三文小説

社会は僕らに求めてる忠実性
ヘタに転べねえ
何かかにつけ 願いを込めて
お涙頂戴を狙うようです
忙しない日々の意味
伽藍堂に過ぎてく四季の機微
時代は変わった 僕は変わった?
なにも変わらんな

奴の悲劇がハリウッド映画なら
僕の人生は三文小説
かるく嫉妬まみれの一生
なんの価値も無ぇ 堕落への一歩
ニッチなワードで刺してたswagも
いまや大衆性中毒性優等生が重要で
そのゆるさに甘んじる
アツいモノほどバカをみる

凝り固まってる理想郷
誰もたどり着けない羅生門
言霊 ことばの子供騙し
音が鳴って舞って擦奏
未練ひとつものこさない
春夏秋冬がこの形
排気ガス吐き出す讃美歌
そして灰になる

これで事足りるよ 何を恐れてるの
少しのコードとビートありゃ余裕でやれるフロウ
痛いやつだな イキってんだよ
寒いやつだな 生きてんだよ
口ずさめる歌じゃあなくていい
忘れられぬ音にさえなればいい

駄文ばかり誤字脱字
脚本通りのタイテは無理
だけどこの無意味な旅を続けようとする詩人
つまらない御伽噺の中
生き甲斐 そこにしかないから
僕にとってはたったひとつのノンフィクション

ほらノリ以外なんもないパーツ
中身カラッポな時間
鼓動も聞こえなくなって…

凝り固まってる理想郷
誰もたどり着けない羅生門
言霊 ことばの子供騙し
音が鳴って舞って擦奏
未練ひとつものこさない
春夏秋冬がこの形
排気ガス吐き出す讃美歌
そして灰になる
×