<運命の赤い糸>の持つチカラを、あなたは信じますか…?

もしもわたしが違う顔をした人でも
きっとあなたは気付いてくれるはずでしょう
もしもあなたが違う世界の人でも
きっとわたしはあなたにたどり着くでしょう

千切れそうな赤い糸に
しがみついて辿って行くと
いつもあなたがいた

このまま全てが消えてもわたしの心は
このまま世界が消えてもわたしの命は
あなたと
「赤い糸」/手嶌葵

 この曲は、2017年1月8日からスタートした“瀬戸朝香”主演のNHKプレミアムドラマ『女の中にいる他人』の主題歌。揺るぎない唯一無二の声の魅力から【今、日本中が求める歌声】と形容され、数多くのCMやドラマなどに楽曲が起用されている“手嶌葵”の新曲として1月8日に配信限定リリースも開始しました。尚、ドラマのヒロインは、ある日、夫に<不倫>と<殺人>を告白された平凡な主婦・百合子。家族を守るため、彼女は次第に別の顔を持った女へと変貌していくようですが、果たしてその結末は…。
 
 そんなドラマの内容を受けて、手嶌葵が表現するのが「赤い糸」に導かれてゆく運命です。ところで、<運命の赤い糸>とは恋愛ドラマやマンガ、ラブソングでもよく聞く言葉ですが、具体的なチカラや意味はご存知ですか? 実は、発祥は中国で、もともと『いつか結ばれる男と女は、足首を見えない赤い縄で結ばれている』という伝説<紅線>があり、古くから信じられていたんだとか。その『足首の赤い縄』が日本では『手の小指と小指を結ぶ赤い糸』の言い伝えへと変わっていったそうです。

あの日交わした最後の約束
この指に巻きつけた糸
わたしはこれが永遠を意味する証と信じてるから

このまま全てが消えてもわたしの心は
このまま身体が朽ちてもわたしの命は

あなたと一緒に生きてる
ひとりじゃないから
このまま世界が消えてもわたしのすべては
あなたと
「赤い糸」/手嶌葵

 また、日本では『運命的な出会いをする男と女は“生まれたときから”お互いの小指と小指が目に見えない赤い糸で結ばれている』とされておりますが、“本物の<赤い糸>”であった場合、生まれたときから結ばれていたそれは、おそらく死ぬまで、いえ、身体が失くなってしまっても尚、ちぎれることはないものなのでしょう。たとえ一度は離れてしまったとしても、必ず再び二人を引き合わせるパワーを持ったものでもあるのかもしれません。ちなみに歌ネットでは、コブクロの「赤い糸」という楽曲がミリオンリリックとして歴代人気曲に認定されているので、この名曲も併せてご紹介いたします。

心の通わぬ やりとりばかり これ以上くり返すよりも
あなたの心が 答え出すまで このまま2人会わない方が
それが明日でも 5年先でも いつでもここで待ってるから
約束しようよ そして2人 心に赤い糸をしっかり結んで

あの頃つぼみだった花はもう あでやかな色をつけた
秋が過ぎ冬を越え枯れ果てた 今の僕を映している

時間ばかりが無情にも過ぎ 途方に暮れる まぶたの裏に
他の誰かと歩く君の姿が浮かんで…
もう2度と会えないような気がしてた
いっそ会わずにいようかとも
はりさける胸押さえながら 信じてきたその答えが今
「赤い糸」/コブクロ

 倦怠期のカップルが「少し距離を置こう」なんてことはよくありますが、そのほとんどが自然消滅へと向かってしまうような気がします。どちらかの想いが途絶えてしまったらもう、お終いなのです。そして、一度離れてみることを選んだコブクロ「赤い糸」の二人も<約束しようよ そして2人 心に赤い糸をしっかり結んで>と歌ってはいますが、もしもそれが“本物の<赤い糸>”でなければ<もう2度と会えない>という未来が待ち受けていたハズ。しかし、この曲のラストは次のように幕を閉じてゆきます。

「会ってくれますか?」とあなたの手紙
いつわりのない言葉たちが
あふれた涙でにじんでゆくよ あの場所へむかえに行くから
泣かないでおくれ 今日は2人の1年目の記念日だから
お祝いしようよ 強く結んだ 糸がほどけずにいた事

愛されることを望むばかりで 信じることを忘れないで
ゴールの見えない旅でもいい
愛する人と 信じる道を さあゆっくりと歩こう
「赤い糸」/コブクロ

 どちらも<強く結んだ 糸がほどけずにいた>ことで、こうして二人は、月日を経て再び結ばれたのです。そういえば、昨年大ヒットしたドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』にこんなセリフがありました。「運命の相手ってよく言うけど、わたしそんなのいないと思うのよ。運命の相手に、するの」…。先ほどから何度も“本物の<赤い糸>”と述べてきましたが、もしかしたらそんなものも、最初から存在しないのかもしれませんね。運命の赤い糸に“する”のです。そのために必要なのが、手嶌葵の新曲にもコブクロの名曲にも登場するワード、<信じる>ということなのでしょう。みなさんも今、隣にいる大切な人を運命の相手に“して”ください。そして、見えない赤い糸を信じて、自ら本物にしましょう…!