手紙THE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 真島昌利 | 真島昌利 | | ヴァージニア・ウルフのメノウのボタン セロハンのバスのシートに揺れている ジャングルジムの上 ひろがる海に ぬれている君と 淡い月明り ねじれた夜に 鈴をつければ 月に雪が降る 水平線の見える場所は もう春だ 背骨で聴いてる ハチミツの雨 ヒマワリ畑で ラジオが歌うよ 手紙を書いたなら 空に飛ばすんだ 風が運ぶだろう 君のところまで 青空の下 怪獣退治 ギターを片手に 輝いている夜明け前は もう夏だ ろうせきの道 走り抜けてく ギターを片手に 輝いている夜明け前は もう夏だ |
緑のハッパTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | | 地球は何人乗りだ まあ まあ 定員オーバーだったら ブー まあ まあ まだまだ行けるぜ 四ツ葉のクローバーが まあ まあ 足りなくなっちまうぜ まあ まあ まだまだ行けるぜ 荷物はちっちゃいほうが まあ まあ ポコチンでっかいほうが まあ まあ まだまだ行けるぜ ナゾがナゾを呼び まわる緑のハッパ 地球は何人乗りだ まあ まあ 定員オーバーだったら ブー まあ まあ まだまだ行けるぜ ルール破っても まあ まあ マナーは守るぜ まあ まあ まだまだ行けるぜ |
トーチソングTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 真島昌利 | 真島昌利 | | 言葉はいつも空回りして 道の上をすべってく 方向音痴クルマにひかれ 今日も届かない 嘘でふくれた風船はもう 空に高く昇ってく ポストが歌うトーチソングを 夜が聴きにくる 作り雨にはブーゲンビリア 未来が微笑む 彼女のキスにおぼれる 僕の幻を笑え 下描きのまま放り出された 今日はまるで所在なく 夢見てるのは彼女の仕草 夏にはりついた 作り雨にはブーゲンビリア 未来が微笑む 彼女のキスにおぼれる 僕の幻を笑え 風に吹かれたカーテン揺れている まるで君のお尻みたいに揺れている 言葉はいつも空回りして 道の上をすべってく 方向音痴クルマにひかれ 今日も届かない |
雨上がりTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 真島昌利 | 真島昌利 | | 雨上がりの夏の夕暮れ まるでサイダーそのままサイダー 日焼けした顔笑ってごらん 水たまりには宝物 それだけじゃないよ空には 一枚きりの水彩画が 風の筆さばきにじんでる なくした物が出てきたような 心が踊るいい感じ まさかこれで虹が映りゃ 世界は止まってしまうだろう 今日のナイターもおあずけだ 雨上がりの夏の夕暮れ 照れたお日様ながい影 |
年をとろうTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 真島昌利 | 真島昌利 | | 過ぎて行った時が まるで永遠に続く 土曜日の夜ならば 今日は何曜日なんだろう 過ぎて行った時が 夢まで連れていったら それは悪いことじゃない もっと強い夢が見れる 年をとろう 風のように軽やかに そして楽しいことをしよう 過ぎて行った時は 錬金術を使う 良くも悪くも使う 俺のシッポにまた火がついた 年をとろう 風のように軽やかに そして楽しいことをしよう 過ぎて行った時は 錬金術を使う 良くも悪くも使う 俺のシッポにまた火がついた |
夜の盗賊団THE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 真島昌利 | 真島昌利 | | プラネタリウムみたいな満天の星空の下 レンタカーで走りながら 流れ星をたくさん見たよ 今夜 多分雨は大丈夫だろう 今夜 5月の風のビールを飲みにいこう 防砂林の向こう側 花火が闇を照らしだす カーラジオがしゃべっている 低気圧がでしゃばっている 今夜 多分雨は大丈夫だろう 今夜 5月の風のビールを飲みにいこう とりたての免許で 僕等は笑ってる 夜の盗賊団 たくさん秘密を分け合おう 夜光虫が光ってる 可能性は輝いてる 誰かが忘れて帰った サンオイルがこぼれている 今夜 多分雨は大丈夫だろう 今夜 5月の風のビールを飲みにいこう |
キング・オブ・ルーキーTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | | 選ばれなかった今日も レギュラーメンバーに 監督 コーチも まったく見る目がないなあ OH キング・オブ・ルーキー & クィーン・オブ・ビューティー 恐るべき 未熟者 OH キング・オブ・ルーキー 宇宙は僕等が考えてるよりずっと 透明でフワフワゴキゲンに続いてるんだ OH キング・オブ・ルーキー & クィーン・オブ・ビューティー 恐るべき 未熟者 OH キング・オブ・ルーキー メビウスリングをちょんぎって見せてやるんだ 今こそ本当の無限を見せてやるんだ OH キング・オブ・ルーキー & クィーン・オブ・ビューティー 恐るべき 未熟者 OH キング・オブ・ルーキー |
ムチとマントTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | | 天国よりちょっと 高い所へ 誘惑よりもっと 甘い声 SEXよりずっと 魅力的だぜ ムチとマントを ひるがえして 一体何が 本当なのか 見てきたような 顔をして 作り話で 盛り上がろうぜ ムチとマントを ひるがえして 罪を重ねて 昇る階段 疑われたら アリバイなんかないぜ サンキューベリマッチ どうもありがとう ようこそ僕の 隠れ家へ 恋をする時 素敵な事は 何もいらないと 本気で思える事 サンキューベリマッチ どうもありがとう さっきすれちがった お嬢さん ガールハントの 天才なのだ 1000人斬りの 腕前だ 980人 あと20人 ムチとマントを ひるがえして 立ち止まれない さすらいのクツ 夜を待てないで 駆け出すドラマの中 サンキューベリマッチ どうもありがとう やっと巡りあった お尋ね者 サンキューベリマッチ |
宝ものTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 河口純之助 | 河口純之助 | | この広い宇宙の中で 君と僕はそばにいる 不思議な気はしないよ きっと前に約束してたんだ やわらかい君の声は 胸の中でとけている まぎれこむ疑惑も嘘も 僕らのドアに入れやしないんだ 明日へと続く道 歩いてゆきたいな 明日へと続くもの つくってゆきたいな 君と僕の宝もの ゆれる雲 形をかえて 君と僕に手をふるよ あたたかい陽ざしと陰は 丘の上でカーニバルをするよ 幸福は隠してくことなどないんだね 夢の奥をのぞいてたらまた夢ができたよ 君と僕の宝もの |
夕暮れTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | | はっきりさせなくてもいい あやふやなまんまでいい 僕達はなんとなく幸せになるんだ 何年たってもいい 遠く離れてもいい 独りぼっちじゃないぜ ウィンクするぜ 夕暮れが僕のドアをノックする頃に あなたを「ギュッ」と抱きたくなってる 幻なんかじゃない 人生は夢じゃない 僕達ははっきりと生きてるんだ 夕焼け空は赤い 炎のように赤い この星の半分を真っ赤に染めた それよりももっと赤い血が 体中を流れてるんだぜ |
パーティーTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 甲本ヒロト | 甲本ヒロト | | 僕のSOSが君に届かない 交差点は今スクランブルの 暗号文で埋め尽くされた パーティー パーティー パーティー にぎやかなパーティー 白く雪のように舞い落ちるもの 喫茶店で見た生クリームか ヨーグルトならば積もればいいのに パーティー パーティー パーティー にぎやかなパーティー 本当は大きな声で聞いて欲しいのに 溜め息だとか 舌打ちだとか ひとりごとの中に隠してる パーティー パーティー パーティー にぎやかなパーティー いつかいつでもいいから強い風ならば 僕をかかえて吹き飛ばしてよ できれば南の方へ |
チャンスTHE BLUE HEARTS | THE BLUE HEARTS | 真島昌利 | 真島昌利 | | 空前絶後 前人未到 そんな風な生き方は楽しいだろう 魚になって泳いで行こう あの娘も魚になったなら楽しいな 誰の上にも雨は降るけど 時々そしらぬ顔をして チャンスも降ってくる 西日の射すドライブインで 冷えたビール飲みながら話をしよう アメリカにいるあいつのことや イタリアあたり旅してるあいつのこと 誰の上にも雨は降るけど 時々そしらぬ顔をして チャンスも降ってくる 今日しか吹かない風に吹かれ 明日はどこへ行こうかな 楽しいな |