大糸線

あなたのことだけ ただそれだけを
こころのカバンに 詰め込んで
ひとり信濃路(しなのじ) たずね旅
白いあんずの 花が咲く
おもいでが よみがえる
好きですこの線路(みち) 大糸線

いのちの重さを こんなにわたし
感じたことなど なかったわ
わさび色(いろ)した 夕景色(ゆうげしき)
まるで絵本を 見るような
あたたかい 町灯(まちあか)り
生きててよかった 大糸線

泣くだけ泣いたら 気が晴れました
あしたは「あずさ」で 帰ります
きっとまた来る また来ます
ここはわたしの 始発駅
負けないで やれそうよ
元気をありがとう 大糸線
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