あの夏の蜃気楼

銀色のセスナが 青空に孤を描き
太陽に 解けていくのを
いつまでも 君と見ていた
青空に残った 白い雲の軌跡は
今も尚 消えることはない
果てしない この想い
あの夏の蜃気楼

君が笑うだけで 僕は無敵になれた
その笑顔 守るためなら
なんだって できる気がした
変わらない想いが この胸に蘇る
瞳(め)をとじて 耳を澄ましたら
遠くから 僕を呼ぶ
あの夏の声がした

陽が落ちるまであと どれくらいだろう
もう一度 君に逢いたい
もう二度と 話さないから
いくつもの出逢いと さよならのその果てに
ゆるぎない愛が そこに在る
永遠に 終わらない
あの夏へ翔け出そう
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