ウサギの住む街加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | とびはねても 何処にも行けない 曇空が僕を拒絶する 満月なら道も見えるけど あいにくだね 今夜は三日月 ガレージの中で 彼のことを想う ここはウサギの住む街 後ろ足でアスファルトを蹴る 昔 僕は飛べたらしいんだ 唇を噛んで 赤い眼をこする ここはウサギの住む街 La La La ラビット 飛べないラビット ……… とびはねても何処にも行けない 曇空が僕を拒絶する |
Zero加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | 美術館を出たところで 偶然彼女に会った この街で暮しはじめた あの頃ルームメイトだった 2年前より お互い少し 髪型が変わったね 彼の部屋はもう出たの と そう彼女は言った 仕事も変わっちゃったの と パンをほおばりながら 噴水のそば ぬける青空 彼女は横顔でつぶやくよ ゼロから そうよもう一度やりなおすのよ ゼロから いつもおんなじ繰り返しでも 誰かの為でもなくて お金の為でもなくて ゼロから それが一番フェアなやり方だわ 通りを横切るときには Hey 気をつけなくちゃ 目を閉じて突っ切るだけじゃ Hey ひかれちゃうでしょう 2年前なら向こうみずだけど 笑ってすませたけど 知恵と勇気を少しだけ この街で拾ったわ ため息はゴミ箱の中 今頃夢の島あたり またしばらくは会わない方が 二人とも成長するかしら ゼロから そうよもう一度やりなおすのよ ゼロから いつもおんなじ繰り返しでも 誰かの為でもなくて お金の為でもなくて ゼロから それが一番フェアなやり方だわ ゼロから そうよもう一度やりなおすのよ ゼロから いつもおんなじ繰り返しでも 誰かの為でもなくて お金の為でもなくて ゼロから それが一番フェアなやり方だわ ゼロから そうよゼロから ゼロから いつもゼロから ゼロから … |
屋根の上で加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | 気まぐれなボーイ・フレンド 東の空で笑ってる 双子座の右どなり まばたきしたら消えたよ 知らなかった 夜空の広さ さっきまで曇っていたのに 屋根の上で星を見上げてばかりいたら 翼がはえてきそうな気がするよ 屋根の上で月とふざけてばかりいたら 明日もきっと晴れるよ 海沿いの工場の灯りが ふっと消えたよ 心にも煙突があったら きっといいのに 知らなかった夜空はスクリーン 本当の私がわかるの 屋根の上で星を見上げてあくびしたら 遠くで何処かの猫がないたよ 屋根の上で月に願いをかけてみたら 飛行機がとんだよ もし9月2日が日曜日なら 映画を観に行きたい 9月10日の月曜日には ジャズのライヴに行きたい ひとりぼっちじゃなしでね いつも屋根の上で星を見上げてばかりいると 翼がはえてきそうな気がするよ 屋根の上で月に願いをかけていると 飛行機がとんだよ だから屋根の上で‥‥ |
ナイチンゲイル加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | 一時間もすれば 夕闇が訪れて来る 彼は待ち切れず いつもの通りに立ってる 穴のあいだジーンズに かじりかけのアップルパイ 週末が来るたびに 探してる それは ナイチンゲイル ナイチンゲイル ナイチンゲイル 夜だけにしか 生きられない ナイチンゲイル ナイチンゲイル ナイチンゲイル 悲しい小鳥たち 危なげなことも ひととおりはやって来た だけど これだけは いつまでも やめられない おそろいのジャケットの 仲間が耳もとで話す “ほら 来たぜ 黄色のワンピース おまえの番さ” それが ナイチンゲイル ナイチンゲイル ナイチンゲイル 夜だけにしか 息ができない ナイチンゲイル ナイチンゲイル ナイチンゲイル 病気の小鳥たち この街の男の子 みんなプレイボーイ気取り 本当の恋がきっと こわいのね ナイチンゲイル ナイチンゲイル ナイチンゲイル 夜だけにしか 生きられない ナイチンゲイル ナイチンゲイル ナイチンゲイル 悲しい小鳥たち |
Moon River加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | マンションの窓に 片肘をついて 彼を待つ間 通りを見ている イタリアン・レストラン 赤ワインと恋人たち そういえば昨日 朝 目覚めた時 窓枠に一羽 小鳥がとまった おびえた瞳で 首かしげ空へ消えたよ 高く飛ぶ小鳥 雲のない青空 ひとりきりの部屋 彼はまだ来ない あれはいつだったろう 最後に Kiss したのは エアコンの音が 夜を震わせる あの鳥はどこで 翼休めてる イタリアン・レストラン 店じまいするウェイター 高すぎる夜空 鮮やかな月影 ひとりきりの部屋 彼はまだ来ない どのくらいたったろう 約束のあの日から Moon River そこには Moon River Moon River 変わらず Moon River Moon River 夜空に Moon River Moon River 変わらず Moon River |
雨が降る靴加藤いづみ | 加藤いづみ | 木嶋浩史 | 木嶋浩史 | | この靴をはく日には 決まって雨が降るのね It's sad rain にじんでく信号が 迷子の心写しだしていた もう終わりさ 昨夜(ゆうべ)の彼の言葉 今も背中にささったままなのに 雨が降る靴をはき 今夜をどうしよう 誰よりも何よりもアナタは近過ぎた 信じてた夢見てた 互いの痛みさえ 分けあえるような そんな日を この靴をおろした日 二人で夕立ちの中を 走ったね 左手に靴を持ち 右手はあなたの腕にからませた 雲が流れた その瞳の奥は きっと私より 遠くを見てたのね 雨が降る靴をはき 心をどうしよう やるせなく傘もなく 夜に流されてく 信じたい夢見たい いつかはこの靴に 笑顔が映る そんな日を 雨が降るくつをはき ひとりで街をゆく 弱かった震えてた私に手を振って 信じてる夢見てる いつかはこの靴で 青空を蹴る そんな日を |
もう少しお金持ちなら加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | 今週のラッキーカラーは 黄色だってさ 恋愛運 まあまあだけれど いつでも ついてないのがひとつある ニューヨーク ロンドンシティ 行ったことはないけど 話を聞いてると わりといいとこみたいね でも問題は夕べの長電話 いくらかかっちゃったかな もう少しお金持ちなら もう少し自由になれる もう少しお金持ちなら 自分にわがまま言える ゴージャスな生き方は あたしに似合わないけど ほんの少しお金持ちなら ぐっとぐっと呼吸ができる 地球の反対側の草原にだって行けるよ メルセデス etc. 欲しがったりしないから せめて終電 気にせずに仲間といつもいたいな そう問題は1日が決まって 24時間だってこと もう少しお金持ちでも 時間をムダにしないよ もう少しお金持ちでも きっとあたしのままだから 神様がいるならば この気持ちをわかってよ ほんの少しお金持ちなら CDが山ほど買えるし たまにはロードショーでも あいつにおごってあげられる もう少しお金持ちなら もう少し自由になれる もう少しお金持ちなら 自分にわがまま言える もう少しお金持ちなら 空色の自転車買うよ ほんの少しお金持ちなら 毎日花を飾ろう もう少しお金持ちでも カン違いしたりしないよ もう少しお金持ちでも ずっとあたしのままだから |
All I Want Is You加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | All I want is you ついて行きたい All I want is… プラットホーム 風を切ってくツバメ達のように 軽やかな朝が都会を包みはじめてるよ 銀色の電車に乗って あなたに会いに行く 休日の寝顔にそっとくちづけするために 欲しいものが いつだってあふれる街だけど もう迷ったりしない All I want is you ついて行きたい All I want is you あなたのうしろに 十字路で迷った時は 道をさしてくれる 星達のようにあなたの輝きは優しい 千年も生きていたなら 解き明かせる謎の 入口にいつもあなたが導いてくれるよ 欲しいものは何もない 形のあるものは そう あなた以外には All I want is you ついて行きたい All I want is you あなたのうしろに All I want is you そばに行きたい All I want is you 今よりもっと 愛してると言ったことは一度もないけど あなたには言える All I want is you ついて行きたい All I want is you あなたのうしろに All I want is you そばに行きたい All I want is you 今よりもっと All I want is you |
アビニョン橋を渡って加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | アビニョン橋を渡ると 彼の家がある セロファン色の景色に かげろうが揺れる 坂をのぼりつめたなら そこに見えるあの橋 越えられない川がほら 橋を横切っている アビニョン橋のたもとで 私はたたずむ 何度も越えようとして あともどりをした もう一度坂をのぼる 日射しの強い夏が 私の背中を押すよ もうじき夏も終わる つかんだら こわれそうな この想い抱きしめて8月 アビニョン橋を渡ると 彼の家がある セロファン色の景色に かげろうが揺れる かげろうが燃える 坂をのぼりつめたなら そこに見えるあの橋 越えられない川がほら 橋を横切っている もう一度坂をのぼる 日射しの強い夏が 私の背中を押すよ もうじき夏も終わる アビニョン橋をいつか渡ろう |
空飛ぶカウボーイ加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | ときどきはベッドに肩までもぐりこんで アルバムの二人に会いに行くよ 16才の君はいつもすねた瞳のまま みんなとはどこか少し違ってる ねぇ 気づいていたかしら君のことを そっと遠くから見てたまなざしに 君は空飛ぶカウボーイ 空飛ぶカウボーイ 空飛ぶカウボーイ いつもふわり風の中にいた ステディな誰かとの噂 それさえなくて 街で見た時も1人きりだった ねぇ 思い出の君の景色には いつもモーターバイクと銀の雨 君は空飛ぶカウボーイ 空飛ぶカウボーイ 空飛ぶカウボーイ 今もそっと夢で会ってみる カウボーイ 君は空飛ぶカウボーイ カウボーイ 君は空飛ぶカウボーイ カウボーイ |
ウサギの住む街(Reprise)加藤いづみ | 加藤いづみ | 高橋研 | 高橋研 | | とびはねても 何処にも行けない 曇空が僕を拒絶する 満月なら道も見えるけど あいにくだね 今夜は三日月 ガレージの中で 彼のことを想う ここはウサギの住む街 後ろ足でアスファルトを蹴る 昔 僕は飛べたらしいんだ 唇を噛んで 赤い眼をこする ここはウサギの住む街 La La La ラビット 飛べないラビット ……… とびはねても何処にも行けない 曇空が僕を拒絶する |