女追分渡り鳥

雨もあがって 旅の空
浮かれ蝶々が お伴する
泣いて流した 涙の跡を
袖にかくして 三度笠
女おんな、女追分 エンエェー渡り鳥

仰ぐ美空に 浮かんでる
あれは故郷(ふるさと) 母の顔
足の向くまま 風まま気まま
明日は何処(いずこ)の 流れ旅
女おんな、女追分 エンエェー渡り鳥

石の地蔵に 野菊添え
両手合わせて 一里塚
宿場湯の町 津々浦々に
浮世街道 どこまでも
女おんな、女追分 エンエェー渡り鳥
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