Miragesong

身の丈に合わない 想いの丈だけ
大きくなっていくよ
サイズ違いの アウターのよう
ブカブカでさ 着られてるんだ

下書きに残る あなたへの言葉
ボタンが押せないまま
直接なんて 言えないから
隠したのに 溢れてくばかり

いつでも 外で 指を咥えて
試しさえしない
ほら また 僕は1人で
君を眺めているだけだ

ショーケースに映る 冴えない自分
本当はこんなんじゃないはずだって
言ってみても これじゃまるで
ウィンドウショッピングみたいだ

正体不明の 冴えない男
ガラスの中の 顔が笑っていなくて
見てるだけじゃ 手に入らないのに

容量の足りない 重めの想いだけ
この身に募っていくよ
まるで真冬の起き抜けのよう
転ばずに歩く それだけで精一杯 君の元へ

吐いた息で 曇らせた
ガラスを指でなぞる
せめて気持ちだけ 伝えられたなら

ショーケースに映る いつもの自分
でも本当に君を想っていることは
変わらない それじゃ今夜
ウィンドウショッピングはやめて
正体不明の ままではいられない
ガラスの中の 顔が笑っていなくて
見てるだけじゃ 手に入らない

ショーケースに映る 冴えない自分
本当はこんなんじゃないはずだって
言ってみても これじゃまるで
ウィンドウショッピングみたいだ
正直な気持ち 伝えられるかな
その後に君の手を取って歩き出すよ
そんな日々を 手に入れるための情けない歌
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