おんなの恋路

おんなが男に惚れるのは
理屈じゃないのよ 心がきめる
世間が望む 幸せよりも
あんたが浮かべる 片えくぼ
それがしあわせ 私には
すべて捨てても 悔いはない

苦労をかけると 言われたら
この胸たたいて 笑ってみせる
夫婦(めおと)かなんて どうでもいいの
小雨そぼ降る こんな夜は
差しつ差されつ ふたりきり
何があっても ついてゆく

桜の盛りは 短いが
おんなの盛りは はてなく続く
男冥利に 尽きると笑う
あんたの言葉に また惚れて
胸の芯(しん)まで 熱くなる
つくす恋路は どこまでも
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