花ひらくまでカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 秋口みたいな春のはじめ 曇ってばかり 今夜も一歩 踏み出すには星が足りない 君の帰りをいつもの椅子に 腰掛けて待つので精一杯 空きかけの缶ジュースのまわり 反射するアルミ 朝日で綺麗 背中から腕を回して 石ころの数かぞえるみたく 少しづつ指を動かす 咲くのに時間がかかってる チューリップ眺めて 温かいお茶をすするのです |
かみつきたいカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | かみつきたい散らかしたい 君のそういう態度が嫌い だけど今日は帰らなくちゃ 帰らなきゃいけない かみつきたい散らかしたい 安いお酒でキスでもしたい もうだれも裏切れない 裏切りはいけない 夜 街へでる 鼻歌をついつい歌ってしまう かみつきたい散らかしたい そんなこんなで幸せだよ 自ら不幸にならない なろうとはしないで かみつきたい散らかしたい みんなとずっと一緒にいたい だけど今日は帰らなくちゃ 帰らなきゃいけない 夜 街へでる 鼻歌をついつ歌ってしまう 夜 夢をみる あの娘のことをつい想ってしまう 鼻歌をついつい歌ってしまう |
布と皮膚カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | いろんなところがドキドキしてる Tシャツの襟ぐりと首の境を 行ったり来たりバレないように 指先でそっと縫い目をなぞった 布と皮膚 布と皮膚 布と皮膚 交互になぞった 眠れない夜にそっと 布と皮膚 交互になぞった 爪を短く切りそろえてる キミの頬 つねったり ギターを弾いたり 願いは一つ 愛が暮らしになればいい もっと、呼吸をしやすく 布と皮膚 夢と外 舌でそっと 交互になぞった 眠れない夜に ずっと 夢と外 交互に帰った 布と皮膚 布と皮膚 布と皮膚 交互になぞった 眠れない夜にそっと 布と皮膚 交互になぞった |
明け方カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 不安なまま朝を迎えてしまった だからギターを弾くしかないんだ 君が例えば知らないところで 誰にどんな喋り方をしてるとか 言わなくていいこと たくさんあるね 笑い飛ばしてくれよ くだらない夢の話 君の隠したい秘密をひとつ知るより 今より上手に笑えるようになりたいだけだ 派手なドレス ダイヤと穴開きGパン 好きな時に身に着けなよ 勝手だよ 私は怒る すぐに 忘れちゃいけない すぐに怒る 悲しいからこそ 言わなくていいこと たくさんあるね 顔を上げてくれよ 慣れてきた毎日も 必ずいつか終わるのさ それならもっとふざけていてよ 上手に笑えるようになんてなるな 不安なまま朝を迎えてしまった だからギターを弾くしかないんだ 私は怒る すぐに 忘れちゃいけない すぐに怒る 愛していたいと |
りぼんのてほどきカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 目の前を過ぎてゆく車のボディに私が映っている さっきまで泣きじゃくってた パーティのクラッカーみたいに なんとか生き抜いた 読みかけの本が溜まっていることを思い出した なんとか生き抜いた プレゼントボックスのりぼんを 体のかたちが変わっても 焦ってほどいてたい できるだけ髪の毛をきれいに梳かす だれも分からなくていい あなたは窓の外を眺めようとはしない なんとか生き抜いた 涙とかきわけた人ごみ あなたは強い人 あなたは強い人 なんとか生き抜いた プレゼントボックスのりぼんを 体のかたちが変わっても 焦ってほどいてたい 輝きの果てには ただゆくしかないのさ |
ごめんねカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 君との思い出 レコード 悔しくって聴けないなぁ 外は雨降り あしたがあるからがまんした シングルベットの中で夜が明ける 君といつも遊んでたいだけ 単純な気持ちで傷つけたね ほんとうごめんね 電球に透けてる君がきれいだよ ごめんね ごめんね 街の日差しの中 恋して 水たまり きらめいた 邪魔なパラソル あしたがあるからがまんした 解けた靴紐 今は泣くのをこらえる 君といつも遊んでたいだけ 単純な気持ちで傷つけたね ほんとうごめんね 電球に透けてる君がきれいだよ ごめんね ごめんね |
セゾンカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | いろんな話をしてきたね 二人 落ち着いてきたよ やっといま ミモザが揺れる 何も起こらない一部屋に響く 換気扇の音 やけに落ち着く プリズムは光る たぶんこれからも続いていく テーブルの上 雑に置かれた財布と鍵 丁寧な愛 油断した心に 安心するんだよ 不思議とさ 雑に抱きしめあいたいだけ 君と 間違ってなかったって うん 幼いことを気にしているのか ミモザが揺れる4月も終わる 4月も終わる毛布をしまう たぶんこれからも続いていく 綺麗と思うもの 空の色 キャラクターのキーチェーン 丁寧な愛 醒めなくてもいい たぶんこれからも続いていく テーブルの上 雑に置かれた財布と鍵 丁寧な愛 油断した心に 安心するんだよ 不思議とさ 幼いことを気にしているのか ミモザが揺れる 4月は終わる 気にしているのか幼いことを |
光の方へカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 視界で揺れる髪の毛先が好き 茶色く透けてる 綺麗だね 言葉が反射する こころの底に 言葉じゃ足りないこともあるけど 瞳は輝きを続ける たくさん抱えていたい 次の夏には好きな人連れて 月までバカンスしたい 隙間からこぼれ落ちないようにするのは苦しいね だから光の方 光の方へ 靴のかかと 踏んで歩くことが好き 潰れた分だけ なぜか愛おしくて 僕だけの命 チューブのチョコレートみたいに けち臭く 最後まで 繊細に指先で触れる 壊れそうだよな 僕ら 次の夜には星を見上げたい ちっぽけだからこそ もっと勝手になれる たくさん抱えていたい 次の夏には好きな人連れて 月までバカンスしたい 隙間からこぼれ落ちないようにするのは苦しいね だから光の方 光の方へ できるだけ光の方へ 光の方 光の方へ |
車窓よりカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 新幹線でおにぎりひとつ 君からもらったチョコレート2枚 包装紙で折り紙したよ 君からもらったチョコレート苦い スポットライトから 降り注ぐ憧れとバンドの正しさよ 恋に似た 何かだな 普通じゃいれないよ 今日は帰れないよ 普通じゃいれないよ 今日は帰れないよ 普通じゃいれないよ 優しくなれないよ 普通じゃいれないよ 傷つけたくないよ 普通じゃいれないよ 早くかえりたいよ 普通じゃいれないよ そのままでいいよ 身体の変化発見次第 わざわざ報告させてよ ねぇ お気に入りのマグカップが割れた その日から変わってく かなりどうでもいい話 君にもらったチョコレート 新幹線から見える 過ぎてく景色好きなんだ |
ぼくら花束みたいに寄り添ってカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 音楽が終わるのと同時に 晴れてた空が曇ってしまって 明るい部屋が翳りゆく 最近悲しいニュースが多いねと呟く君の横顔 失礼だけど可愛すぎて 感動している 些細なことで 間違ってないよと こちらへおいでと手招き 感動している君の眼の奥に今日も宇宙がある 喧嘩の後のアイスは美味しいね 破壊的な気持ちの後の甘い誘惑 仲良くしてたいよと朝方小指で約束ね いつもごめんね 感動している 忘れないように 泣きじゃくらないで 全部君が思うように 感動している いつまでも 今は過ぎてゆくこと 感動している 些細なことで 間違ってないよと こちらへおいでと手招き 感動している君の眼の奥に今日も宇宙がある |
愛のままをカネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | ばかみたいだなあ めんどくさいって そういうときもあるよ シラケたふりして小石を蹴った みんなには恥ずかしくて言えはしないけど お守りみたいな言葉があって できるだけ わかりやすく返すね 胸の奥の燃える想いを どこへ行こうか 雲がひとつもない 久しぶりの天気 泣かせた誰かのこと思い出したって仕方がない日 できるだけ上を向いて歩いていこうね 子猫のフリして 空を仰いだ 空を仰いだ 美味しいものを食べな できる限り遊びな 恋をしな 結いた髪の毛が乱れるまでいけ あなたには恥ずかしくて お守りみたいだ 振り絞った言葉は できるだけ 愛のままを返すね 胸の奥の燃える想いを みんなには恥ずかしくて言えはしないけど お守りみたいな言葉があって できるだけ わかりやすく返すね 胸の奥の燃える想いを |
燦々カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | カネコアヤノ | | 日に焼けたぬいぐるみたち この暮らしの事情を誰よりも知ってる 出窓から見える向かいの家のこどもがひとり バスケの練習してる しっかりとした気持ちでいたい 自ら選んだ人と友達になって 穏やかじゃなくていい毎日は 屋根の色は自分で決める ざらついた壁を視線でなぞる 灰色の空に退屈をおぼえる 悲しくて寂しい夜にも サモエドは笑ってる そうおもえば愛おしい日々 間違っても別に構わない 次の日も君といれるかがずっと不安で 燦々とした気持ちでいよう 胸が詰まるほど美しいよ ぼくらは しっかりとした気持ちでいたい 自ら選んだ人と友達になって 穏やかじゃなくていい毎日は 屋根の色は自分で決める 美しいから ぼくらは |