ALI PROJECT「愛と誠~YAMATO & LOVE×××」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
愛と誠ALI PROJECTALI PROJECTArika TakaranoMikiya Katakura命は明日 枯れるかも しれないと思えば 今と云う瞬間の 重みを知るだろう  散るは覚悟 咲く花の 香に匂う強さに 千代に栄え都は あなたを迎えた  はばたけ大志よ 誰より高みへ 昇りつづけるため  爛漫の四方(よも)の春 愛と誠たずさえ 迎え撃つ敵の数 まだ計りしれずとも いつかは誉れの酒杯 空の色うつし  胸の唐獅子 吠えるままに 大和男子なら いつまでも 男であってください  何も無いところから 生まれてきた恋が 刹那を運命(さだめ)と云う 永い時に変える  この私があなたの 辿り着く場所ならば ただ微笑みを湛え ここで待っている  見せない涙で 私をくるんで そっと濡らせばいい  清らけき永久(とわ)の春 愛と誠ささげて 白い肌 刻むのは たった一人の名前 千年先まであなたを 愛すると誓う  夢の通い路 地の果てまで 大和撫子でいつまでも 女でいさせてください  千々乱れ桜吹雪 愛と誠のために 抜く刃はためかせ 信じる道行けばいい 千年先でもあなたに 出逢えればわかる  爛漫の四方(よも)の春 愛と誠たずさえ 迎え討つ敵の数 まだ計り知れずとも いつかは誉れの酒杯 空の色うつし  胸の唐獅子 吠えるままに 大和魂よ 最後まで 男で生きてください
勇侠青春謳PLATINA LYLICALI PROJECTPLATINA LYLICALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也行けどもけものみち 獅子よ虎よと吠え 茜射す空の 彼方にまほろば 幽囚の孤獨に 彷徨う青春は 弱さと怒りが姿無き敵ですか 父よ 未だ我は 己を知りがたし  先立つ兄らの 見えない背中を追えば 迷いの一夜に明星は誘う  死して終わらぬ 夢を焦がれども 確かな君こそ我が命  烈風の荒野で 蝶よ花よと生き とこしえの春に 咲き添うまぼろし 混濁の純潔 この身は汚れても 心の錦を信じていてください 母よ けして我は 涙を見せねども 足下の草に露は消えもせで  生まれた意義なら やがて知る時が来よう このいま せめての義旗 血汐に浸し  ただ君を愛し 胸に刻んだ 刺青(しせい)のような傷を抱いて  行けどもけものみち 獅子よ虎よと吠え 茜射す空の 彼方にまほろば 勇侠の士となり 戦う青春は 仄蒼きほどに愚かなものでしょうか 父よ 未だ我は 愛ひとつ護れず 仮初めのこの世の真はいづこ  烈風の荒野で 蝶よ花よと生き とこしえの春に 舞い散るまぼろし 混濁の純潔 この身は汚れても 心の錦を信じていてください 母よ いつか我を 授かりし誉れと  生けどもけものみち 獅子よ虎よと吠え 茜射す空の 彼方はまほろば 高潔の志のもと 戦う青春は 果敢なき時代(とき)ゆえ美しきものとあれ 父よ いつか我は 己に打ち克たん 尊びのこの世の誠はそこに
神風ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也いざ進まん 時を越えて 日出づる国 生まれし者らよ 知らざれざる 想い遙か 響く先人の声  かつて黒馬に跨り 駆け回った神の野山も 現世(いま)は繁栄の都 再び君は戦う戦士  守るのは小さな城で また今日も疲れ果てて眠れば 射干玉の夜は静かに 輝きながら君を包む  人知れず零した涙 やがて清らな川となり 来る日を育む糧とならん  いざ進まん 運命を抱き 日出づる処 目覚めし者らよ 行く手阻む 敵があれど 雲間を裂く雷  その身体に 流れるのは大和の血 嗚呼 千代に八千代に いつまでも  ありふれた愛の歌が 伝えるのは虚ろな正義で 胸の鞘へとし隠した 白刃の煌めき無きものとす  護られるべきは君で 道なき道砕いて渡るとき 背中を押す一陣の 風の強さに身を任さん  花と散った遠き友が 万世の桜華を咲かす 身捨つるほどの未來のためと  いざ羽撃け 若き鷹の 翼はまだ 空の藍染まる 彼方消えた 星の行方 追って天届くまで  その心に 宿りしは大和の夢 ただ不撓不屈で 生きるべし  誰の神の子では非ず けれども尊き 人の子  いざ進まん 時を越えて 日出づる国 生まれし者らよ 知らざれざる 想い満ちて 響く神風の声  いざ羽撃け 若き鷹の 翼はまだ 空の藍染まる 彼方消えた 星の行方 追って天届くまで  その身体に 巡れるのは大和の血 君 千代に八千代に いつまでも
陸と海と空とALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也歩んで行こう 萌える陸の桜咲く大地を 実りの時を繰り返した 神の土地の  どんな日があれど 人々は暮らす 目覚めの朝と 眠れる夜と  誰でも生まれた 場所を愛したい たったひとつの 誇る故郷として  僕は家を出た いつか戻る為 まだ先がある  渡って行こう 青い海を 輝ける波間を 赤道線を越えなくとも 君が見える  正義を失う 明日なんか無い 昔の人も 信じつづけた  僕らの頭上に 旗を掲げよう 世界にひとつ この国の紋章を  飾り立てはせず 偽りも持たず 現代(いま)の自分へ  翼に乗ろう 藍の空へ 煙る白い雲へ 天の彼方を知らないから 君に会える  道は分かれても 左右は違わぬ 民 共にあれ  歩んで行こう 萌える陸の菊香る大地を 境界線を越えなくとも 君を守る  渡って行こう 青い海を 輝ける波間を 翼に乗ろう 藍の空へ ああいつまでも
戦争と平和ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也Love will give wish to all the people 夢から目醒めて 泣き出す幼子をあやしつけるように What should we do for the world この星を揺らす せつない叫び声をそっと鎮められたら  たとえ天の怒りに触れて ひかりの園を追われたとしても  けしてあなたと離れはしない 瓦礫の森の白い月を見上げて はるか遠い時 黄金の記憶を呼び戻すの  Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕には哀しみも抱きしめられるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける  荒れた地にも一茎の花が 太陽に向かい咲きほこるように この世に満ちる美しきもの めぐる緑と広がる蒼穹の下で あなたを愛し 故郷を想って私は生きる  Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を包む海より深い愛を人は満たしつづける  炎散る廃虚逃げ惑う人 飢えた子供の罪なきその眸に おとぎばなしの青い鳥の影が映る日まで  Love will give wish to all the people 無力なこの手を差し伸べれば いつか誰かを救えるの? What should we do for the world この星を揺らすせつない叫び声をいつか鎮めるために  Love will give wish to all the people あなた抱きしめた腕なら 哀しみに戦い勝てるわ What should we do for the world この星を覆うつらい歴史の先を人は歩みつづける  Love will give wish to all the people 涙が笑顔に変わるとき世界は塗り替えられるわ What should we do for the world この星を照らす空より高い愛を人は掲げつづける
騎士乙女ALI PROJECTALI PROJECTArika TakaranoMikiya Katakura片倉三起也枕の下 隠すは剣 古より私を護る 胸の痛みを塞ぐのは その青き輝きのみ  戦うことを忘れ去って 白い絹に包まれたなら 今あなたが見えるのだろう その手が持つ夢の姿も  でも何故 耳に響く咆哮  眠れぬ夜に眼は煌めく 被さった闇の隙間から 見上げなくとも心には 果てしない宇宙がある  生きることさえ忘れ去って ひとりまたひとり後退る 微笑は寂しく優しく まるで私哀れむように  ここには 永久に続く渇き  盾を持たぬこの身体が 浴びるは誰が血か己が血か 夕炎の朱も弾く肌に 恐れの色は宿らぬ  枕の下 隠すは剣 古より私を護る 胸の痛みを塞ぐのは その青き輝きのみ  眠れぬ夜に眼は煌めく 被さった闇の隙間から 見上げなくとも心には 果てしない宇宙がある
絶國TEMPESTALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をただ照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は頽れて重なり合う  月を犯しながら 幾万の夜が過ぎ 王の裳裾はわれを抱かん 人が生まれながら 抱えた罪は十 勾玉に繋げこの首飾る  われは視よう 来る未來(とき)を 水晶の眼癈(し)いても  舞い散れ 死せる星辰(ほし)よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂(こころ)を運びたまえ  轟け 空を裂いて 乱れよ 怒りのテンペスト 地上をはや嘗めるのは 鬼神が曳く焔影 滅亡の緋い陽炎立ち  胸を卍に切り 薔薇の根を植えん たれを戀うると望むのなら 棘に絡められ 手も足も磔く なおも生きんと血潮巡るごと  われは眠る 来る夢に いつか君に逢わんと  さざめく 銀の雨よ この身を 嵐ケ淵へ 砕かれる波の間に間 わが叫びを沈めたまえ  轟け 穹窿突き 輝け 祈りのテンペスト 地上満つる清らかに 龍神吐く流涎の 天を映して水鏡揺れ  舞い飛べ 生きる星辰よ こぼれる 嵐ケ丘に 吹きすさぶ風を超えて わが魂を運びたまえ  轟け 雲を裂いて 耀け 嘆きのテンペスト この世をいま照らすのは 雷神撃つ光の矢 闇は美しく雪崩るだろう
少女殉血ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也白馬ニ跨リ 闇ヲ駆ケル ワタシハ父ガ仇 討ツ剣士ノヤウニ  留マル事無キ 無常ノ世ニハ 純潔ト不浄トガ 同ジ場処ニ棲ム  眼蓋ノ 君ガ面影ダケハ 茜ニ染マツテモ 消エハシナイデシヨウ  “ワタシヲ オ許シ下サイ”  放テヨ魂 捧ゲル血ト薔薇 気高ク生キヨト 御霊ノ言乃葉 迷エル心ヲ征シ ワタシヲ 導イテ下サイ  飽食ノ森デ 飢エル狼 ワタシハ求メテイタ 命賭ケシモノ  君ヲ想フトキ 熱ク伝フ 涙ノヒト雫ニ 真実ハ在リヤ  一夜限リノ 契リハ胸ニ 刻ミ込マレタ刺青 今生ノ餞  “ワタシヲ忘レテ下サイ”  翔ビ立ツ魂 捧ゲル死ト百合 貴ク散ラント 吹キコム神風 憂イノ季節ハ過ギヌ コノ身ヲ 嗚呼 迎エテ下サイ  “ワタシヲ 行カセテ下サイ”  放テヨ魂 捧ゲル血ト薔薇 気高ク生キヨト 御霊ノ言乃葉 美シキ日びノ為ニ ワタシヲ 導イテ下サイ  麗シキ日びノ為ニ ワタシヲ 導イテ下サイ
青嵐血風録ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い熱く わが心には蒼き狼 無疵のまま血を流す  迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え 何処に届く絶唱  路に倒れて呼ぶ名などない 散らばる誇り掻き抱く時 溝の泥水映える若月 優しき春を何故見せる  誰かの孤独と ひととき交われば 救いの手は影だけ伸ばす 僕らが視たいのはその先でも ここは遙かな真紅の戦場  流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け  焦り喘ぎ這いずって 断ち切らんと煩悩の 行きつ戻りつ獣路 いつ果てるや葛藤  生まれながらに知っていたのか 愛という名のぬくもり哀し 暗に求めた垂乳根の母 貴女が与えし日々の中  近づき遠ざかり 抱くのは幻か この腕には諸刃の剣 誰かと刺し違え確かめ合う この世に生まれ落ちたということ  俘囚の身なれ 牙を向けても 見えぬ敵はいずこ わが心には蒼き狼 眠らぬ夜を幾つ過ぎ  切り裂かれし晴天と 紫黒の地の渾沌と 奇跡のような夕映えを 纏う我は血みどろ  疾風の如く 胸に噛み付く 須臾の想い深く わが心には蒼き狼 涙無く傷は沁みて  流浪の民の 堕ち行く先 悪の華は暗く わが魂の青き嵐よ 止む事無く降り続け  迷い惑い彷徨って 意味を成さぬ咆吼の 山に空に谺越え いつか届く絶唱  嵐逝き夕映え 纏う我は血みどろ
隼の白バラALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也いまは錆び付く 隼の 操縦席に手向けしは  真白きバラ 大輪の 手折られたとて瑞々しく  白雲くぐって 散りし人の 命のよう  幾千万の苦しみ哀しみを葬り その礎に成り立つ 平和という塔 のぼり続けるのならば忘れることなかれ この国を護る英霊 祈りの中で いつも見つめていると  故郷に宛て書く遺書に 滲む文字の 父母上  老いし彼らもとうに亡く 空の彼方で 共にあらん  過ぎゆく時代の先に 生まれ変われるなら  いつか記憶は薄れて それは遠い世界の戦の話のように 語られるのだろう でも我々はひとつの大きな魂が 流した血を授けられて 新しい生 明日へ繋ぎつづける  今年もまた静かなる 夏の日が訪れ 気高さと儚さ併せ持つ 花が咲き 強さと誇りを乗せてはばたく 禽が征く この国よ美しくあれ 正義に生きる 人の姿のままに
花と龍ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也待っておくんなさい そこの兄さんよ 惚れた腫れたなら いっときだけ  でも彫りたいのさ 牡丹の緋の色 寒桜の紅 枯れぬ心に  毀れた白刃を翳して 生きる不器用さ赦して 浮き世の裏から表を 覗く きらめきは 恋の炎 一叢  素肌を刺すのは 青い鉤爪と 薄墨の鱗 修羅をくぐり  張っておくんなさい さあ丁か半か 夜風はいずこに 靡くとしても  巡り合うことの定めを 愚かな女 無駄にして 孤独の果てに辿り着く 闇へ 踏み出して この末世に 賭けよか  白衣などいらない わたしの背には龍 涙など持たずに あなたの肩で哭く  ひととき抱いていて 蘇った空に 再び何処までも 昇ってゆけるから  人は生まれ落ちた瞬間(とき)に 一度きり賽は投げられ 浮き世の底から天へと  毀れた白刃を翳して 生きる不器用さ赦して 浮き世の裏から表を 覗く きらめきは 恋の命 一片
KING KNIGHTALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也はるかな遠い昔 この手は翼でなく 双つの剣で  草いきれの褥で 僕らは獣のように 息を殺してた  いま孤独と虚無の中で 騒ぎ滾る血をいかにしよう 本当の強さ欲しいと願えば 導かれるのか  いざ行かん甲冑の鋼を照り返し つわものどもが夢の跡を 心を覆いつくす盾を取り払えよ 見えない国境はすぐそこに  地獄の底から声がきこえても “まだまだ夜明けは遠かろう”  触れ得ぬ星の屑 希望の輝きは 一夜に消えども  永遠なる明日はいづこ 瞬間刹那の時 つなぎ永劫を  どこに畏怖も畏敬もなく 生きる空しさをなんとしよう 真の優しさ安逸の揺り籠に 育ちはしない  いざ駆けよ漆黒の荒馬嘶いて 雄々しき國の末裔たち 張り巡らされた高き柵を飛び越えよ まだ見ぬ世界は果てしない  天の彼方から歌が降り注ぐ 帝の恩恵をその背に  いざ行かん甲冑の鋼を照り返し もののふたちが辿りし道 その想い封じ込める楔を外せよ ぬかる足跡も乾くだろう  いざ駆けよ漆黒の荒馬嘶いて 麗しき國の先駆者たち 終わりなき戦いに投じる御身へと 誠の魂宿るまで  もうひとりの自分が僕に声かける “ここからすべてが始まる”
永久戒厳令ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也片倉三起也かつて昔 この地を踏み 大樹の如く 根ざした漢  遙かなりし われらが父 枝葉は繁り 私に触れた  山は木霊の 雄叫びを上げ 轟きとなる 鼓動  なびく風に 海は響く 太古の息吹 宿した女  時与えし われらが母 花は幾重も 連なり実る  唯一の言の葉 伝う歌は この身を巡る 血潮  高く挙げよ 共に腕を 空(くう)を切る そは翼 あの蒼穹(そら)に楔 打たん  守れ抱け 希望(ゆめ) 紅いに 燃やせ生命 明日常しえに つなぎ続く 私は いま有る純血  都辿り 聳ゆる志の 天守の元に 栄えし國よ  満ちる為に われらが子ら 白虎の爪牙 輝け磨け  闇が沈めど 光の刃 誰(た)が見失うだろう  遠く越えよ 命(めい)を受けて 自由舞う たましいの 人 天のそばにあらん  生きよ今日を この戦いを 生きよ過去を 未来(あす)常しえを つなぎ合わせ 刹那は いま在る永劫  高く挙げよ 共に腕を 空を切る そは翼 あの蒼穹に楔 打たん  守れ抱け 愛 紅いに 燃やせ生命 明日常しえに つなぎ続け 私は先立つ 殉國
見ぬ友へALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也あの空を見上げて思うんだ ぼくらの棲む星の大きさを  たとえ塵のように小さくとも 誰もその中心に立っている  ぼくはいま ひとりぼっち 分かり合う 人もなく 語り合う 声もなく でもぼくは あたたかい  きみになら 伝えたい ここにある 虚しさを ささやかな よろこびを 見ぬ友よ 見ぬ友よ  きっと出会うことはないだろう 知らない言葉 見知らぬ瞳  でもいつか学ぶかもしれない きみの神様や国のことを  ぼくはただ ひとりぼっち かこわれて 守られて わけもなく 不幸でも 餓えもなく 恥もなく  きみのこと わかるかな そこにある 絶望を そのなかの よろこびを 見ぬ友の 見ぬ友の  憎み合うこともなく 殺し合うこともなく 巡り会おう 見ぬ友よ ぼくのまだ 見ぬ友よ  いつかこの星は 滅ぶかもしれない 世界が終わるとき すべてがようやく ひとつになるのだろう ぼくたちもみんなおなじに 消えてゆくんだ
この國の向こうにALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也もしも愛しい者が 傷つけられ 砕けた星のように 瞳を伏せたとしたら  僕はすべてを捨て ただこの手に 涙で研いだ刀 握り続けるだろう  どこかの国が 今日も争い 悪夢より鮮やかな 哀しみの影を 垣間見せる  愛することと憎しみと どちらが強いのだろう 人はいつかそのふたつを 心のなか抱える  でも僕たちはまだ この狭い世界に生きるしかできない  もし見知らぬ者が 助けを乞い 何も持たぬ指を 差し伸べていたなら  僕は膝をつく ただその手を 取ることしかできず 途方にくれても  どこの国でも 違う言葉で 繰り返し唱えるのは 同じ祈りと わかっている  真(まこと)は光と影との どちらに潜むのだろう 人は誰も表と裏 合わせながら過ごして  なぜ僕たちはまだ あの青い空しか見ることができない  愛することと憎しみと どちらが深いのだろう 人はいつかそのふたつを 心のなか抱える  なぜ僕たちはまだ この狭い世界変えることができない  憎むことと許すことは どちらが勝るのだろう この弱い心はその重みに 耐えられるのか  だけど僕はひとりでも 広い世界に踏み出して 行きたい 行くだろう
鎮魂頌ALI PROJECTALI PROJECT宝野アリカ片倉三起也愛する者を 守りぬくため 僕らは命を 投げ出せるだろうか  この手に握る 平和という名の 剣をかざして 戦うのだろうか  生まれくる前の我 それは今ここに 眠る英霊か  真白き鳩が 舞い降りるたび さわぐ梢の間 真昼の月  迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君 我の代わり生きよと  頭を垂れて 祈りつづける 老いし人の背に ゆらいだ陽炎  終わりなき悲しみを 包み抱くのは 誰が眼差しか  蝉時雨だけが 降り注ぐ日の まばゆい空の 青さが染みる  さまよう心 呼び戻した地に 優しい姉のような 唄を聞く ああ君 死にたもうことなかれと  真白き鳩が 飛び立ってゆく 翼の先の 光に向かい  忘れることなき 涙の川の 果てない流れを 人は渡り  生きる果敢なさ 生きる尊さを 巡る時のなか 僕らは知る  迷える小径 たどりついた地で 遠い兄のような 声を聞く ああ君よ 己がため強くあれ
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