Portrait

悲しい思いは それなりでいい
笑いあう声を 聞く方が良い
小さな幸せを 喜ぶような
円やかな日々が 続くのがいい

奏でた数だけ 染みついていた
かけがえ無いほど 染みついていた

翳りある冬の 救いもなかった夜も
照らし導く 手を差し伸べて
向かい風に 吹かれたとしても
夢想の輝きは 消えたりしないよ

人には言えない事 朝を迎えるまで
沢山語り合ってたよね 慈しみは変わらず

自分のためだよと 思ったことが
いつしか誰かの ためになりたいと
何かと比べたり 迷ってたなら
大丈夫だよと 背中を押すよ

空っぽな僕が 何者かになれたのは
同じ景色を 見てきたからさ
映るものが 全てじゃないけど
清濁携えて 刻まれていくよ
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