星のない世界

あたしの髪が伸びて驚く程久しぶりになってしまわぬ様に
昨日より少しだけ多めにあたしの事を考えてほしい

初めて逢った日にもう一度逢いに行って そしてまた同じ様に
ぎこちなく合った目の奥にいるあたしを愛してほしい

星がない世界なら 目を閉じて証明するのに...

とても大事な宝物をあたしはやっと手に入れたんだ
胸が病みそうで不安に溺れそうになったら
真っ直ぐにあなたを思い出すよ

あなたの両手は毛布 許してくれるなら 強く壊れぬ様に
思い出の帰る温かい匂いと共に抱きしめてほしい

夏が来る手前の 冷めた風が首をさらった

知らない間にあなたにもらった
何度も手を洗うクセ空見上げる事
想いが動いてゆく音を駆け抜ける時の中で聞いた

過去も未来も心の底はいつも一人だと思ってたから
全部我慢してやっと溢れ出した涙に
本当の恋を初めて知った

とても大事な宝物をあたしはやっと手に入れたんだ
胸が病みそうで不安に溺れそうになったら
真っ直ぐにあなたを思い出すよ
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