谷山浩子「テルーと猫とベートーヴェン」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
谷山浩子谷山浩子宮崎吾朗谷山浩子昔々の その昔 歴史が始まる 前のこと 二つのものは 一つだった 二つは同じ 一つだった  持つこと欲した もの達は 海と大地を 選んだが 自由を欲した もの達は 何も持たずに 飛び去った  分かれてしまった 人と竜 忘れてしまった 太古の記憶  遠く遠くの 西の果て 世界が終わる 最果てで 翼を持った もの達は 風のはざまに 生きている  風を吸い込み 火を喰らい 鋼の体は 風に乗る 赤い瞳は 真を見つめ 太古の言葉で 真を語る  どんなものにも 囚われず どんなものにも おもねることなく  それは気高く 慈悲深く そして残酷な 残酷な命 人がなくした 太古の姿
テルーの唄谷山浩子谷山浩子宮崎吾朗谷山浩子夕闇迫る雲の上 いつも一羽で飛んでいる 鷹はきっと悲しかろう 音も途絶えた風の中 空を掴んだその翼 休めることはできなくて 心を何にたとえよう 鷹のようなこの心 心を何にたとえよう 空を舞うよな悲しさを  雨のそぼ降る岩陰に いつも小さく咲いている 花はきっと切なかろう 色も霞んだ雨の中 薄桃色の花びらを 愛でてくれる手もなくて 心を何にたとえよう 花のようなこの心 心を何にたとえよう 雨に打たれる切なさを  人影絶えた野の道を 私とともに歩んでる あなたもきっと寂しかろう 虫の囁く草原(くさはら)を ともに道行く人だけど 絶えて物言うこともなく 心を何にたとえよう 一人道行くこの心 心を何にたとえよう 一人ぼっちの寂しさを
数え唄谷山浩子谷山浩子宮崎吾朗谷山浩子ひとつの秘密を埋めんとして ふたつの踏み分け道をたどり みっつの水辺を彷徨い歩く  よっつの宵待ち草咲く夜 いつつの泉に沈められた むっつの昔ばなしを聞かん  ななつの涙乾かぬままに やっつの刃(やいば)を抱(いだ)きながら ここのつの孤独の満ちる心
旅人谷山浩子谷山浩子宮崎吾朗谷山浩子幾つもの昼と夜を越えて 幾つもの海と島を渡り 真の光を探し続け 彼の旅は未だ終わらず  船べりを叩く波と話し 帆を打つ風のたゆまぬ唄を聴く 内なる声が導くままに 潮に焼かれた手で舵を取る  言葉が意味をなくした都に 隠された愛の言葉を探し 声なき声がすすり泣く 深き暗闇の路上を歩む  時の失われた街で 亡き者たちのその哀しみを知り 祈りの刻まれた神殿に 太古の生きものの声を聞く  最果ての象牙の浜辺 とこしえの夕映えの島 鳥さえかよわぬ荒野の中に 小さく瞬く命をみる  星降る夜の孤独な眠りに かなた故郷の山を思う  白き峰々と黒き森 丘を駆け回りし幼き日 夜毎夜毎の炉辺ものがたり 懐かしき隠者の面影  輝かしかりしかの年月を 取り返すことあたわずとも それを悲しむまいとして 彼の旅は未だ終わらず
空の終点谷山浩子谷山浩子宮崎吾朗谷山浩子空に終点はあるのかしら どんな道も終点があるでしょ 大地にも終点があるわ 海にも終点があるはずよ  終わりがないものってあるのかしら 夜が来て一日は終わるでしょ どの季節にも終わりがあるわ わたしの命もいつか  空には終点がないって あのひとはいう 空はずっとずっと続いて どこまで行っても終わりがないと  空に終点はあるのかしら それを確かめにいきたい あの人と あの人と 飛んでいきたい 空の終点があるところまで
素晴らしき紅マグロの世界谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子幸せの予感 それは紅マグロ お口の誘惑 それは紅マグロ ピチピチのプリプリで ほどよく締まってジューシーで ひと口かめば脳天突き抜け 広がる旨味  誰もがほほえむ そんな紅マグロ つぶらな瞳 そんな紅マグロ できることなら紅マグロと お手々つないで歩きたい 紅マグロの誕生日に お呼ばれしたい  ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道  そのままで食べたい でかい紅マグロ かかえて食べたい 重い紅マグロ できることなら紅マグロのおうちに住みたい 暮らしたい 壁も畳もお風呂もベッドも 全部紅マグロ  ああ呼んでいる ものすごく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道 ああ呼んでいる とめどなく呼んでる わたしのこの道は マグロへつづく道
雨のアタゴオル谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子水と水の かわす言葉 水と水が 指をからめあい ひんやり冷たい 秘密のボトルに 僕を 世界を ふいに閉じこめる  雨のアタゴオル そこでもここでも 目には見えない 何か柔らかな 生き物たちが 目覚める 蠢く のたくる 羽ばたく 笑う声がする  膨らむ 縮まる ガラスの肺の深呼吸 膨らむ 縮まる 雨を吸い 虹を吐き出す  雨のアタゴオル 緑は暗く 翳り 光り 枝は伸びていく 生き物たちは 姿を変えるよ あの時捨てた古い帽子のかたち  膨らむ 縮まる 雨降り森の深呼吸 膨らむ 縮まる 僕を吸い 僕を吐き出す
人生は一本の長い煙草のようなもの谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子僕は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを  この先いつか出会うはずの 誰かのことを思ってみる 顔さえ知らない きみを想ってみる  ふいに涙がこぼれた 泣きたい理由もないのに 僕の知らない未来を 涙はみつめている  たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ  長く長く 煙はのびて 細く細く 空へとのびて やがては薄れて 見えなくなっても  香りだけは消えずに いつまでも 旅をつづけて ある夜 誰かの夢に 静かに とどくだろう  たとえば僕の人生は 一本の長い煙草のように 想いを燃やして 想いを燻らせ  明日は何を描くだろう 果てのない 暗い夜空に どんな悲しみを どんなときめきを
夢のスープ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子階段の一番上に あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん でも 近づけばそこにない 後ろにある でも 振り向けば後ろにない 左にある  階段の途中のどこか あかりがついたよ 近づいてよく見てごらん そばで見てごらん 目をこらして見つめるほど ぼやけていく 視界の外へ逃げていく 気配が消える  おりて行こう 螺旋階段 下へ下へと どこまでも おりて行こう まわりながら 夢の底へと続く道  ひとつの扉をあけたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉があいた ひとつの扉を閉じたら 百・千・万の 億・兆・京・那由多・阿僧祇の扉が閉じた  ひとつ確かなことがある 確かにひとつ それは確かにひとつある ひとつ確かに ふたつの次はここのつで 次はななつ 真夏のツノはココナツの 常夏のツノ  おりて行こう 螺旋階段 夢が醒めれば また夢だ おりて行こう まわりながら 底が抜けたら その下へ  階段の一番下に あかりがついたよ 階段の一番下なんて ほんとはないんだよ 僕は無限を抱いている 眠りの奥 夢のスープを泳いでいく ねじれていく  おりて行こう 螺旋階段 おりればゆるり 溶けていく おりて行こう まわりながら 溶けて崩れて いなくなる
ポプラ・ポプラ谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子ポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路  ポプラ・ポプラ 白い息が 「おはよう」と 追いこしてゆく きょうは少し うつむきがち 思わず 頬をそめた  ひとりの人の色に 世界がそまる 一日その人だけ みつめて過ぎてゆく  ポプラ・ポプラ そんなふうに 自分が変わっていくのが なんとなく 悲しい気持ち 心が とまどってる  いつのまにか 彼の前で わたしの声 あまえている 友だちに 知られたくない わたしが わたしじゃない  放課後の窓ぎわの 気ままなおしゃべり 友だちの輪の中で 笑いころげていた  ポプラ・ポプラ あの自由な 日だまりのような時間が 永遠に つづいていくと わけもなく 信じてたの  透明な水のような きのうが終わる 嫌いにならないでね 恋をしたわたしを  風に向かい 空に向かい まっすぐに背すじをのばす ポプラ並木 見上げている やさしい人とふたり  ポプラ・ポプラ 春 夏 秋 冬がきて また春がくる ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路  ポプラ・ポプラ いつも見てる 駅からの通学路
かおのえき谷山浩子谷山浩子谷山浩子谷山浩子かおのかたちの かおのえき どこが口やら 眉毛やら 誰もわからぬ かおのえき どこが改札やら 線路やら  切符を求めて二千年 改札たずねて二億年 いつかはどこかへ行けるかも そのうち何かに乗れるかも  人がうろつく 人が増えるよ 人が減らずに 人がたまるよ 人がうろつく 人がぶつかる 人が住みつき 町ができるよ  耳から耳へと橋をかけ 毛穴に種まき二毛作 鼻の頭からふもとへと 重なりあうよに家が建つ  まばたきひとつ 虎が飛び出す まばたきふたつ ネズミが逃げる 泣けば洪水 笑えば地震 クシャミの嵐 みんなバラバラ  全ての人が考えているよ どうしてこんなとこにいるのか 普通の駅に行くはずだったのに どこかで道を間違えたのか  全ての人の 願いはひとつ いつか行きたい 普通の駅へ 切符が買えて 売店があって 電車に乗れる 普通の駅へ  かおのかたちの かおのえき どこが口やら 眉毛やら かおのかたちの かおのえき あなたの後ろに 迫り来る
偉大なる作曲家 Decomposing Composers谷山浩子谷山浩子Michael Palin・訳詞:谷山浩子Michael Palinベートーヴェンの曲は今でも 生きているけど でもベートーヴェンは生きてない 死んでしまった モーツァルトはもう二度と お買物に行けない リストやブラームスやエルガー もう誰にも会えない  偉大なる作曲家 死んで土の中 腐敗して溶けて 分解して 骨  ヘンデル ハイドン ラフマニノフ 食べて飲んで騒いだ 今残されたものは 固まったグレイビーソースだけ  シューベルトやショパンも 笑ってたあの頃 今150年が過ぎて ほとんど残ってない  偉大なる作曲家 死んで土の中 腐敗して溶けて ほとんど残ってない  偉大なる作曲家 死んで土の中 腐敗して溶けて 分解して 骨  分解して 骨 分解して 骨  クロード・アシル・ドビュッシー 1918年 死去 クリストフ・ヴィリバルト・グルック 1787年 死去 カール・マリア・フォン・ウェーバー 1825年 体調悪く 1826年 死去 ジャコモ・マイヤベーア 1863年 まだ生きてた 1864年 もう生きてない モデスト・ムソルグスキー 1880年 パーティーに出席 1881年 もうぜんぜん面白くない ヨハン・ネポムク・フンメル 1836年 毎晩パブで仲間を相手にものすごい勢いでしゃべり続け 1837年 黙った
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