真昼が雪

坂本真綾

真昼が雪

作詞:岩里祐穂
作曲:菅野よう子
編曲:菅野よう子
発売日:2003/12/10
この曲の表示回数:30,902回

真昼が雪
あなたのことを思うと
ほんの少し胸が痛むのは
まだ燃え滓が心の
底の辺りに残っているから

見慣れた道端に
溶け忘れて光る雪
一日が、一月が 一年が過ぎて、
また流れてゆくけど

あなたがそこにいるだけで、
とても優しくなれたの
あなたの腕は温かで、
とても静かになれたの

冬から春へと向かう
晴れた午後に花びらが踊る
一瞬で消えるために降る
儚い雪のような思い出

二人でいることが当たり前だった日々が
思うより特別な季節だったんだと
後になって気がつく

ここにあなたがいるなら、
笑おうとして泣くだろう
もしもあなたに出会えても
遠くからそっと見送ろう

あの頃と現在の間に、見えない亀裂があるから
まだ一人では渡れない

あなたがそこにいるだけで…
あなたの腕は温かで、
とても優しくなれたの
手のひらから飛び立ってく
思い出をいま見送ろう

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