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いつのまにかあの傷跡は
私の一部になっていたの
優しい嘘も 消えない後悔も
答えはいつも
月日が教えてくれた

あなたに出会って 恋をして
不思議だけどやっと
許された気がしたの

ねえ 聞かせて欲しいよ
二人がいる 未来の話を
満たされないまま
立ち止まったままの
あの頃の 私を 迎えにいこう

ねえ 信じていたいよ
あなたと今 生きてる奇跡を
手離してきた 約束のさきに
私を 見つめている あなたがいた

いつか忘れてしまうだろう
あなたと見た この朝日も
限りあるこの世界なら
最後に「さよなら」と手を握るのは
あなたが良い

ねぇ 見抜いて欲しいよ
伝えきれない 思いの全てを
言葉にしなきゃ 届かないのにね
涙が 溢れて 止まらないの

ねぇ 信じて欲しいよ
あなたとなら 何も怖くない
困ったような その笑い顔も
私が 守れるように 強くなるよ
その手を 離さぬように
強くなるよ
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