風「コンプリート・ベスト」の歌詞一覧リスト

曲名 歌手名 作詞者名 作曲者名 編曲者名 歌い出し
海風伊勢正三伊勢正三海風 吹いてた あの頃いつの時も 潮の満干に すべてを感じて 幼な心に吹いてた 淋しい時 とても淋しい時 今もぼくのなぐさめに 吹くのは 海風  海風 吹いてた 今はここにいるけど 時の流れが ぼくを変えても 今も故郷に吹く あの日の夢 とてもきれいな夢 今のぼくに何かを 残してくれた 海風
3号線を左に折れ伊勢正三伊勢正三都会に住んでる人達は 時には海へ行きたくなる 車飛ばしながらふとそう思う  3号線を左に折れ 海へ向う道に吹く風 今はもう冷たく右腕をなでる  忘れさられた海は 波の音さえ 心なしかさびしい  この海で写した二人の 記念写真を今埋めて 想い出は返そう出逢った海へ  写真に写るときの君は いつも目をつぶっていたね きれいなものだけを見てたかったんだね  あの街並が見える 遠く霞んで  しまっておいたストーブ もう出さなければ いけない季節です
通り雨伊勢正三伊勢正三通り過ぎた雨に 細い肩を濡らして あの娘は一人ぼっちになろうとしている 淋しいのなら忘れよう 人の心なんて にぎやかなお祭りの人ごみの中で 浴衣がけ 細い肩 通り雨  二年ぶりにたずねた 下町のお祭りは まるであの日と同じ顔でむかえてくれたのに 久しぶりなら忘れよう なつかしさなんて 風車くるくると音をたてる夜に 浴衣がけ 長い髪 通り雨  幸せすぎてこわいと 大吉破いてすてた 何もかもが昔に向かって走り去ってゆく 思い出すら忘れよう おもいでなんて 指切りがほどけてはいけないはずなのに カラカラと 石畳 通り雨  赤い鼻緒切らして 上目使いに笑った かわいそうなくらいの小さな胸もと 悲しいのなら忘れよう 君の笑顔なんて 熱い涙足もとにはじけて落ちた日に ほほ濡らす 悲しみの 通り雨
君と歩いた青春伊勢正三伊勢正三君がどうしても帰ると言うのなら もう止めはしないけど 心残りさ少し 幸せにできなかったこと  故郷へ帰ったらあいつらに 会うといいさよろしく伝えてくれ きっと又昔のようにみんなで 楽しくやれるさ  みんないいやつばかりさ ぼくとはちがうさ そしてあの頃と同じように みんなで釣りへでも行きなよ  ケンカ早いやつもいた 涙もろいやつもいた みんな君のことが好きだったんだよ  本当はあいつらと約束したんだ 抜けがけはしないとね バチ当りさぼくは だけどほんとさ愛していたんだ  きれいな夕焼け雲を 憶えているかい 君と始めて出逢ったのは ぼくが一番最初だったね  君と歩いた青春が 幕を閉じた 君はなぜ 男に生まれてこなかったのか
旅の午後大久保一久大久保一久瀬尾一三今年もこの町へあなたをつれ僕は来た 駅前の古ぼけた宿の手すりにあなたは凭れ そしてあなたのやわらかな耳朶に 午後の陽ざしが透き徹ってとてもきれいにみえる 一年前よりもあなたは大人になった  行きかう人達の挨拶ふと耳にする 小さなこの町も人の心にやさしさがある そしてあなたがその長い黒髪を 指でとかして恥らう仕草はいつもとちがう いつまでもこの時を心にとめていてくれ  そして幾たびか季節がくり返し 今度この町おとずれた時に変わっていても そのときもあなただけ変わらず愛していたい
北国列車伊勢正三伊勢正三ぼくが君を追いかけてる 夢から目覚めたときは 汽車は夜を走りつづけ 朝の駅へついたところ  君を忘れるため長い旅に出て 旅の終わりにこの街を選んだ  去年の今頃汽車にのり 二人で旅した北国の あの雪の白さが何故か忘れられずに  ぼくの他にはあと少しの 人を降しただけで 汽車はすぐにまだ暗い 朝に消えて行った  おもいきり背伸びをした 薄暗い空に 君の星座がまだ光ってる  君の生まれたあの星が こんなきれいに輝いて 君と暮らした東京では 見たことなかったけれど  君を忘れるため長い旅に出て 旅の終わりにこの街を選んだ  去年の今頃汽車にのり 二人で旅した北国の あの雪の白さが何故か忘れられずに
星空喜多條忠伊勢正三星がきれいね とっても 近くに見えるわ 赤い星 青い星 私中学校の時 バレーボール部にいたのよ 恋人? いたわよ とっても背が高くて真黒に陽焼けして シュークリームが大好きだったキャプテン 私生徒手帳にいつも 彼の写真入れてた … でも死んじゃったの その人 どうして? ううん お母さん教えてくれなかった こんなきれいな星空だったわ その人思いきり ジャンプして そう、お星さまに手が届いちゃったのよ
地平線の見える街伊勢正三伊勢正三汽車はもう出ようとしてるのに あいつと握手のひとつもできない てれくさいものさ男同士なんて 明日から淋しくなるというのに 旅に出るのはいつもの気まぐれさと 笑いながら君は言う 今頃雪に眠る北の街で wo− 夢を見て欲しいすばらしい友よ 君はいつまでもさ  酒と涙の味が同じだった あの頃はとてもよかったね 君はそのひげをそらないで欲しい この街で暮らした思い出として 君の部屋は車の写真と いくつかの地図に囲まれ 西の窓から黄昏れる頃 wo− いつもきまってカリフォルニアの歌が 流れてきたものだった  君はいつもぼくに言ってた口ぐせのように このせまい国のどこかにきっと wo− 地平線の見えるところがあるとね その目を輝かせて
デッキに佇む女(ひと)大久保一久大久保一久北行き船のくもった 窓ガラスを指で撫で ぼかした窓越し ふと目をやれば ベージュのコート衿たて 一人で海をみつめて デッキに佇む 人がいる なぜ過ぎた日を 思い出すようにして 乱れ髪もそのまま woo 一人で旅する人は どこかに淋しさがある 過ぎゆく季節の 風に似て  つぶやき声がかすかに 部屋の中に流れても それさえ船うつ 波は消してく 小さな肩振わせて 寒さに耐えているなら 少しの言葉を かけてみよう そうあの人は 行きずりの女なら 袖すり合うのもいい woo 一人で旅する人は どこかに淋しさがある 馬鹿げた思いは ガラス越し
海岸通伊勢正三伊勢正三あなたが船を選んだのは 私への思いやりだったのでしょうか 別れのテープは切れるものだとなぜ 気づかなかったのでしょうか 港に沈む夕陽がとてもきれいですね あなたをのせた船が小さくなってゆく  夜明けの海が悲しいことを あなたから教えられた海岸通 あなたの言うとおり妹のままで いた方が良かったかもしれない あなたがいつかこの街離れてしまうことを やさしい腕の中で聞きたくはなかった  まるで昨日と同じ海に波を残して あなたをのせた船が小さくなってゆく
漂う大久保一久大久保一久翔びかう鴎 しゃがんでみて “淋しさ”それに沈むふりをする 君の細い背に時の流れを感じて 心の隙間を僕の愛でうめてみる  真白な頬さえ赤く染めてしまう頃 海辺の風もいまは吹かない  遠くに煙る タ暮れの街 裏街あたり ふと足を止めて 流れる歌にも 耳をかたむける人は 別れと幸せ肩に感じてるからさ  愛する事にも いつかなれてしまえば ささいな日々も時に流れる  僕は穏やかに 少し心おちつかせ 君の香りには 何か忘れていたものが  真白な頬さえ赤く染めてしまう頃 海辺の風もいまは吹かない
でい どりーむ伊勢正三伊勢正三幼ない日の春の道は 桜の雪降る中を えび茶色のランドセルが 軽くゆれるそんな道だった 始めて開いた新しい教科書 それは夢の世界 それはまるで不思議な宝物  幼ない日の夏の夜は 空から星が降りてきて 屋根裏から手を伸ばせば 届きそうなそんな星空 眠れない夜は かとりせんこうの煙 指でたどり あの娘のこと思いだしたり  幼ない日の秋の空は ヒコーキ雲追いかけて あの娘と二人 走りつかれ たおれた野原で約束したっけ 大きくなったら ぼくはジェット・パイロット 青い空いっぱい 君の名前書いてあげると  幼ない日の冬の色は 窓ガラスの曇り色 白い息が通りすぎる 急ぎ足でバス通りまで 季節の忘れもの ところどころ残る雪を 見つけたとき 足あとつけ急ぐ家路を
三丁目の夕焼け大久保一久大久保一久黄色くきばんだ写真に 過ぎし日の思い出を みつけて僕は一人で昔をなつかしむ  三丁目の夕焼け忘れてはいません 今も胸の中に残っています。  あんちゃんに手を引かれる 影が長くのびて いつもあの道をとぼとぼかえってた  三丁目の夕焼け忘れてはいません 今も胸の中に残っています
ささやかなこの人生GOLD LYLICGOLD LYLIC伊勢正三伊勢正三花びらが散ったあとの 桜がとても冷たくされるように 誰にも心の片隅に 見せたくはないものがあるよね だけど人を愛したら 誰でも心のとびらを閉め忘れては 傷つきそして傷つけて ひきかえすことの出来ない人生に気がつく やさしかった恋人達よ ふり返るのはやめよう 時の流れを背中で感じて 夕焼けに涙すればいい  誰かを愛したその日には たとえばちっぽけな絵葉書にも心が動き 愛をなくしたその日には 街角の唄にもふと足を止めたりする 風よ季節の訪れを 告げたら淋しい人の心に吹け そしてめぐる季節よ その愛を拾って終わりのない物語を作れ やさしかった恋人達よ ささやかなこの人生を 喜びとか悲しみとかの 言葉で決めて欲しくはない
あいつ伊勢正三伊勢正三雪の中一人の男が 山に帰っていった ただそれだけの話じゃないか あわただしい季節の中で 花束投げた あの娘の言葉が こだまして帰ってくるけど 雪どけ水の音に消されて また静けさがおとずれる  だからもう忘れちまえよ あんなやつのことは こんなかわいい人を残して 一人でゆくなんて あいつがたとえ 想い出ひとつ 何も残さなかったのは あいつにすれば 精一杯の 愛だったんだね  春が来たら 去年と同じように また山でむかえよう それまでにきっとあいつの 得意だった 歌をおぼえているから  ………
古都伊勢正三大久保一久別れた人には 京都が似合うと 始めて気づいた 木屋町通り 古い都への 出逢いとはいつも こうして始まるものでしょうか いつか いつか こんな時がくるねと 君は 君は 遠い空を見つめて つぶやくように云った  いつも にぎやかな 四条通りにも 悲しい目をした 人がいる 嵯峨野のあたりに 沈む夕陽さえ 急いでぼくから逃げてゆく 何もかもが ぼくに 背中を向けて ぼくは ぼくは 一人とり残されて しまったような気がする
月が射す夜伊勢正三伊勢正三窓から月が射す夜は 言葉では喋りたくない  君と居る 夏が行く 暑すぎたね ふふ  遠くを見てる 横顔が寂しい君だけれど 人はみな 寂しがりやの 顔してるものだろう  音が跡切れた風鈴だけに 寂しい人の心が解かる  あの時 笑っていたね 流されれば すべてが終わるなんて  君は今 夏の終わりに何を捨ててゆくのか  季節が動く時の 蝉の声 響けば 寂しい人の心も変わる
夕凪伊勢正三伊勢正三ふと言葉がとぎれたとき こがね虫が飛び込む 夏 夕暮れ 風が止まる瞬(ひととき)の間に うすけむり たなびけば…… 君のそばは 君のそばは うすむらさきの芳り  月夜に蔭れているのは めくる明日の幸せ タ顔の花 君の笑顔 透(すきとお)る白さを 簾越しにくらべては…… 君のそばは 君のそばは うすむらさきの芳り
小さな手大久保一久大久保一久瀬尾一三君の小さな手はとてもすばらしい 僕の好みをとても知ってるし 子供ができたら君はその手で育ててゆきます 小さなその手いっぱい抱きしめながらも 君の小さな手はとてもすばらしい  君は母と同じ道を歩むよ 母の仕草にとても似てるよ そしていつしか君の子供が大人になっても あたたかい君のその手を忘れはしないよ 君の小さな手はとてもすばらしい
お前だけが伊勢正三伊勢正三たとえこの世界で一番きれいな人が ぼくを好きだと言っても たとえこの宇宙で一番きれいな星を ぼくにくれると言っても ぼくは何もいらない お前だけが お前だけが お前だけがいてくれたらそれでいい お前のやさしい笑顔がそこにあれば それでいいのさ  ぼくとお前の可愛いい子供が生まれたら 写真を見せて 言うんだ これがパパとママの若い頃の写真さ どうだ今も変わらないだろうと 朝陽がもうさし込んでくる お前だけを お前だけを お前だけを 愛しているから 夜がとても短かすぎて 愛を語り尽くせない  夜がとても短かすぎて 愛を語り尽くせない
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