オレンジとブルー

汐風が肺を満たして
君への言葉が詰まって
微かな光
溜息にしないように喉元がおどけている

伸びた髪が靡く度に揺れる匂いが掠めていく

このまま遠くへ
このまま遠くへ
誰も知らない場所へ行こう
君の狡さも
受け止めたいよ
0にはできなくても1に触れさせて

脇役なんていらなくて
主役にさせてほしいだけ
確かな祈り
時間をすすぐみたいに景色が掠れていく

いつまでも言い切れない想いの端を握りしめて

このまま遠くへ
このまま遠くへ
君も知らない場所へ行こう
言い訳さえも
抱きしめたいよ
0にはできなくても1に触れさせて

明白に青い視界が
嫌味みたいに僕らを重ね出して
汚れたままで終われないよ
君は何を見てる?

このまま遠くへ
どこまでも遠くへ
誰も知らない場所へ行こう
正しいことを
間違えようとも
100にはできなくても近付けさせて
0にはできなくても1に触れさせて

触れさせて
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