憂鬱な太陽 退屈な月鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | | それは徒ら八月 今でも覚えている きっと拙い汗が 君の我慢を泣かせた 僕等はそう 名前も知らないで 互いの包帯を外すの 憂鬱な太陽 ふざければ一瞬めいて この夏が本当で 二人が偽物でも 退屈な月 振り向かせそうで 今 不機嫌に抱かれて それは頑な八月 産声さえもあげずに そっとさよならの空が 僕の焦り隠す いつだってそう 名前も知らないで 互いの足取りをすくうの 憂鬱な最初 迷うなら一瞬めいて この夏が偽物で 二人が本当でも 退屈な最後 気付かないふりで 今 不機嫌に抱かれて 灼熱の最初 彷徨えば最後でも この夏が本当で 二人が偽物でも 憂鬱な太陽 ふざければ一瞬めいて この夏が本当で 二人が偽物でも 退屈な月 振り向かせそうで 今 不機嫌に抱かれて |
フェアリーテイル鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 兼松衆 | 季節は嘘をついた 小さな跡に気付かすように 心へ嘘をつかせた それは永遠になって 形はないけど傷にもなって 恋人色に変わった こんな終わりだなんて 貴方ともこれで終わりだなんて ああ 素敵な温度なんて ずっと知らないだけだなんて Under your skin l wanted my place Over my heat You wanted your flame 切ない夢の彼方に会えても お話になんてなれないままで 例えば雨が止んで 虹めいても信じられなくって 挫ける強さを選んだ もの哀しいだけなら 泣けてくる それが全部ならば もう 続きがあるのだって そっと求めたりしてないのに Under your beat We looked for a space Over the dream We looked for the tales 感じる程にわかり合えても お話になんてなれないままで Under your skin l wanted my place Over my heat You wanted your flame 切ない夢の彼方に会えても お話になんてなれないままで Under your… We looked for a space Over, over… We looked for the tales 感じるほどにぶつけ合えても お話になんてなれないままで 季節は嘘をついた 小さな跡に気付かすように |
焼ける川鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | | 僕らが試した空が こうして現実をも越えそうになる 追いつけそうもなくて 何もかもまた息を潜める 夕日に焼ける川 君はいつも向こう岸 目をそらさずに待つことが出来ない そんな明日なら必要ない 嘘なんかで無事に行く方が 僕はとても怖い 僕はとても怖い 儚くて遠くて 君はいつだって向こう岸 役立てそうもなくて あらゆる速度さえも爪を噛む 届いてしまう前に 疼く傷さえ姿を消す 激しく焼ける距離 君はいつも向こう岸 光の中じゃ上手く踊れない そんな弱音なら燃えてしまえ 「ここへおいで」呼ぶ声の方が 僕は今も怖い ずっとずっと怖い 闇なら果てしない 君は何処でだって向こう岸 目をそらさずに待つことが出来ない そんな明日なら必要ない 嘘なんかで無事に行く方が 僕はとても怖い 僕はとても怖い 儚くて遠くて 君はいつだって向こう岸 |
Dawn of my faith鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 兼松衆 | この先に貴方の行き場はある? 教えて ついてゆくから この果てに貴方の灯りはある? 教えて ついてゆくから もう余計な望みなんて 誰にも邪魔されないで ここで祈っていられるから 強さも弱ささえも 愛させてほしい 守らせてほしい 怯える瞳(め)に映っていたい 泪の在り処さえ伝えてほしくって 抱き締めてあげる 側にいてあげる 理由ごと離したくなくって 私の「大丈夫」が今だけだとしても 一緒に待つの たしかな夜明けを その旅にいつか終わりはある? 教えて ついてゆくから 真っすぐでは居られなくて きっとそれでも寒いから 道標さえ失くしてたのに 歩こうとするのね 信じていてほしい 覚えていてほしい 平気でなど生きたりしないで 小さな温もりでも 感じてほしくって 助け出してあげる 導いてあげる 貴方に必要でありたくて 私の「大丈夫」が今だけだとしても 一緒に待つの かすかな夜明けを 愛させてほしい 守らせてほしい 怯える瞳(め)に映っていたい 泪の在り処さえ伝えてほしくって 抱き締めてあげる 側にいてあげる 理由ごと離したくなくって 私の「大丈夫」が今だけだとしても 一緒に待つの たしかな夜明けを |
Swallow the ocean鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 兼松衆 | 藍色で染めた海原も 手放す覚悟の木馬も 旋律にのせて届かせた 無理へ期待しているの 砂に埋めた筈の貝殻達を 時間より先に盗めば 鍵盤を叩く私達は 幸せになれると 出会い間違って寄り添った 淋しさで建てたぐらつく国で いつまでもこのままじゃいられないと 燥(はしゃ)ぐ貴方の瞳は立ち止まる 儚く脆く在ろうとして 息も出来ずに苦しくなるの いつまでもこのままじゃいられないと 遥かを飲み込んだ swallow the ocean 移いよろめく台詞の庭が かろうじて二人の楽園で 音も立てないままに遊ばせ合った 幸せになれると 響き重なって共鳴した 目眩(めくるめ)く愛を弾こうものなら いつまでもこのままじゃいられないと 急ごう月日にしがみ付いたのは 激しく強く在ろうとして 息も出来ずに苦しくなるの いつまでもこのままじゃいられないと 遥かよ立ち止まれ swallow the ocean |
「蒼い春」鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 兼松衆 | Sweet Emotion 追憶達の彼方から Hi Emotion 鎮まぬ只の馬鹿な蒼い春 忘却された日々(まいにち)は今も彷徨える 行く宛もない沈黙のサイレン 起きていつかのメランコリア 赤裸々なまでに窮屈し合う羊の群れ 怖いなら逆さまへ 純情なら乱れて堕ちるがままに Sweet Emotion 追憶達の彼方から Hi Emotion 鎮まぬ只の馬鹿な蒼い春 せめぎ出す感情腺が側で膨れゆく もう戻れない愚かな錯覚 叫び確かめる程アリア どこか哀しげに窮屈し合う雑音(ノイズ)の群れ 走るなら永遠へ 焦燥なら馳られて転ぶがままに Sweet Emotion 現実達の行方なら Hi Emotion 埋もれぬ只の駄目な蒼い春 どんな雨にも濡れながら どんな風にも吹かれながら 砕け散る瞬きを越え 挫けては繋ぐ夢をみる Sweet Emotion 追憶達の彼方から Hi Emotion 鎮まぬ只の馬鹿な Sweet Emotion 現実達の行方なら Hi Emotion 埋もれぬ只の駄目な蒼い春 蒼い春 |
ネオンテトラの麻疹たち鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 兼松衆 | 木蓮の肌 ネオンテトラの麻疹(はしか)たち 小さなノートの始まりごと彷徨わす 幾千の接吻(くちづけ)で 魔法なんて効きもしない毒だから 破ったノートのいきさつごと書き交わす 幾千の接吻(くちづけ)で 目を覚まさせて 感染(うつ)り合い 溺れてゆく 互い在る隙間さえ 激しく埋め合って 「誰でもなく 貴方だから」と呼び合う声は 目を覚まさせて 感染り合い 溺れてゆくの 会いたい程になぜ遠去かるの? 泣きたい程になぜ近くなるの? 眠れない程に夜を超えてゆけるの? 数え切れない程になぜと抱き締め合うの? 幾千をも きっとそれ以上でも 三日月の吐息 ネオンテトラの麻疹(はしか)たち 目を伏せる時は天使さえをも突き堕とす 心ごと連れないで 運命なんて蜜蜂のささやきだから 目を開ける時は悪魔さえをも引き止める 心ごと連れないで 目を覚まさせて 探し合い 溺れてゆく やるせない狭間さえ ただそう埋め合って 「誰でもなく 貴方だから」ときっと二人は 目を覚まさせて 探し合い 溺れてゆくの 優しい位になぜ遠去かるの? 苦しい位になぜ近くなるの? 眠れない位に日々を超えてゆけるの? 数え切れない証さえも抱き締め合うの? 幾千へと きっとそれ以上へと 会いたい程になぜ遠去かるの? 泣きたい程になぜ近くなるの? 眠れない程に夜を超えてゆけるの? 数え切れない程になぜと抱き締め合うの? 優しい位になぜ遠去かるの? 苦しい位になぜ近くなるの? 眠れない位に日々を超えてゆけるの? 数え切れない証さえも抱き締め合うの? 幾千へと きっとそれ以上へと |
UNCRIMINAL鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 兼松衆 | 償えるなら ホログラムの嘘にして 天使になどなれないままな 悪い何かの囁きにして 罰する時は 陰から陰へと響かせて 世界になど居れないままな 悪い何かのまぼろしにして 片眼にゆれる小節達の死骸 すぐには理解らなかった 苛立たしい 幸福のせいで ふたりは確かな非犯罪者 それでもよかったの ただ 訳にならない為の愛をと 悦びも沈めて 償えるなら ホログラムの嘘にして 天使になどなれないままな 悪い何かの囁きにして 罰する時は 陰から陰へと響かせて 世界になど居れないままな 悪い何かのまぼろしにして 可憐なふりした忘れな草の願い すぐには叶わなかった 紛らわしい純潔のせいで ふたりは真っ赤な非犯罪者 容赦ないだけの でも 意味にならない為の裂(ひび)をと 苦しみも沈めて 信じれるならホログラムに誘惑して 溺れたりもできないままな 悪い何かの囁きにして 罰する頃は舟から舟へと導いて 世界にこそ居れないままな 悪い何かのためらいにして |
End of the world鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | | こんなに汚れた背中でも ちゃんと押してくれると言った 貴方がここに生きてることが 今はただ嬉しい その日は激しい雨で 気持ちにまで傘さえささずに 過ちだけを抱きしめながら 何処へだって歩いた 言葉なんて役に立たない 優しさなんて瞳には見えない 全てが罪でも愛してられると こんなに汚れた背中でも ちゃんと押してくれると言った 貴方がここに生きてることが 今はただ嬉しい 片道なら切符はあるけど 降りるはずの駅さえ見失って こぼれただけの涙の数を いつだって数えた 間違えたって不思議じゃない 飛び立てるような気がしてる 荷物は要らないと笑えるくらいに こんなに震える身体でも そっと支え続けてくれた 貴方を少し守れるならば 何だって賭けよう こんなに汚れた背中でも ちゃんと押してくれると言った 貴方とここに生きてることが 今はただ嬉しい 世界の終わりに答えるならば 僕は何も言えないでいよう 明日がずっと来なくても ふたりでなら きっといける |
Boys Don't Cry鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 鬼束ちひろ | 兼松衆 | あなたと愛の白昼夢 耳元でそっと囁いて 苦しくなるの baby soon 悲しいな なんて言えないよ 心許ない世界は 僕にすりゃ少し不道徳で 寂しくなるの day and night そろそろ毎日も廻り出して Boys don't cry お願いさ 今だけは But cry, oh cry 昨日とだって迷子さ Come on here 泣き虫でもかまわないで 今は何も聞かないで ここに来て少し寄り添って 涙こぼれ出す 止まないの 泣かないよ だって男だろう Come on here 今は泣き虫でいさせて きっとセンチなだけさ 脆いと知らないで雑にして 切なくなるの honey blue 悲しいな とても言えないよ Boys don't cry お願いさ 今だけは But cry and cry 何度でも御免よ Come on here 弱虫なんかじゃないって 今は何も聞かないで ここに来て少し側にいて 涙こぼれ出す 止まないの 泣かないよ だって男だろう Come on here 今は泣き虫でいいから Come on here 泣き虫でもかまわないで 今は何も聞かないで Come on here 泣き虫でもかまわないで Come on here 弱虫なんかじゃないって Come on here 泣き虫でもかまわないで Come on here 弱虫なんかじゃないって 涙こぼれ出す 止まないの 泣かないよ だって男だろう Come on here 今は泣き虫でいさせて 今は泣き虫でいさせて |