バラード離れの今だからこそ!貴重な“JUJUのど”とは…?

 【景気良いとバラード離れ進む?】ヤフーニュースでそんなタイトルの記事が目に留まりました。『2015年上半期ヒットランキング』上位楽曲の大半がアップテンポで、バラードが激減しているそうな…。

 先日、歌ネットでも上半期の歌詞検索ランキングが発表されましたが、こちらでは1位のback number「花束」、2位のシェネル「Happiness」をはじめ、バラード楽曲も相変わらずの人気!ただ、“幸せ”なバラードが多く、どっぷり“失恋系”ソングというのは、ほとんど見当たりませんでした。暗い・悲しい・重い歌の需要が少なくなってきているのかもしれませんねぇ。また、“失恋ソング”を歌い上げられるほどの表現力や説得力を持つアーティストが少なくなってきているような気もします…。

 とはいえ、世の中には両思い以上に切ない片思いや失恋が存在します。とても幸せソングなんて聴く気になれない…。そんな報われない気持ちにもそっと歌で寄り添ってくれる貴重なアーティストが“JUJU”なのではないでしょうか!彼女の代表曲のイメージといえば、泣ける・沁みる・大人のラブソング…。2014年にリリースした“叶わぬ恋愛の散り際”を歌う「ラストシーン」も大ヒットとなりました。

 また、JUJUは、6月27日放送のNHK「SWITCHインタビュー 達人達」に久本雅美との対談で出演!久本から、歌い方についてのこだわりを尋ねられると「大人なら誰もが経験のある出来事や、誰にでも訪れるであろう気持ちを歌っている以上は、私は物語を読む人として歌いたい。語り部みたいな感じ」と答えていた彼女。だからJUJUの歌は、言葉に込められている感情が、まるで自分のモノのようにココロへ沁みてくるんですね…。

 でもデビュー当初は、歌詞をまっすぐ伝える現在の歌い方とは、まったく別物だったそう。「日本語が日本語に聴こえないような、ちょっとかっこつけた歌い方」であったとか。そんな彼女が変わるきっかけになったのが、川口大輔作曲の「ありがとう」という楽曲。この曲のレコーディングの際、川口に歌い方を真っ向から否定され「言葉の一つ一つを大切にする歌い方」に変えたことで、楽曲の伝わり方の違いに気がつき、それが現在の“JUJUのど”が出来上がるきっかけに!

 自分の得意なことに対して、他者から意見を言われるとその瞬間はカチン!とくるかもしれません。それでもまずは、今までのやり方を変えてみたり、挑戦してみることで、そのことが自分にとっての大きなターニングポイントになることもあるんですね! 唯一無二の“JUJUのど”で、大人のラブソングを歌い上げるシンガーから、大切なことを学んだ番組でした。ちなみにJUJUは、いよいよ10周年イヤーを締めくくり、新章へと突入…!新たなJUJUから、次はどんな楽曲が生み出されるのか、楽しみでなりませんっ。