神戸恋みなと

あなたと別れた あの日から
俺の時計は 止まったままだよ
愛されて 甘えてばかり
愛して 泣かせてばかり
気づけなかった涙

神戸 泣いて神戸よ 霧が面影包む
追えば なお更 傷つけると
呟(つぶや)く 男の 恋みれん

ふたりで暮らした みなと町
ひとりぼっちを 冷たく嗤(わら)うよ
やさしさは 忘れることか
さよなら 言えないままの
胸に切ない霧笛

神戸 泣いて神戸よ 暗い波間を見つめ
せめて も一度 逢えるならと
残り火 哀しい 恋みなと

神戸 泣いて神戸よ 霧が面影包む
追えば なお更 傷つけると
呟(つぶや)く 男の 恋みれん
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