唐津youthful

防波堤越えて僕の 頬を叩く風
ふっと幼い日の記憶が フラッシュバックした

夏の日の雨上がり 探検した海辺
立入禁止の札を 蹴り倒したっけ

憧れた東京がいま モノクロに見えてくる
でもしまいこんだあの景色は 色が溢れてる
胸が痛い程

生きてく厳しさを僕に 教えた海原
きっと来る虹の未来を それでも疑いやしなかった
あの日の勇気を忘れてないか?
風が僕を責める

不気味に開いた7つの 洞窟の手前で
どれも怖いってビビってるのが 最近の僕だな

悩んでるポーズを決め 飛び込めない弱さを
自分にさえ隠していたんだ どれでもいいから
すぐに飛び込め

弧を描いて僕の夢を 包んだ砂浜
両端が見えないくらい その翼は大きかったろう?
あの日の蒼さを忘れてないか?
風に僕は立ちつくす

木の葉みたいに僕を揺らす 東京の日々から
希望というカヌーひとつで
また探検へと出かけよう

生きてく厳しさを僕に 教えた海原
きっと来る虹の未来を それでも疑いやしなかった
あの日の鼓動を忘れちゃいないさ
風よ僕を見ていろ
×