二人の夏

二人の夏は蒼い月影につつまれた
二十歳の夢の断片

濡れた髪 風に梳かせ 波寄せる砂浜で
うつむいて肩をふるわせた君は夏の汐風
月は君の瞳の中で小舟のように揺れてた

二人の夏は蒼い月影につつまれた
二十歳の夢の断片

月に抱かれ二人肩寄せ浜辺を歩く
街の灯り遠くに揺れ二人を酔わす
いつの日にかこの浜辺想い出す日がくる
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