深い眠りが覚めたら

呼吸を止め天を仰ぐ 鼓動が胸叩きつける
浅い眠りは一度も 安らぎをくれなかった

目を閉じて造り出す暗闇で君は
朧げに微笑んでどこかへ消えた

何かに追われるように 焦りの牙を剥き出し
砕けた拳振り上げ 掴んでいたのは孤独だけ

切り裂いて脱ぎ捨てた虚勢の抜け殼
悲しげに風に舞いどこかへ消えた

もっと遠くへ歩いてみようか 抱いていた想いをここに置いて
何も持たずに歩いてみようか 見えずにいた想いを探し求めて

耐えきれず脱ぎ捨てた架空の抜け殼
悲しげに風に舞いどこかへ消えた

もっと遠くへ歩いてみようか 守っていた想いをここに置いて
何も持たずに歩いてみようか 信じていた想いを探し求めて

深い眠りが覚めたら 誰もいないあの丘で…
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