海峡ひとり旅

津軽海峡 吹く風が
みれん涙を 吹き散らす
身を切るような 別れに泣いて
流れ流れて 風みさき
来てはみたもの お前の声が
ああ ここまで 追いかける

北のさいはて 凍りつく
夢ものぞみも とおせんぼ
心を鬼に つれない言葉
投げて泣かせた あの夜の
純なお前に にている花が
ああ ふるえて 俺を呼ぶ

竜飛岬は 風と波
ゆれてあの船 何処へ行く
許してくれと 言えない俺が
いのち削って すてた恋
あてもないまま 面影つれて
ああ 海峡 ひとり旅
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