今・ここ・私

凍る冬の坂道で 流れ星を 見つめてる
試したい こわしたい 耐えられるはずだって
大きめの ストライドで 走り出す

身体が 叫んでる 歌いたい 愛したいと
私という ありったけ 使い切る それが夢
ちっぽけな てのひらが すべてでも

明日じゃない 昨日じゃない いつでもない ただこの今
どこかじゃない だれでもない 今ここに 私がいるの

強い人は いないから 悲しみは いつもある
傷ついた 心を すきとおった 水にして
乾いてる 誰かの のどをぬらそう

目の前の ささやかな 数えきれぬ 約束は
ひとつずつ 大切に 果たされる その日々に
ひそやかな祈りへと 変わるだろう

迷いさえ 焦りさえ 痛みさえ 生きてるから
あきらめも ときめきも とまどいも いのちだから

明日じゃない 昨日じゃない いつでもない ただこの今
どこかじゃない だれでもない 今ここに 私がいるの

今ここで 私は歌う
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