ふるさとのきみへ

若き あの頃 捨てた あの町
友の 言葉を 胸に刻みつけ

夢を叶えるために ここで頑張る
ひとり辛い時には 思い出す景色

出雲富士高く ふるさとの山よ
おろす風は 僕の背を 押してくれていた
帰りたいときは 戻ってこいよ
笑いながら頷(うなず)いた 友の住む町

ふたり通った 古い学び舎(や)
幼馴染の 笑顔似合うきみ

いつも一緒にいると 青い約束
淡い恋はうたかた 束の間に消える

日本海荒く ふるさとの海よ
強い波に打たれても 決して負けるなと
遠く離れても 忘れはしない
今もずっと 色褪せぬ 懐かしい日々

松江城飾る ふるさとの桜(はな)よ
向かい風に 凛と立ち 歩き続けたい
夢の花咲かせ 戻ってくるよ
どんなときも 温かい ふるさとの町
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