この街のすべて

灰色の風が吹き込む
オルゴールのなか錆び付いていく
通り雨も夏の日の微熱も
ぼくらだけの手作りのお祈りも
さよならを繰り返してきたこの街のすべて
手付かずの運命に2人で編んだ糸を解いた
覚えている?そっと鳴り続ける
ノイズだけが全てだったあの春を
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