新芽

夕立ち煙る 冷めた窓辺で あなたをただ探していた
叶わぬ現実(いま)を 繋ぎ止めても 切なさだけが降り続くだけ

あんなに近くにいたけれど 最後に見せた
その笑顔は 見知らぬ人のようで
消えない想いは まだ彷徨い続ける

ひらひらと舞い落ちる 涙の花びらに
すべてを流してしまえたなら
鮮やかに 清らかに 吹き出す新芽のように
美しく また生まれて 歩き出そう

変わらぬものは此処にあるよと あなたの声が懐かしいだけ

重ねた想い出たちまでも 灯りが消えた
その瞬間 崩れてしまいそうで
だけど確かに 胸の奥で微笑む

きらきらと巡り会う 儚い恋心
二度とは戻れない 季節でも
艶やかに しなやかに 色づく蕾のように
柔らかく 私らしく 生きてく

長い物語が終わる時は 何かが始まる時
生まれ変わっても 惹かれ合うなら それでいい

ひらひらと舞い落ちる 涙の花びらに
すべてを流してしまえたなら
鮮やかに 清らかに 吹き出す新芽のように
美しく また生まれ変われる

きらきらと巡り会う 儚い恋心
二度とは戻れない 季節なら
艶やかに しなやかに 色づく蕾のように
柔らかく 私らしく 生きていこう

夕立ち煙る 冷めた窓辺で
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