とんでったバナナ

バナナが いっぽん ありました
あおい みなみの そらの した
こどもが ふたりで とりやっこ
バナナは ツルンと とんでった
バナナは どこへ いったかな
バナナン バナナン バナァナ

ことりが いちわ おりました
やしの こかげの すの なかで
おそらを みあげた その ときに
バナナが ツルンと とびこんだ
はねも ないのに ふんわりこ
バナナン バナナン バナァナ

きみは いったい だれなのさ
ことりが バナナを つつきます
これは たいへん いちだいじ
バナナが ツルンと にげだした
たべられちゃうなんて やなこった
バナナン バナナン バナァナ

ワニが いっぴき おりました
しろい しぶきの すなはまで
おどりを おどって おりますと
バナナが ツルンと とんできた
おひさま にこにこ いい てんき
バナナン バナナン バナァナ

ワニと バナナが おどります
ポンポコツルリン ポンツルリン
あんまり ちょうしに のりすぎて
バナナは ツルンと とんでった
バナナは どこへ いったかな
バナナン バナナン バナァナ

おふねが いっそう うかんでた
おひげ はやした せんちょうさん
ぐうぐう おひるね いいきもち
おくちを ポカンと あけてたら
バナナが スポンと とびこんだ
モグモグモグモグ たべちゃった
たべちゃった たべちゃった
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