詞とか適当でもいいよ どうでもいいんだ 間違ってないだろ 間違ってないよな 間違ってるんだよ わかってるんだ あんたら人間も 本当も愛も救いも優しさも人生もどうでもいいんだ 正しい答えが言えないのだって防衛本能だ どうでもいいや あんたのせいだ 僕だって信念があった 今じゃ塵みたいな想いだ 何度でも君を書いた 売れることこそがどうでもよかったんだ 本当だ 本当なんだ 昔はそうだった だから僕は音楽を辞めた | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 考えたってわからないし 青空の下、君を待った 風が吹いた正午、昼下がりを抜け出す想像 ねぇ、これからどうなるんだろうね 進め方教わらないんだよ 君の目を見た 何も言えず僕は歩いた 考えたってわからないし 青春なんてつまらないし 辞めた筈のピアノ、机を弾く癖が抜けない ねぇ、将来何してるだろうね 音楽はしてないといいね 困らないでよ 心の中に一つ線を引いても どうしても消えなかった 今更なんだから なぁ、もう思い出すな 間違ってるんだよ わかってないよ、あんたら人間も 本当も愛も世界も苦しさも人生もどうでもいいよ 正しいかどうか知りたいのだって防衛本能だ 考えたんだ あんたのせいだ 考えたってわからないが、本当に年老いたくないんだ いつか死んだらって思うだけで胸が空っぽになるんだ 将来何してるだろうって 大人になったらわかったよ 何もしてないさ 幸せな顔した人が憎いのはどう割り切ったらいいんだ 満たされない頭の奥の化け物みたいな劣等感 間違ってないよ なぁ、何だかんだあんたら人間だ 愛も救いも優しさも根拠がないなんて気味が悪いよ ラブソングなんかが痛いのだって防衛本能だ どうでもいいか あんたのせいだ 考えたってわからないし 生きてるだけでも苦しいし 音楽とか儲からないし 歌詞とか適当でもいいよ どうでもいいんだ 間違ってないだろ 間違ってないよな 間違ってるんだよ わかってるんだ あんたら人間も 本当も愛も救いも優しさも人生もどうでもいいんだ 正しい答えが言えないのだって防衛本能だ どうでもいいや あんたのせいだ 僕だって信念があった 今じゃ塵みたいな想いだ 何度でも君を書いた 売れることこそがどうでもよかったんだ 本当だ 本当なんだ 昔はそうだった だから僕は音楽を辞めた |
パレード身体の奥 喉の真下 心があるとするなら君はそこなんだろうから ずっと前からわかっていたけど 歳取れば君の顔も忘れてしまうからさ 身体の奥 喉の中で 言葉が出来る瞬間を僕は知りたいから このまま夜が明けたら 乾かないように想い出を 失くさないようにこの歌を 忘れないで もうちょっとだけでいい 一人ぼっちのパレードを ずっと前から思ってたけど 君の指先の中にはたぶん神様が住んでいる 今日、昨日よりずっと前から、ずっとその昔の昔から。 わかるんだ 身体の奥 喉の真下 君の書く詩を ただ真似る日々を 忘れないように 君のいない今の温度を 乾かないような想い出で 失くせないでいたこの歌で もう少しでいい もうちょっとだけでいい 一人ぼっちのパレードを | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 身体の奥 喉の真下 心があるとするなら君はそこなんだろうから ずっと前からわかっていたけど 歳取れば君の顔も忘れてしまうからさ 身体の奥 喉の中で 言葉が出来る瞬間を僕は知りたいから このまま夜が明けたら 乾かないように想い出を 失くさないようにこの歌を 忘れないで もうちょっとだけでいい 一人ぼっちのパレードを ずっと前から思ってたけど 君の指先の中にはたぶん神様が住んでいる 今日、昨日よりずっと前から、ずっとその昔の昔から。 わかるんだ 身体の奥 喉の真下 君の書く詩を ただ真似る日々を 忘れないように 君のいない今の温度を 乾かないような想い出で 失くせないでいたこの歌で もう少しでいい もうちょっとだけでいい 一人ぼっちのパレードを |
藍二乗変わらない風景 浅い正午 高架下、藍二乗、寝転ぶまま 白紙の人生に拍手の音が一つ鳴っている 空っぽな自分を今日も歌っていた 変わらないように 君が主役のプロットを書くノートの中 止まったガス水道 世間もニュースも所詮他人事 この人生さえほら、インクみたいだ あの頃ずっと頭に描いた夢も大人になるほど時効になっていく ただ、ただ雲を見上げても 視界は今日も流れるまま 遠く仰いだ夜に花泳ぐ 春と見紛うほどに 君をただ見失うように 転ばないように下を向いた 人生はどうにも妥協で出来てる 心も運命もラブソングも人生も信じない 所詮売れないなら全部が無駄だ わざと零した夢で描いた今に寝そべったままで時効を待っている ただ、ただ目蓋の裏側 遠く描く君を見たまま ノート、薄い夜隅に花泳ぐ 僕の目にまた一つ 人生は妥協の連続なんだ そんなこと疾うにわかってたんだ エルマ、君なんだよ 君だけが僕の音楽なんだ この詩はあと八十字 人生の価値は、終わり方だろうから ただ、ただ君だけを描け 視界の藍も滲んだまま 遠く仰いだ空に花泳ぐ この目覆う藍二乗 ただ、ただ 遠く仰いだ空、君が涼む ただ夜を泳ぐように | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 変わらない風景 浅い正午 高架下、藍二乗、寝転ぶまま 白紙の人生に拍手の音が一つ鳴っている 空っぽな自分を今日も歌っていた 変わらないように 君が主役のプロットを書くノートの中 止まったガス水道 世間もニュースも所詮他人事 この人生さえほら、インクみたいだ あの頃ずっと頭に描いた夢も大人になるほど時効になっていく ただ、ただ雲を見上げても 視界は今日も流れるまま 遠く仰いだ夜に花泳ぐ 春と見紛うほどに 君をただ見失うように 転ばないように下を向いた 人生はどうにも妥協で出来てる 心も運命もラブソングも人生も信じない 所詮売れないなら全部が無駄だ わざと零した夢で描いた今に寝そべったままで時効を待っている ただ、ただ目蓋の裏側 遠く描く君を見たまま ノート、薄い夜隅に花泳ぐ 僕の目にまた一つ 人生は妥協の連続なんだ そんなこと疾うにわかってたんだ エルマ、君なんだよ 君だけが僕の音楽なんだ この詩はあと八十字 人生の価値は、終わり方だろうから ただ、ただ君だけを描け 視界の藍も滲んだまま 遠く仰いだ空に花泳ぐ この目覆う藍二乗 ただ、ただ 遠く仰いだ空、君が涼む ただ夜を泳ぐように |
負け犬にアンコールはいらない大人になりたくないのに何だか どんどん擦れてしまってって 青春なんて余るほどないけど もったいないから持っていたいのです 「死ぬほどあなたを愛してます」 とかそう言う奴ほど死ねません 会いたい好きです堪りません とか誰でも良いのに言っちゃってんのがさ、わかんないね もう一回、もう一歩だって 歩いたら負けだ つまらないって口癖が、僕の言い訳みたいじゃないか もう一回、もうこんな人生なんかは捨てたい 夏のバス停で君を待っていたいんだ 負け犬だからさ想い出しかないんだ 逃げるは恥だが役に立つとかいうけど正直立てません 大人になりたくないのにいつから 笑顔が上手になったんだ 人生なんて余るほどないし 友達なんかはいりません 最低限の荷物を固めて あなたに会いに行こうと思いました 堪んないね 5! 4! 3! 2! HOWL! もう一回、もう一個だって落としても死ねない 負け続けても笑った君が白痴みたいじゃないか もう一生、後悔したくない僕らは吠えたい 負け犬が吠えるように生きていたいんだ 君のそんな顔なんか見たくもないんだ 人生に名前をつけるなら 希望って言葉は違うだろ もう何年待っているんだろう、わからないか 君以外はどうでもいいんだよ それだけはわかっていたんだろ もう一回、もう一歩だって歩いても言えない 所詮音楽が響くか 何もかもが言い足るものか もう一回、僕たちにもうアンコールなどいらない 吠え面かけよ偽善者 もう一回、もう一歩だって歩いたら負けだ 世界平和でも歌うか 早く全部を救えよ愛とやらで もういい、もうこんな人生全部を賭けたい 負け犬なりに後悔ばっか歌って また夢に負けて、昨日を愛おしんで | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 大人になりたくないのに何だか どんどん擦れてしまってって 青春なんて余るほどないけど もったいないから持っていたいのです 「死ぬほどあなたを愛してます」 とかそう言う奴ほど死ねません 会いたい好きです堪りません とか誰でも良いのに言っちゃってんのがさ、わかんないね もう一回、もう一歩だって 歩いたら負けだ つまらないって口癖が、僕の言い訳みたいじゃないか もう一回、もうこんな人生なんかは捨てたい 夏のバス停で君を待っていたいんだ 負け犬だからさ想い出しかないんだ 逃げるは恥だが役に立つとかいうけど正直立てません 大人になりたくないのにいつから 笑顔が上手になったんだ 人生なんて余るほどないし 友達なんかはいりません 最低限の荷物を固めて あなたに会いに行こうと思いました 堪んないね 5! 4! 3! 2! HOWL! もう一回、もう一個だって落としても死ねない 負け続けても笑った君が白痴みたいじゃないか もう一生、後悔したくない僕らは吠えたい 負け犬が吠えるように生きていたいんだ 君のそんな顔なんか見たくもないんだ 人生に名前をつけるなら 希望って言葉は違うだろ もう何年待っているんだろう、わからないか 君以外はどうでもいいんだよ それだけはわかっていたんだろ もう一回、もう一歩だって歩いても言えない 所詮音楽が響くか 何もかもが言い足るものか もう一回、僕たちにもうアンコールなどいらない 吠え面かけよ偽善者 もう一回、もう一歩だって歩いたら負けだ 世界平和でも歌うか 早く全部を救えよ愛とやらで もういい、もうこんな人生全部を賭けたい 負け犬なりに後悔ばっか歌って また夢に負けて、昨日を愛おしんで |
爆弾魔死んだ眼で爆弾片手に口を開く さよならだ人類、みんな吹き飛んじまえ 泣いた顔で爆弾片手 夜が苦しい 安っぽいナイトショーのワンシーンみたいな夢が見たい 今日も出来ませんでした 今日もやれませんでした 青春の全部を爆破したい 君のことを歌にしたい この日々を爆破して 心ごと爆破して ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部 この部屋を爆破したい 夢がなきゃ生きられない だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ 死んだ目で爆弾片手に街を歩く 誰も見向きもしないんだ 爆弾を翳したとて ずっと泣けませんでした ずっと笑えませんでした 青春の全部に君がいる 風が吹けば花が咲く あの夏を爆破して 思い出を爆破して 酷いよ、君自身は黙って消えたくせに 酷いよ全部 この街を爆破したい このままじゃ生きられない だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ もっと笑えばよかった ずっと戻りたかった 青春の全部に散れば咲け 散れば咲けよ百日紅 この日々を爆破して 心ごと爆破して 辛くてもいい 苦しさも全部僕のものだ わかってるんだ この星を爆破したい 君を消せるだけでいい 今しかない、いなくなれ この日々を爆破して 心ごと爆破して ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部 この夜を爆破したい 君だけを覚えていたい だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 死んだ眼で爆弾片手に口を開く さよならだ人類、みんな吹き飛んじまえ 泣いた顔で爆弾片手 夜が苦しい 安っぽいナイトショーのワンシーンみたいな夢が見たい 今日も出来ませんでした 今日もやれませんでした 青春の全部を爆破したい 君のことを歌にしたい この日々を爆破して 心ごと爆破して ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部 この部屋を爆破したい 夢がなきゃ生きられない だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ 死んだ目で爆弾片手に街を歩く 誰も見向きもしないんだ 爆弾を翳したとて ずっと泣けませんでした ずっと笑えませんでした 青春の全部に君がいる 風が吹けば花が咲く あの夏を爆破して 思い出を爆破して 酷いよ、君自身は黙って消えたくせに 酷いよ全部 この街を爆破したい このままじゃ生きられない だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ もっと笑えばよかった ずっと戻りたかった 青春の全部に散れば咲け 散れば咲けよ百日紅 この日々を爆破して 心ごと爆破して 辛くてもいい 苦しさも全部僕のものだ わかってるんだ この星を爆破したい 君を消せるだけでいい 今しかない、いなくなれ この日々を爆破して 心ごと爆破して ずるいよ、優しさってやつちらつかせてさ ずるいよ全部 この夜を爆破したい 君だけを覚えていたい だから今、さよならだ 吹き飛んじまえ |
ただ君に晴れ夜に浮かんでいた 海月のような月が爆ぜた バス停の背を覗けば あの夏の君が頭にいる だけ 鳥居 乾いた雲 夏の匂いが頬を撫でる 大人になるまでほら、背伸びしたままで 遊び疲れたらバス停裏で空でも見よう じきに夏が暮れても きっときっと覚えてるから 追いつけないまま大人になって 君のポケットに夜が咲く 口に出せないなら僕は一人だ それでいいからもう諦めてる だけ 夏日 乾いた雲 山桜桃梅 錆びた標識 記憶の中はいつも夏の匂いがする 写真なんて紙切れだ 思い出なんてただの塵だ それがわからないから、口を噤んだまま 絶えず君のいこふ 記憶に夏野の石一つ 俯いたまま大人になって 追いつけない ただ君に晴れ 口に出せないまま坂を上った 僕らの影に夜が咲いていく 俯いたまま大人になった 君が思うまま手を叩け 陽の落ちる坂道を上って 僕らの影は 追いつけないまま大人になって 君のポケットに夜が咲く 口に出せなくても僕ら一つだ それでいいだろ、もう 君の想い出を噛み締めてるだけ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 夜に浮かんでいた 海月のような月が爆ぜた バス停の背を覗けば あの夏の君が頭にいる だけ 鳥居 乾いた雲 夏の匂いが頬を撫でる 大人になるまでほら、背伸びしたままで 遊び疲れたらバス停裏で空でも見よう じきに夏が暮れても きっときっと覚えてるから 追いつけないまま大人になって 君のポケットに夜が咲く 口に出せないなら僕は一人だ それでいいからもう諦めてる だけ 夏日 乾いた雲 山桜桃梅 錆びた標識 記憶の中はいつも夏の匂いがする 写真なんて紙切れだ 思い出なんてただの塵だ それがわからないから、口を噤んだまま 絶えず君のいこふ 記憶に夏野の石一つ 俯いたまま大人になって 追いつけない ただ君に晴れ 口に出せないまま坂を上った 僕らの影に夜が咲いていく 俯いたまま大人になった 君が思うまま手を叩け 陽の落ちる坂道を上って 僕らの影は 追いつけないまま大人になって 君のポケットに夜が咲く 口に出せなくても僕ら一つだ それでいいだろ、もう 君の想い出を噛み締めてるだけ |
冬眠雨の上がる校庭で昨日の花火を思い出した あの時の君のぼうとした顔、風にまだ夏の匂いがする 秋になって 冬になって 長い眠りについたあとに 雲に乗って 風に乗って 遠くに行こうよ ここじゃ報われないよ 花の揺れる校庭で昨日の夕陽を思い出した あの時の透けて凜とした君 頬にまだ夏が残っている 春になって 夏を待って 深い眠りが覚めた頃に 水になって 花になって 空を見ようよ 言葉とかいらないよ 神様なんていないから 夢は叶うなんて嘘だから 仕事も学校も全部辞めにしよう 忘れることが自然なら 想い出なんて言葉作るなよ 忘れないよう口に蓋して 君を待って 夏が去って いつか終わりが見えるころに 雲に乗って 風に乗って 眠るみたいに ただ 秋になって 冬になって 長い眠りについたあとに 雲に乗って 風に乗って 遠くに行こうよ ここじゃ報われないよ 君とだけ生きたいよ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 雨の上がる校庭で昨日の花火を思い出した あの時の君のぼうとした顔、風にまだ夏の匂いがする 秋になって 冬になって 長い眠りについたあとに 雲に乗って 風に乗って 遠くに行こうよ ここじゃ報われないよ 花の揺れる校庭で昨日の夕陽を思い出した あの時の透けて凜とした君 頬にまだ夏が残っている 春になって 夏を待って 深い眠りが覚めた頃に 水になって 花になって 空を見ようよ 言葉とかいらないよ 神様なんていないから 夢は叶うなんて嘘だから 仕事も学校も全部辞めにしよう 忘れることが自然なら 想い出なんて言葉作るなよ 忘れないよう口に蓋して 君を待って 夏が去って いつか終わりが見えるころに 雲に乗って 風に乗って 眠るみたいに ただ 秋になって 冬になって 長い眠りについたあとに 雲に乗って 風に乗って 遠くに行こうよ ここじゃ報われないよ 君とだけ生きたいよ |
ヒッチコック「雨の匂いに懐かしくなるのは何でなんでしょうか。 夏が近づくと胸が騒めくのは何でなんでしょうか。 人に笑われたら涙が出るのは何でなんでしょうか。 それでもいつか報われるからと思えばいいんでしょうか。」 さよならって言葉でこんなに胸を裂いて 今もたった数瞬の夕焼けに足が止まっていた 「先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。 そんなの誰もわかりはしないよなんて言われますか。 ほら、苦しさなんて欲しいわけない。 何もしないで生きていたい。 青空だけが見たいのは我儘ですか。」 「胸が痛んでも嘘がつけるのは何でなんでしょうか。 悪い人ばかりが得をしてるのは何でなんでしょうか。 幸せの文字が¥を含むのは何でなんでしょうか。 一つ線を抜けば辛さになるのはわざとなんでしょうか。」 青春って値札が背中に貼られていて ヒッチコックみたいなサスペンスをどこか期待していた 「先生、どうでもいいんですよ。 生きてるだけで痛いんですよ。 ニーチェもフロイトもこの穴の埋め方は書かないんだ。 ただ夏の匂いに目を瞑って、 雲の高さを指で描こう。 想い出だけが見たいのは我儘ですか。」 「ドラマチックに人が死ぬストーリーって売れるじゃないですか。 花の散り際にすら値が付くのも嫌になりました。 先生の夢は何だったんですか。 大人になると忘れちゃうものなんですか。」 「先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。 涙が人を強くするなんて全部詭弁でした。 あぁ、この先どうでもいいわけなくて、現実だけがちらついて、 夏が遠くて。 これでも本当にいいんですか。 このまま生きてもいいんですか。 そんなの君にしかわからないよなんて言われますか。 ただ夏の匂いに目を瞑りたい。 いつまでも風に吹かれたい。 青空だけが見たいのは我儘ですか。」 あなただけを知りたいのは我儘ですか | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 「雨の匂いに懐かしくなるのは何でなんでしょうか。 夏が近づくと胸が騒めくのは何でなんでしょうか。 人に笑われたら涙が出るのは何でなんでしょうか。 それでもいつか報われるからと思えばいいんでしょうか。」 さよならって言葉でこんなに胸を裂いて 今もたった数瞬の夕焼けに足が止まっていた 「先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。 そんなの誰もわかりはしないよなんて言われますか。 ほら、苦しさなんて欲しいわけない。 何もしないで生きていたい。 青空だけが見たいのは我儘ですか。」 「胸が痛んでも嘘がつけるのは何でなんでしょうか。 悪い人ばかりが得をしてるのは何でなんでしょうか。 幸せの文字が¥を含むのは何でなんでしょうか。 一つ線を抜けば辛さになるのはわざとなんでしょうか。」 青春って値札が背中に貼られていて ヒッチコックみたいなサスペンスをどこか期待していた 「先生、どうでもいいんですよ。 生きてるだけで痛いんですよ。 ニーチェもフロイトもこの穴の埋め方は書かないんだ。 ただ夏の匂いに目を瞑って、 雲の高さを指で描こう。 想い出だけが見たいのは我儘ですか。」 「ドラマチックに人が死ぬストーリーって売れるじゃないですか。 花の散り際にすら値が付くのも嫌になりました。 先生の夢は何だったんですか。 大人になると忘れちゃうものなんですか。」 「先生、人生相談です。 この先どうなら楽ですか。 涙が人を強くするなんて全部詭弁でした。 あぁ、この先どうでもいいわけなくて、現実だけがちらついて、 夏が遠くて。 これでも本当にいいんですか。 このまま生きてもいいんですか。 そんなの君にしかわからないよなんて言われますか。 ただ夏の匂いに目を瞑りたい。 いつまでも風に吹かれたい。 青空だけが見たいのは我儘ですか。」 あなただけを知りたいのは我儘ですか |
準透明少年凛として花は咲いた後でさえも揺るがなくて 今日が来る不安感も奪い取って行く 正午過ぎの校庭で一人の僕は透明人間 誰かに気付いてほしくて歌っている 凛とした君は憧れなんて言葉じゃ足りないようなそんな色が強く付いていて どんな伝えたい言葉も目に見えないなら透明なんだ 寂しさを埋めるように歌っていた 誰の声だと騒めきだした 人の声すらバックミュージックのようだ あの日君が歌った歌を歌う 体の何処かで 誰かが叫んでるんだ 長い夜の向こう側で この心ごと渡したいから 僕を全部、全部、全部透過して 凛として君の心象はいつの日も透明だった 何の色も形も見えない 狂いそうだ 愛の歌も世界平和も目に見えないなら透明なんだ そんなものはないのと同じだ 駅前の喧騒の中を叫んだ 歌だけがきっとまだ僕を映す手段だ あの日僕が忘れた夢を歌う 頭のどこかで本当はわかっていたんだ 長い夜の向こう側をこの僕の眼は映さないから 君を全部、全部、全部淘汰して 目が見えないんだ 想像だったんだ 君の色だとか 形だとか 目に見えぬ僕は謂わば準透明だ 今でもあの日を心が覚えているんだ 見えない君の歌だけで 体の何処かで言葉が叫んでるんだ 遠い夜の向こう側でこの心ごと渡したいから 僕を全部、全部、全部透過して | ヨルシカ | n-buna | n-buna | n-buna | 凛として花は咲いた後でさえも揺るがなくて 今日が来る不安感も奪い取って行く 正午過ぎの校庭で一人の僕は透明人間 誰かに気付いてほしくて歌っている 凛とした君は憧れなんて言葉じゃ足りないようなそんな色が強く付いていて どんな伝えたい言葉も目に見えないなら透明なんだ 寂しさを埋めるように歌っていた 誰の声だと騒めきだした 人の声すらバックミュージックのようだ あの日君が歌った歌を歌う 体の何処かで 誰かが叫んでるんだ 長い夜の向こう側で この心ごと渡したいから 僕を全部、全部、全部透過して 凛として君の心象はいつの日も透明だった 何の色も形も見えない 狂いそうだ 愛の歌も世界平和も目に見えないなら透明なんだ そんなものはないのと同じだ 駅前の喧騒の中を叫んだ 歌だけがきっとまだ僕を映す手段だ あの日僕が忘れた夢を歌う 頭のどこかで本当はわかっていたんだ 長い夜の向こう側をこの僕の眼は映さないから 君を全部、全部、全部淘汰して 目が見えないんだ 想像だったんだ 君の色だとか 形だとか 目に見えぬ僕は謂わば準透明だ 今でもあの日を心が覚えているんだ 見えない君の歌だけで 体の何処かで言葉が叫んでるんだ 遠い夜の向こう側でこの心ごと渡したいから 僕を全部、全部、全部透過して |
カトレア貴方にはわからないよ、なんてのは傲慢だ 排気ガス塗れの東京を練り行く 札束で心が買えるなら本望だ。 傷一つない新しい心にして、 いっそ僕の全部、カトレア 君にあげたいのに最後だ 窓際の花瓶には君を挿しておくから わかっておくれよ 心を買い換えたはいいものの不鮮明だ 空が曇るから何かが晴れないようでさ 札束で見る目が変わるなら本望だ 曇りのない新しいまなこを買おう いっそ君の全部、カトレア 何も見えないで眠ったら 目が覚めた世界は雲ひとつない鮮やかだ 戻っておくれよ そして僕の全部が消えて 夏陰の間眠っても 君のいた世界をどこかで思っているから ほら、いっそ僕の全部カトレア 君に上げたいから最後だ さよならの時間はわからないようにするから、笑っておくれよ | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 貴方にはわからないよ、なんてのは傲慢だ 排気ガス塗れの東京を練り行く 札束で心が買えるなら本望だ。 傷一つない新しい心にして、 いっそ僕の全部、カトレア 君にあげたいのに最後だ 窓際の花瓶には君を挿しておくから わかっておくれよ 心を買い換えたはいいものの不鮮明だ 空が曇るから何かが晴れないようでさ 札束で見る目が変わるなら本望だ 曇りのない新しいまなこを買おう いっそ君の全部、カトレア 何も見えないで眠ったら 目が覚めた世界は雲ひとつない鮮やかだ 戻っておくれよ そして僕の全部が消えて 夏陰の間眠っても 君のいた世界をどこかで思っているから ほら、いっそ僕の全部カトレア 君に上げたいから最後だ さよならの時間はわからないようにするから、笑っておくれよ |
言って。言って あのね、私実は気付いてるの ほら、君がいったこと あまり考えたいと思えなくて 忘れてたんだけど 盲目的に盲動的に妄想的に生きて 衝動的な焦燥的な 消極的なままじゃ駄目だったんだ きっと、人生最後の日を前に思うのだろう 全部、全部言い足りなくて惜しいけど あぁ、いつか人生最後の日、 君がいないことを もっと、もっと、もっと もっと、ちゃんと言って あのね、空が青いのって どうやって伝えればいいんだろうね 夜の雲が高いのって どうすれば君もわかるんだろう 言って あのね、私実はわかってるの もう君が逝ったこと あのね、わからず屋って言うんだろうね 忘れたいんだけど もっとちゃんと言ってよ 忘れないようメモにしてよ 明日十時にホームで待ち合わせとかしよう 牡丹は散っても花だ 夏が去っても追慕は切だ 口に出して 声に出して 君が言って そして人生最後の日、君が見えるのなら きっと、人生最後の日も愛をうたうのだろう 全部、全部無駄じゃなかったって言うから あぁ、いつか人生最後の日、君がいないことがまだ信じられないけど もっと、もっと、もっと、もっと もっと、もっと、もっと、君が もっと、もっと、もっと、もっと もっと、ちゃんと言って | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 言って あのね、私実は気付いてるの ほら、君がいったこと あまり考えたいと思えなくて 忘れてたんだけど 盲目的に盲動的に妄想的に生きて 衝動的な焦燥的な 消極的なままじゃ駄目だったんだ きっと、人生最後の日を前に思うのだろう 全部、全部言い足りなくて惜しいけど あぁ、いつか人生最後の日、 君がいないことを もっと、もっと、もっと もっと、ちゃんと言って あのね、空が青いのって どうやって伝えればいいんだろうね 夜の雲が高いのって どうすれば君もわかるんだろう 言って あのね、私実はわかってるの もう君が逝ったこと あのね、わからず屋って言うんだろうね 忘れたいんだけど もっとちゃんと言ってよ 忘れないようメモにしてよ 明日十時にホームで待ち合わせとかしよう 牡丹は散っても花だ 夏が去っても追慕は切だ 口に出して 声に出して 君が言って そして人生最後の日、君が見えるのなら きっと、人生最後の日も愛をうたうのだろう 全部、全部無駄じゃなかったって言うから あぁ、いつか人生最後の日、君がいないことがまだ信じられないけど もっと、もっと、もっと、もっと もっと、もっと、もっと、君が もっと、もっと、もっと、もっと もっと、ちゃんと言って |
あの夏に咲け君が触れたら、 た、た、ただの花さえ笑って宙に咲け 君に倣って、て、照れるまま座って バスの最終時刻 オーバー いつもの通りバス亭で、 君はサイダーを持っていた。 それだって様になってるなあ。 しがない物書きであった僕は その風景を描いていた。 隣に座る間も無く消えた。バスが走っていく。 書いて書いてようやく得たものが 妬みとか蔑みとか! なんかもう忘れたい 君が触れたら、 た、た、ただの花さえ笑って宙に咲け 君が登って、て、 照れる雲も赤らんで飛んでいく 君がいるなら、 た、た、退屈な日々も何てことはないけど 君がいた騒々しい夏もさよなら 誰か応答願う オーバー 雨の街路脇、君は立っていた 片手には赤い カトレア 君の流した水滴が夕立ちみたく伝っていた 君が泣いてるのに手は動いた 声もかけないで その顔を書いていた 吐いて 吐いてようやくわかるのが 痛みです 虚しさです なんかもう馬鹿みたい 満たされるから、 た、た、足りてた分を落として 嫌になるんだよ それで良かったって笑えるほど 大人じゃないのにさ 君が乗り込む、 バ、バ、バスの隙間に僕の場所はないから 君がいた想像だけが嵩んでいく 今日も人生俯瞰、オーバー 君が歩けば花が咲く 君が歩けば空が泣く 君が笑えば遠い夏 笑う顔が書いてみたい 夕立の中泣く君に 僕が言えるのなら もう一回あの夏に戻って 君が泣いてる、 と、と、止まらない訳を僕は知っていたい 君に触れたら、 て、て、適当なことでも喋ってみよう 君がいたから、 た、た、退屈な日々も何てことはないのさ 君に笑って、て、照れるまま座って バスの最終時刻、オーバー | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 君が触れたら、 た、た、ただの花さえ笑って宙に咲け 君に倣って、て、照れるまま座って バスの最終時刻 オーバー いつもの通りバス亭で、 君はサイダーを持っていた。 それだって様になってるなあ。 しがない物書きであった僕は その風景を描いていた。 隣に座る間も無く消えた。バスが走っていく。 書いて書いてようやく得たものが 妬みとか蔑みとか! なんかもう忘れたい 君が触れたら、 た、た、ただの花さえ笑って宙に咲け 君が登って、て、 照れる雲も赤らんで飛んでいく 君がいるなら、 た、た、退屈な日々も何てことはないけど 君がいた騒々しい夏もさよなら 誰か応答願う オーバー 雨の街路脇、君は立っていた 片手には赤い カトレア 君の流した水滴が夕立ちみたく伝っていた 君が泣いてるのに手は動いた 声もかけないで その顔を書いていた 吐いて 吐いてようやくわかるのが 痛みです 虚しさです なんかもう馬鹿みたい 満たされるから、 た、た、足りてた分を落として 嫌になるんだよ それで良かったって笑えるほど 大人じゃないのにさ 君が乗り込む、 バ、バ、バスの隙間に僕の場所はないから 君がいた想像だけが嵩んでいく 今日も人生俯瞰、オーバー 君が歩けば花が咲く 君が歩けば空が泣く 君が笑えば遠い夏 笑う顔が書いてみたい 夕立の中泣く君に 僕が言えるのなら もう一回あの夏に戻って 君が泣いてる、 と、と、止まらない訳を僕は知っていたい 君に触れたら、 て、て、適当なことでも喋ってみよう 君がいたから、 た、た、退屈な日々も何てことはないのさ 君に笑って、て、照れるまま座って バスの最終時刻、オーバー |
靴の花火ねぇ ねぇ 何か言おうにも言葉足らずだ 空いた口が塞がらないから から ねぇ ねぇ 黙りこくっても言葉要らずだ 目って物を言うから 忘れていくことは虫が食べ始めた結果だ 想い出の中じゃいつも笑ってる顔なだけ 夕暮れた色 空を飛んで このまま大気さえ飛び出して 真下、次第に小さくなってくのは 君の居た街だ 靴の先に花が咲いた 大きな火の花が咲いた 心ごと残して征こう、だなんて憶う そんな夏が見えた ねぇ ねぇ 君を知ろうにもどっちつかずだ きっと鼻に掛けるから 清々することなんて何にもないけど 今日も空が綺麗だなぁ 僕の食べた物 全てがきっと生への対価だ 今更な僕はヨダカにさえもなれやしない 朝焼けた色 空を舞って 何を願うかなんて愚問だ 大人になって忘れていた 君を映す目が邪魔だ ずっと下で花が鳴った 大きな火の花が鳴った 音だけでも泣いてしまう、だなんて憶う そんな夏を聞いた ねぇ ねぇ 空を飛ぼうにも終わり知らずだ きっと君を探してしまうから から 夕暮れた色 空を飛んで この星の今さえ抜け出して 真下、次第に小さくて 消えたのは君の居た街だ 夏の空に花が咲いた 大きな火の花が咲いた いつまででも泣いていたい、だなんて憶う そんな夏が消えた | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | ねぇ ねぇ 何か言おうにも言葉足らずだ 空いた口が塞がらないから から ねぇ ねぇ 黙りこくっても言葉要らずだ 目って物を言うから 忘れていくことは虫が食べ始めた結果だ 想い出の中じゃいつも笑ってる顔なだけ 夕暮れた色 空を飛んで このまま大気さえ飛び出して 真下、次第に小さくなってくのは 君の居た街だ 靴の先に花が咲いた 大きな火の花が咲いた 心ごと残して征こう、だなんて憶う そんな夏が見えた ねぇ ねぇ 君を知ろうにもどっちつかずだ きっと鼻に掛けるから 清々することなんて何にもないけど 今日も空が綺麗だなぁ 僕の食べた物 全てがきっと生への対価だ 今更な僕はヨダカにさえもなれやしない 朝焼けた色 空を舞って 何を願うかなんて愚問だ 大人になって忘れていた 君を映す目が邪魔だ ずっと下で花が鳴った 大きな火の花が鳴った 音だけでも泣いてしまう、だなんて憶う そんな夏を聞いた ねぇ ねぇ 空を飛ぼうにも終わり知らずだ きっと君を探してしまうから から 夕暮れた色 空を飛んで この星の今さえ抜け出して 真下、次第に小さくて 消えたのは君の居た街だ 夏の空に花が咲いた 大きな火の花が咲いた いつまででも泣いていたい、だなんて憶う そんな夏が消えた |
雲と幽霊幽霊になった僕は、明日遠くの君を 見に行くんだ その後はどうしよう きっと君には言えない 幽霊になった僕は、夏の終わり方を 見に行くんだ 六畳の地球で 浅い木陰のバス停で 夜に涼む君の手 誘蛾灯に沿って石を蹴った 街の薄明かりが揺れている 何も見えなくたって 何も言わなくたって 誰も気付かなくたって それでもわかるから 君と座って バス停見上げた空が 青いことしかわからずに 雲が遠いね ねぇ 夜の雲が高いこと、本当不思議だよ だからさ、もういいんだよ 幽霊になった僕は、 あの頃の景色を見に行くんだ 遠い街の海辺 子供のとき見た露店街 歩き疲れた脚でそこらのベンチで バスを待って その後はどうしよう 何で歩いてたんだろう 何も知らなくたって 何も聞けなくたって いつか君が忘れても それでも見ているから 夏の陰に座って 入道雲を 眺めるだけでどこか苦しくて 空が高いよ ねぇ このままずっと遠くに行けたらいいのにな 夜しかもう眠れずに 君と座って バス停見上げた空が 青いことしかわからずに 雲が遠いね ねぇ 夜の雲が高いこと、本当不思議だよ だからさ、だからさ 君もさ、もういいんだよ 幽霊になった僕は、明日遠くの 君を見に行くんだ その後はどうだろう きっと君には見えない | ヨルシカ | n-buna | n-buna | | 幽霊になった僕は、明日遠くの君を 見に行くんだ その後はどうしよう きっと君には言えない 幽霊になった僕は、夏の終わり方を 見に行くんだ 六畳の地球で 浅い木陰のバス停で 夜に涼む君の手 誘蛾灯に沿って石を蹴った 街の薄明かりが揺れている 何も見えなくたって 何も言わなくたって 誰も気付かなくたって それでもわかるから 君と座って バス停見上げた空が 青いことしかわからずに 雲が遠いね ねぇ 夜の雲が高いこと、本当不思議だよ だからさ、もういいんだよ 幽霊になった僕は、 あの頃の景色を見に行くんだ 遠い街の海辺 子供のとき見た露店街 歩き疲れた脚でそこらのベンチで バスを待って その後はどうしよう 何で歩いてたんだろう 何も知らなくたって 何も聞けなくたって いつか君が忘れても それでも見ているから 夏の陰に座って 入道雲を 眺めるだけでどこか苦しくて 空が高いよ ねぇ このままずっと遠くに行けたらいいのにな 夜しかもう眠れずに 君と座って バス停見上げた空が 青いことしかわからずに 雲が遠いね ねぇ 夜の雲が高いこと、本当不思議だよ だからさ、だからさ 君もさ、もういいんだよ 幽霊になった僕は、明日遠くの 君を見に行くんだ その後はどうだろう きっと君には見えない |