たま「犬の約束」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
リヤカーマンたまたま石川浩司たまたまリヤカーマン やってきた リヤカーの上に上半身 すごいスピード 坂道降りる はやいー はやいー 下半身はうちでごはんの用意 下半身はうちでごはんの用意 下半身はうちでごはんの用意 下半身はうちでごはんの用意  軍手マン やってきた 軍手をしたまま数十年 両手をひろげて 町をゆく くさいー くさいー 頭をかく時ちょっとかきづらい 頭をかく時ちょっとかきづらい 頭をかく時ちょっとかきづらい 頭をかく時ちょっとかきづらい  のーしんとーマン やってきた 風が吹いてものーしんとー だいたい道に倒れてる よわいー よわいー うつぶせなので顔がわからない うつぶせなので顔がわからない うつぶせなので顔がわからない うつぶせなので顔がわからない  はやい・くさい・よわい
夜のどん帳たまたま柳原幼一郎たまたま三十二色のクレヨンで 夜空のスケッチしたけれど 空にはたくさん星がある ぼくらの知らない星ばかり たった一夜の星のため ぼくは絵筆を握るのさ ペテルシウスの暗号が 星座にかがやく今夜こそ パピルスの謎が解けたのさ 夜のどん帳が落ちてくる 三千世界の彼方から 夜のどん帳が落ちてくる  アンモナイトの夢 シーラカンスの骨 イカルスの羽が光ったよ  百万本の薔薇が咲く 月夜の花壇で眠りたい 真珠の扉が開くまで 月夜の花壇で眠りたい たった一夜の薔薇のため ぼくはこんなにやせちゃった コペルニクスの遺言が 砂漠で見つかる今夜こそ パピルスの謎が解けたのさ 夜のどん帳が落ちてくる 三千世界の彼方から 夜のどん帳が落ちてくる 満願成就の夜が来た 星売りの娘の声シャララー パピルスの謎が解けたのさ 夜のどん帳が落ちてくる
牛乳たまたま知久寿焼たまたまきのう牛乳を飲み過ぎたので 牛が見ていたはずの夢を見ておきると ぼくのお腹の上で死んだまんま眠ってる猫 きみにあげないばち あたって きみを死なせたばち あたって ぼくのお腹がなってる ごろごろごろごろ泣いてるよ  きみがおとなしく 目を閉じて丸くなっている ぼくはそのとなりでおいしそうに牛乳飲んでいる なんにもしてあげないぼくと なんにも欲しがらないきみは 生きているヒトと 死んだふりしたネコだよ  生まれてはじめて きみが火だるまになってる 火事場の馬鹿力で生きかえらないかと思う ああ ひとりになっちゃったぼくらの 夕食の時間だよ だけど いくら台所さがしても どこにもなんにも見つからない
夏の前日たまたま滝本晃司たまたま光る空 たどる瞳 そこから海にふる雪 目のみえないカメが泳ぐ ながい年月とあそんでる  気をよくした小人が 風にとんだぼくのボウシに シャレついて砂をかきちらし視線をあわせずに笑ってる  いろんな色のパラソルがまわるよ 黒い影から黒い手品師が生まれて ほら あらわれた  気がつくとボクらみんな8ミリ映写機のフィルムの中 動きがにぶくてわかりやすい 音がないのでキモチイイ  海の水がいっせいに蒸発すると そこにボクのさがしてる君がいたなんて やっぱり信じないよ  今日は夏の前日 ひどい夏の予感がする こわくて眠れない 赤い夜がつづいてる
たかえさんたまたま柳原幼一たまたま絵のない絵本ながめて笑う あのこの髪に白髪がめだつ ねむれぬぼくの天井裏で ねずみの数はふえてゆく  左にまわる時間をながめ やもりのように壁ぐらし あのこはとても退屈そうだ 白髪を数えて今夜もねむるだけ  自分のしっぽのみこむ蛇が 砂漠で乾いて砂になる ねむれぬ君の目かくしが きつくしめなおされて朝がくる  ベンチの消えた市役所前の 時計の下でうたうのを 最後にみたのは半年前さ 噴水にうかんだパンの耳 腹をすかした野良犬と ひがな一日わけて食べてた  町のあかりがなくなった夜も ラムネのビンに花をさして うかれておどるすてきなやつさ 誰もあのこにゃさわれない  絵のない絵本ながめて笑う あのこの髪に白髪がめだつ ねむれぬぼくの天井裏で ねずみの数はふえてゆく
ねむけざましのうたたまたま知久寿焼たまたま耳がやたらに嘘をつく 通りの凍る晩 ぼくは座りこんでるよ ねむけざましのうた もうすぐさはいつの事か ぐるぐるまわって雲の上 手ものばせやしないとこ  食パンみいんな食べちゃった 白い犬が死んだ夜 ぼくは風邪ひき声になり きみはないてたね 飼い主は両方の手で 犬を抱きあげたので 鼻もかめません  やがて鼻水は糸をひき 駐車場に咲きます 窓を開けてやって来た 猫の上に祈ります ぼくはきみの下着の中に ほんとのいとしさ見つけてしまって ねむれないでるよ  耳がやたらに嘘をつく 通りの凍る晩 ぼくはひとりきいてるよ ねむけざましのうた
温度計たまたま滝本晃司たまたま口ごもるニュースのあとで「ブラジルの朝です」ってしゃべりだす セキセイインコは この部屋のたった一つの機械のようです 眠らないはじまって終るのに 眠らない眠れない朝 真中のテーブルで君と二人きりで爪をかじるだけの 朝食の時間です  八月の時計みたいに部屋をきざんでゆく温度計の下で 君は裸のまま 昼みた太陽が虫のように目の前をチラチラとびまわるので 夢中でそれを手ではらう 君はとどかないことだけみちてる  真夜中 月の下で 乾いた白いシャツを君にきせて遠く浅い夢をみにいこう
くだものたまたま知久寿焼たまたま遠くせつない記憶のほとり 不思議な巨人になっちゃった ひとりの幼児がないている 幼児のおびえてるものかげは 原因不明のさびしさですよ  頭に掘られた井戸の底で 無表情の蛙がひとり まあるい小さな夜空を見つめ ああかなしい跳躍くりかえしてる それがぼくの頭痛の原因ですよ  疲れて倒れて眠るぼくの 脚が畳を通り抜け 庭のやつでの根っこからまって ほらひとり畳の上で木になっちゃった そういうあそびをしています  さかなになるよりもっと前のぼくの たわんだ背中の溝深く かなしい情緒の種がまかれて 今たわわに実った脊髄の ぼくがくだものなんですよ ぼくがくだものなんですよ
自転車たまたま柳原幼一郎たまたま森へいこうよ今夜 自転車にのって 森へいこうよ ぼくのサドルにまたがって ねぼけまなこの月に キスをみせつけて 森へいこうよ 今夜 自転車にのって  開いてはまた閉じて 閉じてはまた開く 風の窓から いつも出たり入ったり  森へいこうよ今夜 ベルをひびかせて 雨のあがった道を ララララ ランデブー 誰もみたことのない 花がみたいのさ 森へいこうよ ぼくの自転車にのって  開いてはまた閉じて 閉じてはまた開く 花をみつけたまんま ぼくは夢の中  開いてはまた閉じて 閉じてはまた開く 風の窓から いつも出たり入ったり  カジュマルの枝にぶらさがる 止まったまんまの砂時計 「ひさしぶりです」とみみずくは 百年前と同じ顔  森へいこうよ今夜 自転車にのって 森へいこうよ ぼくのサドルにまたがって きみによく似た猿が ぼくをよんでいる 森へいこうよ 今夜 自転車にのって 自転車にのって 自転車にのって
みみのびるたまたま石川浩司たまたま猫のヒザの上お昼寝すれば 庭のトンネル新幹線出るよ ブルキナファソの社長さんから電話かかるけど チョコレートの受話器は溶けちゃった  ハミガキタイカラ ハブラシオクレ ハブラシナイナラ ハミガケヌ  のびる のびる 耳のびる のびる のびる またのびる  いつまでビョーンどこまでビョーン 柔道部うさぎ跳びとぶのだ 出口と思っているのは ホタルガメの背中だよ  ヒゲヲソルカラ ヒゲソリオクレ ヒゲソリナイナラ ヒゲソレヌ  のびる のびる 耳のびる のびる のびる またのびる  音もないのにゴーゴー踊る 首がグルグルよくまわる 葬式行列続いているよ カンオケ何も入ってない  カオヲアラウカラ タオルヲオクレ タオルナイナラ カオガクロイ  のびる のびる 耳のびる のびる のびる またのびる  さよなら さよなら さよおなら
ガウディさんたまたま石川浩司たまたま耳の長い男信号待ちしている 黄色い旗をふったら黄色い戦車やってきて 町を壊しはじめたので ドイツのコインを入れて彼女に電話した  でもひどい雨が突然落ちてきて みんなカラフルな傘をさしたので 海に出かける約束は 犬がくわえていっちゃった
あくびの途中でたまたま滝本晃司たまたま体は汗をかかないのに タイルの上にはねあがる 視線は汗ばみ それっきりいきばをなくしてる  そうじのいきとどいたこの部屋は だけど化石がよくみつかる きれいな靴音は やる気だけでそれをふみちらかす  あくびの途中で振り向くと 見える巨大な火事 はるか上空をさびつかせ 死体の模型をはこぶ みなさん冗談だけ本当です
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