山本精一の歌詞一覧リスト  15曲中 1-15曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
EVER GRAY今日は何をしても どれもつまらない 鏡を見ながら 顔をしかめたり むりやり誰かに 電話してみたり 久しぶりに 本をひらいては閉じて  あたらしい僕らは深みどり 急な光あびて色あせる  生きてることには 思いもなにもない そう思うなら それもいい 生きてるあいだは 限られることばかり そう思うたび 救われる  今日は何をしようか なんて気もしない 鏡に貼りついた 顔がゆがんでる あかりをつけたり すぐ消してみたり そのまま朝まで 眠っていたり  君に合えることの幸せは 会わずにいるときと変わらない  生きてることには あいまいなものがない そう思うだび 生きてみる 生きてるあいだに 生まれるものもある そう思うから 生きている 生きてることには 思い入れもなにもない そう思うなら それもいい山本精一山本精一山本精一今日は何をしても どれもつまらない 鏡を見ながら 顔をしかめたり むりやり誰かに 電話してみたり 久しぶりに 本をひらいては閉じて  あたらしい僕らは深みどり 急な光あびて色あせる  生きてることには 思いもなにもない そう思うなら それもいい 生きてるあいだは 限られることばかり そう思うたび 救われる  今日は何をしようか なんて気もしない 鏡に貼りついた 顔がゆがんでる あかりをつけたり すぐ消してみたり そのまま朝まで 眠っていたり  君に合えることの幸せは 会わずにいるときと変わらない  生きてることには あいまいなものがない そう思うだび 生きてみる 生きてるあいだに 生まれるものもある そう思うから 生きている 生きてることには 思い入れもなにもない そう思うなら それもいい
ORGELアミの目の上を すりぬける彼 とっくに色もあせて 風にあおられて まい上がる彼 小さな弧を描きながら 胸にかくれ てのひらに乗り  ささくれた 気分の 真ん中で あそびのない かたい弓 思いきり引いて ねらいを定め  猫の眼のようにたくさんかわる (また眼を閉じている。見られたくない。) 考えている まわりの気配を見ては、 たのしいかどうか? さびしいかどうか?  人擦れの音の中浮んでる 思うのはあの影の絵  彼らといっしょに 見えなくなってる山本精一山本精一山本精一アミの目の上を すりぬける彼 とっくに色もあせて 風にあおられて まい上がる彼 小さな弧を描きながら 胸にかくれ てのひらに乗り  ささくれた 気分の 真ん中で あそびのない かたい弓 思いきり引いて ねらいを定め  猫の眼のようにたくさんかわる (また眼を閉じている。見られたくない。) 考えている まわりの気配を見ては、 たのしいかどうか? さびしいかどうか?  人擦れの音の中浮んでる 思うのはあの影の絵  彼らといっしょに 見えなくなってる
虚空の屋根いつもなんの まえぶれもなく 白い霧のようなものに覆われて 心うばわれ追いかけたものも なんの余韻もないままに なくなる  大きなてのひらの上を 走りつかれて ときどき ハシゴをかけて 屋根の上でねむる  セミも鳴かない 七月の街で 息をひそめて 何かを待っていた たとえそれが どんなものでも きっと今なら あえそうな気がした  霧のなかの影 あれは 俺のなかの陰 カラカラに乾いた影が 屋根の上で ねむる  めの前が見づらくなったら 遠いところを見つめて  ゴミをついばむ烏を見ながら これは なんだか違うと思った あとにつながる 何もないとしても 今はどうにかやれそうな気がする  透明な街と色を塗り変える俺と どこまでも拡がる空が 屋根の上でねむる山本精一山本精一山本精一いつもなんの まえぶれもなく 白い霧のようなものに覆われて 心うばわれ追いかけたものも なんの余韻もないままに なくなる  大きなてのひらの上を 走りつかれて ときどき ハシゴをかけて 屋根の上でねむる  セミも鳴かない 七月の街で 息をひそめて 何かを待っていた たとえそれが どんなものでも きっと今なら あえそうな気がした  霧のなかの影 あれは 俺のなかの陰 カラカラに乾いた影が 屋根の上で ねむる  めの前が見づらくなったら 遠いところを見つめて  ゴミをついばむ烏を見ながら これは なんだか違うと思った あとにつながる 何もないとしても 今はどうにかやれそうな気がする  透明な街と色を塗り変える俺と どこまでも拡がる空が 屋根の上でねむる
ゴミ箱のなか今夜も朝まで 眠れない夢のなか とりとめのないうたが 浮かび上がり 闇に消えてゆく 見えないものには 耳を近付けてみる 何かの声がきこえ だれの目にも だれのこころにも  人知れずどこかで 何かが生まれて いのりさえとどかぬ とおいところへ 落したことさえ 気付かない夢のなか とりあえず 手さぐりでひろいあげて また、ゴミ箱のなかへ  きのうのことさえも おぼえていられない あしたのことなんて 知りたくない  元居たところを とおく離れて俺は とりとめのないうたを巡りながら また、ゴミ箱のなかへ山本精一山本精一山本精一今夜も朝まで 眠れない夢のなか とりとめのないうたが 浮かび上がり 闇に消えてゆく 見えないものには 耳を近付けてみる 何かの声がきこえ だれの目にも だれのこころにも  人知れずどこかで 何かが生まれて いのりさえとどかぬ とおいところへ 落したことさえ 気付かない夢のなか とりあえず 手さぐりでひろいあげて また、ゴミ箱のなかへ  きのうのことさえも おぼえていられない あしたのことなんて 知りたくない  元居たところを とおく離れて俺は とりとめのないうたを巡りながら また、ゴミ箱のなかへ
サナギいくら待っても 人になれない いくら呼んでも 人に会えない 孤独がいつでも側にいてくれるとは まるで限らない うたがうことでしか何も話し合えない人  うしろすがたが 誰かに似ている けれど どうしても 思い出せない  これから いくつのものがたりが 生まれて 消えてゆくだろう? 生き急ぎ 生き遅れたわたしの まるい背中 みんな忘れて 話さないから どんな昔も まるで過去になれない  雨がふりだした みんな ぬれてる山本精一山本精一山本精一いくら待っても 人になれない いくら呼んでも 人に会えない 孤独がいつでも側にいてくれるとは まるで限らない うたがうことでしか何も話し合えない人  うしろすがたが 誰かに似ている けれど どうしても 思い出せない  これから いくつのものがたりが 生まれて 消えてゆくだろう? 生き急ぎ 生き遅れたわたしの まるい背中 みんな忘れて 話さないから どんな昔も まるで過去になれない  雨がふりだした みんな ぬれてる
SHOOTそこには怖れもなく 沈んだ心もなく 昂まることもなく とりたててうたがいもせず ゆがんだ夢もなく 投げつける鎖もない 力を込めるものも あきらめるものもない  何だか 今ならよく見える ありふれた 日々の泡の中で 生まれている 何かの芽が  こころを閉じる人 何でもうたがう人 何にでもおびえる人 だれにでもゆだねる人 うしろをふりかえる人 ふりかえったらひきかえす人 約束をやぶる人 それにも気づかない人  お前は なぞに満ちあふれて またしても 腕をスリぬけて いつも眼の前で 笑っている山本精一山本精一山本精一そこには怖れもなく 沈んだ心もなく 昂まることもなく とりたててうたがいもせず ゆがんだ夢もなく 投げつける鎖もない 力を込めるものも あきらめるものもない  何だか 今ならよく見える ありふれた 日々の泡の中で 生まれている 何かの芽が  こころを閉じる人 何でもうたがう人 何にでもおびえる人 だれにでもゆだねる人 うしろをふりかえる人 ふりかえったらひきかえす人 約束をやぶる人 それにも気づかない人  お前は なぞに満ちあふれて またしても 腕をスリぬけて いつも眼の前で 笑っている
12色のバラッド時のたつのも忘れるほど 部屋の中で埋もれ いつも何かしら ふさぎ込んでいる  おそろしいほど 繰り返してスリ切れた日常は 気付かないくらい ゆがんで見えてる  今は求めることも しなくなってる ずっとむかしのことばかり のぞき込んでいる  そのうち俺は何にでも なりたいものになる いつのまにか そう思い込んでいた。  気が付くのが遅すぎたのか 身動きもできずに 同じところから はなれてゆけない  今さらながら分るのは 俺の中はまるで 大きなガランドウ 風も吹いてない  夢を見ること自体は悪いことじゃない けれどどんな夢にも 値札がついている山本精一山本精一山本精一時のたつのも忘れるほど 部屋の中で埋もれ いつも何かしら ふさぎ込んでいる  おそろしいほど 繰り返してスリ切れた日常は 気付かないくらい ゆがんで見えてる  今は求めることも しなくなってる ずっとむかしのことばかり のぞき込んでいる  そのうち俺は何にでも なりたいものになる いつのまにか そう思い込んでいた。  気が付くのが遅すぎたのか 身動きもできずに 同じところから はなれてゆけない  今さらながら分るのは 俺の中はまるで 大きなガランドウ 風も吹いてない  夢を見ること自体は悪いことじゃない けれどどんな夢にも 値札がついている
DELUSIONいつも途中まで 憶えていたもの 家に着いたら 忘れてしまった 何も思い出せないまま  ほんの少しなら 自分のことも わかる気がした けれどそれよりも 今は眠らせてほしいんだ  始めから色のついた 眼鏡をみんな放り投げて どんな時も 真ん中にある 変らないもの 失くせないもの  いつも帰りには ひとりになった 行きは多勢で にぎやかな声に つつまれていた気がした 夜の公園で ひとりつぶやいた 声が消えたら くらい砂場が ほのかに光った気がした  まっすぐ前を見られない うしろには何もない はぐれた場所を 見付け出したら あっけないほど 近くにあった山本精一山本精一山本精一いつも途中まで 憶えていたもの 家に着いたら 忘れてしまった 何も思い出せないまま  ほんの少しなら 自分のことも わかる気がした けれどそれよりも 今は眠らせてほしいんだ  始めから色のついた 眼鏡をみんな放り投げて どんな時も 真ん中にある 変らないもの 失くせないもの  いつも帰りには ひとりになった 行きは多勢で にぎやかな声に つつまれていた気がした 夜の公園で ひとりつぶやいた 声が消えたら くらい砂場が ほのかに光った気がした  まっすぐ前を見られない うしろには何もない はぐれた場所を 見付け出したら あっけないほど 近くにあった
POWDERもう少しはたぶん ここにいるかもしれない こんなにも静かな 気持ちになれるなら 今はまだどこにも 灯りはともらない 今はまだ誰にも 光は届かない  こころは急になぜか 冷たくなってしまう 誰のせいでもないことだけは わかるけど  望んでたものなら どこかへ忘れてきた それも今では 想い出にもならない 何でもいいから 誰かと話したい 何でもいいから むちゃくちゃに壊れたい  こころは急にそこで 遮られてしまう ほんの小さな闇さえみんな 塞がれて  もう少しでたぶん 楽になれる気がする もうこれで最後の 苦しみも終わるはず どこにもはじまる 気配は見られない 疑うことなく 本当にそう思う  もう少しでたぶん ここにはいられない どこにも静かな 気持ちは得られない 今はまだどこにも 灯りはともらない 今はまだ誰にも 光は届かない山本精一山本精一山本精一もう少しはたぶん ここにいるかもしれない こんなにも静かな 気持ちになれるなら 今はまだどこにも 灯りはともらない 今はまだ誰にも 光は届かない  こころは急になぜか 冷たくなってしまう 誰のせいでもないことだけは わかるけど  望んでたものなら どこかへ忘れてきた それも今では 想い出にもならない 何でもいいから 誰かと話したい 何でもいいから むちゃくちゃに壊れたい  こころは急にそこで 遮られてしまう ほんの小さな闇さえみんな 塞がれて  もう少しでたぶん 楽になれる気がする もうこれで最後の 苦しみも終わるはず どこにもはじまる 気配は見られない 疑うことなく 本当にそう思う  もう少しでたぶん ここにはいられない どこにも静かな 気持ちは得られない 今はまだどこにも 灯りはともらない 今はまだ誰にも 光は届かない
まっすぐにみちをはずすわたしにはあいまいな心のみなもとは あやしげなよわいきもちの せいなのか? 電車でとなりあわせた 子供のはなしごえ ハッと気づいて 驚いて耳をすませてみたら こんなに こんなに かんたんなことなんだ!? 空を見て 歩きまわるわたしには 石ころにつまずいても分らない 今日もどこかの酒場で だれかと騒いでる  ハッと気づいた 今ならぜんぶ分る気がした それから走った やっぱり自分のせいだ  まっすぐにみちをはずすわたしには まっすぐなひとのことが分らない 曲りくねった足跡 たどるひとたちと  ああ よく見たら 何だか みんなだれかに似てる 彼らはわたしの忘れた過去と未来  あやまちは 急にいつもはじまって 何度でも同じことのくり返し 古い本のページの挿し絵が笑ってる またはじまる はじまりは互いの不安を食べて どこにでも いつまでも 大きな口をあけて待ってる山本精一山本精一山本精一あいまいな心のみなもとは あやしげなよわいきもちの せいなのか? 電車でとなりあわせた 子供のはなしごえ ハッと気づいて 驚いて耳をすませてみたら こんなに こんなに かんたんなことなんだ!? 空を見て 歩きまわるわたしには 石ころにつまずいても分らない 今日もどこかの酒場で だれかと騒いでる  ハッと気づいた 今ならぜんぶ分る気がした それから走った やっぱり自分のせいだ  まっすぐにみちをはずすわたしには まっすぐなひとのことが分らない 曲りくねった足跡 たどるひとたちと  ああ よく見たら 何だか みんなだれかに似てる 彼らはわたしの忘れた過去と未来  あやまちは 急にいつもはじまって 何度でも同じことのくり返し 古い本のページの挿し絵が笑ってる またはじまる はじまりは互いの不安を食べて どこにでも いつまでも 大きな口をあけて待ってる
真昼間の獏あなたの白さは とても 軽くて 言葉に乗せても まるで疲れない あなたのせかいはいつも 迷路で そんなところも とても 嬉しい  真昼間の夢のなかを ゆらぎながら このまま こうしていてもいい そんな 気持ちになって 夢は獏に 獏は俺に食べられている夜明け前  家があり 部屋があり イスがあっても そこには もう 俺はいないから 仕方がないので外へ出て 行き場のないところばかり捜して  まんなかくらいのゆるい生活の中 弄ばれてみたい気もする そんな小さな夢を見た  あなたの一番 深い海で 防波堤を越えた波に 隠れていた俺は浮ぶ 抗えない舟のように  あなたの黒さはとてもキレイで 冷たい言葉の中身もなく ひき裂かれてゆく 蜃気楼のベエル それは ちぎれた 俺のかけら山本精一山本精一山本精一あなたの白さは とても 軽くて 言葉に乗せても まるで疲れない あなたのせかいはいつも 迷路で そんなところも とても 嬉しい  真昼間の夢のなかを ゆらぎながら このまま こうしていてもいい そんな 気持ちになって 夢は獏に 獏は俺に食べられている夜明け前  家があり 部屋があり イスがあっても そこには もう 俺はいないから 仕方がないので外へ出て 行き場のないところばかり捜して  まんなかくらいのゆるい生活の中 弄ばれてみたい気もする そんな小さな夢を見た  あなたの一番 深い海で 防波堤を越えた波に 隠れていた俺は浮ぶ 抗えない舟のように  あなたの黒さはとてもキレイで 冷たい言葉の中身もなく ひき裂かれてゆく 蜃気楼のベエル それは ちぎれた 俺のかけら
未来図はじまりという終わり 時計のネジ廻すのは誰? 進むべき明日なんて 疑い続けくたびれてしまった  風が渦巻く空 狙い撃てあざやかに 弛むカイトの糸 放つことができたら  世界はぬかるみと 破れた地図で出来上がっているんだ  防波堤の上を すべる夢 濡れた髪 蔓草に指這わし 茨の口づけを  実の房と宝石を その胸に散りばめてみよう  雨に消えない町 壁一面 その未来 チョークでひかれた道に 無数の花が舞う山本精一直枝政広直枝政広はじまりという終わり 時計のネジ廻すのは誰? 進むべき明日なんて 疑い続けくたびれてしまった  風が渦巻く空 狙い撃てあざやかに 弛むカイトの糸 放つことができたら  世界はぬかるみと 破れた地図で出来上がっているんだ  防波堤の上を すべる夢 濡れた髪 蔓草に指這わし 茨の口づけを  実の房と宝石を その胸に散りばめてみよう  雨に消えない町 壁一面 その未来 チョークでひかれた道に 無数の花が舞う
もぬけのからわずらわしいくらい ぼくらには 時間があり つかれたフリをして どこまでもあらわれる どうでもいいことにとらえられ もてあそばれ 気が付けばもう少しの スキマもなくなってる  うしろを見たら あたりは もぬけのから みんな いつもの 大きなウソの中へ  いつでも会えると 思うたび 会えなくなる 何度めかの夢 眼醒めたとたん 忘れて  やさしい人たちは とびきりのお化けになる どのくらいって分るほど 目に見えて大きくなる  あたまのなかでは いつまでも雨がふって どれくらいって分るほど たくさんの傘がゆれる  ねぐらはあると思い込んでいたけど どこにもないって感じては息を吐き  うらやましいくらい 彼らには迷いがない 手に入れたものなら 何でも壁に飾って  出口はあると感じてはいたけれど もどかしいほど ぼくらはもぬけのから  ありえないくらい ぼくらには時間がない 今あるすべてを どうにも持て余して山本精一山本精一山本精一わずらわしいくらい ぼくらには 時間があり つかれたフリをして どこまでもあらわれる どうでもいいことにとらえられ もてあそばれ 気が付けばもう少しの スキマもなくなってる  うしろを見たら あたりは もぬけのから みんな いつもの 大きなウソの中へ  いつでも会えると 思うたび 会えなくなる 何度めかの夢 眼醒めたとたん 忘れて  やさしい人たちは とびきりのお化けになる どのくらいって分るほど 目に見えて大きくなる  あたまのなかでは いつまでも雨がふって どれくらいって分るほど たくさんの傘がゆれる  ねぐらはあると思い込んでいたけど どこにもないって感じては息を吐き  うらやましいくらい 彼らには迷いがない 手に入れたものなら 何でも壁に飾って  出口はあると感じてはいたけれど もどかしいほど ぼくらはもぬけのから  ありえないくらい ぼくらには時間がない 今あるすべてを どうにも持て余して
ゆうれいまた、きのうによく似た白い朝がゆっくりはじまって みんなの期待に応えるような いつものわたしになる なにも 話すことがないときは ふいに おしゃべりになる コトバがあふれて そのはやさに まるで追いつけない もがいているだけ。  ガラス越しに 見える街の色は モノクロームのまま とおい昔の写真の中でさえ わたしはいない  それぞれのしあわせと かなしみは ふたり はしの上 でありそうな時も はなれる 時もいつも 見つめているだけ  何もおこらないことには もう慣れている 今日は何かひとつでも 変えられるだろうか 雨にぬれた家の前にはきっと わたしが立っている  どんな未来なら わたしは 手を振れるだろう 今日と少しはちがう顔でいるだろうか  わたしは わたしの一番たいせつなものが わからない山本精一山本精一山本精一また、きのうによく似た白い朝がゆっくりはじまって みんなの期待に応えるような いつものわたしになる なにも 話すことがないときは ふいに おしゃべりになる コトバがあふれて そのはやさに まるで追いつけない もがいているだけ。  ガラス越しに 見える街の色は モノクロームのまま とおい昔の写真の中でさえ わたしはいない  それぞれのしあわせと かなしみは ふたり はしの上 でありそうな時も はなれる 時もいつも 見つめているだけ  何もおこらないことには もう慣れている 今日は何かひとつでも 変えられるだろうか 雨にぬれた家の前にはきっと わたしが立っている  どんな未来なら わたしは 手を振れるだろう 今日と少しはちがう顔でいるだろうか  わたしは わたしの一番たいせつなものが わからない
童謡やさしい人は 時に残酷な爪をたて 心にもない 言葉でこころを切り裂いて 悪びれもせず ウラもオモテもない顔で さりげないほど あざやかに 気配を隠して  たのみもしないのにあらわれ ありあわせのようなうた歌い 気分がかわるたびに人を変え人を投げて いつのまにかいない  死にないほど 自分がキライな人がいる ふるえるほど 自分が好きな人がいる 今日はなぜか誰かに会いに行きたくて 崩れかけの袋小路に入り込む  永遠なんて 一度も見たこともなくて 今日は めの前のもの 触れてみたくなる  泣きたいくらい 何もないのは 誰のせい いつごろからか 同じことばかり つぶやいて からみ合って もつれたものが ほどけても 俺はもう一度 はじめのころに戻りたい 押し付けられた 自由なからだを葬って 長い列のいちばんうしろに並んでる  やさしい人のやさしいおもいがのしかかる やさしい人のやさしい視線が突き刺さる山本精一山本精一山本精一やさしい人は 時に残酷な爪をたて 心にもない 言葉でこころを切り裂いて 悪びれもせず ウラもオモテもない顔で さりげないほど あざやかに 気配を隠して  たのみもしないのにあらわれ ありあわせのようなうた歌い 気分がかわるたびに人を変え人を投げて いつのまにかいない  死にないほど 自分がキライな人がいる ふるえるほど 自分が好きな人がいる 今日はなぜか誰かに会いに行きたくて 崩れかけの袋小路に入り込む  永遠なんて 一度も見たこともなくて 今日は めの前のもの 触れてみたくなる  泣きたいくらい 何もないのは 誰のせい いつごろからか 同じことばかり つぶやいて からみ合って もつれたものが ほどけても 俺はもう一度 はじめのころに戻りたい 押し付けられた 自由なからだを葬って 長い列のいちばんうしろに並んでる  やさしい人のやさしいおもいがのしかかる やさしい人のやさしい視線が突き刺さる
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