アムネシア

揺れ出したストーリー
降り出した通り雨
濡れちゃったのに
「ごめん」なんだね

消したって普通に
似た香り揺れたら
あの日の笑顔
思い出してしまう

まるで宝石なまま

見上げた空は蒼いのに
僕だけどこかモノクロで
どれだけ涙堪えたら良いんだろう
君が助けてよ

言葉って不安ね
隣りで笑っていて
記憶を消して
巻き戻せたら

僕の心
覗き込んでみて
溢れ出したまま
手を離さないで
ねえ

どこかの誰かじゃなくて
僕だけの手を繋いでて
はしゃいだ笑顔 振り返る笑顔
君がくれたんだ

今もいつも消えないんだよ
君の名前を呼んでるんだよ
今もいつも消えないでよ

「全部嘘だよ ごめんね
不安にさせてみたかった」

夢の中では
そんな言葉を言ってくれたのにね
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