YOSHIZUMI編曲の歌詞一覧リスト  64曲中 1-64曲を表示

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曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
漆黒の龍大倶利伽羅大倶利伽羅浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI漆黒の夜 音も亡き常闇 ぽかりと浮かぶ 紅(あか) 綺麗だと 誰かが言った  漆黒の鱗 天(あま)雲(ぐも)かき分けて 高く昇るは 龍 何故ゆえに 目を覚ました  「…」  「来たれ、新たなる刀剣男士よ」  重き瞼 押し上げ 肺に空気 吸い込み 握りしめていた手を ひらく これが肉体 己の躰  光に手を 翳せば 透けて見える あか 己の体内(なか)をめぐる あか 燃え滾る炎か 迸(ほとばし)る血潮か かつて浴びた血の名残か
片倉小十郎景綱宛伊達政宗伊達政宗浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI『生まれてくる子を 殺すなんて言うな 私に免じてやめて欲しい』  『追伸 子を殺すのは考え直してくれ 私を信じてやめて欲しい』
茂庭岩見守綱元宛伊達政宗伊達政宗浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI『ただ… ただ… 関白との事が気がかり 行き違いあれば切腹免れぬ 無論、討死し切腹は望むところ ただ… ただ… 明けても暮れても そのことばかり』
花の巵伊達政宗伊達政宗浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI散り交う花に 誘われて 手にまかせて ひとり酒 はらはら よよと はらはら よよと  うつつはどちら ゆめはあちら 西か 東か 天か 海か  うつつはこちら ゆめはどちら 右目(みぎ)か 左目(ひだり)か しろか くろか  「…それとも、あかか」  花の巵 覗き込み 口に随(したが)い ひとり詩(うた) はらはら よよと はらはら よよと  春のうららに 迷い込み きみは旅人 誰(たれ)の待ち人  「『曇りなき 心の月を 先立てて 浮世の闇を 照らしてぞ行く』」  うつつはどちら ゆめはあちら…  うつつはこちら ゆめはどちら…
伊達五郎成実宛伊達政宗・大倶利伽羅伊達政宗・大倶利伽羅浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI『たった今、関白に謁見したぞ! 思わぬ手厚いもてなしであった! 驚きであろう?』  『追伸 このことを他の者にも 急ぎ伝えて欲しい』
埋もれ木伊達政宗・大倶利伽羅伊達政宗・大倶利伽羅浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI川の流れに 取り残され 何も成せぬまま 朽ち果てていくのか  私は 埋もれ木 せせらぎに紛れて 聞こえたのは… こころ折れる音  私は 埋もれ木 折れて砕ければ いつか海へ…? こころの戯言(たわごと)  「『皆人は かへる浪なる 名取川 我はのこりて 瀬々の埋木』」  こころ折れる音 聞きたくなどない こころの戯言(たわごと) 聞こえてたまるか 志(こころざし)はどこ? たとえ見えなくとも 俺は… 俺は…  埋もれ木の戯言(ざれごと)
父の最期伊達政宗・虎哉宗乙・畠山義継・伊達輝宗・畠山勢・伊達勢伊達政宗・虎哉宗乙・畠山義継・伊達輝宗・畠山勢・伊達勢浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI「初陣の勝利に息巻く政宗でございましたが…… 次なる相手、畠山義継とその家臣に父・輝宗を 拉致されるという事件が……!」  「急げ、走るのじゃ。さもなくば、この場で刺し殺すぞ!」 「逃げる畠山勢!」 「殿ぉー!」 「それを追う伊達勢!」 「父上ぇ!」 「政宗も駆けつけ、両者睨み合いが続く!」 「来るな! 輝宗の命はないぞ!」 「おのれ、義継!」  張り詰めた空気 切り裂くは 父、輝宗の一声―…  「私を捨てよ!! 政宗!」 「何をしておる! 撃て! 撃つのじゃ!」 「黙れ!」  「撃てーー!」  一斉射撃! 命じたのは 政宗…  「…激昂した政宗は、全滅した畠山の軍勢の中から義継の骸を見つけると、 切り刻み、縫い合わせ、磔に処したのでございます…… そうやって始まった弔い合戦は…、若さゆえの焦りと、 何より自身の心を制御できぬ未熟さが招いた…実に醜き戦でございました」
最上義光宛伊達政宗・鶴丸国永伊達政宗・鶴丸国永浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI『急ぎ飛脚をもってお知らせ致す。 小手森城において定綱の親類など 五百余人を討ち捕らえ 女、子供、犬に至るまで 撫で斬りさせました』  「…民草を巻き込むってのは良くねえなあ」  『私には冥利があるようです 関東を手に入れることも容易いかと! 追伸 大げさではなく、誠のことですぞ!』  「ははっ…。がむしゃらで、己も周りも見えてない」
刀光剣影伊達政宗・支倉常長伊達政宗・支倉常長茅野イサムYOSHIZUMIYOSHIZUMI人はなぜ生まれてきた 俺はなぜ生きている 人はなぜ夢を追う 俺はなぜ手を伸ばす  生きる 死ぬ 境はどこにある 天よ答えよ なぜ 人は生まれ変わり 死に変わる 永遠の螺旋 永遠の途中  やるか やられるか ふたつにひとつ 俺の命は 天と共にある  やあやあ 我こそは北の大地に 一頭の竜ありと恐れられた男 麻のごとく乱れる天下を 雷(いかずち)のごとく 切り裂くものなり  さあ 戦しようぜ  刀光り 影宿す剣(つるぎ) 烽火(ほうか) 乱れ 命の音が鳴り響く 生まれたからには 楽しまずして 如何にせん  俺が死ぬか お前が死ぬか 勝ちか 負けか 戦(や)ってみなきゃわからないだろ 俺の命は天と共にある  夢 現 境はどこにある 天よ答えよ なぜ 夢は俺の心 かき乱す 永遠の流転 永遠の輪舞  斬るか 斬られるか ふたつにひとつ 俺の命は 天と共にある  「波に光るはこの刃」  草原(くさはら)に馬を馳せし 萌ゆる春の日よ 見上げし空は 夕映えにうつろひ 幼き瞳は 花のごとく 紅に煌めく  さあ! 戦しようぜ  刀光り 影宿す剣(つるぎ) 血汐(ちしお) 叫び 朱(あけ)に染まる残月 生まれたからには 楽しまずして 如何にせん  俺が残るか お前が残るか 勝ちか 負けか 戦(や)ってみなきゃわからないだろ  俺の命は 天と共にある
終の野望伊達政宗・支倉常長・鶴丸国永・大倶利伽羅伊達政宗・支倉常長・鶴丸国永・大倶利伽羅浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI『青天 碧海に涵(ひた)し』 『碧海 青天に接す』 『海外 更に海なく』 『天に向(むか)いて 天を問う莫(なか)れ』  世は戦を終え 平穏が訪れた 青葉の山から見下ろす海 世界へ繋がる海  「空も海も果てしない。のう、六右衛門」  「はい!」 「じゃがあ…」  「ここ仙台は、世界の海のド真ん中じゃー!!」 「さようにございまする!」 「この政宗の夢の話を聞いてくれるか」 「もちろんにございまする。もう何度目だよ!などとは申しませぬぞ!」 「はっはっはっ。分かっておろうが、 ただ聞かれてもつまらんぞ。面白おかしく聞いてくれ」 「はい!はっ……?ああ!いつもの相槌をご所望ですな!」 「そうじゃそうじゃ。その気になる相槌を頼むぞ」 「あいわかった!」  語って聞かせてしんぜよう ヨッ! この政宗の夢 イーィヨッ! この海に (この海に) あの船に (あの船に) 託す (託す) イーィヨッ! でっかい (でっかい) でっかい (でっかい) 野望!!  「良い感じじゃ。続いていくぞ」 「あっ、続いていきますか!はい!」  お主に問いたいことがある ハッ? この国の中心はどこだ? ヨッ! どーこーだ?  「…どこだと思う?」 「あーえーこの国の中心……ですか?」 「そうじゃ。思ったことを申してみよ」 「…上方。いや、今は江戸かと」  「その通り!」  鯱(しゃっちょこ)立(だ)ちしても 何しても 奥州はしょせん僻地!  「僻地ぃ!」 「そうじゃあ!」  天下狙おうにも 遠すぎる 政宗はしょせん鄙人(ひなびと) 鄙人(ひなびと)~ 鄙人(ひなびと)~  「そうじゃあ! …だが、仙台の海で潮の流れは変わる! 世界に導く流れに変わるんじゃ! ここは世界に開けた港。世界と繋がる要の港…」  世界の海の ド真ん中!!  「はいぃ!!」  潮の流れに導かれ 大きな夢の でっかい野望の 船出 渡れ (渡れ) 渡れ 大陸へ 繋げ (繋げ) 繋げ 架け橋  「必ずスペイン国王、ローマ教皇と親交を結び、 ヌエバ・エスパーニャと通商をする。 そのための慶長遣欧使節じゃ。頼んだぞ、六右衛門」 「はっ! …殿の書状、必ずやお届けいたしまする!!」  「……長き戦乱の世が終わり、私の心は一度折れた。ばっきばき…」 「あっばっきばき…」 「おう、ばっきばきじゃ。見せられるもんなら見せてやりたいくらいじゃ」 「じゃあ見せてください」 「無理じゃあ」 「はい!」 「とにかく! 普通なら折れて終わる。 …だが、ここ奥州には無限の可能性があることがわかった!」 「はい!」 「むしろ火が付いたぞ。今の私は燃えに燃えておる! ぼうぼうじゃあ!」 「ぼうぼうですか!」 「そうじゃ! ぼうぼうぼうじゃ!」 「ひとつ多めのぼうですか!」 「そうじゃっ!」 「はいぃ!」  海の向こうに 描いた夢 一度折れても 何度折れても…  見続けるのだ 最後の夢 終の野望  この政宗の 最後の夢  「しぶといよなあ。人間ってのは」 「…」 「…あっぱれだよ」  終の…野望!!
真白な鳥~偲鶴丸国永鶴丸国永浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI真白(ましろ)な深雪(みゆき) 踏みしめた足跡 ぽたりとおちる 紅(あか) 綺麗だと 誰かが言った  真白(ましろ)な翼(はね)で 天(あま)雲(ぐも)うちつけて たづたづ飛ぶは 鶴(たづ) 何故ゆえに 心もとない  はて はて 何を思い偲ぶ? 飛(ひ)花(か)落葉(らくよう)のさだめ 風の 果て もう帰らぬ季節 同じ花は咲かぬ 今はひとやすみ 飛び立つ時を待つ
教えてやる鶴丸国永鶴丸国永浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI教えてやる その感情が苛立ち 敗北感 怒り…憤り  「もう終わりかい?」  「……!」  教えてやる その感情は悔しさ 抱えきれぬほどの…屈辱
おとしあな鶴丸国永鶴丸国永浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIあるはずのちが なくてびっくり おどろいた ないはずのあな まっさかさま おとしあな あぁ~おどろいた  ほりすぎたあな きがつきゃおれが あなのなか あなのなか あぁ~まっくらだ あぁ~おどろいた
さんさ時雨鶴丸国永・大倶利伽羅・伊達政宗・家臣たち鶴丸国永・大倶利伽羅・伊達政宗・家臣たち民謡民謡YOSHIZUMIさんさ時雨か 萱野の雨か (ハァ ヤートーヤートー)  「おお!盛り上がってんなあ!」  勝鬨の声が 雲を呼び 降らせたんさあ 祝いの雨 ショーガイナ! (ハァ メデタイメデタイ)  「そこの黒いの、ほら、打ってみよ」 「……断る」 「難しいことはない。思うように打てばよい。ほれ行くぞ!」 「……」  「よっ!伽羅坊日本一!」  この家座敷は 目出度い座敷 (ハァ ヤートーヤートー)  勝鬨の声が 鶴を呼び 舞わせたんさあ 祝いの宴 ショーガイナ! (ハァ メデタイメデタイ)  「おーい伽羅坊。どこいくんだよ。宴はこれからだぜ」
飛脚はしる鶴丸国永・大倶利伽羅・伊達政宗・虎哉宗乙鶴丸国永・大倶利伽羅・伊達政宗・虎哉宗乙浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI驚いたぜ 面白すぎるだろ どういうことだ? 何故飛脚に?! 乗りかかった船 飛び乗ってやる 巻き込むな じゃあ溺れるか?  「…」  「『昨夜家来と腕相撲をしたら、ばっちり筋肉痛で腕が震えて、 文字もぶれぶれじゃ。ははは』」  どうでもいい! それでも走る 飛脚は走る!  「『最近雨が多いから退屈だろう。 明日は晴れそうだから城に来てくれよな。久々に語ろうぜ』」  どうでもいい! 雨でも走る 飛脚は走る!  「『元気でやってる?』」 「殿ー!」  飛脚はしる はしる はしる!  「『釣りにいこうよ』」 「是非!」  飛脚はしる はしる はしる!  「『先日の宴会で酔って殴ってごめんね』」 「あうぅ!」  飛脚は知らぬ 中身は知らぬ  「『二日酔いで気持ち悪い』」 「おろろ…」  それでも走る 飛脚は走る  「『ちょっと遅刻しそう。腹痛ってことにしといて』」 「仮病!?」  飛脚はしる はしる はしる! 走り続ける! はしる はしる!  「『色々はずかしーから、読んだら即刻燃やしてくれ!』」  「と言われましても…、政宗からの、 それも自筆の書状ともなれば、家宝として大切に取っておきたいもの。 残念ながら、しーっかり後世に残っておりまするぞ」  「いやあ! しっかし聞きしに勝る筆忠実っぷりだぜ」 「……おい、これも任務なのか?」 「いいじゃねえか、こういうトンチキも乙なもんだ」 「……くだらん」 「……俺は戦いたい、ってか?」 「……」  「戦いといえばこの戦国乱世、 刀を振るい鉄砲を撃つのが常でございました。 しかし、政宗にはもう一つの武器がございました。 敵、味方の心を巧みに操る、武器としての『書状』が……」  書状一つで操る おだてて 焦らせ 手紙一つで操る 油断させ 挑発 餌を撒いて 網を張る 読むのは 行く末 心 大法螺(おおほら)吹(ふ)き 本領発揮  「こういう戦い方もあるんだそうだぜ」 「…」
悔いなき希望鶴丸国永・大倶利伽羅・伊達政宗・支倉常長鶴丸国永・大倶利伽羅・伊達政宗・支倉常長浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI青き空 碧き海 碧海に溶け 青天に繋がる 空も 海も ひとつ 天(あめ)も 地(つち)も ひとつ  潮の流れに導かれ 日の本の外へ 海を渡る手紙 希望 運べ 運べ 大陸へ 届け 届け 届け…  「殿!託された書状は、確かに海を越えましたぞ!」  Deseo Feliz Buena suerte Oh Happy Day!  「あのうたの通り、…空は一つ。海も一つ。 すべて繋がっております!」  海の向こうに 描いた夢…  「…殿の心眼(まなこ)に代わって、 この六右衛門の小さき双眸で世界を見て参ります。 …私に、殿の爪の先ほどでも才があれば、 たくさんの歌を詠んで帰りたいところですが、 それは叶いませぬ」  夢の向こうに あるのは現(うつつ)…  「では、何を持ち帰りましょう。 …日に焼けた肌と、新たな名前と、…殿の喜びそうな土産を少々…」  この政宗の 最後の夢 悔いなき希望…! Ah---! Happy Day!
ひねくれ説法鶴丸国永・虎哉宗乙・梵天丸鶴丸国永・虎哉宗乙・梵天丸浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI「どなたかな?」 「えらい坊さんがいるって聞いてさ、説法を聞きに来た」 「…ほう」  教えてくれよ 隻眼の龍の師よ  「そんなに聞きたいか」 「いや、別に」 「……面白い」  「よろしい。お釈迦様はおっしゃった。 自らを燈明として拠り所とせよ、決して他人をあてにするな、と」  自燈明 法燈明 何事も他人(ひと)を頼るな 己こそ 己の主(しゅ) 自分自身を律せよ  痛い時に「痛くない」と言え 泣きたい時は笑え 暑かったら「寒い」 寒かったら「暑い」 口では逆を ひねくれよ 目指せ へそ曲がり! WHOO!  「あれ? 伽羅坊、やんないのかい?」 「WHOO!」 「……」  隻手(せきしゅ)と隻手(せきしゅ) どちらの手が鳴っておる?  右手(みぎ)か 左手(ひだり)か  「若、どう思われるかな?」 「…どちらでもない」 「だよなあ。片方だけじゃ音は出ない。 両手があって初めて音が出る。」 「ふむ。それが答えと申すか?」 「いや」  「…?」  「こうすれば鳴るぞ」 「……」 「はっはっはっ…若、見事じゃ」 「人に頼るなって教えておきながら、 一人じゃ生きてはいけないって説くのかい。 ははっ。さすがひねくれてる。なあ、伽羅坊」 「……」  「若」  その目に何が見える? その目で何を見る? 己の外と内 見渡せる心眼(まなこ) 決して曇らせるな  「はい」
埋まらぬもの刀剣男士 鶴丸国永 大倶利伽羅刀剣男士 鶴丸国永 大倶利伽羅浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI耳障りだ 己の息 苦しさなど 棄ててしまえ  ひとりでいい ひとりがいい 足りぬものは 埋めればいい  「…はぁ……はぁ……」  「がむしゃらだなあ。いい意味じゃねえぞ」 「…」 「悔しいだろ」  「…もう少し早く生まれていれば」 「…」  「そうすりゃ、天下が取れてたってか?」 「…」 「…時間ってのは、埋まらないように出来てる」 「…」 「行くぞ。主が呼んでる」  「…」  埋まらぬとも 埋めてやる 出遅れた 時間さえ…
傷だらけの背中刀剣男士 鶴丸国永 大倶利伽羅刀剣男士 鶴丸国永 大倶利伽羅浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI傷だらけのその背中 赤く滲む 悔しさ その痛みの先に 見えるもの…  己から流れた血は 抗えぬ 弱さ 悔しさに 疼く これが……  預け合う命 諸刃の剣(つるぎ) 強さと弱さの 天秤  この背中を預ける時は 来るのか…
華々しき戦い刀剣男士 鶴丸国永 大倶利伽羅刀剣男士 鶴丸国永 大倶利伽羅浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI祝いに来たのか? 世界への門出 こいつは一興 粋な演出 華々しく飾れ 華々しく散れ そーれっ そーれっ そーれっ  まさか終わりかい? 出帆の祝辞 せっかくだから 楽しもうぜ 華々しく舞え はなむけの踊り そーれっ そーれっ そーれっ  「ははっ、遅い遅い」  肚(はら)を据えろ 気を散らすな 目の前の敵を 倒すのみ  「その心がけ、悪くない」  「……」 「ひとりで十分とは言わないのかい」 「……不十分は承知している。…だが、やらせてくれ」 「……」  肚(はら)を据えろ 気を散らすな 目の前の敵を 必ず、倒せ  「必ず、だ」 「……っ」  華々しく戦え 初陣の 仕切り直しだ!
欠ける月 紅い月刀剣男士 鶴丸国永 大倶利伽羅刀剣男士 鶴丸国永 大倶利伽羅浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI音もなく 音もなく 欠けていく 欠けていく 見えなく ふたたび なっていく 満ちるため 光と 影が 並ぶ 一直線に  影を落とすのは 己が光を遮るから  そのことを忘れるな 決して  すべて影に 覆われると 現れる 紅(あか)き月  漆黒の闇に 真白な光に 浮かび上がる 紅(あか) 影を落とす  紅(あか) ……綺麗だ
我が水戸学会沢正志斎・吉田松陰・小竜景光・水戸の人々会沢正志斎・吉田松陰・小竜景光・水戸の人々浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIレッツスタディ! 水戸学! アイルテルユー! 水戸学! これが… マイ イデオロギー!!  我が国は 尊き国 アマテラス 神の国  心 (こころ) ひとつにして (ひとつ) 日の御子(みこ)を敬(うやま)うべし さすれば体も (からだも) ひとつとなろう (ひとつ) 国は体 みなでひとつ  「先生!私が教わりたいのは、これからの日本をどう…」 「狭い日本、そんなに焦って何処へ行く?」 「え…」 「おめーさん、国はどこだ?」 「長州です!」 「バーカ!それは国じゃねえ」  そんなんだからちっちぇのさ 「我が国は日の本!」って概念を持て!! まあ、世界から見たら 豆粒同然だけどな  「豆粒同然…」 「ザッツライト!っしょ!」  今の日本は弱い!!弱すぎる!! 世界を知らない井の中の ちっちゃな蛙(かわず)  「…ちっちゃな…蛙(かわず)?」 「そう!豆粒蛙っしょ!」 「…じゃあ、どうすればいいんですか?」  ハウトゥ?  「どうすればいいと思う?」  ワッドゥユーシンク?  「……」 「蛙(かわず)にできることっつったら?」  ゲロゲロ…  「…飛び込んだところで何もできないでしょう…ね」  ゲコゲコ…  「だーかーらーぁぁ!!」  レッツスタディ!! 異国を学べ! …学べ? レッツスタディ!! 敵を知れ!! …知れ? すべてはそこから始まる レッツ ゲット… スタート!!!  目指せ!目指せ! ゴーゴーゴー! 対等な関係!  「対等な…関係…?」 「イエスっしょ!」 「乾杯!」  この国を思えばこそ この国を憂えばこそ  「…はいぃぃぃ!!!」  豆粒蛙が頭使って ゲロゲロゲロ!! ゲコゲコゲコ!! 大海原に飛び込んで 泳げーロゲロ!! 泳げーコゲコ!! さざ波なんかじゃない 大波起こしてやろうじゃないか!!  「イエイ!!」  レッツスタディ! ゲロゲロゲロ… 水戸学! アイルテルユー! ゲコゲコゲコ… 水戸学!  これが… これが… 我が水戸学!! そう! マイ イデオロギー!!  「これが……水戸学……これが、水戸学ぅ!」
散る花を和泉守兼定和泉守兼定伊藤栄之進YOSHIZUMIYOSHIZUMIつぶさに見て来た……刀の時代の終わりを。 新しい感情はわかなかった…… 俺はそれを既に見ていたから、見届けていたから。 呆気なかった……  「あえて言うならそれが新しい感情だ。 向き合うべきところはそこじゃなかった。」  想像をする…… それはきっと誰しもが通る道だ。 俺だけじゃない、そう誰しもが……。 もしこうじゃなかったら、 歴史が変わっていたら、 かつての主が生きていたら……。  「俺は何も変わらなかったと思う。 かつての主はそういう役割じゃなかった。」  好きだから、美しいと思うから、 きっと世界を変えてしまうような何かを 成し遂げるはずだと、そう思いてえけど…… そう思いてえけど……  「違う、そうじゃねえ。」  江戸で芽を吹き、 京の都で咲き誇り、 北の大地で散った一輪の花。 花が歴史を変えるか否か、 そんなことはどうでもいい。 美しかったのだから、それでいい。  「でも、河の流れが変わったらどうだ…… 咲く場所が変わったら……」  想像する。 芽吹くこともなく、咲くことは無い。 大輪の花として咲くかもしれない。  「どうだ……否、違う。」  それは俺の知っている花じゃない。 俺が美しいと思った花じゃない。  「奪うな、俺からあの人を。 美しかろうが、咲き誇ろうが、俺は俺の花を愛でる。」  想像する。 歴史が変わることを。 想像する。 あの人がより輝く世界を。 どうすればそうなる。どうしたらそうなる。  「想像するんだ。」  想像して、想像して、想像して…… 想像して、想像して、想像して、想像して……  そうならない世界を、 そうならない歴史を……守る……俺は、散る花を。  「奪うな、俺からあの人を。俺は俺の花を愛でる。」
不正(タダシカラズ)和泉守兼定・大包平・小竜景光・山姥切国広・南泉一文字・肥前忠広・井伊直弼・吉田松陰・ハリス・徳川斉昭・一橋慶喜・水戸藩士たち・人々和泉守兼定・大包平・小竜景光・山姥切国広・南泉一文字・肥前忠広・井伊直弼・吉田松陰・ハリス・徳川斉昭・一橋慶喜・水戸藩士たち・人々浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI「なんでこんなことになっちまったのか整理してみようじゃねえか」 「おう」  本来の正しい流れは…? 正しい歴史は…?  「まずは将軍継嗣問題だ」  十四代将軍候補は 紀州の徳川家茂 そして…  「一橋慶喜も候補にあがっていた」  慶喜は水戸藩主 徳川斉昭の息子  「だが慶喜は後継者争いで負けた」 「なんでだ?」 「その頃、大老に就任した井伊直弼が…」  君主の許しが出る前に 異国と条約を結んだ  港をオープンプリーズ! イエス! 国をオープンプリーズ! イエス! 自由な貿易プリーズ! 仰せのままに  君主の許しもなく調印 言語道断 許すまじ 国を守るためじゃ どの口が言う? 国を思ってのことじゃ 聞く耳は持てぬ! 独断専行 許すまじ!  「水戸側と完全に敵対した井伊直弼は、家茂を将軍に推した。その上…」  慶喜派を弾圧 徳川斉昭は蟄居に追い込まれ 慶喜も隠居させられた  「幕府独裁けしからん!」 「抗議申し上げるぞ!!」 「将軍は 慶喜様であるべきだ!」  思想家や  「尊王攘夷こそが国を守るのだ!」  儒学者  「次の将軍は紀州と決まった!反対する者共は処断せよ!!」  この弾圧こそ 『安政の大獄』  「あんせいのたいごくは聞いたことあるぜ」  粛清の名の下(もと) 奪われた命 散った憂国の士  身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂  「そして吉田松陰も『安政の大獄』で殺された」  正しい流れ 正しい歴史  「最も厳しい弾圧を受け、 井伊直弼への反発が高まっていったのは水戸藩だ」  虐げられた者たちよ! 反逆の時が来た! 我らこそ 誇り高き水戸の烈士  立ち上がれ!  「赤鬼退治 恐るるに足らず!」  立ち上がれ!  彦根藩の行列を襲撃 名残雪の絨毯を染めた 井伊の赤き血  この暗殺こそ 『桜田門外の変』  「さくらだもんがいのへん…おっさんも…」 「殺される。それが…」  正しい流れ 正しい歴史  「ところが……」  「今、この歴史では……」  吉田松陰が 井伊直弼の側近となった それは歪み(ゆがみ)  海の向こう 大海原の先 日が昇る時は近い  共鳴し合う二人 それは歪み(ひずみ)  正シカラザル流れ 正シカラザル歴史  海の向こう 列強に怯まず 対等に渡り合うため 手を取… 交わらない 道が交わり 落とすはずの 命が続く  「弾圧も敵対も起きなかったこの歴史で、井伊直弼は慶喜を支持した」  ああ… それは歪み(ゆがみ) 日出づる国よ  「結果、徳川慶喜が第十四代将軍になっちまった」  ああ… それは歪み(ひずみ) 明るき未来よ ああ…ああ…  『安政の大獄』も 『桜田門外の変』も 起きない 起きることはない  正シカラザル流れ 正シカラザル歴史
答えるための問い和泉守兼定・時間遡行軍和泉守兼定・時間遡行軍浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI「オレは和泉守兼定。 侍の時代の終わりを見届けてきた、当時最先端の刀だぜ。 もちろん、今の主に振るわれる限り、オレは今でも最先端ってわけだな!」  終わるために 時代は始まるのか? …そうじゃねえ  崩れるために 形作られるのか? …そうじゃねえだろ  そこで生まれるものがある いのちだとか 思いだとか そういう 大事なもんだ  セ キ ト メ ル シ ガ ラ ミ ヨ ド ミ ケ ガ レ ユ ク マ デ  別れのための出会いじゃない だが、 出会うための別れってのは あるかもな この世界は巡ってるって 言うだろう?  イ ク ド メ グ ロ ウ ガ カ レ ハ テ ク チ ユ ク ダ ケ  「やりやがったなあ!」  理由が欲しいなら 探し出すしかねえ 意味が欲しいなら できることをやるしかねえ  ア ア… ア ア ア…  大丈夫だ 己の核はここにある それはずっと 変わらねえ  さあ、戦しようぜ! 銃や大砲じゃなく さあ、戦しようぜ! 刀や槍を使った戦(けんか)だ さあ、戦しようぜ! 互いに譲れねえもんがあんだよ さあ、戦しようぜ! ここは、刀の戦場だ  「オレの活躍、様んなってたろ?」
昼下がりの雷鳴大包平・小竜景光・南泉一文字大包平・小竜景光・南泉一文字浅井さやか(One on One)YOSHIZUMI・和田俊輔YOSHIZUMI大地踏みしめる 二本の足 揺るがぬ覚悟 俺の真価 見せてやろう  大地さすらう 二本の足 追いかけるのも 追われるのも 悪くないね  大の字ごろりん 四本の足 …にゃにゃ?! ち、違う! 違うぞ! これは手だ!!  俺の相手とは 運のないやつだ  それはどうかな? 刀はたくさん見て来たからね  ごろごろごろ… ごろごろごろ…  喉なんて…鳴らしてねえよ?  丁々発止(ちょうちょうはっし)!! 火花散らす 鋭い切先(きっさき) 稲妻の如し  ごろごろごろ… ごろごろごろ…  丁々発止(ちょうちょうはっし)!! 火花散らせば  ごろごろごろ…  聞こえたぞ (たな) 轟く雷鳴  ごろごろごろ…  にゃぁぁあああ~~…
吾が名を呼べ時間遡行軍時間遡行軍茅野イサムYOSHIZUMIYOSHIZUMI「始… まりや… いつ… なりし… 終は… りは… いつ… なりや… 始… まりや… いつ… なりし… 終は… りは… いつ… なりや…」  朽ちもせぬ (果てもせぬ) 倦(う)みもせぬ (揺蕩(たゆた)うことも…あらず) (あらず) 流れ入るものもなく… (なく) 流れ出づるものもなく… (なく) 湧きいだすものもあらず… (あらず) 消えゆくものもあらず…  されば吾はここならむや (ここならむや) それともあるまじや 有情(うじょう)のものなりや 無情のものならむや 闇にもあらぬ夜にもあらず ただ黒きばかりの天下(てんが)に (天下(てんが)に) 忘れ去られし吾を呼ぶ声なき声! (声!) 聴こえき  「不浄の吾が身に たま吹き込む者 うちいでき」  吾 思ひき苦痛だに感ずべからぬ苦痛より逃るべくば 永劫の修羅の道にこの身投げ入るることになんの迷ひやあらむ いかなるよしかわからねど この天下(てんが)に解き放しては (解き放しては) 吾が なすべきことを 吾は なすばかりなり  これより先は打ち払ひつつ進まむ (打ち払いつつ 打ちこわしつつ) これより先は打ち払ひつつ進まむ (打ち払いつつ 打ちこわしつつ)  吾を恐るるものよ 吾が名を 呼びたまへ (吾は時を遡るものなる邪(よこしま)打ち払ふものなり) 吾を恐るるものよ 吾が名を 呼びたまへ (吾こそは守護者なる のちの世の 守り人なるぞ)  吾は なすばかりなり 吾が なすべきことを 吾は なすばかりなり 吾が なすべきことを
花の雨 君の名残山姥切国広山姥切国広浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI花の雨 泣いているのは 空か? 花か? 濡れそぼつ君が 儚く散って 傘に残さるるは 君の名残  咲く君も 散る君も あだめかし 徒名草(あだなぐさ)  にわたずみ 浮かぶ筏(いかだ) 君の名残
14th son小竜景光小竜景光茅野イサムYOSHIZUMIYOSHIZUMIThe man was born in a castle when the trees are dyed red Looking down the largest lake in this country As the 14th son of the king  His life was boring like the rural landscape of mid-spring Sometimes, he said “My flowers never bloom” Sometimes…with dry smile  (How do you feel?) It's moss on a buried tree  (How do you feel?) The 14th son  One day, he became the king of the castle and became the agent of the conqueror  The 14th son got the second force in the country The second man played a role as “the second man”  (His flowers bear fruit…) without blooming...  (His flowers bear fruit…) by a twist of fate  He tried to straighten the bent branch What do you think the branches will be? What do you think the branches will be?  “Well said! It broke.”  The man was decapitated and died White snow was dyed red Hey, did your flowers fall without blooming?  (How do you feel?) You left a name in history  (How do you feel?) How do you feel?  (How do you feel?) You have any regrets?  (How do you feel?) I should have stayed...  The 14th son
海と夕焼け浦島虎徹・兄・弟浦島虎徹・兄・弟浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI海は広いな 大きいな いつか行きたい 竜宮城 海はいつでも でっかいな 両手広げても かなわない だったら…だったら… こっちの手には兄ちゃん こっちの手にも兄ちゃん これでどうだ!!  「なーんて…」  海は広いな 静かだな いつか …会いたか おっかあ  海がまっかだ まっかっか お前のほっぺも まっかっか  大波 おっかあ 小波 おっかあ 夕焼け おっかあ 小焼け おっかあ かあかあ鳴くのは?  「からす!」 「うん、なら帰ろうか」  大波 かあかあ 小波 おっかあ 夕焼け かあかあ 小焼け おっかあ 仲良し 仲良し こよし こよし 手と手 つないで 帰りましょ  「…はは、兄ちゃん達っていっつもこんな気持ちだったのかな。 よし、帰るぞ!向こうまで競争だ!」
曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
パライソ讃歌 浦島虎徹浦島虎徹・兄・弟・民衆浦島虎徹・兄・弟・民衆浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI合言葉はパライソ 元気出る 合言葉はパライソ 魔法の言葉 一緒に パライソへ  「…パライソ」 「うん。パライソ!」  合言葉はパライソ 導くよ 合言葉はパライソ 進むべき歴史(みち) 行こう! パライソへ!  合言葉はパライソ 導くよ 合言葉はパライソ 進むべき歴史(みち) 行こう! パライソへ!  「ああ! 俺にまかせろ! パライソだっ!」 「……」
亀と梅干し浦島虎徹・日向正宗浦島虎徹・日向正宗浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI色づいた梅を水洗い やさしく やさしく  「そうそう!」  水気を取って ヘタを取って 梅 塩 梅 塩 いい塩梅  「次は?」 「待つ」 「待つ?」 「そう。じーーーっと」  梅は甘いな すっぱいな おいしくしたい 梅干し 海は広いな しょっぱいな どこにあるかな 竜宮城 うまくなりたい 梅干し どこにいったの かめきち  うんめ~ うんめ~ かめきち~ かめきち~ うんめ~ かめ~  噛めば噛むほど広がる 梅エキス 鶴は千年 亀は万年  うんめ~ か~め~ うんめ~ か~め~ うんめ~ か~め~ うんめ~ か~め~  いい塩梅 玉手箱!
海は ただ そこにある浦島虎徹・日向正宗浦島虎徹・日向正宗浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIもしも お腹が空いたら 海に来ればいい 魚や貝や海藻が 君のお腹を満たすだろう  もしも 泣きたくなったら 海に来ればいい しょっぱい海に その涙 跡形もなく消えるだろう  潮騒が 腹の虫を隠す 潮風が 頬を撫でる 満ちて 引いて 寄せて 返して 海は ただ そこにある
白き息大倶利伽羅大倶利伽羅浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI己から こぼれた息 白く染まり消えゆく 見えぬはずのものが 色を持つ  己から 流れた血は 鎬削った証 見えぬふりはできぬ 傷は有る  振り下ろす一太刀 その重さ 何ではかる?  静かに 飛ぶ時を待つ鳥 その背に たたまれた白き羽  背負っているのは 抱え切れぬほどの…  祈りの言葉も 捧げる花も 持たぬ俺は ただ 白き息を切らし この身を鍛えるのみ
神の子少年・山田右衛門作・民衆少年・山田右衛門作・民衆浅井さやか (One on One)和田俊輔YOSHIZUMI鳥は 飛ぶことをゆるされた わたしたちは 何をゆるされた? それは… あいすること あいされること  「…集え…神の子の元へ」 「…集え…白き旗を手にして」  神の子… 神の子… 我らを 導く? 神の子 我らを 導く?  パライソ パライソ パライソ  「…パライソ」  神の子が現れ給う ぜずす・きりしとは 我らと共に いととうとき聖体の秘蹟 ほめ尊まえ給れ
鯨波の声~謡えパライソ少年・山田右衛門作・民衆少年・山田右衛門作・民衆浅井さやか (One on One)和田俊輔YOSHIZUMI天と地は一つ 父と子は一つ 主よ 主よ 我らはゆく パライソへ  聞こえるか? ポロシモの歌が 聞こえる 聞こえる 聞こえるか? 鯨波が!  静かに見える あの海さえも 我々(われら)のために 歌い狂う時は来る!  共に 鯨波(とき)の声をあげよ!  パライソ パライソ 我らを繋ぐ言葉 パライソ パライソ 我らを導く教え  パライソ パライソ 声高らかに謳え 天と地一つ パライソ パライソ 痛み苦しみ越えて 父と子一つ パライソ パライソ 何も怖くはない 主よ 主よ 喜び 喜び 喜び 我らはゆく  パライソへ!!
無常の風鶴丸国永鶴丸国永浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI穏やかな海の面(おもて) 風は吹く時を 待ちわびる まだ来ぬかな 白き波  鮮やかな空の最果て 浮かぶ雲ぽっかり ただひとり ほとほと無聊 がらんどう  嗚呼! 嗚呼! 突然の風 吹けよ 吹け!  波を起こせ 雲を流せ ただ無常に 吹き抜けろ  驚きを生め 足掻け藻掻け ただ無常に 吹く風に 逆らえるなら 逆らってみろよ
パライソ讃歌 鶴丸国永I鶴丸国永鶴丸国永浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI目的地は一つ 道は無数 辿り着きゃいい 手段は任せる  合言葉はパライソ 導けよ 合言葉はパライソ 進むべき歴史(みち) 行くぜ! パライソへ!
三万七千の人生鶴丸国永・一揆勢鶴丸国永・一揆勢浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIひとり ひとり 違う聲(こえ)を持つ 重なり生まれるのは 不協な音色か 甘い共鳴(ひびき)か 俺が振るうのはタクト  さあ 奏でてみろ お前たちの願い(おと)を さあ 聞かせてみろ お前たちの祈り(うた)を  「絶景かな…ってなあ! みんな! よくやってくれたな! 見てみろよ、およそ三万七千人だ! これだけ仲間が集まれば世の中ひっくり返せるぜ!」  この城は大劇場 始めようか大演奏 轟かせよ 三万七千の鼓動  俺は名指揮者 歴史に残る戦い(ライブ)をしようぜ 幕府の奴らも黙らすような 神でさえも聴き入るような 命を懸けた生き様(ライブ)だ  この城は俺達の城 キリシタンのパライソだ 轟かせよ 三万七千の息吹 轟かせよ ここに生きている事実(あかし)
静かの海鶴丸国永・大倶利伽羅鶴丸国永・大倶利伽羅浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIかつての足跡が 消えることのない 穏やかな場所  静かの海 沈黙の天(あめ) なぜ黙る なぜ噤む  静かの海 雄弁な地(つち) 何を語る 何を憂う  そこに風は吹かない 退屈な場所さ  「いつか行ってみたいな」 「ふっ……そうだな……」
パライソ讃歌 鶴丸国永II鶴丸国永・大倶利伽羅・浦島虎徹・日向正宗・豊前江鶴丸国永・大倶利伽羅・浦島虎徹・日向正宗・豊前江浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIマイネームイズ 四郎 天草四郎!  マイネームイズ 四郎 天草四郎! 生き地獄に現れた救世主 驚いたか? このカリスマ性! パライソへ続く階段 ワンステップジャンプ! アーメン!  「いいかい? 俺達はまず仲間を集めなくちゃならない。 その為に三組に分かれるんだ」 「仲間って?」 「一揆に加わってくれる仲間だ。そうだな、あと二万人は必要だな」 「簡単に言うけど結構な人数だよ、それ」 「君達なら出来る! なんせ君達は天草四郎なんだからなあ!」 「…お前もな」 「そんなに上手く行くのかなあ」  ユアネームイズ 四郎 天草四郎! 民衆が作り上げた救世主 大事なのは ハッタリ デマカセ! ウィーアー 四郎 アーメン!  果たすのは使命 やるしかねえ 辿り着きゃいい 手段は任せる  合言葉は パライソ 参ろうぜ 合言葉は パライソ 安らかなる天国(くに) 行くぜ! パライソへ!  「わかった。とにかく仲間を集めればいいんだね?」 「ああ、やり方は各々にまかせる。 なあに、困った時はパライソと叫べばいい。頼んだぜ! あ、豊前、右衛門作が逃げないようにちゃんと見張っておいてくれよ!」 「あいよ」 「まあ、逃げる場所なんて何処にも無いだろうがな。」  嘆いてねえで 付き合えよ おろろん おろろん おろろんばい  「……!」 「それじゃ、よろしく!」
パライソ讃歌 日向正宗日向正宗日向正宗浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI目的果たすため うまくやろう 辿り着くための 手段は任せられた  合言葉はパライソ 自由を 合言葉はパライソ 掴みに行くのだ 共に パライソへ!
明けに染まる刻豊前江 voice of 鶴丸国永豊前江 voice of 鶴丸国永浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI「向き合わなくちゃいけねぇことって、あると思うんだ」  今がその時 海と一緒さ 満ちる時が来た 月も一緒か 欠ける前の一瞬  今がその時 向き合う時  「マツにとってはこの戦がそれだ。しんどいだろうけどさ」 「……」 「……それに……」  今回は俺が 傍にいてやれる 刀の時とは違って 朝の光だけじゃない 同じ朱(あか)に 染まってやるよ  「……」 「全部アンタの采配だ」 「……」 「大したりいだあだよ、アンタは」 「……お前もな」
明け暗れ刻豊前江・松井江豊前江・松井江浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI耳に残る遠い海鳴り いつかの日 ゆるしの秘跡 吸いつくした血の唸り  朝行く月の 仄かな光 暴かれるは 朱(あけ)に染まった肌 今もまだ 明け暗れ刻(あけぐれどき)  風が運ぶ遠い海鳴り 誰にも聞こえる 俺にだって聞こえるさ 海の歌  見えるのは 夜の終わりか 朝の始まりか 聞こえるのは 懺悔の叫びか 赦しの調べか  今がまだ 明け暗れ刻(あけぐれどき)なら 共に朝を待とうか
滾る血松井江松井江浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIぽたり ぽたり 流れ落ち ぽたり ぽたり 僕を染める 鮮やかな血が映えるのは 静かな 月明かりの下(もと)  ぽたり ぽたり 滴り落ち ぽたり ぽたり 大地が染まる 全てを君に捧げよう 最後の その一滴まで  滾々と 血湧き肉躍る ドクドクと 血が騒ぎだす どれだけ流し続ければ 拭い去れるだろう  錆びた血の記憶 くすんだ血の匂い
戦う者の鎮魂歌-レクイエム-松平信綱・少年・山田右衛門作松平信綱・少年・山田右衛門作茅野イサム春日章宏YOSHIZUMI暗い闇に抱きしめられたような 黒い影が憎しみの牙をむく 紅い炎すべてを焼き尽くして 憐れ 人はいつしか時の狭間 終わることなどない戦いの彼方 時の流れ彷徨う舟  せめて君のため祈ろう 戦う者の鎮魂歌-レクイエム- 孤独も今は味方 運命を信じて 命の意味を知らず 憎しみすら知らなくても 刃研ぎその日待つ 戦う者たち 鎮魂歌-レクイエム-  尽きることなどない憎しみの螺旋 時の運命彷徨う舟  せめて君のため祈ろう 戦う者の鎮魂歌-レクイエム- 痛みも生きる証 己を信じて 夢見る術を持たず 語らう友持たなくても 刃研ぎその日待つ 戦う者たち 鎮魂歌-レクイエム-  鎮魂歌-レクイエム- 鎮魂歌-レクイエム-
インフェルノ民衆 voice of 山田右衛門作民衆 voice of 山田右衛門作浅井さやか (One on One)和田俊輔YOSHIZUMIインフェルノ… ここは地の底 海の底 焼き尽くす紅蓮 断末魔と呻吟 インフェルノ… ここは闇の底 ここに光はない  全てを奪われ 飢えと渇きが襲う インフェルノ… ここは闇の果て ここに明日はない 光はない  「…今より二十五年の後…神の子来たりて… 我らに救いの手を差し伸べるであろう… …天は堕ち…大地は裂け…この世に地獄が訪れしとき… 神の子が我らを導くであろう…」  明日はない 光はない  明日はない 光は……
右衛門作音頭山田右衛門作・浪人たち・民衆 voice of 日向正宗・豊前江山田右衛門作・浪人たち・民衆 voice of 日向正宗・豊前江浅井さやか (One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIこちらにおわすお方 誰と心得る どどんがどん!! 大坂の陣で亡くなられた秀頼公 その忘れ形見! 四郎様! ああ、四郎様! 太閤殿下の御令孫 彼の太閤殿下の御令孫  「おいおい、そんな嘘八百…」 「忘れ形見とや!?」 「え?」  太閤殿下のお孫さま!? それはまことか まことなのか? どんどんどどどん どんどがどん!!  この馬印が 目に入らぬか! ああ、入らぬか!! 目に入らぬか!! どんどんどどどん どんどがどん!!  大坂の陣でわしは見た!! 秀頼様をしかと見たぞ! あのお方の尊いお顔! ああ、秀頼様に! 瓜二つ!! どんどんどどどん どんどがどん!!  「そうなのか?」 「全然似てないと思うんだけど」 「皆の者!今一度、今一度思い返さんか!」  豊かだった太閤殿下の時代 オー ヨイヨイ それに比べ それに比べ この徳川の世はどうじゃ! どうじゃ! 民は飢え 苦しみに喘いでる!! そうじゃ! そうじゃ! アレ ヨイヨイヨイヨイ!! ヨイヨイヨイヨイ!!  「さくらか?」 「どうなんだろう?」 「…四郎様はキリシタンば率いて立ち上がられた!」 「…なんと!」 「思い返さんか! 太閤殿下の時代はキリシタンにも自由があったろうが!」 「そうじゃ!」 「そうだったっけか?」 「そんなことなかったと思うよ」  このお方の下(もと) 立ち上がるのじゃ! ああ、取り戻すのだ!! 再び自由を!! どんどんどどどん どんどがどん!! どんどんどどどん どんどがどん!!  「四郎様、お言葉を」 「…パライソ」
かっぽれ~朧月の下~ (千秋楽バージョン)刀剣男士 team幕末 with巴形薙刀刀剣男士 team幕末 with巴形薙刀浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIかっぽれ かっぽれ(かっぽれ かっぽれ) かっぽれ かっぽれ(かっぽれ かっぽれ) よっ ヨーイトナ ヨイヨイ  夜が深まれば(あ~深まれば) 流れ星~あ~落ちる(あ~ヨイトコリャサ) いつかの春の宵(春の宵) ア~ヤレコノコレワイサ(ヨイトサッサッサ) 誰(た)が上を照らす~ア(あ~明日照らす) ア~朧月(あ~道しるべ)  かっぽれ かっぽれ(かっぽれ かっぽれ) かっぽれ かっぽれ(かっぽれ かっぽれ) よっ ヨーイトナ ヨイヨイ
よさこい~夢抱いて~ (千秋楽バージョン)刀剣男士 team幕末 with巴形薙刀刀剣男士 team幕末 with巴形薙刀浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI土佐の高知の 桂浜に立ち 潮風うけて 夢抱いたのは いつじゃ(いつじゃ) いつじゃ(いつじゃ) よさこい よさこい さぁさぁさぁさぁ  かっぽれ かっぽれ(かっぽれ かっぽれ) かっぽれ かっぽれ(かっぽれ かっぽれ) よっ ヨーイトナ ヨイヨイ よっ ヨーイトナ ヨイヨイ
倒れる終焉刀剣男士 team幕末 with巴形薙刀刀剣男士 team幕末 with巴形薙刀浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI見上げるは 大木 空を/いつも 上を/共に 先を目指し/隣で 伸ばしてきた枝/生きてきた 生い茂る葉/生きていく  同じ景色を目に焼き付けて 同じ痛みを分け合って 同じ景色 同じ痛み 同じ風に吹かれよう 同じ風に吹かれよう  狙われた 大木 冬の前に根元刈られ 伸ばしてきた枝で 枯れていく葉  季節は移る 葉は紅く染まり 地は朱く染まる すぐそこに すぐそこに 果てる終焉(とき)は 迫りくる…  どれだけ 深く深く 根を張っても いつかは訪れる 尽きる日が どれだけ 永く永く 連れ添っても いつかは訪れる 最期の日が  訪れる 倒れる終焉(とき)/共に戦ってきた 聞こえるか? 次の時代の足音/時代は今移る  訪れる 別れの終焉(とき)/あなたと過ごしてきた 避けられぬ隔世の感/時代は今移る  終わりの音がする 倒れる終焉(とき)
序章刀剣男士 team幕末 with巴形薙刀刀剣男士 team幕末 with巴形薙刀浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIこれは序章 物語のはじめ いつか成る 極限へ一歩 導くのは星か? 月か? 風か? 渡る波か?  終わりは来る いつか昔になる それでも意味を求めてしまうんだ 難しいことは性に合わねえ でも限界ってのを超えてみてえ たまには頭使ってさ  去りゆく時代 移りゆく景色 見定めるのは 俺の中の核 辿り着きたい 恥ずかしくない強さ これは序章 長い旅のはじめ  星は瞬き 月は満ち欠け 風は頬撫で 波は押し寄せる 変わるもの 変わらないもの 生まれるもの 朽ちるもの はじまりと 終わり  これは序章 物語のはじめ いつか成る 極限へ一歩  これは序章 長い旅のはじめ 新しい 自分と出会うため  これは序章 物語のはじめ これは序章 長い旅のはじめ
散るは火の花刀剣男士 formation of つはもの刀剣男士 formation of つはもの浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMI「ぎおんしょうじゃの~かねのこえ~」 「諸行無常の響きあり」 「娑羅双樹の花の色」 「盛者必衰の理をあらはす」 「おごれる人も久しからず」 「ただ春の夜の夢のごとし」  二つの力 ぶつかれば 散る 激しき火の花 咲き乱れ 咲き狂い 跡に残るは 一面の血の海 朱殷(しゅあん)に染まった 結末  「寿永三年二月。一の谷にて」  断崖絶壁を背に 陣を敷く平氏 崖の上の 義経公は言った  「絶壁を駆け下り 奇襲をしかける」  迷うことなく 先陣を切る 勇ましき背中  「戦の申し子」  下りきる前に 勝鬨を上げた その声が咲き散らす 勝利の火花  「寿永四年二月。屋島にて」  時は夕刻戦場は 休戦状態 小舟一隻 平氏からの挑発  「この扇の的を 射抜いてみよ」  もしも外せば 源氏の名折れ 義経公に 嗾(けしかけ)られた  与一の覚悟 与一の覚悟  「なむはちまん」  見事射抜いて 凱歌が上がる その歌が咲き散らす 勝利の火花  「寿永四年三月。壇ノ浦にて」  二つの力 ぶつかって 舞う 美しき火の花 咲き乱れ 咲き狂い  「はじめは潮流に乗った平氏方の優勢」 「しかし、潮の流れと共に形勢は逆転」 「敗北を悟った平氏一門は次々と海へ身を投げた」 「そんな中、平家随一の猛将、平教経は敵の大将を 道連れにしようと、義経の船に飛び乗った」 「が、しかし!!」  ひらり飛び ゆらり飛び 船から船へ ひらり飛び ゆらり飛び 平家最期の海 朱殷(しゅあん)に染まった 結末
ゆめのあと刀剣男士 formation of つはもの刀剣男士 formation of つはもの浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIあとに残るものは何か? ――しるし 存在した証 辿ってきた道 それが歴史となる 守るべきものとなる  己(おの)が背負うものは何か? ――えにし 追いかけたい背中 辿っていく道 いつか歴史となる 守るべきものとなる  傷あと 爪あと 焼けあと ゆめのあと 生きた 足あと  あとに残るものは何か? ――しるし 存在した証 辿ってきた道  傷あと 爪あと 焼けあと ゆめのあと 誰の 足あと 生きた 足あと ゆめのあと
瑠璃色の空III刀剣男士 formation of 三百年刀剣男士 formation of 三百年浅井さやか(One on One)YOSHIZUMIYOSHIZUMIねんねん ねんねん ねんころりん ねんねん ねんねん ねんころりん  夕紅(ゆうくれない)の刻を過ぎて 訪(おとづ)る静寂(しじま) まつり始まる前の静けさ 君はまだゆめの中  ねんねん ねんねん ねんころりん ねんねん ねんねん ねんころりん  瑠璃色の空見上げては 永久(とこしえ)を詠む 玉響(たまゆら)の闇 後(のち)に千代籠(ちよこ)む 君の名は竹帛(ちくはく)に垂(た)る  ねんねん ねんねん ねんころりん ねんねん ねんねん ねんころりん  瑠璃色の空 ねんころりん 始まりの空 ねんころりん 明けるための夜  黎明(れいめい)の刻(とき)  瑠璃色の空 ねんころりん 暁(あかつき)の空 ねんころりん 結ぶための紲(きずな)  悠久の刻(とき)  黎明(れいめい)の刻(とき)  ねんころりん ねんころりん ねんころりん ねんころりん
ゆうやみ刀剣男士 formation of 三百年刀剣男士 formation of 三百年miyakeimiyakeiYOSHIZUMI帰り道 分かれ道 1日の全部 置いてきた道  今日の出来事 何度も刻んで いつか忘れてしまわぬよう  ゆうやみが訪れて 山並みと混ざり合う 今日という日がまた終わる 朝焼けに染まる頃 君と僕は違う場所で 同じ色した朝陽を浴びるんだ  昔から知っていた そんな気がした旅の道  出会った人の笑顔と涙が 僕を支えているのかな  ゆうやみが訪れて 悲しみが和らいだ 今日という日は二度とない 朝焼けに染まる頃 きっと僕は自分の意志で 明日の道を選んで歩くんだ  明日君に会えるとしたら 両手に沢山の花を摘んで行こう  ゆうやみが訪れて 山並みと混ざり合う 今日という日がまた終わる 朝焼けに染まる頃 君と僕は違う場所で 同じ色した朝陽を浴びるんだ  変わる事ない心を抱きながら
君の想い星刀剣男士 formation of 三百年刀剣男士 formation of 三百年VaChee(Wee's Inc.)Sugaya Bros.(Wee's Inc.)・VaChee(Wee's Inc.)YOSHIZUMI積もった雪 春の陽射し 溶け出し想い出す 心の奥にしまい込んだ君の記憶(Ha ah ah)  懐かしいな ちょうど今の この時期に付き合い まだ少し寒い君の手を 初めてギュッと握ったね  分かっているさ 分かっているよ 今は もういない… 涙溢れてく(溢れてく)募ってく(募ってく) 逢いたくなるの… いつも  この瞳に映る日々は どこか少しぎこちなくて 君の声が聞きたくて 願う言葉 星に  困った顔 笑い顔も 全て覚えている 沢山の想い出がたまらなく恋しい(Ha ah ah)  いつの日か この想いを 暖かく見れる日が きっと来るように 僕がそう 強くならなきゃいけない  弱い自分に サヨナラしよう 決めた もう大丈夫! 君も不安だったね(不安だったね)心配ないよ(心配ないよ) 頼りないけど… 見てて  この瞳で前を向いて 少しだけど進み始め 君の星 見つけ言うよ 今までありがとう  出会いや別れを乗り越え 人は1つ大人になる 君の星 忘れないさ 今までありがとう… 今までありがとう
大事なものは一番近くに刀剣男士 formation of 三百年刀剣男士 formation of 三百年関屋直樹関屋直樹YOSHIZUMIララララララ Wow wow  朝の光浴びながら 大きく背伸びして深呼吸 憂鬱な気持ち 青い空に吹き飛ばしていく  寝ぼけ眼のアイツも やたらとご機嫌なアイツも 同じ空の下 新しい1日が始まる  今日という日が 僕らを繋げている(Wherever you are) 大切な仲間達  僕らはきっと このままずっと 手を取り合って 進んでくんだろう 喜びも悲しみも 分かち合おう  ひとりでいいって 決め込んだって いつしかふっと 気付かされるだろう 大事なものは一番近くに  ララララララ 君達が僕の宝物 ララララララ かけがえのない僕の宝物  季節は巡り巡れど 相も変わらずに僕たちは 馬鹿話をして 大きな声上げ笑い合って  負けず嫌いのアイツも 空回りばかりのアイツも 同じ思い抱き それぞれの1日を生きてる  どんな時も 一緒にいれること(All together now) それだけで奇跡だね  僕らはきっと この先ずっと 肩を並べ 歩いてくんだろう この絆 たやすくは解けない  時にぶつかって 言い合いになって それでもいつか 許し合うんだろう 大事なものは一番近くに  僕らはきっと このままずっと 手を取り合って 進んでくんだろう 喜びも悲しみも 分かち合おう  ひとりでいいって 決め込んだって いつしかふっと 気付かされるだろう みんなの笑顔 守りたい  僕らはきっと この先ずっと 肩を並べ 歩いてくんだろう この絆 たやすくは解けない  時にぶつかって 言い合いになって それでもいつか 許し合うんだろう 大事なものは一番近くに  ララララララ 君達が僕の宝物 ララララララ かけがえのない僕の宝物  ララララララ 君達が僕の宝物 ララララララ かけがえのない僕の宝物
矛盾という名の蕾石切丸・加州清光石切丸・加州清光御笠ノ忠次・浅井さやかYOSHIZUMIYOSHIZUMI「…私は、戦があまり好きではなくてね。」 「? うん。」   己が武器である事 忘れた事はない この身に刻まれた宿命 忘れるはずがない 命奪い合う『物』として 我らは生まれた  「うん。」 皆それぞれ 命のやり取りを経て、ここにいる 「加州清光、君にも身に覚えがあるのでは?」 「…。」 「…その中でも…今剣さんは大きな矛盾を抱えている…。」 「矛盾…。」  肉体を得ることによって生まれた矛盾という蕾 感情という花を咲かせる  あの小さな身体に宿った蕾は 今まさに花開こうとしている 悲しみという花  「…悲しみ、か。」 「…今剣さんは…かつての主である源義経を…。」 「…ああ、そうだったね。」 「…。」 「…アンタがなんで戦が嫌いなのか…わかった気がする。」 「…え?」 「…ずっと、人間のそばでさ、病気や怪我を治したいっていう 思いとか願いとか、受け止めてきたんでしょ?」 「…ああ。」 「…でも…でも…。」  自分が武器だって事 忘れるなんて出来なくて この身に刻まれた宿命 受け入れるしかなくて 命奪い合う『物』として生きるしかなくて そして…俺も 私も 命のやり取りを経て ここにいる  「そりゃあ戦嫌いにもなるよな…。 戦ほど悲しみを生むものはないんだから。」 「…。」 「…アンタも、大きな矛盾を抱えていたんだね。」
うたかたの子守唄小狐丸・石切丸小狐丸・石切丸茅野イサムYOSHIZUMIYOSHIZUMI夜よ 夜よ いにしえの夜よ 夜よ 夜よ その か黒き闇で 淡き現し世 包んでいるのか  ねんねんねん ゆらるろろ  夜よ 夜よ 星屑の夜よ 夜よ 夜よ その目映き闇で 久遠の疼き 癒しているのか  ねんねんねん ゆらるろろ  嗚呼 泡沫の 嗚呼 人の世よ たまゆらの涙 零れ落ちても  嗚呼 兵の 嗚呼 夢の跡 今宵は眠れ 闇に抱かれて
おぼえている刀剣男士 team三条 with加州清光刀剣男士 team三条 with加州清光浅井さやかYOSHIZUMIYOSHIZUMI「…どういうつもりだ?」 「…よしつねこうをいじめないで!」 「今剣!」  ぼくは まもりがたな よしつねこうを まもるのが やくわり だから おねがい  「今剣!」 「こないで!」  おぼえているんだ あたたかいてのひらを おぼえているんだ あたたかいあのかたの… あのかたの…  歴史を守るのが 使命 「…いやだ。」 それが我らの 使命 「いやだよ…。」  「…今剣…そこを退くんだ。」 「…いわとおし。」 「どけーーー!」  いやだよ…せっかくあえたんだよ よしつねこうに…  「今剣!」 「はなして!」  「くるよ。」 「!」  一瞬にして淀む空気 その気配に身の毛もよだつ ぼくは…まもりがたな 一瞬にして消えた星 澄む夜空に立ち込める暗雲 ぼくの…やくわり 地響きの様な叫びとともに… Ah―  「義経!」  「やめて!…いやだ…もういやなんだ。」 あのかたがいなくなってしまうのは… おぼえているんだ やさしいえがおを おぼえているんだ いさましいすがたを  「…あれはもはや義経公ではない。」 「…いやだよ…れきしがもどったら… けっきょくぼくは…。」 覚えているんだ はっきりと 「おぼえているんだ…。」 温かい掌を その感触も 「あたたかいてのひらを…。」 覚えているんだ 鮮やかなる 温かい 「あのかたの…。」 血汐  「今剣…お前は悪くない。」 「…。」 「お前は何も悪くないんだ。」  忘れろとは言わない だが責めるな 自分の事を  見上げた空には たからもの  「え…。」  きらきら光るお星さま
きらきら今剣今剣茅野イサムYOSHIZUMIYOSHIZUMIかあかあ げこげこ かあかあ げこげこ カエルもカラスも帰っていくよ 空は夕焼け 陽が沈む なんだか淋しい 逢魔(おうま)が時 湿った風が 髪揺らし ぼくの背中が丸くなる そんな時は あの人思い 胸を張って上を向く 見上げた空には たからもの きらきら光るお星さま  きっとどこかであの星を にこにこ見ている人がいる きっとどこかで同じ星 きらきら見ている人がいる にこにこ にこり にこにこ にこり まんまる月も 笑っているよ きらきら きらり きらきら きらり きっと明日は 天気になるよ
名残月岩融岩融茅野イサムYOSHIZUMIYOSHIZUMI名残月 何故(なにゆえ)照らす嘆きの荒野を 千年の誓い 秘めたる渇き 名残月 何故(なにゆえ)暴く 抜き身の傷を 千年の誓い 秘めたる孤独 鞘を持たぬこの体 しんしんと しんしんと 碧き光が突き刺さる しんしんと しんしんと
返歌 名残月三日月宗近・岩融三日月宗近・岩融茅野イサムYOSHIZUMIYOSHIZUMI名残月 露草(つゆくさ)染まる あつかしの 夢の夢こそ 哀れなり 名残月 朧(おぼろ)に霞むすすき野を 揺らすは風か ため息か 名残月 (しんしんと) 散りゆく定め知りつつも (しんしんと) 今咲き誇る花の哀れよ 名残月 (しんしんと) 消えゆく定め 知ればこそ (しんしんと) 今降り積もる 常(とこ)しえの光
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