にぼし

降り出した夜の雪は 積もり重ね道になる
犬が走るその後に また積もり道に戻る

まわりくどいお話は 積もりつもり嘘になる
後ろに足は出さない そのつもりで。。。

ほんの種火でもあれば それを頼りに
少し体を丸めりゃ 進めるのだろう

足下にある石ころ 蹴飛ばせずに考える
誰かの宝物みたい でもただ見間違いかな

わずかな種火でもあれば 迷うことなく
少し深呼吸をして 眠れるのだろう

降り続く朝の雪も 昼に変わるだろう雨も
迷惑だな 出たくないぜ
×