デジャヴと紫陽花

雨の中でも 咲きほこる
紫陽花みたいだ
ひと気のない図書室で
君は僕を待つよ

いますぐに 抱きしめて
その髪をなでてあげたい
ねえ このまま

はじらいもため息も
文学的なくちぐせも
静かに移ろう季節の中
大事に保存したい 素肌でくるんで
デジャヴのような恋
くり返す 同じ Rainy day
何度でも好きになる

昔 観た映画 思い出す
タイトルが出てこない
ぼんやりしてて 聞いてなかった
肝心な君のセリフ

“私たち 何回も出会ってるの”
“別の時代で”
Just kidding, baby?

SFとか小説に
ありがちなストーリー展開
それでもなんだか妙にうなずける
どこまで本当で 嘘かもう曖昧で
デジャヴのような恋
なつかしくて甘いキス
涙こぼれるのは何故

(I remember you) ウスムラサキ色の幻想(ゆめ)
(You confuse me) 質感だけ やけにリアルで
(everytime on a rainy day) そっと触れたら よみがえる
ぬくもりの記憶

はじらいもため息も
文学的なくちぐせも
静かに移ろう季節の中
大事に保存したい 素肌でくるんで
デジャヴのような恋
くり返す 同じ Rainy day
紫陽花に君想う
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