しぐれ海峡

逢ったときから 別れもあると
思いひとすじ 尽くしたの
しぐれ海峡 女がひとり
世間せばめて 船に乗る
あなた さよなら…
わるい女よ このわたし

腕に抱かれりゃ うるおう肌の
うちに海もつ このわたし
しぐれ海峡 想い出すてる
情け重ねりゃ 罪なこと
あなた さよなら…
赤い爪あと しみるでしょ

弱音吐いたら 心が痛む
だから黙って 旅に出る
しぐれ海峡 宛てない船路
夢のつづきは ないけれど
あなた さよなら…
受けた情けは 忘れない
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