ALI PROJECT「愛と誠~YAMATO & LOVE×××」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
胡蝶夢心中ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也そう私を見つめる瞳に もしも恋しさが潜むなら 目を伏せずに受け止めたこと 限りなく優しい罪となる  いくつも儚い夢 越えてきたの 最後にあなたの元で 目覚めていいの?  なぜ人は魅かれ合い 触れずにはいられないの 月の届かぬ夜も ひとり過ぎてきたのに  鱗粉の毒を撒き 舞うことを止めぬ蝶は 天の川に身を投げて 生まれ変われることも 望まない  いま私を見つめる瞳に いつか憎しみが宿るなら あなたの眼は光を束ね このからだ焼き殺せるでしょう  探すのを止めるのは 早いわ 愛を 私はまだそれを 大事に持っている  なぜ人は出逢いから 運命を選び取るの 慄える淡い羽を そっと授かるように  生きることはただ死に 向かうための旅だから 哀しみに気づかぬまま 微笑むときを永遠だと 思って  なぜ人は睦み合い かたく手をつなぎ合うの 本当は弱いから 幸せを求めるの?  満開の花の中 迷い込んでいく蝶は 薄墨の風に抱かれ 花びらとなって 土へと埋もれる  なぜ人は出逢いから 運命を選び取るの 慄える淡い羽を 握り潰すみたいに  生きることがただ死に 向かうための旅ならば ふたりが生きる行方が ひとつの死になることを 願うだけ
遊月恋歌ALI PROJECTALI PROJECTArika TakaranoMikiya Katakura斉藤暁あなたが寝ていた場所に 月の光が 堕ちる  残った夜をわたしは 哀しむために 生きる  さなぎのまま 眠った蝶みたい この想いは 翔び立つ明日を持たずに  果敢ない約束は いらないから そっとまぶたに口づけて これからひとり見る 夢の数々が ああせめてやさしく 訪れるよう願って  降りつもった雪深く 埋もれて春を 待つの  冷たくなったわたしを 抱いてあなたは 泣くの  枝を鳴らす 激しい木枯らしよ 恋の炎 凍らせ 粉々にして  きれいな思い出を あげたいのに 我が侭なわたしを許して あなたを包み込む 愛の衣衣を 重ねて いつまでも ほどけないのよ この手を  儚い幸せが 消えぬうちに そっとまぶたに口づけて これからひとり見る 時の移ろいが ああどうか 矢となって 過ぎ去るように祈るの
BAR酔芙蓉へどうぞALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也斉藤聡ウヰスキーはいかが 飲みたい気分でしょ 竹林 風を抜け お出であそばせ  辿り着けたらあなた 乾杯をしましょ 窓の月 切子のグラスに溶かして  たまには浮き世離れ しずかに時揺蕩う 酔郷の桃源郷 爪に点した緑蛾の灯り どなたも知らない 秘密の話でも  絽の帯のうしろ 白狐の尻尾 見え隠れしたなら お酔いの証拠ね  色恋は化かし合い 騙されて幸せな 可愛い女もいる ほらあなたの帰りを 待っているひとが見える 夏の嵐のなか  私の名 酔芙蓉 うす紅から紅い その記憶は色づく 目醒めたあとは消えてゆくけど だけどまたいつか 逢いに来てくださる?  おひとりで 夢の浮き橋渡って
真夏の憂愁夫人ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也バテンレースの日傘から 夏の影絵が 回り 落ち 白い首と 萌黄の帯に留まる  そっと振り返った母の いつも泣いてるような目は 僕を抜けて 知らない誰かを遠く 見つめていた  傾く 陽炎  眩暈に歪む 蝉時雨坂 手を引かれて のぼってゆく 追われるように 逃げだすように 汗ばむ掌が痛かった  離れないで  本当に愛してるのは僕 母と同じことを言うんだね 白い首の後れ毛 掻き上げながら微笑む女(ひと)  零れる 追憶 明かり灯らぬ 黄昏の部屋 僕はあの日を思い出す 少年となり 腕を伸ばした 捉まえたいものは もう疾うに 失くしたのに  眩暈に続く 蝉時雨坂 僕はひとり のぼってゆく 追いつくように 逃げないように  背を向けた貴女は 誰だろう  こっち 向いて 届くよ あと少し
蜜薔薇庭園ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也緑の指で ここにいない あなたを なぞりつづけて 夢の扉 探せば 乾いた くちびるにのせ 唄う恋も 潤みだす Rosengarten 秘密の茂み 埋もれ咲くのは 蜜薔薇 Rosengarten うす絹 脱いで 纏わりつく薫り抱き 切ない記憶を燻らす この身は香水塔  迷い込んだら けして逃れはしないと 小さな棘は 赤く熟み肌を刺す この痛みが消えるとき 月は満ちてゆくのでしょう Rosengarten 奥深くへと 羽音みちびく蜜蜂 Rosengarten 眩暈の淵で あなたの名前 呼ぶから 今宵の睡りのどこかで きっと聞いてください  この想いを失って 生きるなど できるでしょうか Rosengarten 秘密の園も いつか 荒れ果てるのなら Rosengarten 涙の雫 まだ甘く零れるうち わたしの心を溶かして まだ見ぬ莟に捧ぐ
Rose MoonALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也ああ 逢いたくて 恋の歌さえずる カナリア 吐息の檻の中で 翔び立つことも出来ない  じゃあ おやすみと 急ぐように電話は途切れ あなたの香に似た 冷たい闇が降りるわ  恋しさに負けそうになる 奪いたい あなたを 微笑みや言葉や愛 わたしの知らないものから  ああ 逢える日の ときめきは 茨の羽根なの 素肌に刻むように あなたを抱きしめるでしょう  心まで裸になれる 瞬間をください 薄紅の薔薇になって その胸の中に 散りたい  恋しさに負けそうになる 壊したい あなたを 想い出や未来や夢 わたしだけ見えるように  心まで裸になれる 瞬間を ください 薄紅の薔薇になって その胸の中に 散りたい  その胸の中で 散りたい
月光夜ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也月光の冷たさに 骨がそっと 氷る 雪のような胸の下は 赤い薔薇のシャーベット  蜉蝣の翅も軋む 眠りへの階段 踏み出すたび 痛みの欠片 ひとつふたつ こぼれて融ける  糸杉の間に間に ゆれるのは魂 世にもやさしい目で わたしを見ている  少しだけ今だけ 生きるのを止めよう すべてを忘れたら もういちど目覚める  月光は 銀の爪で 絹の糸をつむぎ 縫い綴じるよ 玉兎(うさぎ)の見た いつか降りる 終嫣の悪夢(ゆめ)  心はこんなにも 儚い匣だから ひとつぶの涙の 重さを知ってる  少しだけ今だけ 生きるのを止めよう 何もかも忘れて もういちど生まれる  糸杉の間に間に ゆれるのは 魂 世にもやさしい目で あなたを見ている  少しだけ 今だけ 生きるのを止めよう 何もかも忘れて もういちど生まれる
緋紅的牡丹ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也腕を回して抱き取る 夢の形よ 美しき君が其処に居る 奇跡を密かに愛しむ 深き想いはその瞳に 届かざりしも 苦しみは甘き棘を持ち 私は痛みに酔い痴れる  花に譬えて生きられる 戀と云う麗らかな日々を ああ忘れざりしこの世の 思い出と代えて 春の中 散らん  せめて牡丹の 緋の色を残して  倫倫地想著似 擁著似的肩 無法進入似那片天 痛苦交纏 甜蜜的荊棘 在痛中癡戀迷離 浄扎盤旋 迷失留戀  展開的美麗花瓣 幸福的笑臉 愛無法實現的毎天 苦苦思念 世世年年永從心中美好懷念 美的夢町 美的春郷 不要離我那摩遠  紛紛飄落的花瓣 那是緋紅艶麗的牡丹  蝶に譬えて死にたもう 戀と云う残酷の時よ 広げた羽は千切れて 天の高みには 昇れないのなら 君の瞳の青空に 墜ちよう
RED WALTZALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也蘭の華を愛でるように あなたの舌が 呼びつづけた私の 名前は 偽りだったの  暗躍する影に 心を売った女 どんな命も草花のように 散らす冷たい指を持つの  たったひとつ 怖いものがある この手を狂わせるは 恋 胸元 隠した毒 また一夜 躊躇わせ  何故あなたは 疑いもしない 優しい眼差しなの だめ これ以上見つめないで 抱きしめて ただふたり踊りましょう 私が黒い手套 静かに外すまで  汚れたこの街で 唯一美しい夜明け 輝くひかり受けて 生まれ変われたらいいのに  激動の時代は 人々の人生を 巻き込んでゆく 軋む歯車 止める事などできないのよ  もうひとつも 怖いものはない この手が揺らぐのなら恋 恋した それが証し 靴元へ 落ちる小壜(びん)  もし平和という世の中なら 幸せ 巡らせてく愛 愛するだけの為に 生きられた でも此処で踊りましょう けして終わることない 最後のワルツを  いまあなたが 私の手を取り 指へと 嵌めるものは 赤 真っ赤な 朝焼けと同じ色の指輪なの?  ああどうして 気づいていたでしょ 強くて いけない人 だめ これ以上動けないわ 抱きとめて あと少し この瞳が あなたを映したまま 静かに閉じるまで
薔薇娼館ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也濃紅へと沈む夕べに 土に撓まぬまま 少しずつ朽ちるのは  また一片の花弁 また一輪の薔薇 蒼ざめ浮き立つ かつての純白  まだ薫りは仄かに まだ記憶を留めて すべて甘やかに 忘れよと告げるように  いま私は妬ましい 花の季が  硝子を伝わる水滴眺め 凍えることのない 肌を抱く爪は棘  指先を触れもせず 囁きも交わさずに 遠離る影を 目を閉じ追っても  瞳から植えられて 胸の奥で何度も 開こうと藻掻く 一塊の赤い芽を  恋と呼んで 慈しめばいいのですか  まだ一片の花弁 まだ一輪の薔薇 外は騒ぐ風 通り過ぎる修羅  なお薫りは立ち篭め もうひとつあとひとつ この身の代わりに 散り果ててゆくがいい  溜息も零さずに 叫び声も上げずに ただひとりの名を 塗り込め差す紅  ここは蔦の蔓延る 熱の籠もる温室 咲きも枯れもせぬ わが薔薇だけの為の  誰かの手で織り込まれた 造花のような
修道院の廃庭にてALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也Yoshihisa Hiranoもしも掌に ひとつだけ花の 根を植えることが できるとしたなら  いまのわたしは ひっそりと蒼く 首をもたげる 菫を選ぶ  枯れ果てた涙の 一滴で開くような  かつてのわたしは 身に余るほどの 真紅の薔薇や蘭で 飾りたてて  この手にできぬ ものなどないと ただひたすらに 夢追っていた  すぐそばに佇む 愛にさえ気づかずに  風と共に逝き去りし 青く美しい春よ さあここに巡れ もう一度だけ  掴まえた重みが 重なる朽花でも  白い骨透ける腕に 流れ昇る温かな 菫色の血よ  あとひと春を
春葬ALI PROJECTALI PROJECTARIKA TAKARANOMIKIYA KATAKURAどれほど艶やかに 咲く花よりも 甘やかに散るのは 君を恋うる 私の胸の血でしょう  とじた瞼の闇まで 紅ゐに染めあげ 薄墨けむるこの世を 埋めてゆくでしょう  葬ってください 私を 春のこの日に  無垢ほど残酷な 微笑みはない やさしい君を知る そのたび 愛は馨しく患う  どうか 初めて出逢った 時間を絵のように 綺麗に閉じ込めたまま 思い出せる夜に  葬ってください 満開の 桜の下に  失いかけたもの 呼び戻しても 慰みの亡霊 しづかな骨 腕のなかで崩れる  君を抱きしめた刻に 帰ってゆけるなら これから生きるすべての 日々など捨てましょう  伏せた瞼の闇まで 紅ゐに染めあげ 薄墨けむる私の この世を浄めましょう  葬ってください 君の手で 春のこの日に
闇の翼ですべてをつつむ夜のためのアリアALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也叶わぬ 願いは ひとつぶの種 深い夜へ 埋める  月のしずくで 育てたならば どんなふうに芽がのびて そして葩(はな)は何いろで ひっそり 夢のどこかで 咲くのでしょうか  もしも 願いが もうここにいないひとに 送るものなら  よごとに ますのは 闇の静けさ もういちど あの微笑みと やさしい声に 逢えるなら すべてを 捨てることさえ いとわないのに  なみだは 夜露に抱かれ 草に落ちる その葉陰 思い出たちが はらはら踊るよ  見果てぬ 哀しみ 空へ放てば こうもりたちの羽に乗り 夜明けのひかりを浴びて 今宵の 夢の終わりで 消えるでしょうか  いつでも想いは 変わることなく 胸の奥に たたずむ
星月夜ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也平野義久どんなにあなたを 抱きしめても いつかはふたりが 離れる時がくる  迷子のように それがこわい  星が音を たてて墜ちる 秘やかな こんな夜は  誰も天使に なれないけど 心は空より 息づいているわ  ただひとつの 翳りもなく  あなたが目を 閉じたあとも そばにいるわ いつまでも  もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから  いつしか涙は 悲しみよりも 愛するために あふれてゆくでしょう  あなたを知る それまでより  わたしが目を 閉じるときは ただこの手を 握ってて  もうわたしが 帰る場所は あなたしか ないのだから  木々のみどり 風のかおり わたしたちが 流れてく  時をこえて 夢をこえて そばにいるわ いつまでも
共月亭で逢いましょうALI PROJECTALI PROJECTARIKA TAKARANOMIKIYA KATAKURA斉藤聡菩提樹の 並木越えて 星座の舟が 行くわ 夏空の 掟のように この一年を わたしはひとり  想い出す この四阿 あなたの腕で 待った お月様 どこか降りて さよならだけが 浮かんでいたわ  きっと 来ると あなた呼べば 星が コトリ  今宵 今宵 晴れわたる 共月亭で逢いましょう ひとつ ひとつ 想い出を 宇宙(そら)に放し数えましょう  天界は 祝いの美酒 星の祭りに 唄う 月光を 汲んだグラス わたしにだけは 冷たく凍みる  とおい 国で あなた同じ 光に ユラリ  今宵 今宵 賑わいの 共月亭で逢いましょう 空が 空が 胸めがけ 墜ちて壊れゆくまえに  今宵 今宵 恋ケ淵 共月亭で逢いましょう 明日は 明日は 消えてゆく 真夏の夜の夢でしょう
AdieuALI PROJECTALI PROJECTArika TakaranoGustav Mahler遠い日々 一枚の幸福な絵となり いつまでも 褪せることなく 飾られ  人が生き 生まれ死す 絶えゆく時の流れに 留まる屋敷  もう今は 子達の声もなく くらい廊下に 零れる月の 厳かなる跫音 過去へと  別離という宿命を なぜ人は 変られぬのか  どれほどの美しい 永い永い夢が 過ぎ去って行っただろう 満ちては  ひとり佇む 黄昏に いつか必ず 舞い戻るだろう わが魂だけは
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